メインストーリーにおける犯罪者とは? わかりやすく解説

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メインストーリーにおける犯罪者(第1部)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:48 UTC 版)

サイコメトラーEIJI」の記事における「メインストーリーにおける犯罪者(第1部)」の解説

遠藤 男(えんどう きくお) / メビウスCASE1殺人鬼メビウス」の犯人。映児が通う高校数学教師校内では至って普通の教師として過ごしているが、その正体制服着た少女標的とする猟奇殺人鬼。特に被害者衣服逆さま着せ直し、紙で作ったメビウスの輪」を現場に残すという異常性を示すことから、警察関係者から「メビウス」と呼ばれる作中判明している中では5名の女子学生殺害している。 小学生の時、従姉カヨ勉強教えられ仄かな恋心を抱くが(メビウスの輪カヨから教えられたもの)、遠藤トラック轢かれそうになったところを庇ってカヨ轢死してしまう。その際の首が折れて顔が背中側を向くという無残な死体見て恐怖通り越して性的興奮錯覚してしまう。加えて異常なほど過保護な母親の下で育ったため、恋愛経験乏しくマスターベーションなどの性的衝動健全に解消できず、過去錯覚矯正されずに異常な人格形成されたのではないか志摩推測している。 犯行重ねる中で章吉に濡れ衣を着せようとするなど警察の捜査撹乱するが、プロファイリング用い志摩には通用せず、さらに現場残したメビウスの輪サイコメトリーした映児によって、2人による捜査の手伸びていく。新たな標的として恵美狙い気絶させた彼女をマネキン廃工場に連れ込むものの、恵美救出向かった映児に踏み込まれ激し乱闘の果てに志摩逮捕される沢木 晃(さわき あきら) / アップルCASE2時計じかけリンゴ」の主犯。 →#レギュラーの犯罪者 荒井 弓子(あらい ゆみこ) / サイレント・ストーカー 「CASE3:サイレントストーカー」の犯人西洋人形を模したアイドルグループ「スクエア・ドール」の女性マネージャー32歳。おしゃべりだが、タレント想い良きマネージャーで、アイドル西洋人形を模した特徴も彼女によるもの。だが、その実後述する幼少時トラウマによって西洋人風の美少女固執していた心理露出した結果であった(映児曰くストーカーにとって天職)。ところがメンバーフロント争い端を発する赤樹リエへの暴行事件と、その暴露知って完全にトラウマ蘇って狂ってしまい(トランス状態となり)、その加害者側の少女たちを舌を切り取って殺して行くという連続猟奇殺人行い始める。切り取った舌は保存してあり、シリアルキラー特徴である「スーベニア記念品)」と見なされるまた、トランス状態の時は舌が異様に伸びる特徴がある。 幼少時パリ住んでいたが、父の再婚によって一緒に暮すことになった西洋人義姉たちに虐められ日々を過ごすこととなる。西洋人のような美し顔立ち義姉たちに対して醜いアジア人自分という対比と共に、かつて噂好きの女性懲らしめるために作られ拷問用の仮面(かなり舌が長い特徴があり、「お喋り女の舌を抜け」という文句誹謗される)をつけられるという虐めと、その果て10歳時に長姉殺してしまったことが強いトラウマとなる。 事件始まった当初は、熱狂的なファンによるストーカー事件考えられたために、マネージャー、しかも女性という盲点によって志摩プロファイリングにすら引っかからず加害者メンバーへの犯行重ねていく。ただし、この中には実際に加害者ではなかったタカシの姉・清水晶子も含まれ、編の最終盤では暴走して被害者だったリエ殺そうとする。しかし、沢木助言真相に気づいた志摩現場踏み込まれ逮捕されるドラマ版では4人の義姉皆殺しにしており、裏の人格男の人格と明確に説明されている。 三浦 良和(みうら よしかず) / ポイズンCASE4:笑う死体」の犯人。映児の同級生臆病な性格パシリになりやすいタイプ青年天文部所属。「CASE4」の前日談において映児に助けられる後述経緯からシャーマンのような能力獲得し、「ポイズン」を名乗って「レッドパラソル」という幻覚作用のあるドラッグバラ巻いていた。摂取した不良たち束ねる一方で自分虐めていた女子生徒らをドラッグ錯乱状態下で裸にさせ、自殺させていた(死体笑った状態で発見される)。また、カシオペア座星座王として、そのWのようなマーク自分シンボルのように使っていた。 「CASE4」の少し前、自分虐待していた母親衝動的に殺害してしまい、その後自殺するために隠れた体育館床下発見した幻覚作用のあるキノコ食べる(後のレッドパラソルの材料)。その際精神疲労などで心が弱っている人間の心理感じ取った上、逆に自分思念送り込むことで相手精神や行動を支配するというシャーマンのような能力獲得する。そこでクッキー上のドラッグ「レッドパラソル」を摂取し幻覚作用錯乱状態になった相手を操るようになり、上記事件引き起こす。ただし、深層心理では自分犯した事件怯えており、その意識から逃避するための暴走であった。 編の終盤恵美ドラッグ摂取させて拉致し、映児をも自分支配下置こうとする。ところが、映児がサイコメトリー読み取った自分心理を、その能力読み取ってしまう。上記自分トラウマ突きつけられる形となって錯乱しナイフ自傷して倒れる(そのまま逮捕される)。 第2部において、志摩セリフから精神異常を鑑みて罪を問われなかったことや、既に出所していることが示唆されている。 ドラマ版では設定大きく変わっている。