オスマン帝国海軍とは? わかりやすく解説

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オスマン帝国海軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 23:15 UTC 版)

オスマン帝国海軍(オスマンていこくかいぐん)は、オスマン帝国の保有していた海軍である。オスマン帝国の地中海などへの進出に活躍し、最盛期の16世紀頃にはヴェネツィア共和国などと並ぶ地中海の一大海上勢力だった。帝国の衰えとともに劣勢となり、ロシア帝国ギリシャ王国の海軍に敗北を繰り返した。トルコ革命後はトルコ共和国の海軍として承継された。


  1. ^ jeremy black "european warfare 1494-1660" p.168-177
  2. ^ 装甲フリゲート6隻(「オスマニイェ」「マフムディイェ」「オルハニイェ」「アジィズェ(旧:アブデュルアズィズ)」「アーサール・テヴフィク」「メスーディイェ」)、装甲コルベット4隻(アヴニッラー級装甲艦「アヴニッラー」「ムイーニ・ザフェル」フェトヒ・ビュレント級装甲艦「フェトヒ・ビュレント」「ムカッデメイ・ハユル」)、装甲海防艦4隻(「フフズ・ラフマーン」「アーサール・シェヴケド」「ネジュミ・シェヴケド」「イジュラーリイェ」)
  3. ^ この時、既に艦隊は3年以上も機器の手入れがなされていなかった。夜戦に備えるためのサーチライトがない、魚雷攻撃から停泊する艦艇を守るための防雷網がないといった不備もあった。
  4. ^ 前装式とは大砲の前から砲弾と炸薬を入れる形式、後装式とは現代の艦砲と同じく敵に砲口を向けたまま大砲の後部を開いて砲弾と炸薬を入れることの出来る形式のこと。
  5. ^ 艦隊の燃料の石炭・石油を購入する予算が無く、備蓄さえしていない。燃料などの重要軍事物資は有事に迅速に調達できる物ではない
  6. ^ 実際に有事となった時、召集された予備役は全く訓練を受けていなかったために現場では何の役にも立たなかった。ただ船内のベッドを埋め、食料を消費しただけだった。かといって常備兵も新兵で海に出た経験が無いので、海に出ると船酔いのため航海・砲術訓練が出来ないという惨憺たる有様であった。
  7. ^ 「ハミディイェ」に24cm単装砲10基と17cm単装砲2基、「メスーディイェ」に26cm単装砲12基など。
  8. ^ 例えば装甲艦「メスーディイェ」は設計上の最大速力でも13.7ノットなのに対し、この時代の他国の主力艦の多くは15ノット程度は出せた。
  9. ^ 「アブデュルアズィズ」より改名。
  10. ^ 接収された2隻はイギリス戦艦「エリン」および「エジンコート」となった。
  11. ^ 例えば、大戦中にイギリス戦艦を撃沈した大型水雷艇「ムアヴェネティ・ミリイェ」の艇長もドイツ人大尉であった。(三野 p.134)
  12. ^ 三野 p.219。


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