オプティマス部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 14:36 UTC 版)
「トランスフォーマー アニメイテッドのキャラクター一覧」の記事における「オプティマス部隊」の解説
第1話ではサイバトロンモードだが、第2話にて地球のビークルをスキャンして以降はアースモードになっている。 部隊司令官 オプティマスプライム / Optimus Prime 声 - 高橋広樹 / デビッド・ケイ 本作のトランスフォーマー側の主人公。辺境のスペースブリッジ修復任務を受け持つオプティマス部隊の若きリーダーであり、地球に住むオートボットの代表的な立場にある。アニメ版ではアースモードでは消防車に変形するが後部の放水ユニットが無い状態で変形することが多く、トレーラーコンテナやダンプカーの荷台も牽引している。サイバトロンモードはサイバトロンタイプのトラックに変形する。 武器は柄が伸縮自在のバーニア付きの戦斧・ウルトラアックス(Ultra-Axe)と、両腕から発射するワイヤー・ウルトラアンカー(grapple)に投網・ウルトラネット、泡状消火剤・ウルトラスプレー、捕獲用投擲ボーラ・ウルトラクラッカー(bolo cannon)。ビークルモードの上部には放水銃・オプティマスライフルを内蔵。ワイヤーでは相手を絡め取る以外にロープアクションも行う。素顔のままで戦うことが多いが、状況に応じてマスクを装着する。 未熟ではあるがリーダーの資質は十分にあり、素早い行動力と決断力により数々の困難を乗り越えていくが、その反面、責任感が強過ぎるためにかえって部下を蔑ろにすることもある。元々はオートボット大学にいたが、未知の惑星の探索において友人のエリータ1(-ワン)を失ったことをきっかけにエリートガードになるのを断念している。この一件がトラウマとなり、第10話(英語版では第9話)では作り物でさえ蜘蛛を見ると我を忘れて滅多切りにしていた。 玩具はハズブロ及びタカラトミーからは5つのサイズのものが販売されており、大きい順からスプリーム(日本におけるライト&サウンド版)、ヴォイジャー、デラックス、アクティベイター、レジェンズ(EZコレクション)がある。サイバトロンモードのものはデラックスクラスのみ。また、玩具限定で赤、黒、金のボディカラーとなったエリートガードバージョンが存在し、EZコレクションvol.4とトランスフォーマー アニメイテッド大百科誌上限定アイテム のものがある。 日本語版での一人称は「私」だが、てれびくん4月号の付録「戦え!!オートボットVSディセプティコン」 の中では「俺」と言っている。 日本語版の第2話の次回予告において提供クレジットにおける「オプティマスプライム(コンボイ)の愛称を考えよう」というバンブルビーとの会話にて、コンボイと呼ぶのは駄目だという趣旨の発言をしている。部隊司令官 ウイングブレードオプティマスプライム / Wingblade Optimus Prime オプティマスプライム(コンボイ)が安定翼の付いたジェットパック(プロールが持っているブースターを使用しているが、日本語版ではそのシーンはカットされている)を装着した形態。玩具ではハンマーの形をしたストームブリンガーが付属しているが、アニメ版ではラチェットがサイバトロン星から持ち帰ってきたウルトラマグナスのマグナスハンマー(the Magnus Hammer)を使って戦った。ジェットパックのウィングと腕のパーツの形状はゴッドジンライのオマージュとなっている。 玩具では通常のヴォイジャークラスのオプティマスプライム(コンボイ)をクリア仕様にしたものに追加装備を付けたものとなっており、装備は通常のオプティマスプライム(コンボイ)に付けることも可能になっている。 部隊司令官 パワーマスターオプティマスプライム / Powermaster Optimus Prime 海外ムック本『TRANSFORMERS ANIMATED: THE ALLSPARK ALMANAC II』による企画案のみで終わった第4シーズンではオプティマスプライム(コンボイ)がエイペックスアーマーを装着したパワーマスターに強化される(パワーアップする)予定であった形態。オールスパーク(All Spark)と一体となったプロール、サイバトロン星に残ることとなったサリとアイアンハイドに代わり、ジャズとアーマーハイドが新たなメンバーとして加入して、「新生オプティマス部隊」を結成して再び地球に常駐する予定であった。 再び地球に常駐した際のアースモードでは背中にウルトラマグナスのマグナスハンマー(the Magnus Hammer)を背負い胸や肩そして両足などに黄色のデザインが新たに加えられG1のスターコンボイ/Star Convoyによく似たものとなっている。彼の胸の形状は、黄色の十字星のマークと肩や両足の形状は、黄色のファイアーエムブレムが入っている。 エイペックスアーマーを装着してウイングブレードオプティマスプライムをさらにグレードアップさせたパワーマスターオプティマスプライムへと強化(パワーアップ)をする。 