裕介と同じ東大生で、犯行動機海外留学権利獲得するためという利己的な理由になっているまた、使用したドラッグの名も「α(アルファ)」になっており、幾島が関わっていた。 玉置 弘志(たまき ひろし) / ジャスティスCASE5殺人鬼ジャスティス」の犯人警邏係の巡査制服警官)。生真面目性格勤務態度良好。父も警官幼少より強い正義感を持つが、母親不倫現場目撃してしまいトラウマとなる(その際、後に凶器となる父から貰った十手不倫相手殴りつけている)。その後成長し警官となるが、生真面目性格災いして強いストレスを受けるようになり、ドラッグ手を出し始める。そしてその副作用幻覚症状被害妄想と、過去トラウマ結びつき殺人鬼ジャスティスとして一連の事件引き起こす援助交際や、AVへの出演など不純な性行為行っている長髪ドラマではペンダント)の若い女性少女標的とし、ゴミ袋扱いスーパーコンビニなどのビニール袋を頭に被せて、(袋の中身グチャグチャになるくらい)十手頭部殴打して殺害する標的対す正確な事実関係はまったく関係なく、あくまで玉置本人思い込みであり、騙されAV出演させられ百瀬ジュンや、イタズラ援助交際募集案内板に貼られた恵を標的とした。また、殺害した相手の髪を切り取って持ち去り、それを風呂入れて入浴するという性癖がある。 被害者百瀬ジュンが、想い人かつ、実は犯行現場(彼女のアパート)を訪れていたのに勘違い犯行を防ぐことができず後悔したトオル狙われる。めぐみを標的として襲ったところでトオル正体バレ、めぐみを人質形勢逆転を狙うが、荒事長けるトオル勝てるはずもなく、拳銃まで奪われ追い詰められる。そして志摩制止振り切ったトオル撃たれ倒れるが、実は1発目が空砲恐怖から気絶しただけであり、そのまま志摩逮捕される。 千堂(せんどう) / ユダCASE6ユダ黙示録」の犯人プロテスタント系牧師生真面目かつ実直な性格敬虔な人物ミッション系高校聖書授業担当している他、留置所への説法行い多く凶悪犯改心させた実績を持つ。しかし、心の内では強い残虐性秘めており(副人格ユダ)、それに気づいた沢木によってユダ覚醒させられるのと同時に殺人司令与えられ罪を犯し始める。標的自分が知る信仰心のある善良な者であり、それを「偽善者」とみなし、イエス・キリスト12使徒擬え殺害していく。後に沢木によれば自分脱獄させる約束ユダ契約したという。犯行時は「きよしこの夜」を逆さに歌うなどの異常行動を取る。 映児のサイコメトリー能力逆用した沢木策謀志摩捜査狂わされ犯行続ける。編の終盤で映児に犯行妨害されると共に正体バレると、残り「使徒」殺害するため留置場襲撃し看守を斧で惨殺した後、奪った拳銃次々と改悛した凶悪犯たちを殺害していく。最後に沢木拳銃を向けるが、上記通り沢木最初からユダ協力者であり、沢木脱獄に手を貸す形で自ら拳銃自殺遂げる。 中谷(なかや) / 屍CASE7:蒼ざめた手」の犯人海林高校体育教師水泳部顧問。当たりが良く教師の鑑のような中年男性。妻帯者生徒たちにも慕われていたが、そのうち女子生徒一人男女の仲となっていた。曰く付き校庭「屍」に首吊り自殺見せかけて、同高校女子生徒女性教師次々と絞殺する。「CASE7」の犯人であるが、後述するように白雲山の霊に憑依されて犯行及んだような形となっており、中谷自身には犯行記憶がなく、当然ながら動機や、きっかけとなる過去トラウマのようなものも無い。 編の少し前、切り倒そうとすると祟られるという曰くがあり、工事関係者躊躇する「屍」を自らチェンソーで斬り倒そうとする。その際に、その樹液浴びて倒れ、この時に白雲山の霊の取り憑かれてしまう。以降自分と交際していた女子生徒など、次々と自殺見せかけ絞殺していく(正確には、頸動脈上手く抑えることで手の跡が残らないように綺麗に絞め落とし鑑識検死官なければ首吊りとしかわからないよう殺し方である)。 編の終盤元凶が「屍」と判断した映児が焼き倒そうとすると、それを妨害するために現れ映児と戦うこととなる。白雲山として相撲取りさながらの力や技を駆使して映児を追い詰めるものの、かつての奉行所での白洲記憶読み取った映児が、奉行断罪セリフ繰り返したことで、怯えて屈するその後、映児によって屍焼かれ呪い消える。 ドラマ版では、関係を持った生徒から脅迫されたという中谷自身動機追加されている。 白雲山の霊 / 屍桜CASE7:蒼ざめた手」の実質的な犯人江戸時代力士で、その逞しい両腕遊女などを好んで絞殺していた殺人鬼最終的に奉行所裁かれ死刑処されるが、その前に両腕を斬り落とされ、それが映児の高校にある「屍」の根本埋められていた。その白雲山霊魂ないし思念が、栄養として吸われた「屍」に宿っており、「CASE7」における一連の事件引き起こす。 「CASE7」は基本的に白雲山憑依した中谷仕業であるが、一方でサイコメトリー能力白雲山記憶読み取った映児にも影響与える。また、中谷や映児を介さない超常現象呼べるものも引き起こしている(映児の部屋の窓に、樹液による白雲山の手形が残るなど)。また、中谷自身中肉中背中年男性ながら、白雲山憑依中はまさに力士といった膂力発揮し技など駆使するそもそも両手で首を締めて綺麗に締め落とすなどは素人には不可能)。 幾島 丈二いくしま じょうじ) 「CASE8:屍の街」の主犯。 →#レギュラーの犯罪者 安岡 辰巳(やすおか たつみ) 「CASE8:屍の街」の犯人一人3年前トオル幾島によって渋谷から追い出されイカれた不良痩けた頬に赤い長髪特徴で、葉巻ハバナ好み、よく吸っている。目的のためであれば卑怯なことなどまったく気にせずトオルからは「狂犬」と評される。