サイバトロン/Maximals
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:47 UTC 版)
「トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス 激突!ガンガンバトル」の記事における「サイバトロン/Maximals」の解説
総司令官メタルスコンボイ/Transmetal Optimus Primal(ゴリラ) 声 - 子安武人 / 英 - ゲイリー・チョーク サイバトロンの総司令官。遠近共にバランスが良い。雪山では吹雪のダメージが軽減される。 ロボット スーパーマイクロ・キャノン/連射!ビーム・ガトリングガン ビースト 怒りのドラミング/必殺!コンボイパンチ 密林巡査員メタルスチータス/Transmetal Cheetor(チーター) 声 - 高木渉 / 英 - イアン・ジェームズ・コーレット サイバトロンの密林巡査員。スピードが速い。草原では更に速くなる。 ロボット スーパーアームショット/ハイパーアームショット ビースト チータスローリングアタック/まわってまわって蹴り上げるじゃ~ん 諜報員メタルスラットル/Transmetal Rattrap(ネズミ) 声 - 山口勝平 / 英 - スコット・マクニール サイバトロンの諜報員。小柄な体格の通り身軽。ジャンプキャンセルにより地中に潜ることが出来る。岩場では更に長く潜れる。 ロボット 誘導ラット・ビームガン・ネオ/す・ご・い・ば・く・だ・ん ビースト ねずみの砂かけ/踏んだり轢いたり 追跡員シルバーボルト/Fuzor Silverbolt(オオカミ&ワシのフューザー) 声 - 岩田光央 / 英 - スコット・マクニール サイバトロンの追跡員。フューザー戦士。遠距離かつ誘導技が多い。荒野では地雷に引っかからない。 ロボット フェザーミサイル/サイクロンビーム ビースト ソニックカッター/シルバーボルトスラッシャー
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サイバトロン / Maximals
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 03:00 UTC 版)
「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ」の記事における「サイバトロン / Maximals」の解説
エネルゴアから帰還したメンバーはメガトロンのウイルス爆弾のせいで捕らえられ、メタルス戦士はウイルスに完全汚染されずにすんだもののビースト戦士の状態に戻ってしまった上、ロボットモードへの変身が不可能になってしまっていた。オラクルの導きにより、有機体と無機機械の限界まで融合した、新たなテクノオーガニックボディに転生したことでロボットモードへの変身(変身する際の掛け声はトランスフォーム)も可能となるが、前作までのような単なる機能ではなく、精神集中が必要な技能となる。尚、ウイルス爆弾の影響で到着前後の記憶を失っていた。 コンボイ / Optimus Primal(ゴリラ) 声 - 子安武人 / ゲイリー・チョーク サイバトロンのリーダー。オラクルのリフォーマットによって新たなテクノオーガニック・ボディを得、最も早く変身能力を身に付けた。ロボットモードでは最初のビースト時代のロボットモード同様背中のジェットで飛行可能。武器は胴体胸部から出すエネルギーディスク。また、腕で敵の攻撃を受け、そのエネルギーの流れの向きを変えて自分の周囲に捉え、跳ね返すこともできる。 瞑想により、マトリクス(スパーク=魂の源泉)に通じ、それを通して魂と会話できる。また、激しく体力を消耗するが、他者のリフォーマットも可能。チータスによると100万ゴリラパワーを誇る。 セイバートロン星に帰還した際に、メガトロンの放ったウイルスに侵され最初のビースト形態に戻ってしまうが、オラクルの導きにより、テクノオーガニックボディに転生した。 今まで同様、仲間達を導く役割を担う。オラクルが見せた予見により、セイバートロンとトランスフォーマーの進むべき道、有機体との融合を目指し、セイバートロンに有機体を甦らせ、メガトロンに囚われたスパーク達を解放するための新たな戦いに挑む。だが、仲間を失ったことへの悔恨の念に囚われ、メガトロンと彼を野放しにした自身への怒りで冷静さを失うことも少なくなく、判断ミスも目立つようになる。また、オラクルの予見を正しいと信じ、何の疑念も無く行動する姿が、愚直に見えたのか、チータスらの不信も買ってしまう。 前半終盤では最終手段として使用した機械体を消滅させるプラズマエネルギーとメガトロンの使用した有機物を機械に変えるベクターシグマキーの波動砲によってセイバートロン星を破滅の危機にさらしてしまうが、自らの執念とプラズマエネルギーと波動砲の中和によってその危機を脱する。しかしその代償として、マトリクスの空間を彷徨うことになるも、マトリクス、そして仲間との和解によって再び舞い戻り、仲間との絆も取り戻す。 物語終盤ではスパークを抜き取られ仲間が次々と倒れていく中でメガトロンと一騎討ちを行い、セイバートロン星自体を完全なる機械惑星にリフォーマットしようとするメガトロンを道連れに惑星核に転落。星を有機・無機のバランスの取れた新たなるセイバートロンに作り変えることに成功するが彼の行方は杳として知れない。 日本語版では媒体が変更されたことによりコミカルな言動が多くなり、チータスからも「コンボイ、キャラ変わってない?」とつっこまれた(ただそれでもほかのキャラクターよりは少ない)。また、顔がコンボイらしくないことを物凄く気にしている。ツッコミも強烈になり、第14話のオープニングにおいて「名前を逆さにして言ってみよう」という企画で「イボンコ」と呼ばれたり、その後のあらすじ紹介の際に馬鹿にされながら「前回のぉ!ビーストウォーズリターンズはっ!!」とやや興奮した状態で声を荒らげ、「イボンコペッチャンコ、イェイ!」と仲間からラップ調で歌われた際は、アイキャッチで「あの、コンボイだけど…お前ら、ブッ飛ばすぞ?」と指揮官らしくない発言もしている(その後も時折「イボンコ」となじられ、非常に落ち込んでいる)。またこのアドリブはその時の話の内容から不謹慎であるとタカラ側から怒られたと言われる。母親がいるらしいが「母上」「母さん」など呼び方は様々で、母との会話では田舎口調になる。 トランスフォーマーアンコールで新たにリターンズコンボイと名付けられた。しかし他のキャラクターの「リターンズ◯◯」と言う名称の玩具はなく、公式表記もないので他のキャラクターも「リターンズ◯◯」と呼べるかは不明。 チータス / Cheetor(チーター) 声 - 高木渉 / イアン・ジェームズ・コーレット 地球でのビーストウォーズに於ける度重なる進化を経て、精神は少年から青年のそれへと成長を遂げた。慎重すぎるコンボイに反発して指揮権を奪うこともあるが、彼への尊敬と信頼の念は消えてはいない。未だ荒削りではあるが、次代のリーダーとしての素質を持つ。 転生後は背中に背負った2丁の剣を用い、持ち前のスピード(本人によると「加速装置」)を生かしての素早い斬撃や、敵の攻撃を反射することを得意とする(この際の口癖は「わっせ!わっせ!」)。この剣は繋げた状態でブーメランのように投げたり(日本語版では「チーメラン」と呼称)、ハンググライダーのように滑空することも可能。 日本語版では語尾に「じゃん」をつける口調は健在で、第1話でラットルに「校長先生」と言われて以降「校長先生、怒りましたよ!」