星系
星系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 21:33 UTC 版)
主星のへび座δ星A(HD 138918、HR 5789)は、スペクトル型がF0 IVに分類されるF型準巨星で、見かけの等級は4.2である。主星から南へ約4秒離れた位置にある伴星のへび座δ星B(HD 138917、HR 5788)は、同じくF型準巨星とみられ、見かけの等級は主星よりやや暗い5.2である。この2星は連星と考えられ、公転周期はおよそ1,000年、軌道長半径は3-4秒と推定される。主星から北に約66秒離れた位置には、14等星と15等星の対がみえ、これがへび座δ星Cとへび座δ星Dである。C星とD星の間は、およそ4秒離れている。更に、ワシントン重星カタログでは、主星から北東に64秒離れた位置の15等星が、へび座δ星Eとして収録されている。C星とD星とA-B星系の関係は、ワシントン重星カタログでは物理的に結びついている可能性があるとされるが、輝星星表中の恒星の連星構造をまとめたカタログでは、A-B星系だけが連星とされている。
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