オミクロン
オミクロンとは、ギリシャ語のアルファベットの15番目の文字である。また、科学や数学、天文学などの分野で用いられる記号としても知られている。例えば、物理学では、オミクロンは微小量を表す記号として使用される。また、天文学では、恒星の明るさを表す等級の一つとしてオミクロンが用いられることもある。 さらに、2021年に発見された新型コロナウイルスの変異株の一つにも「オミクロン」の名が付けられている。この変異株は、ウイルスのスパイクタンパク質に多数の変異を持つ特徴があり、感染力や病原性に影響を与える可能性が指摘されている。
オミクロン
Ο
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ギリシア文字 | |||
---|---|---|---|
Αα | アルファ | Νν | ニュー |
Ββ | ベータ | Ξξ | クサイ |
Γγ | ガンマ | Οο | オミクロン |
Δδ | デルタ | Ππ | パイ |
Εε | エプシロン | Ρρ | ロー |
Ζζ | ゼータ | Σσς | シグマ |
Ηη | イータ | Ττ | タウ |
Θθ | シータ | Υυ | ウプシロン |
Ιι | イオタ | Φφ | ファイ |
Κκ | カッパ | Χχ | カイ |
Λλ | ラムダ | Ψψ | プサイ |
Μμ | ミュー | Ωω | オメガ |
使われなくなった文字 | |||
() | ディガンマ | サン | |
ヘータ | ショー | ||
ギリシアの数字 | |||
スティグマ | () | サンピ | |
() | コッパ |
Ο, ο(オミクロン、古代ギリシア語: οὖ ウー、ギリシア語: όμικρον、英: omicron)は、ギリシア文字の第15字母。数価[注 1]は 70、音価は /o/。ラテンアルファベットのO、キリル文字のОはこの文字に由来する。「オ・ミークロン」とは小さい「O」という意味で、「オ・メガ」、大きな「O」(Ω)と対になる名前である。
この1字でギリシャ語の男性主格単数の定冠詞を表す。例)ο θεός(神)
起源
フェニキア文字 𐤏 (アイン)に由来する。この文字はセム語では有声咽頭摩擦音/ʕ/を表していた。ギリシア語にはこの子音がないので、母音/o/を表すために転用された[1]。
本来の文字名称は/o/の長母音である/oː/だったが、古典期前後の音韻変化の結果/uː/に変化した[2]。2-3世紀ごろに母音の長短の区別が消滅すると、短い「Ο」と長い「Ω」を区別するため、前者を「小さなオ」(ὂ μικρόν、オ ミクロン)、後者を「大きなオ」(ὦ μέγα、オ メガ)と呼んで区別した[3]。
記号としての用法
符号位置
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ο | U+039F | 1-6-15 | Ο Ο Ο | ο | U+03BF | 1-6-47 | ο ο ο | |
Ό | U+038C | - | Ό Ό | ό | U+03CC | - | ό ό |
脚注
注釈
出典
参考文献
- W. Sidney Allen (1987) [1968]. Vox Graeca (3rd ed.). Cambridge University Press. ISBN 0521335558
オミクロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 08:36 UTC 版)
「ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー」の記事における「オミクロン」の解説
デプスチャージが保安主任を務めていたコロニー。プロトフォームXの犠牲となったこと以外詳細は不明。
※この「オミクロン」の解説は、「ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー」の解説の一部です。
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