などの校長先生ネタが多い。また、「住宅リフォーム」などさまざまな掛け声でロボットモードに変身した。 ラットル / Rattrap(ネズミ) 声 - 山口勝平 / スコット・マクニール 転生後は(作中では)武器を持たないが、尻尾を使ってコンピュータをハッキングしたり敵のドローンを操ったりするなどの特殊な能力を持っている。今まで同様、小型武器開発なども得意。下半身は車輪となっており、急激な加速が可能(玩具では直立可能)。ハッキング時は顔をワイパー付きのバイザーで覆う。 当初はなかなかトランスフォームをマスターできず、足手纏い扱いを受け、落ち込むこともあった。ウイルス工場から見つけ出した変身促進装置を使ってトランスフォームを試みたが、安定した形態を保つことができず、結局失敗に終わる。その後自分の力でようやくトランスフォームできるようになったが、今度は武器が備わっていないことなどの苦悩からメガトロン側に付こうとしたこともあった。その後はハッキング能力をフルに活用できるようになる。ハッキングする際の決まり文句は「チクッとしますよ〜」。 日本語版では下ネタを乱発していたりする。また、『メタルス』ではピカチュウをライバル視していたが、その対象はハム太郎に変わったようである。 ブラックウィドー / Blackarachnia(ジョロウグモ) 声 - 柚木涼香 / ヴィーナス・ターゾ 転生後は防御力は低くなったが、スピードや攻撃力、蜘蛛の糸を張る能力や技能もアップした。また、手から電撃を放つ。電撃を地面に網状に伝わせて攻撃もできる(その際「かめはめ波」などの他の作品に登場する技名を呼称する)。また手裏剣状のネットを出し、敵の動きを封じたり、切断したりできる。6つの目により索敵能力も高くなった。 ウイルスにより混乱した記憶の中に微かに残る恋人シルバーボルトの影を追い続けている。偶然からスラストの中の記憶を垣間見て、彼がシルバーボルトではないかと考え、必死に元に戻そうとした。 日本語版の語尾は「〜シャ」。「あたしキレイ?」が口癖で、第3話のオープニングでは、自分という萌えキャラがいるじゃないかと萌え声(高い声)を発したが、今作の彼女の姿がグロテスクであるゆえのブラックジョークである。スパイダーマンのように人気を掴みたいと思っている。 ナイトスクリーム / Nightscream(コウモリ) 声 - 神奈延年 / アレッサンドロ・ジュリアーニ 第5話から登場。ヴィーコン軍団によって制圧されたセイバートロンの生き残り。自分の体内にスキャニング機能を持つ(本人によると、コンボイたちのようにカプセルポットのスキャニングに頼るのは流行遅れであり、現在のセイバートロン星のTFにはスキャン機能が標準装備されていたらしい)。地下でコウモリの骨をスキャンし洞穴の中で生き延びていた(この事実によりセイバートロンにはかつて、有機物が存在したことが判明する)。その後、コンボイによりリフォーマットされ仲間となる。シニカルで一言多いが、根は真面目で責任感は強い。仲間の中で、自分一人だけが動物をスキャンして生き延びたことに強い自責の念を持つ。他のメンバーとは違う経緯で現在に至ったことから、彼の存在が星の有機体を復活させるヒントになると、コンボイは確信していたが、逆に自身の有機体を分離させる方法を考えるメガトロンに狙われることもあった。 ロボットモードでは背中から、ビーストモードでは口から超音波を発したり、牙を飛ばして敵のボディに撃ち込み、麻痺させたり、エネルギーを吸収しての自己修復が可能。 原語版にて、それまでグループ内において最も若かった(ティーンエイジャーらしい)チータスから「ガキんちょ」と言われたことがある。 日本語版ではオカマを思わせる口調で話し、ファッションチェックや、次回予告・映画批評もしている。ラットルの付けたあだ名は「コウモリのおばちゃま」。「フゥー!」が口癖。牙を飛ばす際には「入れ歯ビューン!」と言う。ブラックウィドーと同じくバットマンのようになりたいと思っている。 シルバーボルト / Silverbolt(コンドル) 声 - 岩田光央 / スコット・マクニール かつて地球でのビーストウォーズを戦い抜いた、サイバトロンの誇り高き騎士。転生後のビーストモードでは超高速での飛行能力、ロボットモードでは背中からの羽手裏剣を武器とする。 仲間と逸れ、フューザー戦士という特性のためにライノックスと共にウイルスに侵されたところをメガトロンに囚われスパークを奪われ、ジェットストームにされてしまっていたが、ラットルの開発したDNAスキャン装置でコンドルを再スキャンすることで、シルバーボルトとしての自我を取り戻した。 メガトロンに支配されていた当時の記憶が残っており、その時に自らが働いた悪行を心の底で楽しんでいたという自責の念から頑なに心を閉ざし、ブラックウィドーたちとの間に微妙な溝を作ってしまう。 ロボットモードが侍を意識したデザイン(頭部に髷がある)であり、日本語版では口調が変わり「わし」「お主」「そち」などと殿様を思わせるしゃべり方をする。語尾は「〜ギョエ」(鳥の鳴き声と「〜ぞえ」と言う口調が由来)。ラットルに「バカ殿」と呼ばれることもしばしば。また、エンディングのトークで「鷲か鷹のつもりなんじゃないか」「九官鳥じゃないの?」と言われたり、『メガトロン音頭』ではっきり「鷲」と歌われているなど、周囲からコンドルであると認識されていないらしい。普段は硬派だが、アイキャッチでは平気で下ネタを言っている。 終盤、チータスにつられて「襟裳岬」と叫んで、そのままロボットモードに変身して仰天したことがある。同じ飛行能力を有するナイトスクリームと行動を共にすることが多く、そのことに嫉妬したブラックウィドーから「おホモだち」と言われてしまう。しかし後に「愛に性別などない!」という発言をしている。最終的には、何とかブラックウィドーとよりを戻すことができた。 ボタニカ / Botanica(植物) 声 - 田中敦子 / キャサリン・バー 第19話から登場。地球から動物の遺伝情報を持ち帰ったコンボイ達とは別に、植物の支配する惑星からその遺伝情報を持ち帰った女科学者。植物モードは頭と腕を持つ黄色い花で、ロボットモードはフラットウッズ・モンスター風である。科学者ゆえに戦いを好まない穏やかな性格だが、植物を傷つけるものには容赦なく反撃する。腰からビームを放つ。 植物を自在に操る能力を持ち、特殊な光を発する種から光合成のように光を浴びせて枯れかけた植物を蘇らせることもできる。その能力は攻撃にも使え、広範囲のビーコンたちを消滅させたり狂わせることができる。地中を自在に移動可能。その反面、植物の性質上、長時間地面に接地していないと衰弱するという弱点がある。 セイバートロンに帰還する際、宇宙船を撃墜され、メガトロンのウイルスにより暴走していたところ、コンボイのリフォーマットによって救われ、仲間となった。 変身する際に「ジュセ〜イ(受精)」と叫び、攻撃する際には「かふーん(花粉)!」「はーなー!」の掛け声を、地中移動の際には「くるくるくるぅ〜」と叫ぶ。 後にラットルと恋仲になる。日本語版ではラットルに「葉っぱ婦人」と呼ばれていたが、恋仲になってからは「ボタリン」、「ラッちゃん」と呼び合っている。 ライノックス / Rhinox(サイ) 声 - 中村大樹 / リチャード・ニューマン かつてビーストウォーズで活躍したサイバトロンのメンバー。メタルスでなかったため、シルバーボルト共々ヴィーコンのウイルスに洗脳され、そのスパークをタンカーに移植される。ラットルの働きで記憶を取り戻すも、メガトロンの掲げる「一つの無機生命体の意思で完全支配された平和な世界」という思想に賛同する一方、メガトロンに成り代わろうと暗躍するが、メガトロンに破壊され、最後は自分が間違っていたことを悟った。プラズマエネルギーによってセイバートロン星が壊滅の危機に瀕した際、スパークがマトリクスへと向かう空間でコンボイにメッセージを与え、消滅した。 コンピューター 声 - 柚木涼香 / エリザベス・キャロル・サヴェンコフ サイバトロンの地下プラントに設置したコンピューター。検索に時間がかかるため、ラットルに煙たがられるが、これにより有機物質の成長を促進させる方法を知る。