「CASE8」におけるコカイン市場を巡る陰謀の首謀者思われていたが、実は黒幕である幾島共犯者であった正確に安岡幾島によってコカイン中毒にされており、彼の言いなりであった)。 3年前トオルを、本編では映児を唐突にナイフ刺し機先を制するなど、とにかく手口が汚い。自らが、コカイン市場商売敵である渋谷でのドラッグのディーラーグループ「69」の仲間あるよう見せかけて「リーグ」に潰させ、コカイン市場の独占を図る。編の終盤では、アジト乗り込んできた映児を部下達と共に返り討ちにしようとするがまったく敵わず、ほとんど殺されかけた状態で警察に捕まる(赤の霊が映児を止めたために、トドメ刺されなかった)。 「BREAK52:復讐下手投げ」で再登場し、少年院脱獄して映児とトオル復讐しようとする。実は中学時代相撲部で、全国大会準優勝したほど力量であったが、それを読み取った児らが、相撲で決着つけようしたため呆然としてしまいそのまま再逮捕された。 青木 義男(あおき よしお) / 殺人シェフ 「CASE9:殺人シェフ」の犯人レストラン用品クリーニング屋。その正体は「料理冒涜した」と考え料理人拘束し、自らの料理食べさせ、満腹食べられなくなると激昂して殺すという殺人シェフ幼いころからフランス料理憧れ持ち、また人並み外れた嗅覚持っていた。化学系の大学卒業後、その嗅覚生かして食品メーカー就職し商品開発チーム配属される。そこで冷凍食品でも焼き魚香りがする香料開発などを行うが、同時にそれが料理への冒涜と深い自責の念を持つようになり、最終的に精神病んで退職し実家クリーニング屋を継ぐ。自ら趣味料理研究をする傍ら職業柄様々なレストラン訪れるため、そこでゴミを漁って分析までしていた。しかし、そこで顧客1つがかつて自らが開発していた香料使っていることに気づき、それが過去トラウマと結びついて殺人繰り返すうになる上記通り標的化学調味料香料を使うなどして「料理冒涜した」と考え料理人であり、それに自らが調理した本当料理」を味わわせることを目的とする。見た目は高級料理慣れた志摩感嘆するほどの出来栄えであり、標的食べさせる際には隠し味などを細かに説明するなど、自分料理絶対自信を持つ。ところが、実は個人研究料理をやっていたがためにビネガープロとして賞味期限切れたものを使ったり、水道水であるなど、しょせんアマチュアだった。 自身料理人として高く評価していた顧客・透流の母親江川瞳)が、例の香料使い始めたことに気づき標的とし他の被害者たちと同じく自分料理振る舞う(これは正確に誤解で、彼女が雇った新しスタッフ河原崎勝手に香料使っていた)。ところが、そこで上記欠点次々と女か指摘され最終的に単なる見掛け倒しだと料理人失格烙印を押される。そのショック発狂し、自らの身体を切り刻み倒れ(映児曰く自分自身料理してしまう)、逮捕される第2部において、精神異常を鑑みて罪を問われなかったことが示唆されており、ピザ屋バイトとして登場している。 ドラマ版では「川辺(かわべ)」という名前で登場し少なくとも料理の腕は高かった見掛け倒し料理河原崎設定変わっている)。 轟 省吾とどろき しょうご) 「CASE10テロリスト挽歌」の犯人定年間近少年課刑事年相応に非常に温厚そうな初老の男だが、実はかつて「ミスター捜査一課」と呼ばれた捜査一課の伝説的な刑事武道射撃拳銃狙撃両方)、捜査能力共に優れており、過去にはオリンピックに出場して銀メダル獲得し海外教官経験したこともある。また、捜査一課時代は、新人だった志摩の上司で教育担当しており、彼女が頭の上がらない一人だった。ある事件志摩助けるために犯人少年射殺し、轟に落ち度はまった無かったが、自責の年から拳銃捨て少年課異動したという過去を持つ。孫娘加藤舞強姦の末自殺追いやった5人の少年達復讐するため、「復讐燃えテロリスト」として一連の事件引き起こす。 舞の自殺後に、初め事件のことや彼女が自分相談しようとしていたことを知り少年課刑事とはいえ未成年保護観点から事件知らなかった)、激し後悔襲われる。そして昔のツテ手に入れたトカレフ拳銃自殺しようと街を彷徨っていたところ、偶然に犯人少年1人に出くわし、そこで彼らが反省していないどころか、自らを「鬼畜系」と称して新たな事件起こそうとしていることを知りそのまま激昂して射殺する。そこで孫の復讐遂げることを決意しドラグノフ狙撃銃なども用いて残りの4人を殺害するための行動起こす途中で志摩犯人バレ妨害を受けるものの、彼女の想定超える狙撃術などで標的達を葬っていく。最後リーダー格の1人追い込み恐怖のために重傷与えたところで、駆けつけた映児や志摩妨害を受ける。志摩との激し銃撃戦の末に、彼女に対して有利に立ったように見えた瞬間SAT一斉射撃死亡する。実は自身銃弾は既に尽きており、有利に見えたのはブラフであった。死の間際自分記憶を映児に読み取らせ詳細な動機伝える。 若竹 夏美わかたけ なつみ) / イムタン 「CASE11:騒霊の館」の犯人画廊経営者青池蘭熱烈なファンである壮年女性。実は病魔冒され余命間もないために心理不安定な態となっており、自殺願望のあるリストカッターであったその中で青池の絵と出会い自分最後の命敬愛する彼女のために使おう考える。そこで青池から彼女が憎んでいる人間飛行機事故生存者)を聞き一連の殺人犯す標的殺した後、喜怒哀楽を示す濃い化粧歌舞伎隈取のようなもの)をさせるのが特徴館内での殺人では化粧加えてポルターガイストによる人形殺人ように演出した)。標的全員殺害した後、手首切って自殺する殺人者「イムタン」は、夏美アナグラムローマ字逆読み)である(NATUMI→IMUTAN)。