オミクロン・デルタ・イプシロン
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オミクロン・デルタ・イプシロン | |
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ΟΔΕ | |
設立年 | 1963年 |
種類 | 名誉団体 (英語版) |
分野 | 経済 |
メンバーバッジ | ![]() |
色 | ロイヤルブルー ゴールド |
機関紙 | The American Economist |
支部数 | 717 |
会員数 | 活動中4,000人、生涯100,000人以上 |
本部 | 19 South Summit Street, no. 9 Fairhope, Alabama 36533 United States |
ウェブサイト | www.omicrondeltaepsilon.org |
オミクロン・デルタ・イプシロン(Omicron Delta Epsilon、略称ΟΔΕまたはODE)は、経済学分野における国際的な学術系名誉団体(Academic Honor Society)であり、1963年にオミクロン・デルタ・ガンマ(Omicron Delta Gamma)とオミクロン・カイ・イプシロン(Omicron Chi Epsilon)が合併して設立された。
ODEは毎年約4,000人の大学会員を認定しており、存命中の生涯会員は10万人を超える。世界中で約700の活動中のODE支部が存在する。学術雑誌『アメリカン・エコノミスト』(The American Economist)を年2回発行している。
歴史
経済学における最初の全国的な優等協会であるオミクロン・デルタ・ガンマ(Omicron Delta Gamma)は、1915年5月7日に、ハーバード大学の経済学学部生協会(Undergraduate Society of Economics)とウィスコンシン大学のアーサー騎士団(Order of Artus)が合併して結成された。アーサー騎士団はアーサー王の円卓の騎士をモデルとした経済学の学生組織であった。ウィスコンシン大学のグループはジョン・ロジャーズ・コモンズ教授によって設立された。1904年から1905年にアメリカ経済学会の会長を務めたフランク・タウシッグがハーバード大学の支部を設立した。
シンボル
オミクロン・デルタ・イプシロンの会員は、卒業式でロイヤルブルーとゴールドの優等飾緒(オーナーコード、honor cords)を着用することができる。
支部
2024年現在、オミクロン・デルタ・イプシロン協会は、オーストラリア、カナダ、エジプト、フランス、カザフスタン、メキシコ、南アフリカ、アラブ首長国連邦、イギリス、およびアメリカ合衆国に717の活動支部を持つ
著名な会員
以下にオミクロン・デルタ・イプシロンの著名な会員の一部を挙げる。
- ロバート・ルーカス (Robert Lucas Jr.) – シカゴ大学経済学者、1995年ノーベル経済学賞受賞者
- ロバート・ソロー (Robert Solow) – マサチューセッツ工科大学経済学教授、1987年ノーベル経済学賞受賞者
- フランク・タウシグ (F. W. Taussig) – ハーバード大学経済学教授、元米国関税委員会委員長 (経済学の歴史において重要な人物)
- ジョン・ロジャーズ・コモンズ (John R. Commons) – ウィスコンシン大学マディソン校の制度派経済学者、労働史家、オミクロン・デルタ・ガンマ創設者 (制度派経済学の創始者の一人)
- 豊田利久 – 神戸大学および広島修道大学名誉教授
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