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サイバトロン / Maximals
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「ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー」の記事における「サイバトロン / Maximals」の解説
総司令官 メタルスコンボイ / Optimus Primal(メカゴリラ) 声 - 子安武人 / ゲイリー・チョーク全長:3.2m 重量:3t 飛行最高速度:マッハ7 コンボイがトランスメタル化した姿。第3話から登場(ちなみに第1話から声のみで登場している)。 前作の最終話である第26話で殉職しながらもトランスワープスペースに赴いたライノックスの手で現世に戻されたスパークがクォンタムサージを浴びたブランクプロトフォームと合体したことでトランスメタルとして復活を果たした。 ビークルモードは足をジェットホバーボードとした飛行形態。ライノックスを乗せた状態で飛行したこともある。 背中に装備している二本一組の棍棒サイバー・メイスは背部の装甲と共に変形させることで二門式のビーム・ガトリングガンとなる。右足に装備した銃のマイクロ・キャノンはビークルモード時は右足に装備され、ブースターを形成。 正義と平和を強く愛する真面目な性格に変わりはないがギャグやツッコミは磨きがかかっており、仲間たち(特にラットルとチータス)からは時折、「ムチャゴリラ」と呼ばれることもある。自室のデスクにはゴリラの置物が置かれている。 好物のバナナのことになると我を忘れる傾向があり、第14話では前作の最終話(第26話)での「冷蔵庫のバナナ」がなくなっていたことから仲間たちにバナナを探させ、それにより不信感を買い、デストロンの妨害工作もあって、チーム崩壊の危機に晒されるが、仲間たちを救い、バナナの件も謝罪したことで和解した。漫画版では本編開始前にメガトロンの罠で戦死し、残骸のビーストモードが最初のページを飾った。デストロンの手でスパークのないゾンビとして復活させられるがサイバトロンの仲間たちの手でスパークが戻ったことにより、メタルス化して復活を果たす。 メガトロン戦では連続キックの猩猩剛連脚(しょうじょうごうれんきゃく)、ゾンビ軍団戦では肘打ちの剛雷肘突(ごうらいちゅうとつ)、膝蹴りの猩猩昇膝(しょうじょうしょうしつ)、連続パンチの猩猩剛連撃(しょうじょうごうれんげき)を使用。ジャガー戦ではロボットモード時の背中の装甲を防弾チョッキ代わりとした。ビークルモードは上半身をロボットモードにしたままの状態で使用するがランページ戦でロボットモードの頭部を失った際は通常のビークルモードを使用。 復活直後のメガトロン戦を皮切りにランページ、ジャガーといった猛者たちを打ち破り、ゾンビとして復活したテラザウラー、タランス、クイックストライクや兵士ドローンたちの殺された恨みの言葉さえも跳ね除けて、「貴様らを抹殺することで受ける悪業なら喜んで受ける。悪業を背負って悪を断つ」と自らの正義を叫び、ゾンビ軍団を倒していった。なお、ビースト戦士時代にバナナの食べすぎで腹を壊したこともあったという。 最高司令官 メタルスパワードコンボイ / Optimal Optimus(メカゴリラ) 全長:12m 重量:15t メタルスコンボイが進化した姿。第13話から登場。 メガトロンの攻撃で重傷を負った初代コンボイを救うべく、彼のスパークを自らのスパークと合体させたことで進化し、先祖たちを思わせる機械的な容姿と巨体になり、ビーストモード、ロボットモード、ジェットモード、タンクモードの4段変形を行う。 武器は胸部の左右に装備されているプラズマ・キャノン(『コンボイ大変身』ではダブルキャノン)、刃にもなる肩部の羽サイバーウィング、肩や腕部に取りつけたり、盾としても使用できるリアクティブアーマー。ビーストモード時は瞳を変化させることで強力なアイセンサーマルチアイとなる。玩具では手持ちのライフル銃も装備。 パワードコンボイの姿は気に入っているようだが身体が大きくなった為、狭い所や再生カプセルには入れず、自力で自身の体を直していた。 ファイナルリミックス(最終話)である第26話では地球にバナナを忘れてきたことを思い出して地球に帰還。伝説のバナナの種を手に入れるためにビーストウォーズを再開させてしまった。漫画版では最終話である第6話のみ登場。メガトロンの攻撃でチータスが手放してしまった初代コンボイのスパークを追って、マグマに飛び込み、初代コンボイのスパークを口から取り込んでパワードコンボイに進化。ビーストモードの姿のままでドラゴンメガトロンとの一騎討ちを繰り広げて、両腕を失いながらも、蹴りでドラゴンメガトロンのスパークを抉り取って、そのまま破壊した。エピローグでは戦いの疲れを癒す間もなく、惑星ガイアにおいて、アンゴルモアエネルギーで暴走したライオコンボイを救うべく、旅立った。 密林巡査員 メタルスチータス / Cheetor(メカチーター) 声 - 高木渉 / イアン・ジェームズ・コーレット全長:2.3m、重量:1.8t、最高速度時速:400km(ビーストモード時)・マッハ8(ビークルモード時) チータスがトランスメタル化した姿。 ビークルモードは腹部から出現する左右のブースターを用いたジェット(飛行形態)。持ち前のスピードを空でも活かせるようになったが飛ぶには助走がいるのが難点、飛行時には「○○(「行くぞ」や「空飛ぶ」)チータス、ジェットの限り」と発言することが多い。 仲間になった後のブラックウィドーに密かに想いを寄せるようになる(自室にはコンボイと自分との写真の他に、彼女の写真も飾られている)。 武器はビーストモードの頭部にあたる両腕を合わせて、チーターの口の部分からビームを撃ち出すアームショット、ビーストモードの尻尾が変形した鞭ハードホイップ。以前と同じく、銃を発射する際には「撃つべし」と叫ぶがアームショットを使用するようになってからは「両手で撃つべし」と叫ぶようにもなった。第17話ではライフルを使用するがコンボイに誤射してしまう。 日本版においては神経質さが影を潜め、終始お気楽で明朗な子供のキャラクターとして演じられているがプロトフォームのことを「未完成の命」と臆面なく言ってのけるなどの「子供」特有のドライな一面も持ち合わせている。漫画版では第1話と最終話である第6話のみの登場。最終話ではロボットモードの姿が少年として描かれた。ドラゴンメガトロンに潰されそうになった初代コンボイのスパークを持ち前のスピードで助け出す。 機械化密林巡査員 メタルスチータス2 / Cheetor(メカチーター) 全長:2.7m 重量:1.7t メタルスチータスが進化した姿。第17話から登場。 メタルスダイノボットを生み出したトランスメタルドライバーに偶然触れてしまったことで進化。急激かつ不安定な進化であった為、当初はメタルスとメタルス2との間で変化を繰り返していたがコンボイに手を差し伸べられたことで平静を取り戻す。 