また、若竹自身がイムタンを名乗ったわけではなく犯人を知る青池が犯人はイムタンと言ったことによる青池 蘭(あおいけ らん) 「CASE11:騒霊の館」の主要人物で、実質的な黒幕17歳若き美人洋画家14歳画壇デビューし、見る者に感銘与えるような風景画を描くため、人気博しファンが多い。かつて13歳時に航空機墜落事故巻き込まれ唯一の生存者となり、そのショック感情失い心を閉ざしている。また、常に車椅子西洋人マリアージュを膝に抱えており、その人形を使った腹話術によって意思表示する同事故で両親亡くしたため、その後叔父夫妻引き取られ人里離れたの中の洋館で暮らす。 飛行機事故の際に、ある種サイコメトリーのような能力によって、201人の犠牲者たち最期思い浮かべた風景自分中に流れ込んでくる。彼女の描く絵の正体は、実はこの風景であり、死の間際人間思い出すほどの印象深い風景ゆえに見る者に感銘与えていた。その中で実は喜怒哀楽表情隠し絵書き込んでいた。 偶然搭乗見合わせたために飛行機事故免れた人たちがインタビューで喜ぶ姿を見て、強い憎しみを抱くようになるこの中には叔父夫妻含まれる)。その感情自身ファンだった若竹吐露したため、彼女が一連の殺人を行うこととなる。だが、実は飛行事故被害者には青池の想い人であった家庭教師大学生がおり、実は若竹キャンセルしたため同乗事故巻き込まれていた。その先生の最期風景は、絵を描く青池の姿であり、実は両想いであったことを知る。そのため、青池にとって最大憎しみ相手他ならぬ若竹であり、若竹殺人者という最大汚名着せることが最大復讐だったのではないか初めから若竹殺人を行うよう仕向けていた)、と沢木指摘している。 犠牲者全員の絵を描き終わったこと、復讐完了したことで、編の最終盤で喜怒哀楽取り戻し、編の最後ではこれから自分描きたい風景を描くと宣言するシーンで終わる。 カンナビス 「CASE12:カンナビス」の敵役。 →#レギュラーの犯罪者 ヤコブ カンナビス部下の男。癖のある長髪髭面三白眼という怪し風体の男。カンナビス正体明らかになるまで、あたかも彼がカンナビスあるかのように描写される実際のところは、カンナビス部下として道具誘拐した一馬身柄を運ぶ程度仕事で、裏の人間とはいえカンナビス幾島のような人間離れし異常性はない。 能条 治(のうじょう れんじ) / サイレント・ボマー 「CASE13:サイレント・ボマー」の犯人花火師青年で、映児と国光幼馴染かつ親友。映児や国光とは対象的な冷静で落ち着いた性格サイレント・ボマー編の前段において、自らが済む下町悪徳不動産会社地上げ被害遭い、この事件は映児と国光活躍で片付く。しかし、それから間もなく強く尊敬する花火師として師匠でもある祖父亡くなり、その原因地上げ屋達の行為求めて復讐を誓う逆恨みではなく実際に地上げ屋らの睡眠妨害などで祖父体調悪くなったなどの描写がある)。そして花火師として知識活かし地上げ関わった人物らを次々と爆殺していくが、他に被害出さないために事前に徹底的に相手調査し、さらに子供達凄惨な死体見ないように煙幕を張るなどの配慮まで行う。その爆発物に関する知識技術当初プロファイリングする志摩軍事プロ勘違いさせるほどだった。 復讐途中で正体発覚するも、映児や志摩、そして国光出し抜き復讐完遂する一時捕まってしまうも、自らの片腕焼き切って逃亡するなど執念行動し最後に一連の騒動の中で、真の悪はもっと上の政治家たちと考えるようになり、革命称して国会議事堂爆弾仕掛け自爆する共に国会議員らを皆殺しにしようと企てる。しかし、治を助けたい映児と国光下町仲間若者)を誘って衆議院議会場占拠するという前代未聞事件引き起こし、そして彼らの説得によって出頭する爆死免れた政治家たちの口添えで映児ら免責される)。また、失った腕は保管されており、その後手術元に戻る。 一連のエピソード国光政治家を志すきっかけとなり、後にスピンオフクニミツの政』につながる。また、特例花火造り許されており、同作中では刑務所内から彼が製作した花火玉が送られている。 第2部「Case.8」で再登場し、爆発物プロとして、映児と志摩助言するドラマでは未登場中性的容貌B.J継承された他、幾島サイレント・ボマー名乗っている。 大清水 宏(おおしみず ひろし) / MELA 「CASE14:サバイバル・ゲーム」の犯人。映児の同級生で、同学年における優等生グループ一人沢木唆される形で、彼の助言を受けながら、名門大学推薦枠を狙うライバル達を殺すという一連の殺人事件起こす。ただし、基本的に自分が行うことは後述のように下準備のみで、実際殺し同じくライバル灰島操作するという形で進め大清水自身直接手を下したのは返り討ちという形での灰島殺害のみであったその上で更に幼少時理不尽に自分イジメ恨み対象である章吉に罪をなすりつけるMELAリンゴイタリア語で、章吉をハメるため「芽衣羅」という名前も使った。 「CASE14」の事件仕掛け構造は特殊である。まず、沢木が、特殊な命令受信する強力な電磁波発する違法携帯電話開発し標的たちが持つように仕込む電磁波反応して発火する金糸入ったアクリルセーターアクリル自体燃えやすい面もある)を合格祈願のような形で口コミ優等生の親のコミュニティーなど)で標的に着させ、さらにただ服が燃えるだけでは効果が薄いため、予め事件現場酸素濃度高くしておく(これはすべて大清水が行う)。大清水MELAとして灰島唆し灰島標的携帯電話着火命令送信を行う(灰島命令送信するだけで、着火する仕組み知らない)。