C末端修飾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/10 13:16 UTC 版)
タンパク質のC末端には翻訳後修飾が行われることがある。一般に見られるものはC末端への脂質アンカーの付加であり、これによりタンパク質は膜貫通ドメインなしに細胞膜に挿入される。 プレニル化反応(Prenylation) C末端の修飾の一つにプレニル化反応がある。これはファルネシル(またはゲラニルゲラニル)イソプレノイド膜アンカーが、C末端の近くのシステイン残基に付加される。膜結合型のGタンパク質はたいていこの方法で修飾される。 GPIアンカー 他のC末端修飾ではホスホグリカンの一種、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)が細胞膜アンカーとして付加される。GPIはC末端のプロペプチドがプロテアーゼにより切断された後に結合する。この修飾型の著名な例としてプリオンがある。
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