ディセプティコン / Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:46 UTC 版)
「トランスフォーマー アニメイテッド」の記事における「ディセプティコン / Decepticons」の解説
メガトロンをリーダーとするトランスフォーマーの一勢力。全宇宙のエネルギー資源独占を目論む。戦闘能力はオートボットより高く、正規のメンバーは体が大きく空が飛べるものが多い。メガトロンが復活するまではメンバーがそれぞれ好き勝手に行動していた。メガトロンが復活した後は特殊な鉱石で守られた秘密基地で地球に潜伏し、各地に散らばる同胞に蜂起を促す。
※この「ディセプティコン / Decepticons」の解説は、「トランスフォーマー アニメイテッド」の解説の一部です。
「ディセプティコン / Decepticons」を含む「トランスフォーマー アニメイテッド」の記事については、「トランスフォーマー アニメイテッド」の概要を参照ください。
ディセプティコン / Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 06:01 UTC 版)
「トランスフォーマー/ロストエイジ」の記事における「ディセプティコン / Decepticons」の解説
前作において倒されたメガトロンたちディセプティコンの死体やその装備の残骸は地球人により回収解析され、「KSI」による人造トランスフォーマー開発の基となった。本来は無線操縦されるはずだったが、ガルヴァトロンの決起により中国拠点で開発されていた50体が離反。結果として地球人によってディセプティコンが新生することとなる。ジョシュアによりトランスフォーマーの身体はレアメタルを中心に構成されていると判明したが(過去に創造主たちが取りこぼした金属が、現代においてレアメタルとして発掘されている)、人造トランスフォーマーにはトランスフォーミウム(Transformium)と呼ばれる純正トランスフォーマーの死体やレアメタルを素材にさらに手を加えて作られた特殊金属が使用されており、変形プロセスは純正トランスフォーマーのように立体パズルを組み替えるごとく部品単位で組み替えるのとは異なり、身体を一旦粒子状に分解して再構築する方法をとる。 ガルバトロン(ガルヴァトロン) / Galvatron 声 - フランク・ウェルカー / 吹き替え - 大友龍三郎 軍事用人造トランスフォーマーの試作モデル。フレイトライナー・アーゴシーに変形。 過去三作のメガトロンと実質同一人物である。前作の決戦で倒されたはずのメガトロンだったが、実際には頭部だけになってもなお生き永らえており、囚われの身になっていたブレインズに自らのスペックを伝え、彼を介してKSIに新たなボディを作らせた後、頭部に密かに寄生させていたインセクティコンをガルヴァトロンのボディに送り、自身の染色体を移植させていた。当初のKSIの設計ではオプティマスに似た姿になるはずだったが、この染色体の影響でトランスフォーミウムのプログラムに誤作動が生じ、メガトロンに酷似した姿となってしまい、ジョシュアの怒りを買った。 ロールアウト直後は政府による無線操縦を受けているように装っていたが、オプティマスとの戦闘で単独起動して多くの犠牲者を出した。この一件を危惧したジョシュアは中国工場へ移送した後は二度と起動しないように指示したが、再び単独で起動。あらかじめ植え付けておいた自身の染色体により人造トランスフォーマーたちの無線操縦システムを掌握しディセプティコン軍団を再建、新たな破壊大帝としてその頂点に君臨した。今回の目的はKSIからシードを奪って大都市で発動させて自身の復活のデモンストレーションとなる大虐殺を行い、更なる軍勢を獲得して人類を絶滅させることであった。そのためにKSIの中国工場を脱走し香港及び北京での戦闘を起こし、当初は数で圧倒したものの、ダイナボットの加勢を受けたオプティマスたちの参戦により戦局は逆転。自らの再起を誓いながら敗走していった。 武器は両腕から展開するブレードとミサイルキャノン「ヘヴィメタルグラインダー」。ビークル時も車外からミサイルを発射する能力を備えている。胸部には円形のシュレッダーがあり、これで敵の武器を破砕することもできる。 過去作品に登場した同名のキャラクターがモデルだが、オプティマスのコピーとして設計されて誕生したという経緯など、モーターマスターやネメシスプライムの設定も取り入れられている。 カラーリングこそ黒と銀色を基調としているが、ビークルモードは過去に発売されたオプティマスプライムの玩具に酷似している。 スティンガー / Stinger 「KSI」がバンブルビーをモデルに開発した人造トランスフォーマーのプロトタイプ。赤いパガーニ・ウアイラに変形。身長19フィート(約5.7m)。右腕にバンブルビーと同じ形状のブラスターを持っているほか、ガルヴァトロンと同様、ビークル時でもミサイルを発射できる機構を持つ。 開発元の「KSI」によればバンブルビーと同等かそれ以上の性能を持つとされており、バンブルビーには「Fuck」「粗悪な模造品、コピー商品(Cheap Knockoff)」呼ばわりされた。 ロボットモードの姿は新型カマロをスキャンしたバンブルビーに似つつも、カラーリングは赤と緑を基調としており、頭部の形状はバンブルビーが戦闘時に使用するバトルマスクのみでその下にあるはずの素顔は登場しない。 ラジオで会話する場面は見られないが、挙動時にはバンブルビーのように独特の電子音を発している。劇中ではガルヴァトロンのように人格があるような描写は見受けられないものの設定上は人格が存在しており、歪んだ性格の持ち主とされている。 香港での戦いでは無理矢理ストレイフに飛び乗ってバンブルビーと死闘を繰り広げたが、地上に落下したところでバンブルビーに首を吹き飛ばされて死亡。吹き飛んだ頭部もストレイフに噛み砕かれてしまった。 当初パガーニ・ウアイラはロックダウンの部下のガイノイドに変形する予定でコンセプトアートも用意されていたが、制作が進むにつれてスティンガーへ変更された。 KSIセントリー(トラックス) / KSI Sentry(Traxes) 「KSI」が開発した、シボレー・トラックスに変形する人造トランスフォーマーの量産型。ゴーグルのような形状の単眼が特徴。銃と二枚刃のクローで武装している。 量産型の中で一番個体数が多く、赤・黒・グレー・青の4色のカラーバリエーションが存在する。 トラックスの名称は変形する車種、KSIセントリーは2018年に発売された玩具の名称から。過去のアニメ作品にトラックスという名前のキャラクターが存在するが、綴りが異なる。 KSIボス / KSI Boss 「KSI」が開発した人造トランスフォーマーの量産型。片腕のカッターなど、トラックスとよく似ているが頭部、肩など細部が異なっており、体格もより大きい。 名称はコンセプトアートより。コンセプトアートでは鞭を装備していたが、映画本編では使用していない。 ジャンクヒープ / Junkheap 「KSI」が開発した人造トランスフォーマーの量産型。ウェイスト・マネジメント社のごみ収集車から緑色の大型の個体、白色の中型の個体、黄土色の小型の個体の3体のトランスフォーマーに分離変形する。 トゥーヘッド / Two Head 「KSI」が開発した人造トランスフォーマーの量産型で複数体登場する。前作で登場したショックウェーブと同型だが、頭部が二つあり(角の本数も左右非対称)、胸部と腕部の形状が異なる。劇中では両腕から展開するブレードを武器としていたが、コンセプトアートでは腕をキャノン砲にも展開させていた。 名前はコンセプトアートより。 オレオボット/OreoBot 「KSI」が開発した人造トランスフォーマーの一種で、オレオのロゴが入っている。オートボットの「KSI」施設奇襲の際に破壊された。 本作公開に合わせてオレオとのコラボレーションCMが撮影されており、その一環で登場した。 インセクティコン / Insecticon 二作目に登場したものと同型の羽虫ディセプティコン。メガトロンの眷属として、彼の復活に暗躍した。 「大破したメガトロンが、虫のようなロボットを使って自身を復活させようと暗躍する」というシチュエーションは、トランスフォーマーアニメイテッド第四話『不死身のメガトロン』からの引用。 これらの他にも、2012年度版アストンマーティン・DBSや、マクラーレン・MP4-12Cに変形した名称不明のディセプティコンが多数登場している。
※この「ディセプティコン / Decepticons」の解説は、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の解説の一部です。
「ディセプティコン / Decepticons」を含む「トランスフォーマー/ロストエイジ」の記事については、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の概要を参照ください。
ディセプティコン / Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 04:48 UTC 版)
「トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」の記事における「ディセプティコン / Decepticons」の解説
メガトロン / Megatron 声 - ジェイソン・マルノチャ(大塚芳忠) 役職 - 統率者 ショックウェーブ / Shockwave 声 - トッド・ハバーコーン(茶風林) 役職 - 科学者 サウンドウェーブ / Soundwave 声 - エドワード・ボスコ(拝真之介) インパクター / Impactor 声 - ブルック・チャルマース(拝真之介) ディセプティコンによる欺瞞作戦でオートボットを迎え討つも建物の下敷きになり死亡したかに見えたがラチェットによって助けられ彼に協力する事に。オートボットによるスペースブリッジ修復の際にはラチェットと同行し修理を手伝う。スペースブリッジ防衛戦にてラチェットを庇い死亡する。 バリケード / Barricade 声 - アレクサンダー・ディラロ(田所陽向) スピニスター / Spinister 声 - グレー・ハドック(英語版) スカイトレッド / Skytread 声 - フィリップ・バーチェ リフレクター / Refraktors 声 - フランク・トダーロ アストロトレイン / Astrotrain 声 - マーカス・クラークオリバー(武田太一) アークを襲撃したディセプティコンの一人。 スクラップフェイス / Scrapface 声 - アディン・ラッド(興津和幸)
※この「ディセプティコン / Decepticons」の解説は、「トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」の解説の一部です。
「ディセプティコン / Decepticons」を含む「トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」の記事については、「トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」の概要を参照ください。
ディセプティコン / Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:20 UTC 版)
「トランスフォーマー アドベンチャー」の記事における「ディセプティコン / Decepticons」の解説
本作のディセプティコンは全員が元メガトロンの配下だった訳ではなく、窃盗や器物損壊などの軽度のものも含めて何かしらの犯罪を起こしたTFを一律にディセプティコンとして扱っている。サイバトロン監獄船アルケモア号の囚人達であったが、アルケモア号が地球に墜落した際にグリムロックを除く全員が脱獄を果たす。フィクシットの弁によると囚人の数は200体。ディセプティコンエンブレムには囚人追跡装置が内包されているため、スチールジョーは自身と仲間になった囚人達のエンブレムを引き裂いたり、傷を付けている。この事から今作のディセプティコンエンブレムは別に軍団エンブレムという訳ではなく、囚人管理・追跡用のマークとなっている。また、多くの者は地球の動物に似た姿や特徴をしている(ストロングアームがそのことに触れて、その動物の特徴を利用した倒し方をしたこともある)。
※この「ディセプティコン / Decepticons」の解説は、「トランスフォーマー アドベンチャー」の解説の一部です。
「ディセプティコン / Decepticons」を含む「トランスフォーマー アドベンチャー」の記事については、「トランスフォーマー アドベンチャー」の概要を参照ください。
ディセプティコン / Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 14:08 UTC 版)
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」の記事における「ディセプティコン / Decepticons」の解説
地球上では大型戦艦ネメシスを拠点とし、各地に拓いた鉱山でエネルゴンを採掘しながら常に移動しながら活動している。第35話は回想での登場で、第7話、第34話は未登場。 メガトロン / Megatron 声 - 藤原啓治 / フランク・ウェルカー ディセプティコンのリーダーでメインヴィラン。サイバトロンジェット(エイリアンジェット)に変形する。物語の開始直後までダークエネルゴン探索の為に長期不在だった。 性格は冷酷かつ残虐。粗野で力に身を任せた暴君に見えるが、状況を的確に見極め利用する冷静さと狡猾さを持つ。部下の失敗や裏切りは根に持ち自らの手で謀殺しようとするなど陰険な一面もある。大戦時は細菌兵器や化学兵器も開発運用していた。 ダークエネルゴンを取り込みテラーコンによる地球侵攻を企むも、オートボットの作戦とスタースクリームの反逆によりスペースブリッジの爆発に巻き込まれ大破、瀕死の昏睡状態となる。しかし第13話で脳内侵入プログラムで侵入してきたバンブルビーの頭へ逆に入り込み、第14話で彼の体を操って復活を遂げた。昏睡中、ケイオンでオプティマスプライム達と延々戦い続ける夢を見ており、その様子からバンブルビーにオプティマスプライムを自らの手で倒すことが望みであることを看破されている。絶大なガイアユニクロンの力を借りようとするも、協力を拒否された事を受け、一時的にオートボットと共闘する。その後オプティマスプライムがこれまでの記憶を失った事を悟り、彼を騙してアイアコンの遺産のデータを解読させた。アイアコンの遺産の争奪戦にてマトリクスセイバーを獲得したオプティマスプライムに対抗すべく、サイバトロン星の墓場から暴いたプライムの遺体から右腕を移植。ソラスプライムハンマーとダークエネルゴンでダークエネルゴンセイバーを制作し、オプティマスプライムのマトリクスセイバーを破壊した。第52話ではオプティマスプライムにより腕を切断されるも、オメガロックの力で地球に新たな要塞であるダークマウントを建設。オメガワンに総攻撃を仕掛け制圧した。その後の日本版未放送シーンでは、エイリアンジェットに変形して破壊したオメガワンにスタースクリームと共に訪れている。 シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では、要塞ダークマウントに構え、自身の望みは制圧による平和と嘯き人間に降伏勧告を行う(人間は奴隷扱い)。ウルトラマグナス率いるオートボットに侵攻された際には圧倒的な物量で彼らを圧倒するが、強化され復活したオプティマスプライムに圧倒され敗北。スタースクリームに諭されて撤退した。なお、この時には切断された腕は既に元の腕に戻った。その後は更なる戦力を手に入れるため再会したショックウェーブが進めていた「プレダコン計画」を推し進め、クローンであるプレダキングを生み出すが、プレダキングが知恵をつけ進化していき、ついには「プレダコンの王」を名乗り始めたのを受けて、危機感を覚え計画を破棄(彼はメガトロンに恩人のような感情と忠誠を持っていたので結果的には杞憂だった)。オートボットをけしかけクローンを全滅させたが、メディックノックアウトの失言とそれを聞いたラチェットにより真相が露見。プレダキングの怒りを買うがこれを辛くも撃退、船の外に突き飛ばした(後にかろうじて生きていたことが判明した)。最終話である第13話(第65話)でのネメシスにおける最終決戦ではダークエネルゴンセイバーを携えて登場。オプティマスプライムを追い込み、マトリクスセイバーを投げ渡そうとしたバンブルビーを殺害するが、勝利を確信したその瞬間に蘇生したバンブルビーによって胸部を刺し貫かれ機能停止し、地球へと落下していった。 最終シーズンで完結篇の『Predacons Rising(プレダコン・ライジング)』では、長い間ダークエネルゴンを多量に摂取していたことで微かに生きながらえていた。チーム・プライム(オプティマス部隊)がサイバトロン星(すなわちプライマス)を蘇生させたことで、かつて両軍が協力して封印したユニクロンの意識が呼応するようにユニクロンメガトロン / Unicron Megatronとして覚醒してしまい、サイバトロン星を破壊しに行こうとする彼に肉体を強化された上で乗っ取られ、ようやく復活したサイバトロン星を滅ぼしかける事態を招いてしまった。ユニクロンの精神がオプティマスプライムの活躍で引き剥がされ封印されたことで自由の身となるものの、ただ破壊を求めたユニクロンを故郷を滅ぼした己と重ねたことで改心し、スタースクリームやチーム・プライム(オプティマス部隊)たちの前でディセプティコンの解散を宣言、宇宙の彼方へと飛び去って行った。 武器は右腕のフュージョンカノン(Fusion Canon)と、そこから変形するソード。身体能力も怪力を誇るバルクヘッドを圧倒するほどで、オプティマスプライムを除いたオートボット達が総勢で掛かっても敵わない。 本編では終始冷酷非道で残忍なキャラクターとして描かれているが、HubのCMでは歌を披露したり、視聴者からの質問に答えていたり、日本でのトランスフォーマープレゼントキャンペーンでもカラオケに感化されて一曲歌おうとしたりと、本編外ではユーモラスな扱いをされることもある。Hubで組まれた26時間一挙放送特番の告知CMによればマイリトルポニーのテーマ曲がお気に入りであるとされ、『深夜の完全変形2時間スペシャル!』では部下からの評価を気にしている小心な一面も見られた。 日本語版での肩書は「破壊大帝」で、一人称は普段は「我」だが、偶に「俺様」になる。 「アームズマイクロン劇場」の第16話のハデス劇場では絵師を担当したスタースクリームからは"いじわる大帝"と侮蔑される。また、第16話、第34話でのハデス劇場の題字も担当し、第16話では劇の文字を間違えたが、第34話では直っていた。第18話でガブ、バル、ダイがウェポンリンクしたダークマターカリバーになった際に手だけの状態で登場した。 公式人気投票のキャラクター部門では6位(37票)で、トイ部門では4位(63票)。メガトロナス / Megatronus 剣闘士時代のメガトロン。名前は最初の13人のプライムの一人、メガトロナス / Megatronusにあやかったもの。 サイバトロン星の黄金時代にケイオンの剣闘士として活躍しながら、サイバトロン星の改革を訴えていた。その後人々の支持を獲得し政治家へ転身、名をメガトロンに改め、親友オライオンパックスと共にサイバトロン星の政治改革に乗り出した。しかしオライオンパックスが自身を差し置いて議会からプライムとして認められた事を受けて議会を去り、ディセプティコンを結成し戦争を起こした。 当初はオートボット同様青い眼をしていたが、議会を去った時点で現在の赤い眼へと変わった他、体色や顔の造形にも若干の差異がある。 スタースクリーム / Starscream 声 - 鶴岡聡 / スティーヴン・ブルーム ディセプティコンのナンバー2。後退翼を備えたF-16風の戦闘機に変形する。 狡猾で冷酷だが、根は臆病で詰めの甘い典型的な小悪党。様々な作戦を講じるも失敗し、自身へ跳ね返る間抜けな局面が多い。自惚れの強い野心家で、メガトロンの地位を狙い彼を亡き者にしようと企んでいる。ディセプティコンに属していた頃はメガトロンに代わってディセプティコンの指揮を執る事が多かったものの、メガトロンや部下からの人望はさほどない。 メガトロンを追い落とそうと策略を巡らせたが失敗し、復活したメガトロンから折檻された上に処刑されかける。その後は心を入れ替えて従順になろうとするがエアラクニッドに追い落とされ、最終的にディセプティコンを離反し、どちらの陣営にも属さない存在となった。その際アーシーとの戦いで頬に傷をつけられている。 ディセプティコン離反後は、エネルゴン不足からM.E.C.H.(メック)に一時協力するがトランスフォームコグを奪われ、トランスフォーム出来なくなってしまう。それからは墜落したハーベンジャーを拠点に活動し、遺産争奪戦ではエイペックスアーマーやレッドエネルゴンを手に入れた。その後スモークスクリーンによってエイペックスアーマーを奪われるが、レッドエネルゴンを利用してオートボットから全てのオメガ・キーを盗み出す事に成功、それを元手にしてディセプティコンに復帰した。復帰後は完全にメガトロンに従順になり、第52話ではビーコンジェネラルを率いてオメガワンを襲撃し、ホイルジャックのスターハンマーを撃墜した。その後の日本版未放送シーンでは、破壊したオメガワンにメガトロンと共に訪れている。 シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では、本格的に軍事参謀として活動するが、功を焦って人間の罠にまんまと嵌まる、単純な隠蔽工作にひっかかる、第3話(第55話)で拠点としていたハーベンジャーもオートボット再起のきっかけにされ、メディックノックアウトが回収したエイペックスアーマーを第6話(第58話)でミコに奪われてボコボコにされる、とやる気が空回りして散々な目にあっている。捕えたホイルジャックの拷問も担当するがまんまと逃げられ、付けておいた発信機も逆に利用されてしまったが、最後まで処刑されることはなかった。第8話(第60話)において、サイラスを実験体に合成エネルゴンを投与する実験を行っているメディックノックアウトから話を聞いていたらしく、事情を知った上で忠実な超人兵を作るためにダークエネルゴンを投与するも失敗、テラーコン化し騒動を引き起こした。その間に彼と友情が芽生えたように見えたが、メガトロンに責任を問われた際に、今までのこと全てに罪を擦り付けて裏切っている。しかしその結果としてポッドに幽閉されていたエアラクニッドの脱走と船内のインセクティコン全てと多数のビーコン兵を失うという失敗をしてしまい、第9話(第61話)でメガトロンにその事を言われていた。プレダコン(プレダキング)の教育も任されていたが、自分の地位を脅かしかねないショックウェーブとプレダキングを非常に嫌っており、しょっちゅう当たり散らすためロクに言うことを聞かせられていない。最終決戦においてメガトロンが倒された際、激しく取り乱しオートボットに襲い掛かり仇を取ろうとするなど、シーズン2以前では考えられないほどの忠誠心を見せた。その後にショックウェーブと共に脱出ポッドで脱出した。 最終シーズンで完結篇の『Predacons Rising(プレダコン・ライジング)』では、メガトロンが倒された後に自身がニューリーダーになろうとしており、懲りていなかった。ショックウェーブと共にプレダキングに代わるプレダコン、ダークスティールとスカイリンクスも作った。その後ユニクロンの力で復活したメガトロンに戸惑い、ショックウェーブと別れ単独で行動し、捕虜となっていたメディックノックアウトを救出しネメシスの奪還を試みたが、彼に裏切られイモビライザーも奪われてしまった。戦いが終わり、メガトロンが宇宙の彼方に飛び去って行った後は、ダークマウント跡地に行きディセプティコンのリーダーになろうと企むが、日頃から見下してきたプレダキング、ダークスティール、スカイリンクスによって襲われるシーンで終わった。 武器は両腕のミサイルと、腕が変形するブラスター。接近戦では両手の鋭い鉤爪を使う。また空中での機動力も極めて優れている。 原語版では日本語版独自の呼称である「Emperor of Destruction(破壊大帝)」を名乗ることがあった。日本語版ではぼやきのようなメタ発言など、ユーモラスな脚色がなされている。 日本語版での肩書は「航空参謀」で、一人称は「俺」。WEB限定の番宣ではしょっちゅう母親らしき相手と電話で話したり、『深夜の完全変形2時間スペシャル!』でのインタビューでは、メガトロンに対してベクターシグマに手を出している、声がその時のメガトロンに似ている云々のコメントを出しており、おまけコーナーであるアームズマイクロン劇場では第6話で登場した手製イラストの絵葉書によると国立在住となっており、第16話ではイラストを担当した。 公式人気投票のキャラクター部門では1位(91票)で、トイ部門では6位(41票)。スタースクリーム・クローン / Starscream clone 声 - 鶴岡聡 / スティーヴン・ブルーム 第36話に登場。スタースクリームがハーベンジャー内で見つけたプロトフォームに自分のエネルゴンを注入して作り上げたクローン。合計5体存在する。 オリジナルと違いトランスフォームコグを内蔵しているため変形が可能。しかし痛覚も共有しておりクローンの受けた痛みがスタースクリーム本人にも伝わってしまう。 オリジナルの命令でメガトロン暗殺の為ネメシスに潜り込んだが、1体は偶然に船に入り込んでいたバルクヘッドに遭遇して破壊される。残り4体がメガトロンの元に辿り着いたものの一瞬の隙を突かれて3体は返り討ちに遇い、残った最後の1体もオリジナルを殺して成り代わろうとしたこと察知され、オリジナル自身の手で処分された。この個体は死亡後にトランスフォームコグを抜き取られ、ディセプティコン復帰後にメディックノックアウトによってオリジナルの身体に移植された。 日本語版では「-だべ」や「-だス」など語尾に方言が付けられている。 サウンドウェーブ / Soundwave 声 - 無し / フランク・ウェルカー(シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』第10話(第62話)のみ) メガトロンの腹心の一人。無人偵察機に変形する。自身の声を持たず、録音した他人の台詞を引用してコミュニケーションを図る。顔は画面状になっており映像を映すことができるが、彼自身の表情を映すことはない。 大戦前、メガトロンがメガトロナスであった頃から右腕として付き従ってきた古参。忠誠心は絶大で、メガトロンを追い落とそうとするスタースクリームを出し抜いたり、メガトロンを見捨てようとしたエアラクニッドをあっさり叩き伏せたこともある。 アイアコンの遺産を巡った第40話のホイルジャックと戦闘では激戦の末に勝利を収めてレゾナンスブラスターを獲得するものの、その間にラチェットとラフによってレーザービークにウィルスを埋め込まれ、オートボットに情報が流出する事になった。 上記の通り本来の戦闘能力は高いが、主に情報収集やハッキングなどを行なっており、前線へ出る事は滅多になく戦闘自体を極力避ける傾向がある。小型偵察機レーザービークやケーブルを戦闘に応用し、胸部にビーム機銃を備えている他、盾のような腕を合わせた攻防一体の戦法を得意とする。 シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では引き続き活躍し、第8話(第60話)で復活し脱走したエアラクニッドと彼女によって再び洗脳したインセクティコンをグランドブリッジを使用しサイバトロン星近辺の月がある小惑星に放逐した。第10話(第62話)で増援に現れたところをオプティマスプライムに迎撃され捕まってしまうが、予め放っていたレーザービークによって拘束を解き、基地の場所を把握したうえでラチェットを連れ去る、という見事な脱出劇を見せた。最終話である第13話(第65話)のネメシスにおける最終決戦ではブリッジを死守しグランドブリッジを利用した戦法でレッカーズ(バルクヘッド、ホイルジャック、ウルトラマグナス)を追い詰めるが、ミコ・ジャック・ラフの作戦でブリッジの干渉を利用され、スカイクエイクと同じく異次元であるシャドウゾーンに閉じ込められた。 現在は細身の体型をしているが、大戦前は屈強な体格をしていた。アメコミなどでは、かつてメガトロンと肩を並べるほどの剣闘士であった事が明かされている。 原語版のOP映像には登場しないが、日本語版のOP映像とED映像では第1話から登場する。 日本語版での肩書は「情報参謀」。 公式人気投票のキャラクター部門では2位(72票)(ラチェットと同率)、トイ部門でも2位(83票)。レーザービーク / Laserbeak サウンドウェーブの小型偵察機。 通常はサウンドウェーブの胸にパーツの1つとして収納されているが、有事の際は射出され目標の追跡や捕獲などを行う。また、サウンドウェーブが戦闘の時は内蔵のブラスターで遠距離支援を行う。 ノックアウト(メディックノックアウト) / Knock Out(Medic Knockout) 声 - 増谷康紀 / ダラン・ノリス 第10話から登場。ディセプティコンの軍医でウォーブレークダウンのパートナー。アストンマーティンを髣髴とさせる赤いスポーツカーに変形する。 メガトロンの治療のために地球の部隊に加わるが、本人曰く解体の方が専門らしい。 塗装やボディに傷が付く事を極度に恐れるナルシストな性格。敢えて飛行能力を持たない「車」をスキャンしたのも、自身の美的センスによるものらしい。軟派な道楽者で、一時期は夜な夜な戦艦を抜け出してカーレースに興じていた。日和見主義の一面があり、メガトロンを追い落とそうとするスタースクリームに恭順し謀殺の片棒を担ごうとしたが、メガトロン復活後は何事も無かったかのように彼の指揮へ下っている。またエアラクニッドとサウンドウェーブが争った際、どちらにも加担せずに静観していた。 パートナーのウォーブレークダウンの死にも平然とした態度を崩さなかったが、サイラスブレークダウンが現れた際には過去の一件から強い嫌悪感を露わにし、メガトロンに敵を討たせて欲しいと懇願していた。また、粗暴な性格だが、磨きは一級品だと語っていた(日本語版では詳細シーンがカットされている)。 シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では、ショックウェーブの登場で愚痴を零すことの多くなったスタースクリームの聞き役に徹することが多い。第8話(第60話)においてサイラスブレークダウンを使った合成エネルゴンの人体実験を行っていることが明らかになった。曰く「元助手の体を実験に使うのに抵抗がない訳ではないが、サイラスが同じ目に遭えば彼も浮かばれる」とのこと。その後、事情を知ったスタースクリームの提案で忠実な超人兵を作るためにダークエネルゴンをサイラスに投与するも失敗、テラーコン化し騒動を引き起こした。その間にスタースクリームと友情が芽生えたように見えたが、メガトロンに責任を問われた際に、彼に今までのこと全てに罪を擦り付けて裏切られている。最終話である第13話(第65話)でのネメシスにおける最終決戦には一切戦闘に参加せず、お気に入りの研磨機を手にそそくさと退散する。決着がついた後に「私は常に勝者の味方です」とオートボットに鞍替えを図るが、エイペックスアーマーを着たミコに殴り飛ばされた。 最終シーズンで完結篇の『Predacons Rising(プレダコン・ライジング)』では、経緯は不明ながらオートボットの捕虜にされており、スタースクリームの乱入を受けて再びディセプティコン側へ付き、彼と共にネメシスの奪還を試みたが、戦局を見計らってスタースクリームを裏切り、イモビライザーを手土産に再びオートボット側へと寝返り、最後まで生き延びている。 武器は高圧電流を帯びた槍で、設定資料集ではエネルゴンから作られたエネルゴンプロッド("Energon Prod")という名称になっている。なお、この槍は第60話でテラーコン化したサイラスブレークダウンによって破壊された。片腕を丸ノコとドリルに変形させることができ、指先は溶接トーチになる。第60話では両腕を丸ノコに変形した。ビークルモードで銃器の使用も可能。 日本語版での肩書は「闇医師」で、一人称は「私」。ナルシストらしく気取った喋り方が特徴。自身を「美しい」、「美しく」と表現することが多く、「アデュー」が口癖で、撤退時によく言う。ここでは商標の理由により、メディックノックアウトという名前になっている。また、担当した増谷康紀は過去に『スーパーリンク』でメガザラックを担当していた。 『深夜の完全変形2時間スペシャル!』でのインタビューでは、メガトロンは絡んではいないがナルシストでああいう上司は煽てておけばいいと言った後に彼の体つきを素晴らしいと語り、続くこれからの見どころではウォーブレークダウンと共に漫才コンビ・ノックダウンを組んでM-1グランプリ優勝を目指そうとしたが、メガトロンにもうやってないと言われ、彼の部下になった。 原語版のOP映像には登場しないが、日本語版のOP映像とED映像では第14話からウォーブレークダウンと共に登場し、第40話以降は彼だけになった。 公式人気投票のキャラクター部門では4位(64票)。 ブレークダウン(ウォーブレークダウン) / Breakdown(War Breakdown) 声 - 伊丸岡篤 / アダム・ボールドウィン 第10話から登場。メディックノックアウトと共に加わった屈強な兵士で彼のパートナーを勤める。青いMRAP(耐地雷待ち伏せ防護車両)風の大型装甲車に変形する。 性格は好戦的で短気。パワーファイターであるバルクヘッドとは因縁のあるライバル関係。自身の失態を返上しようとする愚直な一面もある。 第16話で一時メックによって拉致され、トランスフォーマーの生態調査の為に解体されかける。その際右目を抜かれてしまい、以降は眼帯を装着するようになる。第33話でメガトロンからドレッドウイングと共にエアラクニッドの謀殺を命じられるが、返り討ちに遭いバラバラにされて死亡した後、遺体はM.E.C.H.(メック)に回収されサイラス復活に利用されることになった。なお、エアラクニッドを異性として意識している旨をビーコンに打ち明けることがあった。 武器は片腕から変形させるハンマーと左肩のキャノン砲。左肩のキャノン砲にはミサイルも搭載されている。玩具のテックスペックには、元々は小柄な体の偵察兵だったのを肉体改造を繰り返して現在の体を手に入れた、という経緯が記載されており、スタントワイルドライダーのテックスペックではスタンティコン部隊のメンバーでもあったと記載されている。 日本語版での肩書は「偵察兵」で、一人称は「俺」で、「壊すのだーい好き!」と「ぶっ壊す!」が口癖で、直情的なパワータイプのキャラクターという側面が強調されている。メディックノックアウトと同じくここでは商標の理由により、ウォーブレークダウンという名前になっている。 『深夜の完全変形2時間スペシャル!』でのインタビューでは、メガトロンが眠っている間に磨いたのは自分だと語り、もっと優しくしてくれと本音を出し、続くこれからの見どころではメディックノックアウトと共に漫才コンビ・ノックダウンを組んでM-1グランプリ優勝を目指そうとしたが、メガトロンにもうやってないと言われ、彼の部下になった。 原語版のOP映像には登場しないが、日本語版のOP映像とED映像では第14話からメディックノックアウトと共に登場し、第40話以降はいなくなった。 公式人気投票のキャラクター部門では7位(36票)で、トイ部門では5位(59票)。 日本版の玩具シリーズの「ユナイトウォリアーズ」ではゾンビウォーブレークダウンとして復活を果たしている。サイラスブレークダウン / Cylas 第45話で登場。負傷して不随になったサイラスをM.E.C.H.(メック)がウォーブレークダウンのボディに組み込むことで復活させた姿。ボディには傷跡や汚れが目立ち、欠損した右目には新たな眼をはめ込まれている。 既にウォーブレークダウンのスパークはなく、完全にサイラスの意思で動いているが、装備その他身体能力においてはウォーブレークダウンのそれと同等であり、サイラス自身の持つ格闘戦能力と合わせて軍隊や他のトランスフォーマーと互角に渡り合える戦闘能力を維持している。 玩具では黒が基調のカラーリングとなっており、青が基調の劇中とは印象が異なる。また胸部にはメッキ仕様のバンパーが追加されている。胸部カバーを開くと劇中同様に埋め込まれたサイラスの頭部が造形されている。付属のシールを貼る事で全身の傷跡を再現できる。 日本語版での肩書は「メック司令官」。 原語版での名称"Cylas"は"Cybernetic Life Augmented by Symbiosis"の略で、かつての"Silas"とは綴りが異なる。 エアラクニッド / Airachnid 声 - 柚木涼香 / ジーナ・トーレス 第12話から登場。独自に地球にやってきたディセプティコンの女性戦士。当初はビークルモードを持たず、通常のロボットモードと背中から蜘蛛のような長い節足を伸ばした多脚歩行形態に変形していたが、第17話で軍用のステルスヘリコプターをスキャンして変形する。相手を執拗に追跡して嬲り殺そうとする嗜虐趣味の持ち主。仕留めた生物の頭部を収集し自身の宇宙船内に飾る事を趣味としている(日本語版では詳細シーンがカットされている)。 ディセプティコンに属していたが大戦後は本隊から離脱、単独で宇宙を航行中に地球人へ眼をつけ飛来した。大戦時、情報を引き出す任務を受けてアーシーを捕縛、彼女の眼前でテイルゲートを拷問の末に殺害した為アーシーから恨まれている。逆にエアラクニッド自身も地球に飛来した際ジャックとアーシーによって宇宙船を爆破された事から、彼らを付け狙い、第17話でM.E.C.H.(メック)と共謀して彼らを抹殺しようともしたが失敗。第18話で不本意ながらもディセプティコンに復帰し、第20話でスタースクリームを追い落としてメガトロンの腹心の地位に収まったが、いざという時にはメガトロンを見捨てようとするなど忠誠心は欠片もない。後にメガトロンへの度重なる不満から、彼に代わってディセプティコンのリーダーになろうと企んでいた事をサウンドウェーブによってメガトロンに知らされ、謀殺されそうになったのを機に再びディセプティコンを離脱。第33話で偶然出会った大量のインセクティコンを洗脳し手下として従え、手を組もうとしたスタースクリームの誘いも拒否してメガトロン打倒を目指す。第36話でインセクティコンの大群をネメシスに差し向けるが、追跡してきたアーシーとの交戦によりインセクティコンのステイシスポッドへ閉じ込められてしまいステイシスモードのまま封印されてしまった。その後、彼女の身柄はポッドごと回収され、オートボットの基地であるオメガワンにて保管される。 シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では、オメガワン破壊時にディセプティコンによってポッドごと回収され、第3話(第55話)にてネメシスの保管室に入っていることが判明し、第8話(第60話)でスタースクリームが引き起こした騒動でテラーコン化したサイラスブレークダウンによって(エネルゴン目当てで)解放され、中のサイラス共々止めを刺す。そしてインセクティコン達を洗脳して再びディセプティコンに反旗を翻すが、サウンドウェーブが出したグランドブリッジによってサイバトロン星の衛星軌道上にある小惑星群へと放逐され、更にサイラスブレークダウンから受けた首の傷が原因でテラーコン化し、配下のインセクティコン達を貪り食うという最期を迎えた。 武器は節足の先端にある鋭利な鉤爪と、掌から放つビーム。粘着性の糸や溶解液、地中へ潜行するなど多彩な能力を持つ。日本語版では、粘着性の糸の攻撃はネバネバ攻撃という技になっている。 日本語版での肩書は「追跡者」で、一人称は「私」。非常に饒舌で、語尾に「-ッシャ」をつけてハイテンションに喋るなど、賑やかさと上述の冷酷さが同居したキャラクターとなっている。ヒロイン、女優を自称し、それ故に顔を攻撃されるのを嫌がる他、イケメンに過剰反応するなど面食いな一面が見られる。 原語版のOP映像には登場しないが、日本語版のOP映像とED映像では第14話から登場し、第40話以降はいなくなった。 『深夜の完全変形2時間スペシャル!』でのインタビューによると、かつてブラックウィドーとして『ビーストウォーズ』に参戦していた事を仄めかすコメントを出している。 公式人気投票のキャラクター部門では15位(11票)。 後に「レジェンズ」の玩具のクロミアに付属している漫画(出張版第11話)にも登場している。 ドレッドウイング / Dreadwing 声 - 岩崎征実 / トニー・トッド、フレッド・タタショア(The Game) 第32話から登場。スカイクエイクと同型のディセプティコン戦士で、同じスパークが分化して生まれたスカイクエイクの双子の兄。弟と同じくファウラーが操縦するF-35風の戦闘機をスキャンして変形する。 スカイクエイクの死を察知して地球に飛来、オートボットに殺されたと知りメガトロンの下で復讐を誓う。その後メガトロンからスタースクリームに代わる新しいディセプティコンのナンバー2として認められた。スカイクエイクと同じくメガトロンに対して深い忠誠を誓っているものの、弟の復讐のため独断で戦闘に出るなど独自の義心に基づいた行動も多く、利害の一致でオプティマスプライムと協力した後は手出しをせずに見逃すなど義理堅い一面も見せる。オプティマスプライムからも一目置かれる実力者でオートボットへ勧誘されているが弟同様断っている。 以前は護送船アルマダの船長(原語版では航空部隊シーカーズのリーダー)で、レッカーズ殲滅の任務についていた。地球に来る前はホイルジャックと行動を共にしていた元レッカーズのシースプレーを宇宙船ごと爆殺している。 第50話で脳内侵入プログラムにてスカイクエイクがスタースクリームに利用された挙句テラーコンになった事を知り、さらにメガトロンがスタースクリームの帰服を許した事に堪えかねて第51話でソラスプライムハンマーをオートボットに譲渡し、メガトロンの命令も無視してスタースクリームを殺そうとするが、彼に粛正の形で処刑された。なお、オートボット及びホイルジャックからその死は伝わる事はなかった。 上記の通りスカイクエイクと同型だが、カラーリングは青と金が基調。 武装は大型のキャノン砲と長剣。また高精度な爆弾を駆使して相手を罠にかけるテクニカルな戦法を得意とする。 日本語版での肩書は「爆撃参謀」で、一人称は「俺」。発砲時に発砲音(「バギューン」など)を叫ぶ。 原語版のOP映像には登場しないが、日本語版のOP映像とED映像では第32話から登場している。 ショックウェーブ / Shockwave 声 - 三宅健太 / デビッド・ソボロブ ディセプティコンの科学者。紫色のボディと赤い単眼だけの頭部が特徴。日本版の玩具では機動砲台に変形し、シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では、大型のサイバトロンタンク(エイリアンタンク)に変形する。 極めて冷静かつ論理的な合理主義者。脳内侵入プログラムを開発したり、ロストテクノロジーと化していたスペースブリッジシステムを再現できるほどの優れた技術力を持つ。 大戦直後の荒廃したケイオンでスペースブリッジの復元作業を進めていた。スタースクリームの要請により捕らえたアーシーの頭脳から暗号通信解読用のコードを引き出してオプティマスプライム達が地球に居る事を突き止める。その後、スペースブリッジを破壊しようとしたアーシーとクリフジャンパーをスペースブリッジ内部まで執拗に追撃するが、最後はアーシーの攻撃を目に受けて撃退された。 その後は戦死扱いされていたが、シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』では、生きてサイバトロン星に取り残されていた事が判明し、第1話(第53話)で破壊されたオメガロックに手放されたアイアコンの遺産を回収しに来たメディックノックアウトに発見され、グランドブリッジを使ってディセプティコンに復帰し、主であるメガトロンは復帰した事を知り喜んでおり、この様子から見ると消息不明になった間でも心配していた様子。 わが身可愛さに自身を見捨てて真っ先に逃げ出した(しかも捜索すら行わなかった)スタースクリームとは仲が悪い。しかし、その時のことを詰問した際、スタースクリームの言い訳を「論理的だ」として認めている。 消息不明となっていた間、基地の爆発に巻き込まれて重傷を負いながらも自らのラボで単身CNA(CyberNuclearAcid)の研究を進め、古代の生命体プレダコンを造り出す「プレダコン計画」に着手しており、合流した時にはすでに一体が完成していた(のちにプレダキングと名乗る個体)。また、かつてサイバトロン星での戦争中、数多くのプレダコンを復元し地球へ送り込んでいた事が明かされている。更なる戦力増強のためにクローンの作成に必要なプレダコンの化石を集めさせる。 完全な合成エネルゴンの完成とオメガロックの再建を担当しており、最終決戦時にもオメガロックの制御を行っていた。メガトロンが倒された後、激昂するスタースクリームを連れて脱出ポッドで脱出した。 最終シーズンで完結篇の『Predacons Rising(プレダコン・ライジング)』では、サイバトロン星の片隅でスタースクリームと共に新たなプレダコンのダークスティールとスカイリンクスを創り出した。ユニクロンに憑依され復活したメガトロンが蘇生させたテラーコンのプレダコン軍団に蹂躙されたものの、持ち前の頑強さで持ちこたえており、最後まで生き延びた。劇中では生存が確認された後にフェードアウトしており、その後の去就は描かれなかった。 武器は左腕の巨大なレーザーカノン。身体は比較的大柄で格闘戦能力にも優れ、クリフジャンパーとアーシーの攻撃もほとんど通用しないほど頑丈なボディを誇る。 日本語版での肩書は「科学参謀」で、一人称は「俺」で、「ショック」が口癖となっており、会話にもよく織り交ぜてくる。 玩具のテックスペックでは、かつてはディセプティコンのナンバー2であった事や、サイバトロン星での戦争時から兵器開発に携わりマッドサイエンティストとして恐れられていた事などが記載されている。