以上は沢木にとって罪の意識希薄化させる心理実験であり、また携帯電話による暗殺は、「CASE11:騒霊の館」によって得た電磁波知見と共に次編「CASE FINAL罪と罰」における標的暗殺実験でもあった。 沢木思惑通り計画進め基本灰島殺させること、その灰島殺害はあくまで正当防衛という形にすることで罪の意識希薄だった。また、実際に犯行証拠まったくない完全犯罪であり、志摩諦める。しかし、理不尽な決着納得がいかない映児と裕介、トオルから、犯行方法はすべてバレていること、さらに目的であった推薦枠自分より成績優秀な裕介が狙うと予告されたことで精神強く動揺させられる。そして、携帯電話1つ容易く人を殺せという事実から、駅のホーム電車待っている際、周り着信音今度自分殺されるではないかパニック状態になり、そのままホーム転落して電車により轢死する。 灰島 和良(はいじま かずよし) 「CASE14:サバイバル・ゲーム」の実行犯。映児の学校優等生グループ一人名門大学への推薦枠を狙う中で、自分より成績上位ライバル達を「MELA」と名乗る人物のメールでの指示を受けながら次々と焼き殺していく。灰島自身がやったことは基本的に着火源となる改造携帯への特殊命令送信だけで、酸素濃度上げるなどの前準備はすべて黒幕MELAこと大清水が行っていた(加えて灰島自身はあくまで命令出せば標的焼け死ぬという事実し知らず違法携帯電話暗殺道具とは知らなかった)。「CASE14」は、灰島実行犯読者明らかにされた形で物語が進む。 実は大清水よりも成績1つ上であったが、MELA大清水)から教えられ成績順位は逆であった。そこで大清水灰島にとって標的となり、最後殺しとして特殊命令送信をしようとする。そこをあくまで心理的に正当防衛という形で、逆に大清水から携帯命令発信がなされ、焼き殺されてしまう。 長尾 / レイブンCASE FINAL罪と罰」の犯人グループ主要人物神奈川県警刑事志摩同期頭脳明晰志摩認めキャリア組若手刑事だが、先輩立花や赤には敵わない感じて警視庁ではなく県警選択したという。「CASE FINAL」の冒頭ロシア人娼婦殺し担当し被害者志摩立花送った自分の名前が彫られたたペンダント持っていたため、志摩事情聞きに来る。実は警察クーデター勢力幹部であり、ボスであるエレファント右腕クーデター勢力を倒すために立花志摩行動するように見せかけ自分たちの存在に気づいた立花殺害するために志摩を囮に使うのが目的であったまた、沢木からサイコメトリー防御方法教えられており、映児の能力から正体隠し通せていた。 ドストエフスキーの『罪と罰』を引用して自分選ばれ人間とし、理想的な国家作るためとして、自分らの犯罪行為肯定する(これを沢木からはアドルフ・ヒトラーと同じ考え評される)。また、もともと沢木交友関係持ち沢木クーデター勢力誘った張本人である。ただし、自分革命家で、沢木犯罪者だと一線を引く。 あくまで味方の側を装い志摩らと行動共にする。しかし、立花には薄々正体バレており、最終的に彼の策で尻尾を出すことになる。最後アジト戦いにおいて志摩阿部牽制するも、重傷負った阿部相討ちになり射殺される阿部一命取り留める)。 近藤 / バッファローCASE FINAL罪と罰」の犯人グループ殺し屋警察クーデター勢力幹部片耳欠損している。一時期立花部下だったともある元刑事で、ノンキャリア射撃格闘術に関して超一流技術持ち組織戦闘部隊指揮する。赤殺した張本人であり、「CASE FINAL冒頭では立花協力者であったロシア人娼婦殺害する祖父特攻隊員父親政治家SPという家系で、人一倍愛国心が強い。幼少時父親護衛対象暗殺から庇って殉職し、その後でその護衛対象汚職捕まったことに強いショックを受ける。そのためにクーデター勢力加わっており、その正義心から協力者である沢木のことも毛嫌いしている。 同編において序盤から犯人グループ一員として登場し作中暗躍する終盤アジト立花サシ勝負挑む自信をもっていたが、立花の方が一枚上手であり、機転を効かせた立花破れ射殺される警視総監 / エレファントCASE FINAL罪と罰」の犯人グループボス年配の男。現在の日本の政治状況悲観し警察権力背後から政治家弱み握って支配するという「静かなクーデター」を企てる長尾近藤から敬服され長尾からは偉大なカリスマとまで評される立花警察内の大物見立て作中でも同編初期から登場していたが、最終盤まで公的な役職明かされておらず、編の最終話にて現役警視総監であることが判明する最期警視総監室に乗り込んできた立花射殺される

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メインストーリーにおける犯罪者(第2部)

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サイコメトラーEIJI」の記事における「メインストーリーにおける犯罪者(第2部)」の解説