エイペックスアーマーを装着したパワーマスターモードではアースモードと同じ消防車に変形する。 高速戦闘員 バンブルビー / Bumblebee 声 - 岸尾だいすけ / バンパー・ロビンソン オプティマス部隊の中で最年少のメンバー。アースモードは黄色いコンパクトカー(ハッチバック型)の覆面パトカー、サイバトロンモードはバギー型のビークルに変形する。玩具での変形パターンはブレイクダンスがモチーフ。武器は両腕の針型のスタンガンから電撃を照射するエナジースティンガー(stingers)で、第32話で同じ部隊のラチェットによってリミッターが解除されてからは出力の上がったハイメガスティンガーへとパワーアップしている。小型ゆえに加速や小回りが利き、専用ブースター(turbo booster)を付ければ更なる高速走行や短時間の飛行も可能。アニメ版ではオプティマスプライム(コンボイ)同様、マスクを状況に応じて着用している。 チームのメンバーの中でスピードが速いことを自慢しており、ロボットモードでも足の車輪によるローラーダッシュで高速移動が可能。地球の子供の感覚に近い自信過剰な性格で真っ先に地球の文化に馴染み、人間のサリとも親友となる。アニメ版では日本語版と英語版共にテレビ番組や音楽、コンピュータゲームなど様々な地球の娯楽を楽しんでいる様子があり、第34話では対戦型格闘ゲームに熱中していた。また、小さいことに対して誇りを持っていたG1に登場した同名のキャラクターとは逆に身長の低さに関してコンプレックスを抱いている。 第4シーズンでは新たに黒色のライン塗装や肩の形状のデザインが変更する予定であった。 玩具はアースモードのみが販売されており、デラックスクラス、アクティベイター、EZコレクション(レジェンズ)の3つのサイズが存在する。また、オリジナルとしてエリートガード・バンブルビーやジェットパック・バンブルビーも存在する。 名前の由来はマルハナバチで、英語版では訓練生時代の教官であるセンチネルが「ワスプ(スズメバチ)より格下」という意味でつけたが、日本語版ではセンチネルが名前をつける際に「バンバン撃つからバンブルビー」とこじつけている。 日本語版を演じる岸尾はアドリブをよく入れられるポジションだと語っている 通り、他のアニメやドラマなどのパロディと見られる台詞をよく言う。 日本語版での一人称は「ボク」であるが、カードゲームではG1に登場した同名のキャラクターと同じ「おいら」となっている。 救急医療員 ラチェット / Ratchet 声 - 大川透 / コーリー・バートン オプティマス部隊のメンバーで主に治療や修理を担当する。部隊の中では最も古参のオートボットでサブリーダー的な存在でもある。かつてはサイバトロン星でも名の知れた腕利きの医師であった。地球では救急車、サイバトロンモードではキャタピラの付いた4脚の救急車に変形する。ロボットモードでは中年太りのような腹回りになっているのが特徴。態度が辛辣でしばしば軋轢の元となることもあるが日本語版では英語版に比べて人当たりが良くなっている。武器は両腕に装備されたマグネティックマニピュレーター(magnets)(日本語版では発動の際、マグネットパワーと叫ぶ)で、自分自身も含めた物体の移動や磁力場に封じ込たりバリアを張るなど応用が利く。また、バンブルビーと協力して強力な電磁パルスを発生させることも可能。 グレートウォーでは衛生班として参加しており、その際にロックダウンに捕まり医療麻酔用のEMPジェネレーターを奪われてしまったが第5話(英語版では第7話)にて奪回している。 第4シーズンでは『実写映画版』のラチェット/Ratchetのカラーリングによく似た緑色のレスキューカラーデザインに変更する予定であった。 日本語版では鹿児島弁に似た口調で話す。演じる大川透は鹿児島出身でネイティブな鹿児島弁を喋れるが、大川透曰く「本格的に鹿児島弁を使うと周囲に伝わらないため、バランスを考えながらやっている」とのこと。 玩具はアースモードがデラックスクラスとアクティベイター、サイバトロンモードがデラックスクラスで発売されている。 警備員 アイアンハイド / Bulkhead 声 - 三宅健太 / ビル・ファッガーバッケ オプティマス部隊のメンバーでチーム1の怪力を誇る。丸々とした体型に大きな腕が特徴。アースモードは緑色の装甲車(SWAT戦闘トラック)、サイバトロンモードはブルドーザーに変形する。武器はその怪力と両腕から発射するワイヤー付き鉄球・レッキングボール(wrecking ball)。背中のアーマーは自分専用の椅子にも変形でき、腹部には収納用のポケットもある。 大柄な外見に反して性格は気が優しく繊細で、発想力があって機転も利く。また、かなりの不器用で周囲のものを必要以上によく壊す反面、仲間を傷付けるものは決して許さない。バンブルビーとは訓練生時代からの友人である。スペースブリッジの補修任務に就くのが長年の夢であり、この分野において銀河で右に出るものが無いほどの知識と才能を持っている。