蛤とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 魚介 > > の意味・解説 

かえる〔かへる〕【×蛙/×蝦/×蛤】

読み方:かえる

無尾目両生類総称。体は太短く、首のくびれがなく、目は上方出て、口が大きい。前足に4本、後ろ足に5本の指と水かきをもつ。昆虫ミミズなどを舌で捕らえて食べる。声帯鳴嚢(めいのう)をもち、鳴くものが多く水田・沼などにすみ、樹上地中にすむものもある。幼生おたまじゃくし。アマガエル・トノサマガエル・ヒキガエル・ウシガエルなど種類が多い。かわず。《 春》「痩—まけるな一茶是(これ)にあり/一茶


はま【×蛤】

読み方:はま

はまぐり」の略。「焼き—」


はま‐ぐり【×蛤/文蛤/×蚌】

読み方:はまぐり

《「浜栗」の意という》マルスダレガイ科二枚貝内湾砂泥地にすみ、殻は丸みのある三角形で、殻長8センチくらい。殻表は滑らかで、黄褐色褐色紫色模様のあるものが多い。北海道南部より南に分布養殖もされる。殻は貝細工胡粉(ごふん)の材料。《 春》「からからと—量る音すなり/松浜

[補説] 日本在来種は、昭和時代末より干潟減少水質汚染などによって急減しており、平成24年2012環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定された。国内食用として流通するものの多くは、近縁種のチョウセンハマグリ・シナハマグリ。


はまぐり 【蛤】

(浜のの意)マルスダレガイ科二枚貝古代中国では、蛤は雀や雉の化身したものと信じられていた。日本では昔話の「蛤女房」のように、異類婚姻譚登場する霊魂宿すものとの考えがあった。

読み方:ハマグリ(hamaguri)

マルスダレガイ科二枚貝

学名 Meretrix lusoria


読み方:はまぐり

  1. 水揚がすんで一本になつた芸妓のことをいふ。又は単に女の局部を蛤ともいふ。半玉といふが如し。〔花柳語〕
  2. 水揚がすんで一本になつた芸妓のことをいふ。又は単に女の局部を蛤ともいふ。半玉といふが如し
  3. 〔隠〕①水揚がすんで一本になつた芸妓のこと。②女の局部を指すこともある。
  4. 花柳界用語。半玉の「」と云ふのに対して水揚がすんで一本になつた芸妓のことを云ふ。又、単に女の局部を蛤とも云ふ。
  5. ⑴〔花〕水揚がすんだ芸者のこと、「ミズアゲ参照。⑵女の陰部のこと、形から出た語。
  6. 水揚がすんで、一本になった芸妓のことをいう。又は、単に女の局部をいう。〔花柳界

分類 花柳界花柳


読み方:はまぐり

  1. 蛤。女陰の一称。形容隠語。「蛤の出る迄まくる汐干狩」「蛤は初手赤貝夜中なり」「蛤に松茸入れてくづ煮にし」「泥水に住む蛤は水臭し」「お月見になると蛤したくなり」「蛤は紋日の前が心気」「蛤にばつかりさせる十三夜」「芳町へ蛤が来て塩をふき」。
  2. 女根の隠語
  3. 女器。「蛤は初手赤貝夜中なり」。〔風流
  4. 女陰。「蛤は初手赤貝夜半なり」。又水揚がすんで一本となった芸妓のこと。

分類 京阪地方


読み方:はまぐり

  1. 水揚げがすんで一本となつた芸者をいふ。〔花柳界
  2. 水揚がすんで一本になつた芸者のことをいふ。
  3. 水揚がすんで一人前になつた芸妓のこと。或は女子陰部のこと。

分類 花柳界

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方:ハマグリ(hamaguri)

ハマグリ科の二枚貝

季節

分類 動物


読み方:ハマグリ(hamaguri)

所在 愛媛県宇和島市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ハマグリ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 09:29 UTC 版)

ハマグリ(蛤、文蛤、蚌、浜栗、鮚、Meretrix lusoria、英:Asiatic hard clam)は、マルスダレガイ科に分類される二枚貝の1種である。食用として一般的な貝類の一つである[1]。俳句文化においては春の季語の一つ[2]