武器は背中のロケットが変形した銃火器ファイナルショット。ビーストモードにおいては背中のロケットの推進力を加えることでさらなるスピードを発揮し、以前同様に飛行も可能。 ファイナルリミックス(最終話)である第26話のモノマネ大会では『名探偵コナン』の小嶋元太、『GTO』の鬼塚英吉(両者共、チータス役の高木が演じていたキャラクター)を披露するも反則扱いでお仕置きを受けたが、最後に豊臣秀吉の似ているのかどうかわからないモノマネで勝利を収める。 漫画版では未登場。 諜報員 メタルスラットル / Rattrap(メカネズミ) 声 - 山口勝平 / スコット・マクニール全長:1.8m 重量:1.3t 最高速度時速:500km(ビークルモード時) ラットルがトランスメタル化した姿。 ビークルモードは足部が車輪になり、ラットモービル(四輪車)に変形し、高速長距離移動が可能になった。背中に仲間を乗せることもある(ただし、乗り心地は悪く、ダイノボットは毎度のように尻の痛みに耐えていた) 武器は尻尾が変形した鞭のような剣ラットサーベル。車輪カバーが変形した盾ラウンド・シールド。ビースト戦士時代に使用していたラットビームガンは強化版のラットビームガン・ネオになった。 基地をアークに移してからは基地防衛や水中に沈んだアクサロンからの基地防衛システムの回収作業などといった裏方に回ることが多くなった。 凸凹コンビの相方であるダイノボットが戦死した際には彼が息を引き取るまで手を握りながら友情を確認。天に向かっていくスパークに真っ先に敬礼を送り、亡骸も自身の手で弔った。敵として蘇ったダイノボットとの関わりは描かれなかったが彼が最後の最後で自分たちを救ってくれたことに対し、驚愕しながらも感謝した。 仲間になったブラックウィドーに対してはダイノボットの時と同じく辛辣な言葉をよくかけていたがブラックウィドーが手術の失敗で一度死亡した際には悲観に駆られ、メタルス化して復活した後は仲間と認めるようになった。 日米版ともコメディパートを担うことが多く、山口のアドリブも非常に多い。原語版では旧シリーズ『トランスフォーマー2010』に登場したアーシーを指し"Aunt Arcee"=アーシー叔母さんと呼ぶシーンが存在(国内版でも「親戚のおばちゃん」と呼称、本当に親戚関係にあるのかどうかは明確には語られておらず、かつてアーシー役を務めたスーザン・ブルーが原語版の音響監督だったための楽屋ネタ)。密かに同じ「電気ネズミ」である『ポケットモンスター』のピカチュウをライバル視している(これはOLMでアニメーション制作に関わっていた『パックワールド』も同様)。 日本語版では、リカちゃん人形のコレクターらしく、置ききれなくなった人形をコンボイの部屋にコッソリ置いたため、戻ってきたコンボイに叱られた(第3話)。 玩具はアニメと違い背部が逆転しており、足を伸ばした姿勢で走れるようなギミックがある。 ファイナルリミックス(最終話)である第26話のモノマネ大会では『名探偵コナン』の工藤新一(ラットル役の山口が演じているキャラクター)をモノマネしようとしたところ、披露する前にお仕置きされ、未遂に終わった。 先行登場した劇場版第1作目ではオープニングでの解説のみの登場。漫画版ではビーストモードがデフォルメされており、ビースト戦士時代のビーストモードも描かれた。コンボイ復活作戦においては現世に戻ってきたコンボイのスパークの照射を担当。ダイノボットとのコンビは描かれなかったもののダイノボットから通信が入った際には真っ先にコンボイに報告した。 陸上防衛戦士 ライノックス / Rhinox(サイ) 声 - 中村大樹 / リチャード・ニューマン 前作の最終話である第26話における負傷により、再生ポッドに入っていた為、メタルス化できず、そのことを残念がっており、劇中では何度か「メタルスになりたかった」とぼやいていた。 トランスワープスペースに赴いて、コンボイのスパークを回収し、彼を復活させる。 以前同様、基地の修理や防衛任務に尽力、縁の下の力持ち的存在としてサイバトロンを支え続け、地味な役回りが多いことをネタにされたこともある。しかし、一度戦闘に立てば、インフェルノやワスピーター相手にも善戦し、最終決戦ではシャトルでネメシスのブリッジに特攻を行い、ネメシスを破壊した。 ファイナルリミックス(最終話)である第26話のモノマネ大会ではジャムおじさんのモノマネを披露したが、お仕置きを受けた。 アイキャッチの変身VTRには前作の映像が使われた。 玩具とプレイステーション版ソフトのデモムービー、漫画版ではメタルス版が登場(デモムービーによれば「出られたのはいいが、変な感じ」)。また、玩具版のカードには「コンボイのスパークを集めた時にメタルス化した」と記載されている。武器はビーストモードの角が変形した短剣クラッシュソード。ビークルモードは戦車のように脚がクローラーに変形。漫画版では先述の通り、メタルス状態で登場し、ビーストモードのみだがビースト戦士時代の姿も描かれた。アニメ本編同様にトランスワープスペースに赴いてコンボイのスパークを回収するが、こちらでは戦い疲れたコンボイを一喝するために何度も殴るという熱さを見せた。コンボイ復活後はモアイ型の新しい基地を作り上げる。 特殊戦闘員 ダイノボット / Dinobot(ヴェロキラプトル) 声 - 藤原啓治 / スコット・マクニール ライノックスと同じ理由でメタルス化できなかった。武器も変わっていないが、第2話と第3話ではライフル銃、第8話では拳銃と即席の石斧を使用した。 月が1つになったことからエネルゴアが地球であることに気付き、デストロン基地から2枚のゴールデンディスク(ボイジャー探査船にあったゴールデンディスクとエイリアンのディスク)を強奪し、ディスクの力を理解しているメガトロンが勝つと考え、デストロンに再加入しようとした。その証として、ゴールデンディスクをメガトロンに返却するが、メガトロンの見ている前でラットルを葬るという最終試験に対し、ラットルとの友情を捨てることができず、メガトロンに対しては、邪な考えでは勝てる勝負も勝てないと忠告する。サイバトロンにもデストロンにも行き場をなくしたと思われたが、凸凹コンビの相方のラットルや同じ元デストロンのシルバーボルトの弁護もあり、コンボイの許しを経て、サイバトロンに復帰することができた。 ディスクをメガトロンに渡してしまったことから、間もなく起こるであろう事態を予感したダイノボットはラットルとのケンカを経て、ケジメをつける決意を固める。そして、第8話でデストロンが人類誕生の地である谷を襲撃し始め、援軍を待っていては間に合わないことを悟ったダイノボットは、たった1人の戦いを展開。直前に受けたタランスの毒と孤軍奮闘による疲労に苦しみ、生命維持コンピュータから警告を受けながらも戦うのをやめず、デストロンを蹴散らしていき、メガトロンから奪還したゴールデンディスクを残された最後の力で放ったダイノビームで破壊することに成功。仲間たちに看取られ、ラットルとの友情を確認した後、安らかに息を引き取る。スパークは天へと昇り、亡骸も手厚く弔われ、ダイノボットに助けられた一匹の猿はダイノボットがメガトロンとの戦いで作り上げた石斧を手にしたことで人類への進化を果たす。 前作と比較するとコミカルな一面が前面に押し出されており、ギャグの度合いは前作を上回っている。リミックス版では声優の藤原が担当していた『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしのネタもやっている。 前番組である『ビーストウォーズネオ』のファンだったらしく、本作の日本版の新番組予告では『ネオ』が終わってしまったことに悔しがっていた。 