※この「ディセプティコン / Decepticons」の解説は、「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」の解説の一部です。
「ディセプティコン / Decepticons」を含む「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」の記事については、「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」の概要を参照ください。
ディセプティコン / Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 14:36 UTC 版)
「トランスフォーマー アニメイテッドのキャラクター一覧」の記事における「ディセプティコン / Decepticons」の解説
これまでのシリーズにおけるデストロンに当たる。正規のディセプティコンの多くが飛行可能なビークルに変形し、自動車に変形するオートボットに比べて全般的に身体のサイズが大きい(玩具ではサイズが統一されていない)。主要なメンバーはグレートウォーを生き残った精鋭であるため戦闘能力が高く、単体でもオートボット数人がかりを苦戦に追い込む程。 破壊大帝 メガトロン / Megatron 声 - 若本規夫 / コーリー・バートン ディセプティコンの冷徹なリーダー。一人称は「我」(第1話のみ「俺」も使用)。本作のメインヴィランで第1話ではサイバトロンモードで登場するが、部下のスタースクリームの謀略によって破壊されて復活するまでは一部破損した頭だけの状態となっていた。復活してからはアースモードの姿で行動する。 サイバトロンモードはエイリアンジェット、復活してからはティルトローター型ガンシップに変形する。武器は片腕に取り付けられた融合カノン砲であるフュージョンキャノン(fusion cannon)とプロペラが変形した中空の刀身を持つ剣・メガニウムソード(trionium sword)。第1話では1振りだけだったが、アースモードでは2振りとなり二刀流でも戦う。 グレートウォーの頃からリーダーとして君臨し、その姿を見て生きて帰った者はいないと言われている。グレートウォーが終結してからその行方は把握されていなかったが、オプティマス部隊と遭遇し、交戦した後は死亡したことになっていた。バラバラになった体は機能を停止していたが、頭部と右腕は人間のサムダックに発見され50年もの間研究材料となっていた。第3話では頭部だけの状態で機能を停止している描写があった(日本版ではそのシーンはカットされている)。第4話(日本語版では第6話)では頭部だけの状態で機能を再起動している描写があった(日本版ではそのシーンはカットされている)。その後、サルベージされたボディとオールスパークの鍵の力を得て復活を遂げる。最終話である第42話ではオプティマスプライム(コンボイ)に捕らえられ、サイバトロン星の収監所へと送られた。 彼の頭の形状は、破壊される前のサイバトロンモードでは『実写映画版』のメガトロン/Megatronのものに、復活してからのアースモードではG1のスーパーメガトロン/Super Megatronによく似たものとなっている。 日本語版では、演じる若本規夫特有の癖のある喋りをする。また、英語版では格下であるオプティマスプライム(コンボイ)達を「オートボット」としか呼んでいなかったのが最終話である第42話では初めてオプティマスプライム(コンボイ)を名前で呼び、対等の相手として認めるという展開となっていたが、日本語版では早い時期から名前で呼んでいた。 玩具ではディセプティコンで唯一アースモードとサイバトロンモードの両方が発売されており、アースモードはリーダークラスとアクティベイター、サイバトロンモードはヴォイジャークラスとデラックスクラス(オプティマスプライムとのセット販売)のものが存在する。破壊大帝 マローダーメガトロン / Marauder Megatron 海外ムック本『TRANSFORMERS ANIMATED: THE ALLSPARK ALMANAC II』によると企画案のみで終わった第4シーズンではメガトロンがトリプルチェンジャーへと強化される(パワーアップする)予定であった形態。 トリプルチェンジャーモードでは戦車とジェット機(エイリアンジェット)に変形する。武器は新たに両腕に取り付けられた融合カノン砲であるフュージョンキャノン(fusion cannon)と両胸に取り付けられた2連装砲。 第4シーズンでは最終話である第42話でオプティマスプライム(コンボイ)に捕らえられ、サイバトロン星の収監所へと送られたメガトロンが収監所から脱獄(収監所ごと脱獄)して叛逆した後にマローダーメガトロンへと強化(パワーアップ)をしてそのまま地球へ向う。脱獄してからはトリプルチェンジャーモードの姿で行動する。 彼の頭の形状は、脱獄してからのトリプルチェンジャーモードでは『ビーストウォーズリターンズ』のメガトロン/Megatronによく似たものとなっている。 航空参謀 スタースクリーム / Starscream 声 - 山野井仁 / トム・ケニー ディセプティコンのナンバー2。第1話ではサイバトロンモードの姿で登場し、第3話からはアースモードとなり前進翼ジェット戦闘機に変形する。武器は両腕のデュアルソニックブラスター(Dual sonic blaster)(日本語版では別名「イケメンビーム」とも言っている)。首だけになってからは口からもビームを放つ。 メガトロンには遠く及ばないものの、エリートガードをものともしない高い実力の持ち主ではあるが、性格は陰険で卑屈で自尊心の塊。日本語版では自尊心の強さから何かと「イケメン」を自称している。オプティマス部隊と初めて遭遇した際にディセプティコンのトップであるメガトロンを罠に嵌めて破壊し、その罪をオプティマスプライム(コンボイ)に擦り付けディセプティコンの新しいボスとして君臨しようとした。だが、人望の無さから誰も彼の部下にはならずあっさり見限られた。 第16話にて復活したメガトロンの制裁を受け絶命したが、その後、偶然額に突き刺さったオールスパークの破片の力で復活。ただし、スパーク自体は完全に消滅している言わばゾンビであり、不死身の体でメガトロンへの復讐に乗り出す。スパークと共にエネルギー反応が消失しているため、センサーには感知されない。第2シーズンでは自らのクローン軍団を率いて、オートボットでもディセプティコンでもない第3勢力として行動しようとするが、第29話でサムダック博士の機転によって頭だけの状態になってしまい、クローン達にも見限られてしまう。終盤において新たにプロトフォームを使って新たなボティを手に入れる。その後メガトロンにボディを破壊されるも、最終話である第42話では自力でボディを修復するが、メガトロンを破壊するために地球へ降り立った際にオールスパークの欠片を集めるプロールとジャズによってオールスパークの破片に抜かれてしまい完全に絶命した(断末魔は英語版では言わなかったが、日本語版では「イケメン台無しぃ~…」と言っている)。なお頭から切り離された胴体はヘッドマスターに利用された。 第4シーズンではスリップストリームの手によって完全復活する予定であった。 後日談を描いた「レジェンズ」の漫画版のエピローグでは上記の通りに復活し、彼女とスィンドルと共にサイバトロン星の収監所から脱走した。 玩具はヴォイジャークラス、アクティベイター、EZコレクションのものが存在する。 空陸参謀 ブリッツウィング /Blitzwing 声 - チョー / バンパー・ロビンソン メガトロンの部下の一人。第11話からアースモードとなりオプティマス部隊と対峙するようになる。第1話でもシルエットの状態で登場していた。 メガトロン亡き後のディセプティコンを取り仕切っていた。メガトロンへの忠誠心は強く、メガトロンやディセプティコンのために活動している。しかし日本語版ではメガトロンからはラグナッツほど当てにされていない。ブラックアラクニアによってトリプルチェンジャーへと改造された過去があり、その影響で3つの人格を持つようになる。戦車とジェット戦闘機に変形する。武器は2連装砲・デュアルエナジーキャノンとミサイルであるが、人格によって火炎系(superheater cannon)もしくは冷凍系(hyperfrost emitter & ice missile)の武器に変化する。 アイシー(冷淡)、ホットヘッド(短気)、ランダム(でたらめ)の3つの人格があり、人格に合わせて顔も変形するビークルモードも変化する。アイシーは単眼鏡のようなものを着けている水色の顔で、武装は冷凍系、変形するビークルモードはジェット戦闘機。