  1. ^ 金田一京助, 金田一春彦, 見坊豪紀, 柴田武, 山田忠雄 編『新明解国語辞典』(第二三刷)三省堂、1972年1月24日、909頁。"食べる貝として、最も普通で、おいしい。"。 
  2. ^ 大後美保 編『季語辞典』東京堂出版、1977年12月10日、114頁。 
  3. ^ Mactra ornata Gray, 1837 ベニハマグリ”. BISMaL. 国立研究開発法人海洋研究開発機構. 2021年2月14日閲覧。
  4. ^ Turtonia minuta (Fabricius, 1780) ノミハマグリ”. BISMaL. 国立研究開発法人海洋研究開発機構. 2021年2月14日閲覧。
  5. ^ 魚介類の名称のガイドラインについて” (PDF). maff.go.jp. 農林水産省. 2020年11月27日閲覧。
  6. ^ 秋山et al 2019, p. 138.
  7. ^ 新和英中辞典 2002, p. 1489.
  8. ^ 中島文雄 編『岩波 英和大辞典』岩波書店、1971年1月25日、304頁。"(食用になる)二枚貝"。 
  9. ^ 奥津彦重 編『和独辞典(総皮装)』(11版)白水社、1980年1月20日、329頁。 
  10. ^ 『小学館独和大辞典 特装版(総革装天金)』小学館、1985年1月18日、2360頁。ISBN 4-09-515011-4 
  11. ^ a b c 日本大百科全書 1988s, p. 50.
  12. ^ a b 世界文化社 2004, p. 335.
  13. ^ 千葉県レッドデータブック 2011, p. 431.
  14. ^ 第4次レッドリストの公表について”. env.go.jp. 環境省 (2012年8月28日). 2015年4月27日閲覧。
  15. ^ 奥谷 2017, p. 1249.
  16. ^ a b 『料理食材大事典』主婦の友社、1996年7月27日、673頁。ISBN 4-07-214741-9 
  17. ^ a b 櫛田寿宏 (2019年2月24日). “【フード 食・歳時記】ハマグリ 磯の香りとエキスで春到来(page=1)”. sankei.com. 2021年2月19日閲覧。
  18. ^ 日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム(山下博由et al.)「沈黙の干潟 ―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」『高木基金助成報告集 Vol.1』高木仁三郎市民科学基金、2004年、85-91頁。 NAID 10028165592 
  19. ^ 小島彰、初澤敏生、阿部高樹、井上健、熊本尚雄「ハマグリ漁におけるプール制について ―鹿島灘漁協,はさき漁協,大洗町漁協の事例―」『福島大学研究年報』第5号、2009年、33-37頁。 
  20. ^ 「国産ハマグリ 福岡で復活/漁獲規制が実を結ぶ」『日経MJ』、2019年2月25日。
  21. ^ 河野 1991, p. 393.
  22. ^ 小川政禧、梅村和子、江原史子「蛤アノイリナーゼの調理科学的研究(主として食塩の影響)」『栄養と食糧』第8巻第4号、公益社団法人日本栄養・食糧学会、1955年、11-13頁、doi:10.4327/jsnfs1949.8.145 
  23. ^ はまぐりのガソリン焼きを食べに行ってきました!!
  24. ^ 井上一希 (2020年8月31日). “北朝鮮名物「愛の不時着」にも登場したハマグリのガソリン焼きの魅力”. Korea World Times. 株式会社コリアワールドタイムズ. 2021年2月16日閲覧。
  25. ^ 南浦名物ハマグリのガソリン焼きがガスバーナー焼きに。 - 韓食生活
  26. ^ 前田 2005, p. 926.
  27. ^ 前田 2005, p. 442.
  28. ^ 前田 2005, p. 447.


「ハマグリ」の続きの解説一覧

蛤(はまぐり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:03 UTC 版)

桑名市」の記事における「蛤(はまぐり)」の解説

焼き蛤時雨蛤酒蒸しなどとして食され、「その手は桑名の焼き蛤」(「その手喰わない」と「桑名の(名物の)焼き蛤」を掛けたもので、「その手にはひっかからない」ことを意味する。)という言葉遊び地口)があるほど全国的に有名である。松尾芭蕉おくのほそ道終わった大垣を発つときに「蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ」という句を残している。また、桑名産蛤の貝殻は、漆喰藍染め等の原料となる貝灰貝焼灰)として全国的に輸送販売されていたほか、色彩美しいことでも有名で、貝合わせや貝絵や膏薬容器のための加工用として珍重された。

※この「蛤(はまぐり)」の解説は、「桑名市」の解説の一部です。
「蛤(はまぐり)」を含む「桑名市」の記事については、「桑名市」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「蛤」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2016/07/26 05:45 UTC 版)

発音(?)


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「蛤」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



蛤と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蛤」の関連用語

蛤のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蛤のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハマグリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの桑名市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS