誕生と発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:29 UTC 版)
オスマン帝国の海軍は、13世紀末から14世紀初めに誕生した。1308年にマルマラ海のイムラル島を占領したことが、その最初の成果とされている。14世紀中ごろにはボスポラス海峡とダーダネルス海峡周辺の制海権を握った。そしてヴェネツィア共和国などの艦隊としばしば交戦するようになった。 オスマン帝国の領土拡張とともに、15世紀にはその海上勢力も黒海やバルカン半島沿岸に広がった。コンスタンティノープル攻略戦では、コンスタンティノープルの海上封鎖をしたほか、軍船の陸上移動により金角湾侵入を実現したことで知られる。15世紀半ば以降ヨーロッパでは艦隊に大砲を搭載するようになったが1499年にヴェネツィア艦隊を破ったゾンキオの海戦(英語版)は、海戦で大砲を本格的に使用した最初の例であると考えられている(船から大砲の使用例に関しては前年にバスコダガマの遠征時の記録がある)。
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