美影 潤(みかげ じゅん) / ピースCase1ピース」の犯人。映児の同級生(映児、章吉と共に3年時留年)。映児からはミカジュンと呼ばれるグラフィティが得意で、おっとりとした性格青年で、同じ留年組として映児や章吉と仲良くなり、共に深夜の街でビル壁に落書きをしていた。後述過去から母親に強いトラウマ持ち別人格ピース」を生み出し被害者ジグソーパズルピース見立てて針金成形し、そこにスプレー絵を描く被害者たちを組み合わせる1つ絵になる)という猟奇殺人繰り返すうになる。 裸の状態でベランダ出されるなど、幼少より画家だった母から強い虐待受けていた。5歳時に、おそらく抵抗した時に偶然にナイフが母の首に当たり、彼女を殺してしまう。以降殺人記憶も強いトラウマとなり、母と殺に関する記憶喪失し父子家庭生活していた。しかし、高校入って一人暮らし始めた際に孤独感から引きこもりになり留年する。そこでカウンセリングを受けるが、そのカウンセラー未熟退行催眠による母殺害記憶呼び起こさせてしまい、その強いトラウマ受け入れられ別人格ピース」を生み出して、母から命令されるという形で殺人起こすうになるこのため普段の状態では犯行記憶がなく、映児と志摩捜査にも協力していた。 最期恵美誘拐し殺害しようとしたところ、真相に気づいた映児と志摩阻まれる。トランス状態で「マジェンタマゼンタ)が必要」と暴走した末に、自らの頸動脈ナタで斬り自殺する。死の間際自分の血で自分身体最後の絵のピース描き息絶える植松(うえまつ) 「Case2処刑の塔」の犯人親方江戸っ子らしく気風が良い。映児のバイト先雇用主で、龍兵を実の息子のようにかわいがっている。後述のように「CASE2」の冒頭で娘・佐知子無残に殺されその際犯人らの冷酷な相談電話越し聞いていたため復讐を誓う。実は若い頃は、フリークライムの世界チャンピオンになったという経歴持ち、ほとんど掴まる場所のないようビル外壁をよじ登ってしまう。これによって外壁から標的部屋向かって犯行行いあたかも密室殺人起きたのような事件繰り返す。 「Case2」の冒頭において、娘・佐知子医学生青年ら3人による不注意の運転で交通事故遭った上に、まだ生きているにも関わらず隠蔽工作のために線路捨てられ殺されてしまう(飛び込み自殺図ったように見える)。これら一連の出来事青年達の会話)を、通話であった娘の携帯電話からずっと聞いており、あまりにも外道所業警察には任せず、自らの手復讐することを決める(そのため、知っていた犯人の名などを警察には教えなかった)。 最後標的殺そうとするも、真相に気づいた映児と龍兵によって土壇場妨害されるその際に龍兵の説得植松殺さずとも相手は死ぬ)を受け、大人しく現場駆けつけ志摩逮捕される最後標的は、その後、龍兵の予測通り事故によって死亡する渡辺 一夫わたなべ かずお) / 明智川耕助Case3殺人名探偵」の犯人アパートオーナー管理人である中年男性。幼少からのミステリーマニア。過去トラウマから現実ミステリー境界線曖昧になり、探偵明智川耕助」を名乗って自分起こした殺人事件推理し、その容疑者たち次々に殺すという連続殺人事件起こす事件現場では糸や氷を使っていかにもミステリーチックなトリック仕掛けるが、そんな面倒なことをしなくても容易に密室作れるために警察からはまともに相手にされず(事件の報道密室構築されていたなどの情報まったくない)、他にも稚拙なダイイング・メッセージ無視されるなど(犯人が行ったものとあっさり見抜かれる)、結果フラストレーション溜まり、より暴走していく。トランス状態では「ぬっ?」「ぬぬ?」という感嘆詞特徴小学校時代同級生憧れ女の子から「探偵」と呼ばれ有頂天となっていた。そんな折、給食費盗難発生し探偵として解決しようとしたところ自分カバンの中から盗まれお金が見つかる。これによって評価反転すると共にイジメ対象となり、不登校になって引き篭もるうになる家業アパート大家継いだために裕福で、社会経験乏しい。 自身管理しているアパート一室強盗殺人が置き、それによって探偵として犯人捕まえなければならないという強迫観念襲われるうになる実際に犯人逮捕済み)。その時野次馬一人犯人決めつけ、以降思い込みによる滅茶苦茶推理行動し自分探偵として認められない逆上して相手を殺すという犯行繰り返す。名前に「光」に関係する字が入っている者を疑い、編の終盤では偶然にトイレ男装しヒカル目撃して彼女を次の容疑者見なし自宅監禁する。しかし、既に映児と志摩捜査の手伸びており、最後サイコメトリー情報思考読み取った映児に説得され自分自身犯人推理し逮捕するという形で大人しく捕まる。 湊 麒一郎(みなと きいちろう) / 痢遺愚狩りCase4:痢遺愚狩り」の主犯通称キイチロー」。 →#リーグ関連 庵 賢三(いおり けんぞう) / 心臓コレクターCase5心臓コレクター」の犯人個人診療所「庵医院」を経営し、「渋谷赤髭先生」と呼び慕われる禿頭名医。「Break.10」で登場患者第一とする生真面目人格者であり、開業医になる前は「神の手」と呼ばれた優秀な外科医。実は第1部「CASE14」で生命危機となるほどの重体となった章吉を外科手術救ったのも彼だという。後述理由から、かつて自分が命を助けた者を襲い、その心臓奪って代わりにカップ麺中身詰めるという連続猟奇殺人起こすうになる。またトランス状態の際には「ひゃくつ」という擬音しゃっくり繰り返す上述通り、元々優秀な外科医であったメスを握るとしゃっくりが止まらなくなる心身症患い開業医となる。その後も、自分時間削って1日置きに大病院当直務め自分食事カップ麺のみで過ごすなど、患者のみならず同僚医者からも尊敬されていた。ところが、重度心臓病患いドナー待っていた一人娘亡くなったこと、さらにはかつて自分心臓手術一命取り留めた患者心筋梗塞大きな交通事故起こしたことが重なって起こる。その結果、娘を助けるためにはかつて自分助けた患者殺してその心臓奪って良いという狂気に陥り、5日で5人というスピード一連の連続殺人起こしていた。また、娘の死体引き取った後、まだ生きているかのように思い込んで蘇生措置続けていた。 龍兵の知り合いで、やはり過去に命を助けたことがある植木屋・想空(そら)を襲い自身医院にて殺そうとするが、その現場を映児と志摩踏み込まれる最期は自らの左胸をメス指し自分心臓提供するから娘を助けてくれと遺言し亡くなる。 