二作目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 02:08 UTC 版)
この作品には、連作として2作目がすでに構想されていたが、作品化されなかった。 出張する散髪屋の話で、床屋を構えるほどの資金もない散髪屋が物売りのようにやってくるのを気の毒に思い、自分の子の散髪を依頼する。ベランダで散髪するのだが、毎月やってくるようになり親しくなったため、家を聞きだし行ってみると、いま時珍しいボロ家だった。ボロ家には巨大な椎の木があって、いつも出張してもらうのも悪いような気になった主人公が散髪をしてもらうためにその家に行く。庭で散髪をしてもらった主人公は坊主刈りであるために椎の実が頭にコツンコツンと落ちてきて、よいムードに浸るという筋書きである。 作品化されなかったのは『ばく』の連載が忙しくなったことと、その後『無能の人』へ傾倒していったためである。『ばく』に作品を発表し始めた当時は3年間ほど描いていなかったため、作品の構想はいくらか溜めていた。『散歩の日々』も発表のずっと以前から構想していたものである。
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