夜襲とは? わかりやすく解説

や‐しゅう〔‐シフ〕【夜襲】

読み方:やしゅう

[名](スル)夜、敵を襲うこと。夜討ち。「敵陣に—をかける」「不意に—する」


夜襲

読み方:ヤシュウ(yashuu)

闇に紛れて敵を襲い打つこと。人家襲って私財などを奪うこと。

別名 夜討(ようち)


夜襲

作者乾荘次郎

収載図書夜襲―道場日月
出版社講談社
刊行年月2006.8
シリーズ名講談社文庫


夜襲

読み方:やしゅう

  1. 夜這」(※「よばい」)に同じ。
  2. 夜這のこと、「ヨバイ」(※「よばい」)参照
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

夜戦

(夜襲 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 16:52 UTC 版)

夜戦(やせん、: night combat)は、夜間における作戦戦闘夜間戦闘(やかんせんとう)とも。また、夜戦により敵に攻撃を仕掛ける戦術夜襲(やしゅう、: night attack・night raid[1])という。


注釈

  1. ^ 敵の不意を突く時間に攻めるという点では、早朝に攻め込む(朝駆け)の事例も多いので、奇襲が全て夜襲(夜討ち・夜駆け)という意味ではない。
  2. ^ 保元物語』では源為朝の献策だが、『愚管抄』では源為義が献策したとされている。
  3. ^ 誘導兵器が発達した現代空中戦においても、夜戦では同士討ちの危険性はあり、友軍機のミサイルをかすめたといった逸話もある(ヒストリーチャンネルドッグファイト 〜華麗なる空中戦〜』シーズン2・第18回「夜間戦闘機」を参照 [出典無効])。
  4. ^ ただし、日中に始まった戦闘が夜通し続けられた戦い(ユトランド沖海戦など)、奇襲を目的として未明頃(夜明け前後)に主要な戦闘が開始された戦い(保元の乱の白河殿夜討など)、戦闘部隊による交戦が殆ど生じていない空襲(東京大空襲など)は除外している。

出典

  1. ^ night raid - Weblio(クロスランゲージ 37分野専門語辞書)
  2. ^ 夜襲 - goo辞書大辞泉)(2020年9月24日閲覧)
  3. ^ 夜討ち - goo辞書(大辞泉)(2020年9月24日閲覧)
  4. ^ 関八州古戦録歴史群像シリーズ 決定版戦国合戦地図集 2008年 学習研究社
  5. ^ 歴史群像シリーズ9 毛利元就 1988年 学習研究社
  6. ^ 渡辺洋二 『液冷戦闘機「飛燕」 日独合体の銀翼』 文春文庫、2006年、p.416
  7. ^ アフガン米司令官、夜襲を制限 市民の反発回避へ - 共同通信 2010年3月6日(47NEWS
  8. ^ タリバーン封じ、夜襲頼み 米兵「爆弾を作っているのは誰だ」 アフガンあす大統領選 - 朝日新聞 2014年4月4日
  9. ^ 磯田道史『日本史の探偵手帳』文春文庫、2019年、p.119.
  10. ^ 山口博『日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情』角川ソフィア文庫、2015年、p.189.
  11. ^ 鈴木茂乃『天狗党の跡を行く』暁印書館、1983年、pp.71-72.
  12. ^ 大録義行編『那珂の伝説 下』筑波書林、1984年、pp.125-126.



夜襲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 06:47 UTC 版)

タウロメニオン包囲戦」の記事における「夜襲」の解説

ギリシアの歴史上最も有名な包囲戦トロイア対するものであるが、夜襲で決着ついているディオニュシオスも夜襲を好みモティア包囲戦第一次シュラクサイ包囲戦では夜襲を成功させていた。ディオニュシオスシケル人欺くトロイアの木馬のような物は持っていなかったが、まさに三度目方法を見つたところであったギリシア軍ナクソス野営地設営したとき、シケル人はこれに抵抗しなかった。冬至近づくタウロス山を覆いギリシア軍はタウロメニオンの要塞一つ警備緩んでいることを確認したディオニュシオス月明かりのない荒天の夜を選び選抜され傭兵率いておそらくは現在ギリシア劇場建っている場所にあった要塞城壁梯子乗り越えた寒さ渓谷凹凸のため彼らの姿は闇に隠れディオニュシオス自身は顔に傷を負ったものの、容易にアクロポリス占領することができた。

※この「夜襲」の解説は、「タウロメニオン包囲戦」の解説の一部です。
「夜襲」を含む「タウロメニオン包囲戦」の記事については、「タウロメニオン包囲戦」の概要を参照ください。


夜襲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:36 UTC 版)