堅物な性格をしており冷めた口調で喋る。英語版ではドイツ訛りだが、日本語版では「~デス」などエセ外国人風のアクセントで話し、第19話以降は語尾が「ぬ」になっている。ホットヘッドは前歯がすきっ歯の赤い顔で、武装は火炎系、変形するビークルモードは戦車。柄が悪く激昂しやすい。英語版ではオーストラリア訛り(すきっ歯とあわせてアーノルド・シュワルツェネッガーのパロディになっている)だが、日本語版では語尾に「マァン」や「メェン(面)」と付けるのが口癖。ランダムは赤い目と口がある黒い顔で、武器は火炎系と冷凍系の両方を使用することが可能。ハイテンションでおどけている狂人的な性格。 アニメ版ではラグナッツとよく行動を共にしており、玩具でも相棒として設定されているが、決して仲が良いわけではない。なお、日本語版ではスタースクリームから「お笑いコンビ」と喩えられている。 第35話でオートボットに捕らえられ、第39話でスィンドルに助けられラグナッツ、サンストーム、ラムジェットと共にエリートガードを襲撃するが、オプティマスプライム(コンボイ)の機転でサンストーム、ラムジェットと共に再び捕らえられサイバトロン星へ送還された。企画だけで終わった第4シーズンではメガトロンとラグナッツとショックウェーブと共に収監所から脱獄(収監所ごと脱獄)する予定であった。脱獄後はメガトロンの隣に控えている。 日本語版のオープニング映像ではアーマーハイドとの戦闘シーンが描かれている。 破壊兵 ラグナッツ / Lugnut 声 - 伊藤健太郎 / デビッド・ケイ メガトロンの忠実な部下の一人。第11話からアースモードとなりオプティマス部隊と対峙するようになる。第1話でもシルエットの状態で登場していた。 絶対に裏切らないためメガトロンからも信用されているが、その反面知能は低く、地位も低い。真ん中の大きな目と小さな目を合わせて五つの目がある。B-26風の大型爆撃機に変形する。武器は全身に内蔵されたミサイル群と爆発的な破壊力を持つ信管付きロケット爆弾パンチ(P.O.K.E.)に尾翼が変形する巨大ウォーハンマー・アトミックメイス(atomic mace)。爆撃機に変形した際にはマシンガンや爆雷も使用している。また、アイアンハイドを遥かに上回る怪力を誇る。 妄信的にメガトロンに従っており、ことあるごとに「メガトロン様偉い!メガトロン様強い!(Glorious Megatron!)」などとメガトロンの偉大さを称えようとする一方で自分がメガトロンに一番忠実だと思っており、メガトロンの下へ帰還したショックウェーブに対抗意識を抱くようになる。日本語版では語尾に「ッツ」と付けるのが口癖で、「ッ」を「ツ」と発音することが度々あり、一人称は「オレッチ」。また、原語版(英語版)ではチーム・ジャール(チームストライカ)のリーダーであるストライカとは夫婦であるという設定があるが、日本語版では言及されていない。 第3シーズンでは一度は捕らえられるが、スィンドルに助けられ、オプティマスプライム(コンボイ)とエリートガードとの戦闘によって宇宙を彷徨っていたところ、メガトロンと再会する。その後、誤ってオメガスプリームの起動コードを引き継いだためオメガスプリームのクローンに彼のデータがコピーされることになった。最後はメガトロンの敗北によりオプティマスプライム(コンボイ)達に捕まり、サイバトロン星へ送還された。 第4シーズンではメガトロンとブリッツウィングとショックウェーブと共に収監所から脱獄(収監所ごと脱獄)する予定であった。 アニメ版ではかなり大柄だが、玩具は変形機構の影響で他のヴォイジャークラスの玩具と比べると小柄である。 日本語版のオープニング映像ではアイアンハイドとの戦闘シーンが描かれている。 漫画版のザ・クールでは第3話から第7話、エクストラ第3話で登場。アニメ版と比べると出番が少なかった。 諜報工作兵 ブラックアラクニア / Blackarachnia 声 - 柚木涼香 / クリー・サマー メガトロンの部下の一人。第1話でもシルエットの状態で登場していた。巨大なクモに変形する。彼女の正体は元オートボットのエリータ1(-ワン)であり、巨大蜘蛛型生命体をコピーしようとした際、その毒に侵されてしまったために半有機ロボット生命体となってしまった。そのため、巨漢揃いのディセプティコンの中では小柄な部類である。毒をはじめとした生体部分との融合は機械と不可分な状態であり、毒を除去されては生命を維持できない身体になっている。相手を絡める蜘蛛の糸・スパイダーフックと、エリータ1(-ワン)の頃から有するコピー能力を駆使して戦う。また、彼女の毒液で強力なものはトランスフォーマーでも解毒薬を使わないと死に至らしめる。さらに生体部分がトランスフォーマー特有のエネルギー反応を阻害するためセンサー類では感知されない。また、歴代シリーズのトランスフォーマーが普通に涙を流せるのに対し、本作では有機要素を持つ彼女とサリのみが涙を流す描写がある他、彼女は呼吸により酸素を取り入れる必要があることが描写された。 醜い姿になったために仮面を被ってオートボットを去り、元の姿に戻るために色々な実験をしている。そのためディセプティコンへの忠誠心は薄く、メガトロンが復活した後も一人で行動している。第36話にてワスピネーターと共に何処かの惑星へと飛ばされ、それ以降は登場しない。 オートボットであった頃の友人であるオプティマスプライム(コンボイ)に対しては友情以上の感情を持つ反面、蜘蛛型生命体と遭遇した際に置き去りにされた過去の一件から彼を憎んでもおり、第10話(英語版では第9話)では「一緒に行こう」というオプティマスプライム(コンボイ)の誘いを受け入れられないなど愛憎が入り混じる描写が見られる。 日本語版では『ビーストウォーズ』のブラックウィドーと同様に語尾に「-ッシャ」を付けて喋る。また、ミニコーナーの「音仏一家のトランスフォーマー生活」で幾度となくナレーションを担当し、オープニング映像では同じ女性戦士であるオートボットのアーシーとの戦闘シーンが描かれている。 また、海外ムック本『TRANSFORMERS ANIMATED: THE ALLSPARK ALMANAC II』によると第4シーズンでは再びメガトロンの指揮下に入られてしまうが、独自にロボットと生物を合成したプレダコンで構成する自分の部隊を作ろうと画策する予定であった。また、この時には自身の有機部分に対する嫌悪感は無くなりつつあったようである。 漫画版のザ・クールでは第1話、第4話、エクストラ第3話で登場。アニメ版と比べると出番が少なかった。後に「レジェンズ」の玩具のクロミアに付属している漫画版(出張版第11話)では登場している。 賞金稼ぎ ロックダウン / Lockdown 声 - 大塚明夫 / ランス・ヘンリクセン 第5話(英語版では第7話)、第23話、第35話に登場。自身の強化を報酬としてディセプティコンに雇われる賞金稼ぎ。ラグナッツ曰く「ディセプティコンの名を汚した男」。一人称は「俺様」、「俺」。黒いヘビメタカー(コルベットとスーパーチャージャー付きマッスルカーを合わせたようなデザインの違法改造車)に変形する。普段は外套(space poncho)を着込み、右腕にデスフック(nova spray)、左腕にデスチェーンソー(chainsaw)を内蔵しており、捕縛用ワイヤー(sleep net gun)、ソニックジャベリン(sonic javelin)なども装備している。胸にはオートボットのエンブレムを塗りつぶした跡がある。 相手の武器を戦利品として奪い自分を強化するのが趣味で、かつてのグレートウォーで遭遇したラチェットのEMPジェネレーターも奪い武器として使っていた。また、ラチェットの頭の右の角をへし折った張本人でもある。 ヨケトロンの下でサイバーニンジャを修行していたが、その後賞金稼ぎとなって最初の仕事でヨケトロンを裏切ったため破門される。グレートウォー終戦後まもなくヨケトロンを殺害してヨケトロンの鎧とプロトフォームを強奪した(原語版(英語版)のガイドムックより)。 日本語版ではディセプティコンの「ディ」がうまく発音できない口癖で、「ディ」を「デ」と発音することが度々あり、語尾に「夜露死苦(よろしく)」を付けて喋る。 玩具はデラックスとアクティベイター のものが存在する他、デラックスクラスの仕様変更品としてブレイジングロックダウンがあり、デスチェンソーはこちらに付属している。 音響工作兵 サウンドウェーブ / Soundwave 声 - 飛田展男 / ジェフ・グレン・ベネット 第4話(英語版では第10話)、第37話、第38話に登場した地球製トランスフォーマー。シティカー(サイオン・xB)に変形する。武器は体の各部のスピーカーから発する超音波攻撃で、音波によりロボットを操作することも可能。「ボクノナマエハ、さうんどうぇーぶ(I am Soundwave.)」が口癖で、声にはエフェクトが掛かっている。 元々は頭だけの状態になっていたメガトロンの設計を元にサムダックが作り、サリの誕生日に玩具として贈られた演奏ロボットだが、メガトロンの策略によってトランスフォーマーに進化した。他のロボットを吸収して自身の体を大きくさせており、G1のサウンドウェーブに似たラジカセ型のコアさえ無事であれば再構成が可能。 