海外ではハッピーミールのオマケとしてトランスメタルスダイノボットが配布された。ビークルモードはない。漫画版では第1話ラストにおいてビーストモードの姿で登場。本編開始前の戦いで消息不明となっていたが、原始人たちに助けられた後、彼らに道具の作り方などを教えて静かに暮しており、永住を決め込んだ。だが、ジャガーの襲来に立ち向かおうとして逆に返り討ちにあって死亡する。一歩遅く駆けつけたコンボイは、胴体と分断された彼の首を抱きかかえ、涙を流し、怒りと共にジャガーを地獄へ送ることを宣言し、それを果たした。なお、ビーストモード時は顔に傷ができており、ロボットモード時は顔に包帯を巻いていた。 極地偵察員 タイガトロン / Tigatron(ホワイトタイガー) 声 - 遠近孝一 / ブルー・マンクマ 彼を初めとしたエネルゴア生まれのビースト戦士たちはヴォック・ビーストの改変遺伝子情報を体内に宿している為、クォンタムサージを浴びてもメタルス化しなかった。 地表に墜落したポッド探索のためにエアラザーと共に旅に出る。旅の最中、エアラザーと共にエイリアン・ヴォックに捕らえられ、宇宙の果てに連れ去られた後、タイガーファルコンとされた。 劇中未登場のメタルスタイガトロン(メタルスジャガーの色違い)がBOTCONで限定発売もされた。漫画版では銃ではなく虎鉄(アイアンタイガー)という日本刀を使う剣士で虎柄のマントも着用。恋人のエアラザーのことは「エアラザー殿」と呼んでいる。登場当初は記憶喪失ながらも剣の腕前とエアラザーの名前だけは覚えていた。タランスに洗脳され、エアラザーと戦う羽目になってしまうがエアラザーの命と引き換えに正気に戻った。操られていたとはいえ自身がエアラザーの命を奪ってしまったことから愛刀で自決を試みるも死ぬことはできず、せめてもの罪滅ぼしとして、コンボイの代わりにゾンビ軍団の相手を引き受ける。ゾンビエアラザー出現時は抵抗をやめて、エアラザーに斬られることを望むがエアラザーのスパークは自身の中にあることに気付き、それにより、タイガーファルコンへの転生を果たした。なお、漫画版では救命ポッドのプロトフォームには触れられておらず、エネルゴア生まれなのかは不明になっている。 空中偵察員 エアラザー / Airazor(ハヤブサ) 声 - 岩永哲哉 / ホーライン・ニューストーン 地球生まれゆえにメタルス化せず。 タイガトロンと同行し、同様にエイリアンに誘拐され、タイガーファルコンとなる。 海外では女性のため、両腕でタイガトロンに絡みついて寄り添うシーンなどがあるが、日本版では男性のため「僕前からタイちゃんのこと……」などのセリフで、冗談とも本気ともつかない怪しい関係を思わせるシーンとなってしまった。 『テレビマガジン』にて「なぜ男同士でイチャイチャしているのか」という読者の質問に対し「男同士でも相手を好きになることがある。長い戦いの中で友情が好きという気持ちに変わっていったのだろう」という旨の、同性愛を肯定するかのような回答があった。「女の戦士」と紹介されたこともある。 玩具版とニンテンドー64版ソフトと漫画版ではメタルス版が登場。武器は両腕の鳥の爪が変形したトンファーラザークロー。翼の一部を鎧のメタルカバーとしてのディフェンスモードも有する。ビークルモードは水上ジェット機。漫画版では第1話から登場し、メタルス化している。今木商事の意向により、ロボットモード時は顔が擬人化されていて、黒髪の美少女となっている。恋人のタイガトロンのことは「タイガトロン様」と呼んでいる。タランスとの精神世界での戦いではジェット噴射で前方に旋回・上昇時に翼を刃として切り裂く、猛禽旋空斬(もうきんせんくうざん)を使用。コンボイ復活作戦においては照射されたスパークをデストロンの手で再生されたゾンビのほうに誘導した。ダイノボットからタイガトロンのいる場所を知らされ、会うために飛び立つがタランスのせいで戦うことになってしまう。タイガトロンを正気に戻すべく、彼の精神世界に自らのスパークの半分を向かわせ、タランスの罠で心身ともに負傷しながらもタイガトロンを正気に戻すことに成功するが、それと引き換えに自身は死亡してしまう。最終決戦ではエアラザーもゾンビ軍団の1人として復活させられ、タイガトロンの前に立ちはだかるがエアラザーのスパークは既にタイガトロンの中にあった為、スパークのないゾンビエアラザーはタイガーファルコン誕生時の光により消滅した。 追跡員 シルバーボルト / Silverbolt(オオカミ+ワシ) 声 - 岩田光央 / スコット・マクニール全長:2.6m 重量:2t 飛行最高速度:マッハ7 クイックストライクと共に誕生したフューザー戦士。第2話から登場。 ビーストモード時は狼の身体に鷲の翼と足を持つ。 礼儀正しく正義感の強い性格。純粋でもあるが、それゆえに警戒心が低いところがある。 武器は翼に収納されている二本一組のボルトサーベルでフェザーミサイルにもなる。スクリプト段階(『ビーストウォーズユニバース』より)では、胸にガトリングを仕込む予定だった。 誕生した直後はメガトロンに騙され、デストロンに入るが、あくどいやり方に馴染めず、サイバトロンに捕えられた所へ進化したコンボイの姿を目の当たりにし、彼を助けてサイバトロンに転向。また、戦いの中で出会ったブラックウィドーに一目惚れし、彼女を説得(求愛)し続けて、最終的にサイバトロンに引き込んだ。その後の彼女との相思相愛ぶりは、主にコンボイ突っ込みによるギャグの1つとなっている。しかし、一度ブラックウィドーが死亡した際には、その元凶となったタランスを残虐な方法で葬ろうとしたほどの怒りを見せ、その場で奇襲をかけたランページにすら「正義の味方のすることじゃない」と蔑まれた。 一人称は「僕」だが、日本語版初登場回の劇場版第1作目及びテレビアニメ初登場時、ゲーム作品では「わたくし」となっている。セリフと共にファンファーレが鳴り響くという描写が、他者とのギャップを持つ彼の生真面目な性格を軽妙に表現している。吹替版では語尾が「〜デス!(攻撃中は「デス!デス!デス!……」と連呼)」となり、エセ外国人ふうの口調が特徴。日本語版では「パタパタ犬」と呼ばれることもある(主にラットルから)。基本的に人を「さん」付けで呼んでいるがたまに呼び捨てにしている。漫画版では第1話のラストシーンにビーストモードの姿で登場し、最終話である第6話のエピローグにおいて大怪我を負っていたブラックウィドーを助け、恋仲になって帰ってきたところをラットルに突っ込まれるというだけの僅か2回のみの出番であった。 諜報工作員 ブラックウィドー / Blackarachnia(セアカゴケグモ) 声 - 柚木涼香 / ヴィーナス・ターゾ 地球生まれゆえにメタルス化せず。 前作最終話である第26話でタランスが仕掛けたサイバーリンクにより、タランスに遠隔操作され、メガトロンが留守の間にゴールデンディスクのバックアップ探しもさせられるが、タランスが戦闘で一時的に行動不能になっている隙を突いて、ゴールデンディスクのバックアップを自らにダウンロードした後、「バックアップには罠が仕掛けられていたので壊れてしまった」と嘘を付いて、バックアップを破壊した。その後、サイバーリンクを逆手に取ったエネルゴンダメージ共有でタランスを参らせ、リンクを切らせることにも成功する。 シルバーボルトに想いを寄せられるようになり、そのことで彼を利用しつつも半分は満更でもなかった。 メガトロンが初代コンボイを暗殺して、サイバトロンの存在自体を消し去る歴史改変を実行したことから、サイバトロンのプロトフォームから誕生した自身も消えそうになり、初代コンボイの修復に手を貸す。