物語詩
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物語詩(ものがたりうた、ものがたりし、英語:Narrative poetry)は、物語を語る詩のこと。長さは短いものも長いものもあり、内容も単純なものもあれば複雑なものもある。通常、劇的ではなく、客観的な詩形と規則的な押韻の配置と韻律を持っている[1]。物語詩には叙事詩、バラッド、アイディルが含まれる。
- ^ Michael Meyer, The Bedford Introduction to Literature, Bedford/St. Martin's, 2005, p2134.
- ^ en:David C. Rubin, Memory in Oral Traditions. The Cognitive Psychology of Epic, Ballads, and Counting-out Rhymes. (Oxford University Press, 1995)
- 1 物語詩とは
- 2 物語詩の概要
物語詩
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詳細は「物語詩」を参照 物語詩は物語を語る詩のジャンルである。広義には叙事詩も物語詩に含まれるが、「物語詩」という用語はより小さな、概してより人間的興味に訴えるような作品に用いられることが多い。 物語詩は最も古い詩の種類であったかもしれない。多くのホメロス研究者は、『イーリアス』と『オデュッセイア』が一晩の娯楽により適している個別のエピソードに関する短い物語詩の編集(コンピレーション)により構成されたものであると結論している。多くの物語詩――スコットランド人やイングランド人のバラッドやスラヴ人の英雄詩など――は文字使用以前の口承に起源を持つ実演詩 (en:performance poetry) である。メーター、頭韻法、ケニングなどの詩を散文と区別する要素のいくつかはかつて伝統的な物語を暗唱する吟遊詩人たちの記憶術として機能していたのではないかと推測されている。 主要な物語詩人としては、オウィディウス、ダンテ・アリギエーリ、ファン・ルイス、ジェフリー・チョーサー、ウィリアム・ラングランド、ルイス・デ・カモンイス、ウィリアム・シェイクスピア、アレキサンダー・ポープ、ロバート・バーンズ、フェルナンド・デ・ロハス、アダム・ミツキェヴィチ、アレクサンドル・プーシキン、エドガー・アラン・ポー、アルフレッド・テニスンなどがいる。
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