河合 アリサ(かわい アリサ) / 黒いサングラスの男Case6黒眼鏡死神」の犯人。映児とや裕介とバンド組みギターコーラス担当している黒髪の美人母子家庭育ち。「黒いサングラスの男」に付きまとわれている上に、電車内マナー悪かった相手をその彼がホームから線路突き落とす連続殺人目撃者となる。だが、実は「黒いサングラスの男」は実在せず、マナー悪く死んで欲しいと思った相手自身無意識の内に殺害していた。 まだ赤ん坊の頃に一緒にいた父が電車内いざこざ相手大学生ナイフ刺し殺されたという過去を持つ。父は「黒いサングラスの男」と同じ容姿で酷いクレーマーであり、キレやすい性格であった当初はこの時の殺人赤ん坊の内に目撃し無意識下でのトラウマになった思われていた。しかし、真相は父は偶然によって大学生ナイフでは殺されておらず、その直後に父が赤ん坊アリサ泣き声キレ線路上に投げようしたため、母がそれを止めるためにナイフ奪って刺殺したというものであった。この母が自分を守るために犯した殺人記憶真のトラウマ原因であり、映児は、マナーの悪い者や父のようなクレーマーから母を守りたかったではないか予想している。 3つ目の事件真相に気づいた映児に防止されるが、錯乱してホームから線路飛び込む。これも映児に助けられるが、そのまま3日昏睡状態となってしまう。トラウマ解決できなければ殺人繰り返す恐れがある中で、最終的に志摩経由催眠治療エキスパートである沢木助力求め彼の退行催眠と映児のサイコメトリーで、アリサ赤ん坊のときの記憶書き換え、母の殺人目撃してなかったことにする志摩によれば心神喪失状態での殺人のため、罪には問われない可能性があるという。 吉川 久代よしかわ ひさよ) / 世直し新聞Case7殺人新聞」の犯人進学塾女性事務員収賄当事者悪徳宗教指導者といった世の悪人殺害し殺害現場標的悪事糾弾した世直し新聞」を残す連続殺人鬼事件起こす際は、フルフェイスヘルメット被った新聞配達員格好をしている。また、女子柔道五輪強化選手選ばれ過去を持つほどで、華奢な外見反して類まれな身体能力持ち大の大人二人まとめて絞め殺すといった技術を持つ。 小学生の頃、テロ組織爆弾殺され大手新聞社記者であった父を強く敬愛しており、元はジャーナリスト志望であった。しかし、新聞社面接不採用となり、記者マネごとをしつつ塾の事務員として生計立てていた。そんな中で偶然、収賄事件目撃しネタ自分作った新聞書いて新聞社売り込みに行くものの迷惑者扱いされ、警察沙汰となって記者となる道が完全に閉ざされてしまったことが動機1つとなる。また、元々女子柔道五輪強化選手であったが、練習での頭部打撲で脳に血腫ができて選手生命断たれ過去持ち、この血腫が脳を圧迫してトランス状態になった可能性作中指摘されている。 新聞サイコメトリーした情報から早々に務めている進学塾の関係者であることがバレるものの、女の地味な事務員という意識されにくい人物であったため犯行続けエスカレートしていく。しかし、悪人ではない善人思い込み殺害するなど暴走始める。さらに塾のコピー機で「世直し新聞」を刷っているところを塾生恵美目撃されてしまい、正体を隠すために都合恵美ら5人の生徒たち気絶させ、自己正当化した上で、彼らが放火し事故死したというシナリオで塾に火をつける自身被害者装って建物から逃げようとするも、そこに駆けつけてきた映児と偶然に触れて記憶読まれ正体バレてしまう。その体術で映児を追い詰めるが、彼から目撃者殺害しようとした自己正当化責任転嫁などを、新聞記者としてあるまじき態度糾弾されトラウマ刺激され最後異常な興奮状態で先述の脳の血腫破裂し昏睡状態となった状態で逮捕される志摩によればこのまま意識回復せず、植物状態となる可能性があるという。 南雲 将次(なぐも しょうじ) / 東京シティゲリラ 「Case8たちの残照」の犯人グループ東京シティゲリラ」のリーダー飯島タカシ祖父。孫想い好々爺で、年相応安穏とした暮らしをしている。全共闘世代で、実はT大の首席合格者として過激派グループ1つ率いていたカリスマ的リーダーだった。当時大規模なテロ計画企てた失敗し海外数年ほとぼり冷ました後は目立たないように生活をしていた。老人ながら最新ハイテク技術にも精通する。かつての戦友海谷が、宇田川署の田浦署長らに連続婦女暴行犯の濡れ衣を着せられ自殺したこと(さらに家族は孫含めて一家心中した)に憤怒し、かつての仲間らと「東京シティゲリラ」を名乗って復讐企て海谷逮捕に関わった悪徳刑事対す一連の爆破テロ事件引き起こす標的刑事3人を爆死一人重傷)させた後、田浦署長室に密かに爆弾仕掛けた上で、さらに婦女暴行事件真犯人である彼の次男誘拐する中東テロリストさながら次男拷問しながら尋問する様子インターネット上公開し事件の真相白日の下に晒す。既に死ぬつもりであり、最期警察包囲を受ける中で、次男ナイフ見せかけスプーン突きつけてわざと機動隊射殺される峰見 勝也(みねみ かつや) 「Case8たちの残照」の犯人グループ一員大手建設会社「鹿馬建設」の常務外見大手企業重役らしい腰の低い初老の男。映児のサイコメトリーによって最初に容疑者として足が付いてしまう。最後の計画には1人だけ加わらず南雲健闘祈って最後会話を交わす。実は、計画後に田浦署長とその次男が罰せられない場合保険要員であり、その場合は南雲署長室に仕掛けたダイナマイト遠隔操作爆破させ、彼を殺す予定であった。