この一件でデストロンを離反し、サイバトロンの一員となるが、本人はあくまで『一人のデストロン』として参加している。悪女的性格は変わらなかったが、シルバーボルトや猿人の子供と接する中、少しずつ丸くなっていった。 海外ではハッピーミールのオマケとしてトランスメタルスブラックアラクニアが配布された。ビークルモードはない。漫画版ではメタルス化せず、最後までデストロンに所属していたが、最終回でメガトロンに撃たれ大怪我を追っていたところをシルバーボルトに助けられ、それをきっかけに彼に好意を抱いた様子。悪女よりも姉御肌と思わせる描写が多く、タイガトロンを洗脳して、エアラザーを倒そうとするタランスの作戦に「恋人同士を戦わせるなんてデストロンでもやっちゃいけない事」と言って、首をへし折り、エアラザーを助けたこともある。 妨害工作員メタルスブラックウィドー / Blackarachnia(メカグモ) ブラックウィドーが進化した姿。第21話から登場。 デプスチャージの捨てたトランスメタルドライバーを回収し、それを用いて、進化しようとするもタランスが施したシェルプログラムのせいでメタルス2への進化に失敗した上、シェルプログラムを手術しなければ死んでしまう身になってしまった。デストロンの妨害で手術失敗して命を落とすが、メタルス2への進化を試みた際にヴォックの因子を浴びていたことから、彼女の近くに置かれていたトランスメタルドライバーが反応して、メタルス2に進化・復活し、本来のサイバトロン戦士にも戻る。原語版ではメタルス化して、初めて「マクシマイズ」のコードで変身するようになった。ただし、相変わらず「悪女」を自称している。 武器は蜘蛛の頭部が変形した銃。超能力(ハンドパワーと呼称)も使用できる。両腕にカッターも装備し、ビーストモードの口から吐く糸で敵をからめとる。放送当時の玩具パッケージにおいて、得意技のキックは、スピンキックと表記された。肩アーマーを前面に展開するディフェンスモードも有するが劇中未使用。初陣ではランページを1人で倒している。 リミックス版や次回予告ではシルバーボルトとの凄まじいバカップルぶりを見せつけ、その度にコンボイに冷ややかなツッコミを入れられている。また、ファイナルリミックス(最終話)である第26話のモノマネ大会ではピカチュウや薬師丸ひろ子などの完成度の高いモノマネを見せ、一度もお仕置きを受けなかった。 メタルス2の玩具では胸部に劇中では付けていない装甲が追加されているが、ネジ止めされた装甲を剥がすことでCGモデルを再現できる。また、サイバトロン、デストロンのエンブレムチェンジギミックが備わっている。 漫画版では未登場。 海上司令官 メタルスデプスチャージ / Depth Charge(メカエイ(オニイトマキエイ)) 声 - 梁田清之 / デビッド・ゾボロフ全長:3.4m 重量:3.8t 飛行最高速度:マッハ9 サイバトロンの植民惑星オミクロン(通称「コロニーO」)の元警備隊長。第15話から登場。 コンボイとライノックスとは旧知の間柄であり、頑固な性格で融通が利かないところがあるがサイバトロンの自覚は備えている。一人称は「我輩」(先行登場した劇場版では「わし」)。 かつて、プロトフォームXに仲間たちを殺されたことから血眼になって、Xを捜索した末に捕獲。上層部にXの死刑を望むが聞き入れられなかった。その後、コンボイ部隊の行方をスターホッパー号で追っている最中、宇宙で空間の歪みに巻き込まれて、エネルゴアにタイムスリップすると共にクォンタムサージを浴びたことでトランスメタル化。宇宙船のコントロールを失って、水没した際、宇宙船のスキャン装置でオニイトマキエイの姿を得る。 ビークルモードはスターホッパーを模した飛行形態、全域対応万能攻撃機アサルトファイター。 武器は胸から放つ円盤弾ディスクランチャー(マルチ・グレネードランチャーとも)、偵察メカのこばんざめたろう(日本版での名称)にもなる銃ハイドロ・キャノン(コバン・ランチャーとも)。尾が変形した剣テイルサーベル。ビーストモードのヒレはウィング・シールドという防具にもなる。 日本版での口癖は「エ〜イ」しきりに「い〜と〜まきまき」と何度も歌を口ずさむが、歌詞の続きが思い出せず無理矢理「エ〜イ」で終わらせる。寄って来た蝶に「あ、蝶々」と言いながら戯れるという一面も見せた。 当初はランページ抹殺しか頭になく、ランページを開放してしまったコンボイに根強い不信感を持っており常に反発していた。そのあまりアクサロンのサイバーガードシステムの引き下げ作業中のラットルの加勢を拒否していた。コンボイの再三の説得で渋々引き受けるも、それが返ってシステムをデストロンに奪われる結果となってしまい、それ以降は責任を取るために渋々共闘する。ただし、反抗的な態度と憎まれ口は相変わらずで行動もほとんど単独。メタルスチータス2の件を隠していた際、コンボイから「お前のメインプロセッサを引きずり出して、直接聞くことになるぞ」と脅されたこともあった。 第24話でメガトロンがネメシスに向かった際は、コンボイの命令を素直に聞き入れ、ネメシス破壊を優先・出撃する。その途中でネメシスを守っていたランページに遭遇し、海中戦を展開し、海底のエネルゴン・クリスタルを剣代わりに使った攻撃でランページのスパークを破壊するも共に爆砕する。浮かび上がった残骸はコンボイとタイガーファルコンに発見された。日本語版では遺言として続きの歌詞「ひい〜てひい〜てとんとんとん」を思い出し、満足げに海の底へと沈んでいった。 ファイナルリミックス(最終話)である第26話では「歌うのに飽きた」とあっさり復活し、続きの歌詞を含めてしっかりと1フレーズ分歌っていた。モノマネ大会ではジャイアンのモノマネをする。似ていたが、お仕置きを受けた。 漫画版では未登場。 調停特使 メタルスタイガーファルコン / Tigerhawk(白トラ(ホワイトタイガー)+ハヤブサ) 声 - 遠近孝一 / ブルー・マンクマ全長:3.5m 重量:2.6t タイガトロンとエアラザーが合体した姿。第23話から登場。 武器は翼が変形した二本一組のミサイルランチャー・ダブルサンダートルピードでロボットモード時は手持ち武器としても使用可能。武器以外では竜巻や雷といった自然の力を自由に操ることもできる。アニメでは未登場だがフライトモードという飛行能力重視の形態もあり、その際は顔に青い隼型マスクを装備する。 実体を持たないヴォックが地球に赴くための依代として作られて、誕生後にヴォックが憑依して、地球に地球に襲来。サイバトロンにもデストロンにも攻撃を仕掛ける。ヴォックがタランスを葬るために抜け出したことで、意思が失われたが、ヴォックを追いかけてきたタイガトロンとエアラザーのスパークが宿ったことで、サイバトロン戦士として復活を果たし、橙色の瞳を持つようになる。タイガトロンとエアラザーの人格が合わさってはいるが、人格はタイガトロンの面が色濃く出ている。 第25話の最終決戦ではコンボイをアークに戻し、自身は戦艦ネメシスに単身立ち向かうも、フュージョンカノンの前に戦死する。直後のアイキャッチで、「ええ?……これで終わり?」と苦笑いしていた。 ファイナルリミックス(最終話)である第26話には「出番が無さそうなため」と無理矢理登場し、終始出番の少なさを気にしていた。また、モノマネが披露できなかったことを残念がっていた。 日本版での口癖は「〜ござるでしょう」で、第25話ではエアラザーの口癖であった「ハイヤー」も口にした。一人称は「拙者」。アニメ登場前に発売された玩具の箱では、キャラクターが定まっていなかった為、一人称は「俺」と書かれていた。 