機械こそ有機生命体より論理的に優れていると考えのもと、ディセプティコンを名乗り人類の打倒を画策する。第4話(英語版では第10話)でオートボットに破壊されたが、その後日本語版では第18話から変更されたオープニング映像でも本編に先駆けて登場し再登場する機会を匂わせ、第37話にてレーザービークとラットバットを従え再登場し、オートボット達を電脳空間に幽閉する。オートボット達を洗脳し操っていたが、最後はオプティマスプライム(コンボイ)によって破壊されるが、コアはレーザービークによって回収される。 オートボット達を電脳空間に幽閉した際には、サウンドブラスターのような黒い個体と白い個体のコピー体が登場しており、黒い個体はサウンドウェーブエレクトロスタティックとして玩具化されている。 第4シーズンでは、メガトロンの部隊と合流する予定であった。 漫画版のザ・クールでは第3話で登場。アニメ版と比べると出番が少なかった。音響工作兵 サウンドブラスター キャラクター名は日本での玩具が販売される際につけられたもの。サウンドウェーブエレクトロスタティックのアクティベイター版にあたるが、アニメ版でのカラーリングは日本版よりハズブロ版のものに近い。 日本語版では第18話から変更されたオープニング映像で本編に先駆けて登場した。 漫画版のザ・クールでは未登場。 電子操作兵 レーザービーク / Laserbeak 第37話、第38話に登場したサウンドウェーブの部下で偵察やスパイ活動を行う。G1に登場したコンドルがモチーフ。コンドル形態からギブソン・フライングV(エレキギター)形態に変形、楽器形態で弾くことにより音波攻撃を起こすことが出来る。 日本語版では第18話から変更されたオープニング映像でギター形態に変形して本編に先駆けて登場した。 漫画版のザ・クールでは第3話で登場。 偵察兵 ラットバット / Ratbat 第37話、第38話に登場したサウンドウェーブの部下。コウモリ形態からショルダーキーボード(keytar)形態に変形する。キーボードとして弾くことによりあらゆる機械を操作する洗脳波を発生する。サウンドウェーブの玩具を介することにより人間の洗脳も可能。 玩具ではサウンドウェーブエレクトロスタティックに付属している。 漫画版のザ・クールでは未登場。 武器商人 スィンドル / Swindle 声 - 神奈延年 / フレッド・ウィラード 第24話と第39話に登場した(日本語版では第18話から変更されたオープニング映像でも本編に先駆けて登場した)銀河を股にかける強欲な武器商人。メガトロンの部下ではなく、武器を売り込むために地球へ来た。ハンヴィー風の軍用四輪駆動車(大型ランドクルーザー)に変形する。ビークルモードでも使用可能な右腕のキャノン砲(scatter blaster)や右腕から発射される光線(telekinetic ray) 、胸のガトリング砲(Gatling cannon)、ヴォークとの取引で得たフォースフィールド発生装置(Negatronic force field)など全身に武器を内蔵している。また胸のポケットはトランスワープ技術により自分の武器庫と直結している。 一度は捕まり、第39話においてオプティマスプライム(コンボイ)とエリートガードによってサイバトロン星へ送還される途中、同じく捕まっていたラグナッツらを利用して逃亡した。 日本語版では高めの声で語尾に「ですよねぇ~」などとつける喋り方が特徴。一人称は「私(わたくし)」。 漫画版のザ・クールでは未登場。後に「レジェンズ」の玩具のスリップストリームに付属している漫画版(出張版第16話)では登場し、彼女に平行世界に移動できる「異次元ジャイロローター」を取り付ける改造をする。エピローグでも登場し、スリップストリームと復活したスタースクリームと共にサイバトロン星の収監所から脱走した。 潜入諜報兵 ショックウェーブ / Shockwave 声 - 檜山修之 / コーリー・バートン ディセプティコンのスパイ。体のサイズを変化させる能力を活かして、オートボットの情報長官・ロングアームとしてスパイ活動を行っている。実力と権謀でオートボット内の地位を確立するなど、優れた策略家だが、純粋な戦闘力も他のディセプティコンに劣らない。メガトロンへの忠誠心は絶大で、最大の忠臣として扱われている。戦車に変形する。武装はキャノン砲(electromagnetic cannon)と、爪や頭部のアンテナから発する電気ショック。ロボットモードでも飛行することも出来る。エリートガードの内部情報の傍受以外にも、ディセプティコンのスペースブリッジの受け入れコードの認証など様々な形で暗躍している。なお、ロングアームとして行動する際には声色が爽やかなのに対し、ショックウェーブに変形すると物静かかつ冷徹な声色となり、体も2倍の大きさになる。最後はアイアンハイドとバンブルビーとの戦闘に敗れ、メガトロンとラグナッツと共にサイバトロン星へ送還される。 第4シーズンではメガトロンとラグナッツとブリッツウィングと共に収監所から脱獄(収監所ごと脱獄)する予定であった。 サイバトロン星でスパイをしていた際のボディカラーはグレーと黒であったが、第40話(第37話)でメガトロンの下に戻ってからはG1を彷彿させる黒と紫(玩具における名称は「オリジナルver.」)になったが、日本語版のオープニング映像では第1話の時点で戦車に変形した状態(カラーリングは黒と紫)で登場していた。 漫画版のザ・クールでは第8話、エクストラ第1話で登場しているが、本当の姿である黒と紫のカラーは見せなかった。 G1のレーザーウェーブ/Shockwaveがモチーフ。また、今シリーズ最多の四段変形(ショックウェーブ、ロングアーム、戦車、4脚クレーン車に変形)が可能。オートボットとディセプティコンそれぞれのロボットモード、ビークルモードを持つトランスフォーマーの玩具はこれが初めてとなる。 ミュータント ワスピネーター / Waspinator 声 - 加藤賢崇 / トム・ケニー 第36話に登場。ワスプがブラックアラクニアの実験によって変貌した姿。巨大なメカニカルビーに変形し、パワーもワスプの頃より増大した。体内のトランスワープエネルギーによって光線を放つことが可能。実験体として利用されたのを知り、ブラックアラクニアに襲いかかるが、体内のトランスワープエネルギーが暴走を起こしたためにブラックアラクニアと共に何処かの惑星へと飛ばされた。 ビーストウォーズに登場したワスピーター/Waspinatorがモチーフ。『ビーストウォーズシリーズ』に登場した同名のキャラを強く意識したデザインをしており、ロボットモードの顎の構造や、バラバラになった姿でも生きている、一人称が名前である、といった共通点も見られる。日本語版ではワスプと担当声優が異なり、ビーストウォーズシリーズに登場した同名のキャラとほぼ同じ口調でしゃべる。また、一人称は「ぼくちん」。 漫画版のザ・クールでは未登場。 ラグナッツスプリーム / Lugnut Supreme 第41話、第42話に登場したオメガスプリームをコピーした3体の巨大クローン。見た目は顔やボディカラーを除いてオメガスプリームとほとんど同じであり、同型の宇宙船に変形する。 戦艦ネメシスの装甲で作ったボディにプロトフォームを組み込み、オメガスプリームをスキャンすることで誕生した。オメガスプリームの起動コードが誤ってラグナッツに移植されたため、ラグナッツのパーソナルをクローンに移植されることになった。またコードが不完全なため、ラグナッツをバイパスに繋げることによってラグナッツが機体を操作する。 3体のうち1体は、ウイングブレードオプティマスプライムによる電磁嵐攻撃で、機能を停止。2体目 はオメガスプリームによって破壊、3体目は時間切れにより自爆した。 漫画版のザ・クールではエクストラ第3話で登場。アニメ版と比べると出番が少なかった。
※この「ディセプティコン / Decepticons」の解説は、「トランスフォーマー アニメイテッドのキャラクター一覧」の解説の一部です。
「ディセプティコン / Decepticons」を含む「トランスフォーマー アニメイテッドのキャラクター一覧」の記事については、「トランスフォーマー アニメイテッドのキャラクター一覧」の概要を参照ください。
ディセプティコン/Decepticons
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/20 14:47 UTC 版)
「トランスフォーマー シャッタード・グラス」の記事における「ディセプティコン/Decepticons」の解説
軍というより自警団に近く、オートボットの侵略に対しメガトロンが立ち上げた。 構成員は一般市民が多く、メガトロンが独自に開発した変形能力及び飛行能力を自由意志により搭載するなど自らの体を戦闘用に改造している。
※この「ディセプティコン/Decepticons」の解説は、「トランスフォーマー シャッタード・グラス」の解説の一部です。
「ディセプティコン/Decepticons」を含む「トランスフォーマー シャッタード・グラス」の記事については、「トランスフォーマー シャッタード・グラス」の概要を参照ください。
- ディセプティコン / Decepticonsのページへのリンク