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物語解説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 02:47 UTC 版)

雑賀六字の城〜信長を撃った男〜」の記事における「物語解説」の解説

各話のあらすじSPコミック各巻ごとにまとめて記述前段 元亀元年1570年)秋、織田信長浄土真宗総本山である大坂石山本願寺との衝突石山合戦)が決定的となり、火縄銃多数擁する傭兵集団紀州雑賀衆軍勢は、その信仰する本願寺側に付き信長対立し、その持てる実力の高さゆえから、天下人織田信長に目をつけられることになる。 第1巻 時が下ること6年紀州雑賀の荘にある片男波洲鼻で恋人のおみつと一緒にとりに興じる青年がいた。彼は紀州雑賀衆鉄砲隊年寄衆1人地侍でもある小谷玄意末男小谷七郎丸。彼は鉄砲隊一員として大将の父・玄意と長兄侍大将太郎右衛門とともに出陣することになり、本願寺に向かう小早船上で初陣を飾る。そこで彼のライバルとなる、同郷傭兵集団根来衆1人である根来の髑髏邂逅し、一戦を交える辛くも勝利するが、同時に戦乱むなしさ改め実感する激戦地木津の砦に着いた七郎丸は、味方軍勢合流し土橋平次から武士として戦の厳しさ教えられ本願寺にいた次兄左近言葉から信長討って戦を終結させることを思いつく。陸での初陣果たした彼は、二数え織田軍勢味方百姓軍の猛攻目の当たりにする。そして秘かに信長への奇襲攻撃準備をするが、太郎右衛門発覚し叱責を受ける。しかし弟の覚悟に胸打たれた兄の計らいにより、有志夜襲に赴き成功させる。この彼の勢いに父・玄意は心配し諌め、彼自身も不安をかき消すように自身に"嘘"をつく。 第2巻 チャンス巡り七郎丸は住吉口の大戦において信長直接狙撃するという奇襲攻撃成功させるが、信長前に現れ根来の髑髏反撃食らい肩口負傷する。この功労怪我により七郎丸は一足先に帰郷許され家族つかの間安息を得る。そして、突然帰ってきた兄達雑賀衆と船戦の稽古にはげみながら、おみつと睦みあい、兄と語らう内に戦い悲惨さ生き急ぐのなかに見出すことになる。間もなく本願寺兵糧届ける為、村上水軍とともに再び出陣する。迎えた木津川口海戦では、織田水軍失策から雑賀水軍勝利となり、窮した織田水軍の将・真鍋主馬兵衛七郎自身乗った小早船上で白兵戦となる。 第3巻 牛楠援護を受けつつ、足下の悪い船上自身初の白兵戦戦い抜き敵将真鍋の首を獲る大金星挙げるが、後味の悪い思いをする。本願寺兵糧届け役目終えた雑賀衆軍勢故郷戻り間近に迫る織田軍の猛攻から雑賀の荘を守る準備追われる毎日過ごしていた。しかし、織田軍勢思いの外早く襲来してしまう。地の利生かした戦闘おかげで辛うじて織田軍を一時退却させることができたが、援軍毛利勢が到着するまでの間、苦戦を強いられる事態明らかになる。そこで七郎丸は雑賀の荘全体を城に見立てた雑賀六字の城”を守るべく、宿敵信長撃ち殺す決意をする。そして死地へ向かう前のひととき愛しき人と過ごす。 単行本未収録分 織田軍の猛攻(紀州征伐)にあえぐ雑賀衆劣勢強いられていた。形勢逆転を願う太郎右衛門七郎丸・牛楠・ゆう・山鷸の4人に思い託し、彼らは信長の首を獲るべく夜襲へと赴く。しかし意見食い違いから、ゆうと牛楠言い争ってしまう。その口論きっかけ一行根来の髑髏率い敵方発見され山中銃撃戦となる。七郎丸と牛楠凱旋するが、ゆうと従者山鷸敵の攻撃を受け瀕死の重傷を負う。やっとのことで帰還したが、2人息絶える。やがて十万超える織田軍を迎え撃つ決戦の時が迫り、父・玄意の下に皆と一丸となって決起する。だが尋常でない敵の数にその甲斐虚しく戦いはさらに厳しさ増し、ついに太郎右衛門根来の髑髏討たれ牛楠雑賀の荘を救うためその身を犠牲にして爆死する亡き兄の後を継いで侍大将となった七郎丸は砦を奪還することに成功し追い詰めた根来の髑髏一騎討ちになり、兄の仇をとる。しかし、間もなく雑賀衆信長軍門降り、戦は終結する。それから5年後七郎丸はおみつと幸せ家庭築いていた。一家とりに興じていた時に信長討ち死にした報せを受け、自身の戦が終わったのを亡き兄や牛楠達に問いかけたところで物語が終わる。

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