日本版ではタイガーファルコンと改名されてはいるが、海外でのTigerhawkの「hawk」の意味は「鷹」以外にも「猛禽類の総称」を意味しているので、この名前でも間違いではない。漫画版ではヴォックが未登場だったことから誕生の経緯は異なり、亡きエアラザーのスパークが自身の中にあることに気付いたタイガトロンが自らのスパークと1つにしたことで誕生した。エアラザー同様に顔は擬人化されており、美形となっている。炎の力を持つ炎滅刀(えんめつとう)、氷と嵐の力を持つ氷嵐刀(ひょうらんとう)、雷の力を持つ気雷刀(きらいとう)、大地の力を持つ地裂刀(ちれつとう)の四刀を使用。ゾンビ軍団を倒していき、戦い終えた後、戦死者たちの魂を連れて、魂の楽園マトリクスに旅立つ。喋り方はタイガトロンともエアラザーとも異なるがコンボイに別れを告げに来た際にはエアラザーを思わせる喋り方をした。 コンピューター(サイバガード) / Maximal Computer, Sentinel 声 - 飛田展男、高木渉(第19話) / イアン・ジェームズ・コーレット サイバトロン基地(探査船アクサロン)、および旧サイバトロンの戦艦アーク(原語版ではテレトラン1)、救命ポッド、生命維持システムに搭載されている。声は同じだが特に人格は設定されていない。 漫画版では未登場。 こばんざめたろう 声 - 長島雄一 デプスチャージの武器兼探索機。元々はデプスチャージの乗っていた宇宙船のコンピュータ。 探索中はナマハゲのように「悪い子はいねがー」としきりにしゃべる。25話のネメシスの襲来の際にはライノックスの後ろで浮いていた。 玩具ではコバンシャークという名前が付いている。 漫画版では未登場。
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サイバトロン / Maximals
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 04:24 UTC 版)
「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」の記事における「サイバトロン / Maximals」の解説
詳細は「サイバトロン#サイバトロン/Maximals」を参照 総司令官 コンボイ / Optimus Primal 声 - 子安武人 / ゲイリー・チョーク全長:2.8m 重量:2t 飛行最高速度:マッハ7 好物:バナナ ゴリラに変身するサイバトロンのリーダー。総司令官であった先代のコンボイと異なり、一部隊の指揮官にて、調査船アクサロンの艦長。指揮経験は浅かったが、未開の惑星で多種多様な経験を積み、臨機応変な対応が出来るようになった事で、リーダーとして部下たちからも認められるようになった。デストロンやエイリアンなどに立ち向かい、常に前線で戦う勇気と敵であろうと敗者に殺すことを良しとしない優しさを持つ。戦闘能力も高く、メガトロンやダイノボットとの一騎討ちでも一歩も退かない。第10話でスコルポスのサイバーウイルスにより死の恐怖から暴走した際は、ラットル曰く「ワイルドなお方」と化し、タランスやワスピーターを圧倒する凶暴さを見せた。非戦闘時には調査隊らしく惑星の調査も行っている。 武器は腕部カバーから出現する二門の「プラズマキャノン」、両肩から展開する二連装ミサイル「メガブラスター」、背中には柳葉刀状の双剣「サイバーブレード」と、飛行するためのジェットパック「コンボイジェット」を備えている。 エイリアンが衛星に偽装させていた惑星破壊兵器により窮地に陥ったエネルゴアを救うべく、救命ポッドを有人ミサイルとして、突撃することで惑星破壊兵器を破壊しようとするが、メガトロンの策略(本来はタランスを始末するつもりだった)により、ポッドから脱出できぬまま激突・爆散してしまう。 いわゆる“コンボイ顔”としては初めて唇があり、素顔のまま過ごすことが多いが、必要に応じてマスクを装着する。 日本語版での一人称は「私」だが、前述のウイルス暴走時には「俺」を使っていた。 日本における本作の後時代に当たる次作『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』の劇場版『ライオコンボイ危機一髪』には単独でゲスト出演を果たしている(こちらは作品の世界観に合わせセルアニメで描かれている)。 セイバートロンモードは三輪型装甲バギーで、トイは『ギャラクシーフォース』のランドバレットのリデコ。公式の総司令官紹介やロボットマスターズなどでは、G1コンボイとの区別をつけるために、「ビーストコンボイ」と呼ばれることもある。 密林巡視員 チータス / Cheetor 声 - 高木渉 / イアン・ジェームズ・コーレット全長:2.3m 重量:1.5t 最高速度時速:300km(ビーストモード時) 好物:寿司 動物の中でも最速を誇るチーターに変身し、全戦士中最も素早い動きを身に付けている。メンバー中最も(精神年齢が)若いサイバトロン戦士で、活発で行動力があるが、冷静な思考と判断が苦手。その性格と自身の高い機動力ゆえに独断専行することが多く、序盤では毎回危機に陥り、散々コンボイとラットルの手を焼かせた末、両者からキツイお説教をくらっていた。 コンボイへの信頼は厚く、彼がサイバーウイルスに侵された際にも、彼の精神力をひとり信じていた。最終的にチータスが彼を信じて放った言葉が、彼を正気へと引き戻すきっかけともなった。 武器は「レーザー・ショット」と尻尾が変形した「クエーザー・ライフル」の二丁の銃。銃を武器にしている割に、命中率は低く、タイガトロンがサイバトロンへ報告するための偵察機を、敵と間違えて撃ち落とそうとしたが、当たらなかったことで偵察機がちゃんとたどり着けたという皮肉があった。ビーストモード時のダッシュ走行は「マキシマムダッシュ」とも呼ばれている。 日本語版では、射撃の際には「撃つべし!」と叫び(最初に「撃つべし」と発言したのはラットル)一発ごとに発音するときもある。語尾は「~じゃん」。時折「ガゥ!」と吠える。一人称は「俺」だが稀に「オイラ」を使うこともあった。 セイバートロンモードはレーシングカー。トイは『ギャラクシーフォース』のスキッズのリデコ。 諜報員 ラットル / Rattrap 声 - 山口勝平 / スコット・マクニール全長:1.8m 重量:1.3t 好物:トウモロコシ ネズミに変身する最も小さなサイバトロン戦士。その小柄な身体を活かしスパイ活動を務めることが多い。お調子者で軽口が多く、重要な場面においても度々余計な一言を放ってダイノボットと衝突したり、コンボイに叱られている。そのくせ不利な戦いや不審な場所からは逃げようとする臆病者。しかし、その態度は、豊富な戦場経験に裏打ちされた余裕と鋭い警戒心から来るもので、実はコンボイ不在時に司令官代理を任されるほどの熟練者かつ切れ者でもある。小柄な為、他のサイバトロン戦士(コンボイ、ライノックス、エアラザー、デストロンでは一度だけテラザウラー)の背中に乗ることも多かった。 ライノックスとは親友であり、ダイノボットとは衝突することも多いが、良い凸凹コンビでもある。 海外版では経験豊富なベテラン戦士という色合いが濃いが、日本版では担当声優の山口の吹き替えも相まって、チータスと同年代(もしくは少し年上)の少年戦士として設定されており、性格も臆病な面が若干強調されている。一人称は「オイラ」。 武器は拳銃「ラットビームガン」右腕の「ガジェットハンド」には爆弾やドライバーなどの隠しツールが収納されている。 セイバートロンモードはバイク。トイは『ギャラクシーフォース』のガスケットのリペイント。海外版では『2010』に登場したアーシーは彼の大叔母(Great aunt)という設定になっている。 