保元の乱」の記事における「夜襲」の解説

7月11日未明清盛率い300余騎が二条大路を、義朝率い200余騎が大炊御門大路を、義康率い100余騎が近衛大路を東に向かい寅の刻午前4時頃)に上皇方との戦闘火蓋切られた。後白河天皇神鏡剣璽とともに高松殿の隣にある東三条殿移り、源頼盛が数百の兵で周囲固めた戦闘具体的な様子『保元物語』に頼るしかないが、上皇方源為朝が得意の強弓獅子奮迅の活躍見せ清盛軍は有力郎等藤原忠直山田是行が犠牲となり、義朝軍も50名を超える死傷者出して撤退余儀なくされる為朝強弓後年負傷した大庭景義が「我が無双弓矢達者なり」(『吾妻鏡』建久2年(1191年)8月1条)と賞賛しており、事実であったことが分かる。なお『保元物語』には白河北殿の門での激闘記されているが、実際に鴨川挟んで一進一退の攻防だったと推測される攻めあぐねた天皇方新手軍勢として頼政・重成・信兼を投入するとともに、義朝の献策入れて白河北殿の西隣にある藤原家成邸に火を放った辰の刻午前8時頃)に火が白河北殿燃え移って上皇方総崩れとなり、崇徳上皇や頼長は御所脱出して行方くらました天皇方残敵掃討のため法勝寺捜索するとともに為義円覚寺住居焼き払う後白河天皇戦勝知らせ聞く高松殿に還御し、午の刻午後0時頃)には清盛・義朝も帰参して戦闘終結した。頼長の敗北知った忠実は、宇治から南都奈良)へ逃亡した

※この「夜襲」の解説は、「保元の乱」の解説の一部です。
「夜襲」を含む「保元の乱」の記事については、「保元の乱」の概要を参照ください。


夜襲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 13:52 UTC 版)

アゲル・ファレルヌスの戦い」の記事における「夜襲」の解説

規定時刻カルタゴ兵は起き可能な限り静かに行軍開始した一方雄牛部隊鞍部向かい斜面差し掛かったところで角に結び付けていたに火がつけられた。雄牛恐怖駆られ狂ったように鞍部斜面駆け上がり数千松明山際動き回った。この灯り騒音ファビウスローマ本軍と峠を守る分遣隊双方注意を引いたが、両者反応異なっていた。 彼の部下とミヌシウスが促したにもかかわらずファビウス陣地離れなかった。兵士武装し出動準備ができていたが結局は動かなかった。ファビウス夜戦を行うつもりはなかった。平坦でない場所での戦闘では、ローマ歩兵はその強み失い戦列崩されてしまう可能性があり、また連絡網妨害されることを恐れたためである。ハンニバルはトレビアとトラシメヌス湖畔の戦い双方において策略によりローマ軍打ち破っていたため、ファビウス自分の軍がその二の舞になるのを恐れたこのためローマ軍面子失いはしたものの、軍自体失ってしまうことは無かった。 峠に布陣していたローマ分遣隊には、ファビウスのように引き止めるものがいなかった。カルタゴ本軍攻撃をかけてきたものと信じ、その攻撃のために持ち場離れたローマ軍が峠の持ち場離れると、ハンニバル本軍アフリカ歩兵先頭騎兵輸送部隊家畜の順に野営地出発しケルト歩兵イベリア歩兵後衛となってこれを守ったファビウス攻撃仕掛けてこなかったため、カルタゴ軍妨害されると無く峠を通過した鞍部向かったローマ軍は、その灯り正体知って驚愕した雄牛暴れまわりローマ軍戦列崩しカルタゴ槍兵待ち伏せしてており、大混乱発生した。夜が明けるとイベリア歩兵鞍部斜面を登ってこの混乱加わってきた。イベリア人山岳戦闘の達人であり、ローマ軍蹴散らして1,000人以上を殺しローマ軍反撃してくる前に非戦闘員槍兵、そしていくらか雄牛救出した

※この「夜襲」の解説は、「アゲル・ファレルヌスの戦い」の解説の一部です。
「夜襲」を含む「アゲル・ファレルヌスの戦い」の記事については、「アゲル・ファレルヌスの戦い」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「夜襲」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「夜襲」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「夜襲」の関連用語

1
夜襲し 活用形辞書
100% |||||

2
夜襲しろ 活用形辞書
100% |||||

3
夜襲せよ 活用形辞書
100% |||||

4
夜襲できる 活用形辞書
100% |||||

5
夜襲さす 活用形辞書
98% |||||

6
夜襲させる 活用形辞書
98% |||||

7
夜襲され 活用形辞書
98% |||||

8
夜襲される 活用形辞書
98% |||||

9
夜襲しうる 活用形辞書
98% |||||

10
夜襲しそう 活用形辞書
98% |||||

夜襲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



夜襲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの夜戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのタウロメニオン包囲戦 (改訂履歴)、保元の乱 (改訂履歴)、アゲル・ファレルヌスの戦い (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS