C星とは? わかりやすく解説

C星(LP 876-10)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 05:25 UTC 版)

フォーマルハウト」の記事における「C星(LP 876-10)」の解説

C星はフォーマルハウトの第2伴星である。2013年10月Eric Mamajekらの研究チーム解析ソフトRECONSを用いた結果以前から「LP 876-10」という名称で知られていた赤色矮星フォーマルハウトと距離、視線速度色指数一致することが判明したLP 876-10という名称は1979年ウィレム・ヤコブ・ルイテン固有運動視線速度観測で、地球近傍恒星をまとめた、NLTTカタログにおける名称である。C星はスペクトル型M4Veの赤色矮星である。太陽系からはA星・B星と約5.7度離れて見え、A星・B星とは異なりみなみのうお座隣接するみずがめ座属している。A星との距離は約0.77パーセク(約2.5光年)、B星とは0.987パーセク(3.2光年)である。これはフォーマルハウト系の重力圏限界距離である1.9パーセク(6.2光年)内に収まっている。この恒星自身連星として「WSI 138」という名称でワシントン重星カタログ登録されているが、Mamajekらの研究では、撮像スペクトル位置天文学の各データからは、C星に伴星存在することを示す兆候見られなかった。同年12月には、ケネディらの研究チームハーシェル宇宙望遠鏡用いて観測行ったところ、C星に周囲塵円盤存在することが確認された。連星内で、複数恒星塵円盤持っていることは非常に稀である。 みなみのうお座α星Cの惑星名称(恒星に近い順)質量軌道長半径天文単位公転周期(日)軌道離心率軌道傾斜角半径塵円盤 ~10—<40 au — —

※この「C星(LP 876-10)」の解説は、「フォーマルハウト」の解説の一部です。
「C星(LP 876-10)」を含む「フォーマルハウト」の記事については、「フォーマルハウト」の概要を参照ください。

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