陸上防衛戦士 ライノックス/Rhinox 声 - 中村大樹 / リチャード・ニューマン全長:2.6m 重量:2.8t 最高速度時速:40km(ビーストモード時) 好物:カレーライス サイに変身するチームのサブリーダー。機械の長けた扱いはサイバトロン随一で、修理、解析任務を行い、仲間たちを全面的にバックアップしている。性格は温厚で思慮深いが、怒らせるとダイノボットを黙らせるほどに怖い。高い戦闘力と指揮能力を秘めており、コンボイから志願していれば司令官になれると評される程の豊富な知識と経験の持ち主。 日本版での一人称は「僕」語尾の「~だな」が口癖で、「止めなサイ」などと「さい」を強調することもある。 武器は2つの棘付き鉄球も備えたガトリング銃「ガトリングハンマー」二丁同時に使用することもある。 メガトロンの手で洗脳されて、デストロンになったことがあり、凶暴な面が露になった上で潜在能力が発揮され、デストロンメンバーを次々と襲撃した末リーダーの座を奪おうとした為に洗脳を解かれた。 セイバートロンモードはショベルドーザーで、トイは『ギャラクシーフォース』のガードシェルのリペイント。 特殊戦闘員 ダイノボット / Dinobot 声 - 藤原啓治 / スコット・マクニール全長:2.9m 重量:1.7t 好物:生肉 恐竜(ヴェロキラプトル)に変身する元デストロン戦士。たどり着いた惑星が目標の地球でないことでメガトロンの指揮能力に不信を抱き、彼を倒してデストロンのリーダーになろうとしたが、返り討ちに遭い、打倒メガトロンの為にサイバトロンに加わった。 その振る舞いは粗暴で、サイバトロンとデストロンの戦いを誰よりも戦争と捉えて、物事を戦いで解決する好戦的で気が短く、サイバトロンの仲間たちとの衝突も少なくない。しかし、変形できないダイノボットクローンに対して、あえてビーストモードのみで戦ったり、敵に対して一騎討ちを申し出るなど、戦士としての誇りは人一倍強く、戦いに生き、戦いで死ぬことを栄誉としている。低く唸るような声で喋るのが特徴。 コンボイからは「サイバトロンの理念に共感することは決してないが、その性格上、自分達を密かに裏切ることも絶対にない」と少し変わった形で信頼されており、ラットルとは喧嘩が絶えないが、実はお互い一番の理解者でもある。 日本語版では、しきりに「ダーッ!」と叫ぶ。一人称は「俺」。 武器はドリルのような剣「ダイノサーベル」尻尾が変形した回転盾「サイバーシールド」サイバーシールド内にダイノサーベルを接続して使用することもある。両目からは「ダイノビーム」を発射。白兵戦能力はコンボイに並び、メガトロンとも渡り合うほど高いが、一方で奇策に弱く窮地に陥ることも多く、デストロン時代にメガトロンに決闘を挑んだ際もスコルポスの不意打ちという奇策で負けている。 当初はメガトロンをバカにしていたが、次第に権謀術数を見せ、周りの陰謀に振り回されず、むしろ利用する彼の性格とその鋭利な思考を誰よりも恐れるようになり、彼の動向には人一倍神経を尖らせる。本人によると「戦史の勉強はよくできました」らしく、スタースクリームの本性について、サイバトロンでは唯一詳しく知っており、コンボイは、それを伝達してもらえたことでスタースクリームの心理を踏まえての打倒案を考える事が出来た。また、デストロンメンバーが同士討ちで全滅したかと思われたときには、既に敵となった存在であるにもかかわらず落ち込んでいた。 サイバトロンへ加入する際、当初は自分が指揮官になろうと考えており、コンボイと指揮官の座を巡って争った。勝敗は着かなかったが、以後互いの実力を認め合い、深く意気投合するに至る。元デストロンということもあって、当初はトラブルが起きた際に他のサイバトロンメンバーから疑われることもあったが、勇猛な戦いを幾度もこなすうちに信頼を得ていった。また、彼が持っているデストロンに関する情報も、サイバトロンの貴重な戦力となり、先述のスタースクリームの件でも非常に役立っていた。 前日談でのセイバートロンモードはショベルカー。トイは『ギャラクシーフォース』のロングラックのボディに『マイクロン伝説』のグラップ・スーパーモードの頭部を組み合わせたもののリデコ。 極地偵察員 タイガトロン / Tigatron 声 - 遠近孝一 / ブルー・マンクマ全長:2.3m 重量:1.5t 好物:特になし 衛星軌道上から地上に落下したサイバトロンのプロトフォームが、白トラ(ホワイトタイガー)をスキャンして誕生した戦士。寒さに強く極地偵察員を務める。救命ポッドの落下の衝撃によって、自己認識回路を損傷してしまったこともあり、トランスフォーマーよりも野生の虎の性質が強く、1人でいることを好む孤独な戦士だが、自然を愛し、誰よりもビースト戦士の本質を理解している。その為、エネルゴンの過剰な影響を防ぐ基地のバリアを破られ、サイバトロンが長期のビーストモードを余儀なくされた際には、野性に引きずられそうになった他の面々(エアラザーを除く)を導き、ビーストモードとの共生を説いて仲間を救った。 海外版ではネイティブアメリカンのイメージなのに対し、日本版では侍の雰囲気を持ち、一人称も「拙者」で語尾に「ござる」を付ける。格言を語った後に自分に酔いしれたこともあった。 武器は冷凍ガスも発射可能な銃「タイガー・ショット」尻尾が変形した銃「クエーザーキャノン」腕部カバーから出現する2連装ミサイル「タイガーキャノン」。隠密(ステルス)モードにより相手に察知されず行動することもできる。 親友のシベリアンタイガー、トラジロー / Snowstalkerを自分の放った砲撃による落石で亡くしてしまい戦意を喪失、戦線離脱しかけたこともある。 上述の通り地球生まれのトランスフォーマーである為、セイバートロンモードは無いが、海外では「もし彼にセイバートロンモードがあったら」という設定で限定トイが発売されている。トイ自体はビースト版と同じくチータスのリペイントで、『ギャラクシーフォース』のスキッズの頭部を変更したもの。 空中偵察員 エアラザー / Airazor 声 - 岩永哲哉 / ホーライン・ニューストーン全長:1.8m 重量:1.1t 好物:魚 第12話でタイガトロンと同様の経緯を辿り、ハヤブサをスキャンして誕生した戦士。タイガトロンと違いポッドは落下時に損傷してしまい、危険な状態だったが、ライノックスの懸命な修復作業で無事に誕生した。サイバトロンでは数少ない飛行能力を有し、カメラアイによる偵察が主任務。性格は穏やかかつ純真だが、辛らつなツッコミもする。自然を愛するため、同様の性格を持つタイガトロンと共に行動することが多いが、「基地は性に合わない」と零すタイガトロンと違い、特に合わない素振りは見せていない。誕生の際にはチータスのチップを使用したため、彼とは肉親のような精神的繋がりを持つという。 海外版では女性トランスフォーマーだが、日本語訳の段階で男性に変更された。一人称は「僕」で、掛け声は「ハイヤー!」。 武器は腕から放つダート型ミサイル「エアニードル」。超高速で飛行して、ソニックブームを起こすことも可能。 タイガトロンと同じ理由で、玩具ではセイバートロンモードが作られ、『スーパーリンク』のストームジェットのリデコである双胴ジェット。 コンピューター(サイバガード) 声 - 飛田展男、長島雄一(第6話、第9話)、三木眞一郎(第18話) / イアン・ジェームズ・コーレット ポッドやサイバトロン戦士の体内などのコンピューターの音声。 日本語版では時折、命令を下した人物の口調を真似ることも。
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