オニイトマキエイとは? わかりやすく解説

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おに‐いとまきえい〔‐えひ〕【鬼糸巻×鱝】

読み方:おにいとまきえい

エイ目イトマキエイ科海水魚世界中熱帯海域にすむ。エイ類中最大で、全長約6〜7メートル大形であるが、もっぱらプランクトン食べる。マンタ。→イトマキエイ


オニイトマキエイ

学名Manta birostris 英名:Devil fish
地方名ガマーカマンタマンタ 
脊椎動物門軟骨魚綱エイ目トビエイ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
オニイトマキエイの体色は背の部分が黒、お腹は白で不規則な黒い模様斑点がある。イトマキエイ類に比べ頭が広いことや、口が頭の方に開くことなどが特徴である。表・中層単独または小さな群れをなして遊泳しながらプランクトン食べる。プランクトンが多いところでは、何度も反転しながら泳ぎ回る。たまに水面からジャンプすることがあるが、これは驚かされたり、寄生虫を落とすためである。卵胎生春先から秋にかけて若魚沿岸域見られる

分布:沖縄四国全世界亜熱帯熱帯海域 大きさ:6.8m
漁法:  食べ方: 

オニイトマキエイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 22:27 UTC 版)

オニイトマキエイ(鬼糸巻鱝[5]、鬼糸巻鱏[6]学名: Mobula birostris)は、軟骨魚綱トビエイ目イトマキエイ科イトマキエイ属(トビエイ科オニイトマキエイ属とする説もあり)に分類されるエイ。かつてナンヨウマンタ(Mobula alfredi)と混同されていた。


注釈

  1. ^ 繁殖は卵胎生で一度に一尾、二尾で魚類の中では、シロワニと並んで最も数が少ない。

出典

  1. ^ a b c d e f g h Marshall, A., Barreto, R., Carlson, J., Fernando, D., Fordham, S., Francis, M.P., Derrick, D., Herman, K., Jabado, R.W., Liu, K.M., Rigby, C.L. & Romanov, E. 2020. Mobula birostris. The IUCN Red List of Threatened Species 2020: e.T198921A68632946. doi:10.2305/IUCN.UK.2020-3.RLTS.T198921A68632946.en. Accessed on 22 February 2023.
  2. ^ a b UNEP (2021). Manta birostris. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. [Accessed 22/02/2023]
  3. ^ a b c d e f Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2019. Mobula birostris. FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version (12/2019).
  4. ^ a b 本村浩之 『日本産魚類全種目録 これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名』、鹿児島大学総合研究博物館、2020年、16頁。
  5. ^ 小学館国語辞典編集部 編「おにいとまきえい(鬼糸巻鱝)」『日本国語大辞典』(精選)小学館、2006年。 
  6. ^ 見坊豪紀ほか 編「マンタ」『三省堂国語辞典』(第七)三省堂、2014年。 
  7. ^ “Manta”. Collins English Dictionary – Complete & Unabridged (HarperCollins Publishers). http://www.collinsdictionary.com/dictionary/english/manta. 
  8. ^ a b c d e f g h i 佐藤圭一,内田詮三,西田清徳,戸田実,小畑洋,松本葉介,北谷佳万,三浦晴彦 「南日本におけるオニイトマキエイ属(Genus Manta)2種の記録と分類,同定および標準和名の提唱」『板鰓類研究会報』第46号、日本板鰓類研究会、2010年、11 - 19頁
  9. ^ a b Mantas at a Glance Manta Trust”. www.mantatrust.org. 2013年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月19日閲覧。[リンク切れ]
  10. ^ a b 「WHAT ARE MOBULID RAYS?」
  11. ^ 遠藤広光. “動物分類学 理学部 遠藤広光” (PDF). 高知大学. 2023年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月22日閲覧。
  12. ^ 「Redescription Of The Genus Manta With Resurrection Of Manta Alfredi (Krefft, 1868) (Chondrichthyes; Myliobatoidei; Mobulidae)」
  13. ^ 板鰓類研究会報 第 27 号” (PDF). 板鰓類研究会 (1990年). 2017年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月20日閲覧。[リンク切れ]
  14. ^ 「Shark Fact Friday #8: Will the real mobula ray please stand up?」
  15. ^ Andrea D. Marshall et al, "Redescription of the genus Manta with resurrection of Manta alfredi (Krefft, 1868) (Chondrichthyes; Myliobatoidei; Mobulidae)," Zootaxa, Volume 2301, 2009, Pages 1 - 28, doi:10.11646/zootaxa.2301.1.1.
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  19. ^ 「Live-bearing manta ray: how the embryo acquires oxygen without placenta and umbilical cord」
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  21. ^ 「Manta ray brainpower blows other fish out of the water」
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  24. ^ 世界最大のエイ「ジャイアントマンタ」公開”. 美ら海水族館 (2018年11月28日). 2018年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月22日閲覧。[リンク切れ]
  25. ^ “最大エイ飼育成功 ジャイアントマンタ 美ら海水族館、世界初”. 琉球新報. (2018年11月29日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-841103.html 
  26. ^ “ジャイアントマンタ、優雅に 美ら海水族館が飼育成功”. 朝日新聞. (2018年12月1日). https://www.asahi.com/articles/ASLCZ6G89LCZTPOB003.html 
  27. ^ 「美ら海生き物図鑑 オニイトマキエイ」
  28. ^ 「沖縄美ら海水族館年報 第 15 号」
  29. ^ 「Visitors wowed as Okinawa aquarium becomes world's first to exhibit giant oceanic manta ray」
  30. ^ “特注の水槽は大きすぎて… ジャイアントマンタ搬送に難関次々 半年かけ成功”. 沖縄タイムス+プラス. (2018年11月28日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/351272 


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オニイトマキエイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:56 UTC 版)

ミラーテスト」の記事における「オニイトマキエイ」の解説

二匹の飼育下のオニイトマキエイ(manta ray 学名 Mobula sp. cf birostris)は、鏡の前で社会的行動示さず何度も普段とは異な反復的な動き見せたり鏡に向けて気泡放ったりした。 これは偶発的事故時の点検行動(contingency checking)を示唆している。またこの2匹は、鏡の前で自己対象にした鏡に映る自身の像に通常とは異な振舞い示した為、鏡に映った自身の姿を認知していたとされる。 しかし古典的なミラーテスト行われていない為、断定出来てなくミラーテスト成功したかもしれない生物とされている 。

※この「オニイトマキエイ」の解説は、「ミラーテスト」の解説の一部です。
「オニイトマキエイ」を含む「ミラーテスト」の記事については、「ミラーテスト」の概要を参照ください。

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