訓練生の頃にバンブルビーと失態を犯してしまったために左遷されスペースブリッジの整備工となったが、アイアンハイドにとってはむしろ願ったり叶ったりだった。 第4シーズンではサリと共にサイバトロン星に残ることになる予定であった。 担当した三宅健太は「優しいお相撲さん」のイメージで演じていたという。 英語版と日本語版では名前が異なるが、これは日本語版が「実写映画版との連動」を前提にしたため、それに伴い名称が変更されたためである。英語版では、本作に登場するアーマーハイド/Armorhideにアイアンハイド/Ironhideの名前が与えられている。 英語版のアイアンハイド / Bulkheadは、『スーパーリンク』に登場する空中防衛官スプラング / Bulkheadから名前をとっているが、名前以外の共通性はほとんどない。なおデザイン自体は本作が初出で、次回作『プライム』では、そのままバルクヘッド(通称ボケ) / Bulkheadの名で登場している。 玩具はアースモードのみでヴォイジャークラスおよびリーダークラス(日本におけるライト&サウンド版)、アクティベイター のものが存在する。 機密偵察員 プロール / Prowl 声 - 遊佐浩二 / ジェフ・グレン・ベネット オプティマス部隊の非正規隊員で孤高を好む忍者スタイルの戦士。アースモードは黒色の警察用バイク、サイバトロンモードは前輪がせり出した2輪ビークルに変形する。立体ホログラフを扱う能力があり、ダミーの警察官を搭乗させたり自分の分身を投影させることが出来る。なお、サウンドウェーブによって人間の姿で電脳世界に幽閉された際、プロールはダミーの警察官と同じ姿をしていた。武器は師匠のヨケトロンから授かり、脚部に内蔵されている手裏剣・ソーサエッジ(shuriken hubcaps)で、両足のタイヤを回転させて武器として使用することもある。また、肩に装備されているジェットで短距離の飛行も可能。アニメ版ではオプティマスプライム(コンボイ)同様、マスクを着用する。正式な戦闘訓練は学んでいないが、かつてサイバーニンジャの開祖であるヨケトロンの下で修練をしている。ヨケトロンの死により、ある小惑星にて隠遁していたところをオプティマスプライム(コンボイ)に出会ったことをきっかけに彼のチームに加わった。 地球の自然に感銘を受け純和風(のようなもの)を好む。生真面目な性格で、お喋りなバンブルビーとは対照的な性格及び感性の持ち主。当初は集団行動を好まず静かに一人でいることを好んでいたが、仲間と接しているうちに徐々に仲間との距離を縮めていく。 玩具ではアースモードのみでデラックスクラスとEZコレクションのものが販売されている。限定で白を基調としたエリートガードバージョンが存在し、EZコレクションvol.4および東京おもちゃショーの記念アイテムとして売られた。 日本語版では、一人称が「私」もしくは「拙者」(第1話と第35話(回想シーン)では「俺」)で、語尾が「~である」とついた古めかしい口調になっている。ただし、ヨケトロンの弟子になる前は普通(正確には「乱暴な口調」)に話していた。機密偵察員 サムライプロール 第23話で共闘したロックダウンから譲られた強化アーマー(Sidecar Samurai Armor)を装備してサムライプロールとなった形態。強化アーマーを装着した際にはサイドカーに変形する。肩のジェットによる飛行能力も強化され、円形のシールド(Shield Mod)に電撃棒(seismic staff)とレーザーブレード(laser scalpel)を装備している。 第23話では一度破棄するが、第35話で新たな鎧を装備して以降はこの状態が基本形態となる。第23話のものと第35話以降のものでは兜が違い、後者はプロールの師であるヨケトロンが着けていた兜を被っている。 最終話である第42話では最終決戦でサイバーニンジャとして覚醒した自身の力によって殆どのオールスパーク(All Spark)の欠片を集めるものの全ては回収できずその不足分を自身のスパークで補う事によってオールスパークを復活させた。自身を犠牲にしてオールスパークを復活させた後オールスパークの幽体になってオプティマスプライム(コンボイ)とメガトロンの最終決戦でのラグナッツスプリームの時間切れによる自爆からオプティマスプライム(コンボイ)を救っている。 第4シーズンではオールスパーク(All Spark)と一体となっており、センチネルがメガトロンを倒す為にオールスパークの力を使用することを決定し地球へと向かうがオールスパークの幽体となってセンチネルがもたらすであろう潜在的に恐ろしい結果についてオプティマスプライム(コンボイ)に警告をする予定であった。 玩具はアーマーを外した状態のプロールも一部新規パーツとなっており、ウィングブレードオプティマスプライムのような通常のものとの互換性はない。
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