よぶすまそう (夜衾草)
●わが国の本州、関東地方以北から北海道に分布しています。深山のやや湿った林内に生え、高さは1~2メートルになります。葉は三角状ほこ形または三角状腎形で、長さは25~35センチもあります。葉柄には広い翼があります。7月から10月ごろ、茎の先の円錐花序に筒状花が集まった頭花を咲かせます。東北地方では、「ほんな」と呼ばれ、若芽が食用にされます。名前は、この葉のかたちを、コウモリやムササビをその飛ぶ姿に見立てたもの。ちなみに「夜衾(よぶすま)」とは古くなった着物を継ぎ合わせてつくった夜具のことで、コウモリやムササビを指す方言としても使われます。
●キク科コウモリソウ属の多年草で、学名は Cacalia hastata ssp.orientalis。英名はありません。
夜衾草
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