しかし、志摩から田浦次男婦女暴行行っていた証拠見つかったことで近い内手が回る教えられたために安心し最後に田浦爆弾仕掛けていた旨を連絡して彼を恐怖させ、そのまま出頭する霧島 洋子きりしま ようこ) 「Case8たちの残照」の犯人グループ一員飲料会社配達員である初老女性最初爆破事件目撃者であったが、実は彼女こそが爆弾起爆であった東京シティゲリラの最後の計画にも参加し抵抗はせず、そのまま逮捕される篠木 龍馬(しのき りょうま) 「Case8たちの残照」の犯人グループ一員高校英語教師である初老の男性。2件目の爆破事件起爆者。東京シティゲリラの最後の計画にも参加し抵抗はせず、そのまま逮捕される9J 「Case9:ラスト・ドラゴン」の敵役で、「Case4」や掌編における黒幕。 →#レギュラーの犯罪者 ジェイソン 「Case9:ラスト・ドラゴン」の敵役一人。「リーグ」の幹部四天王)。 →#リーグ関連 牧野 幸一(まきの こういち) / マッキー 「Case9:ラスト・ドラゴン」の実行犯一人登場は「Break15:パープル・ヘイズ」からで、以降「Case9」に繋がる番外編にしばしば登場する音楽スタジオ従業員トオルとは旧知の仲であった急に他人行儀になり、間もなく行方くらましてしまう。実は9J洗脳されており、「SGDプロジェクト」の実行犯チームリーダー牧野軍曹」として、カンナビスなどから軍事訓練受けていた。 「Case9」においてはカンナビス訓練中に偶然遭遇したサバイバルゲームチーム命令のままに殺害するなど、他の仲間と共に殺人への抵抗自体無くしていく。特に中盤牧原暗殺計画チームリーダー務め牧原邸を襲撃するが、牧原本人トオル抵抗遭うトオルを庇った牧原銃撃することには成功するも、その場トオル取り押さえられ、牧原一命取り留める事件後は洗脳されていたとはいえいくつかの殺人加担していため、実刑免れないことが示唆されている。 氷室 馨(ひむろ かおる) 「Case9:ラスト・ドラゴン」の犯人グループ一人。「FSD」の副リーダー化け物のような顔に整形している青年FSDメンバーらしく9J命令には従うものの、実は9J洗脳受けていない。9Jからは顔が面白いやつとして幹部据えられいただけであったが、ギャング幹部としては普通に暴力的9J側近として第2部Case4」からしばしば登場する基本的に実行犯としては事件に関わらない。「Case9」の終盤トオル襲撃を受け、9J居場所を吐かされる事件後は、上記通り実行犯はないため特に逮捕されず、行方不明になった9Jに代わってFSD新しリーダーになった真野 和美(まの かずよし) / ペニス・コレクター 「Case10:ペニス・コレクター」の犯人女性ものブティック店長外見お淑やか美女だが本来の性別は男。戸籍上は性転換手術受けて女になっている。名前の「和美」の読みから主人格を男の「カズヨシ」、副人格として女性の「カズミ」を持つ多重人格者。後述過去から男でも女でも無いことにトラウマがあり(イソップ童話の『卑怯なコウモリ』のコウモリ自身例える)、雌雄同体完全体とみなし、執着する真に愛し合った男女であれば女に相手ペニスがくっつくと信じ、そこで愛し合っているカップル襲い、男は殺してペニス切り取って持ち去り、女は誘拐してペニス縫い付ける外科手術行っていた。当然、くっつくはずもなく、ダメだったことを確認すると女も殺していた。また、男の被害者にはLGBTの意味があるλ(ラムダ)の印を額に残す。トランス時は親指を「チュパチュパ」としゃぶる癖がある。 美人医者というエリートの母を持つ。父は平凡な男だったが、真野幼少時愛人作って逃げていた。このため高いプライドを傷つけられた母から、父に似ているという理由虐待を受け、さらには少年時ペニス手術切り取られてしまう。愛人とのセックス見せつけられた母から、お前はもう愛し合うことはできない罵られたことで、母と愛人殺害しその後、その愛人ペニス切って接着剤自分局部につけようとした。その後、まだ少年だったことと、ペニス切除など母の過剰な虐待発覚して同情され、母の遺産子供時代を過ごす。 映児と志摩正体バレた後、アジト帰るところを尾行されるが、途中で気が付き逆に映児を誘拐する監禁中の美女羅々亜(ララア)と、映児が脱走しようとしている現場見て二人愛し合っていると勘違いし、映児を殺害して、そのペニス羅々につけよう暴走始める。映児との攻防中に現場到着した志摩によって逮捕される藤村 一郎ふじむら いちろう)/ ブラック・ゴート 「Case11:黒い山羊」の犯人自動販売機補充員。真面目で母親想い青年ネット掲示板において「ブラック・ゴート黒い羊)」を名乗りブラック企業告発及び大量殺戮予告を行う。その後、この予告が本気であることを知らしめるため、無差別殺人見せかけた毒を使った連続殺人事件起こし予告した大量殺人向けて行動する化学系の大学出た真面目な青年であった就職難から自動販売機補充員に就職する。ところが上司客先理不尽なクレームや、同僚早々に辞めたことから、作業量が増し深夜1時に帰宅し早朝5時に出勤するという状態となる。それでも真面目な性格ゆえに無理に続けていたが、同居する母親がかなり前に死んでいたことに気づき(つまり同居人死んだ気づかないくらいハードな生活だった)、悲しみから狂ってしまう。そして復讐のために行動起こす無差別殺人見せかけていたことや、自販機補充員という意識残りにくい職業であったため、志摩と映児の捜査上手くすり抜けていく。そして予告した大量殺人直前正体バレ志摩銃撃を受けながらも、毒ガス発生させるが、結局は失敗し逮捕されてしまう。

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