主要生徒
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「ハンマーセッション!」の記事における「主要生徒」の解説
佐野 直樹(さの なおき) 悟郎が赴任して最初のハンマーセッションのターゲット。3年B組の学級委員であるが、不登校中に勝手に決められたため本人は不満気味。 元は地味な生徒だったが、学校をサボり不登校になり、遊ぶ金欲しさにカツアゲをするなど不良になっていたが、悟郎の「ハンマーセッション」により裏の世界の怖さを知り、坊主頭にして再び学校に通い始め、以後、悟郎のよき理解者となり、彼を慕っている。半年間も学校に来ず、授業を受けていなかったため、成績は相当悪いが、光学園中等部の情報を知り尽くしており、悟郎にも時々その情報を提供している。半年前は友達もおらず、いつも1人でいる暗い性格だったが、学級委員になったことで、交友範囲が広がり、今ではクラスのよきムードメーカー的存在で、明るい性格になった。修学旅行以降、司馬、新田とつるんでいることが多い。また、喧嘩の腕も多少立ち、自身と司馬、新田の3人組の中では一番力は強く、今村にも一目置かれていた。そのかわり、3人組の中では一番成績は悪い(数学のテストの点数は2点)。 市内一の不良校・西部中学(通称:セイチュー)のことを恐れているが、西部中学の不良にリンチされた野島を見て、司馬、新田と共に西部中学に殴りこみに行こうとするなど、正義感が強く仲間思いの一面を持っている。 悟郎の事は信頼しており、「先生がいなかったらずっと学校から逃げたままだった」とも言っている。 碓氷に問題児とみなされ、S組に編入させられる。 司馬 祐生(しば ゆうせい) 出席番号11番。クラスではあまり目立たず、授業中はいつも外を見ている。今村をコケにするくらい度胸がある。 クールな性格で、口を開くことは少ないが、お人好しなところもある。昔から両親や教師に優秀な兄と比べられて育ち、散々馬鹿にされてきた。それによりたまったストレスを解消するために、男子生徒2人(彼らからは祐ちゃんと呼ばれる)を率いてハピスラ(ハッピー・スラッピング)をしていたが、悟郎の「ハンマーセッション」により暴力の恐怖を知り足を洗い、悟郎のことを慕い、信頼するようになる。 イケメンで女子からの人気もそこそこある。佐野と同じく、成績は悪い(数学のテストの点数は8点)。修学旅行以降、佐野、新田とつるんでいることが多い。3人組の中では最も速い動きを見せる。 碓氷に問題児とみなされ、S組に編入させられる。 新田 銀二(にった ぎんじ) 母子家庭。頭はキレるが、協調性がない。いつもヘアバンドをしている。 クールでプライドが高く、誰にも心を開かないが幼馴染の雪美には心を開く。幼い頃に父親が蒸発している。修学旅行中、雪美の父親探しに必死になり、悟郎の助けもあり、見つけることに成功。悟郎に感謝し、彼を慕うようになる。父親との再会が悲惨なものであった場合を危惧し、雪美を守るためにミリタリーナイフを持っていた。修学旅行にて悟郎や佐野達に父親探しに協力してもらってからは、雪美以外にも心を開くようになる。3人組の中では最も気配を探ることに優れている。成績はいいのだが、数学のテストでは25点と悪い。修学旅行以降、佐野、司馬とつるんでいることが多い。 碓氷に問題児とみなされ、S組に編入させられる。 早乙女 耀子(さおとめ ようこ) 夜遊びが好きで、通称「女王蜂のヨーコ」。中学生離れした美貌とフェロモンで、ほとんどのクラスの男子を従わせている。学習発表会の副責任者となる。 英語科教諭・服部に一方的に憧れを寄せていた。悟郎の「ハンマーセッション」によって更生するが、その際悟郎に惚れてしまい、彼に対し積極的になった。一度悟郎の部屋(つまりロクの部屋)を見てしまったことがあり、悟郎の趣味を勘違いして、それ以来フィギュアが着ていたような短いスカートをはいたり、元気な妹のように甘えてすぐに腕を組んだりするようになる。 碓氷に問題児とみなされ、S組に編入させられる。 作画担当の棚橋のお気に入りのキャラクターの1人。
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主要生徒
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樫村怜奈(かしむら れな) 演 - 橋本環奈 主人公。眼鏡をかけた少女で、クラスメイトや下部ら教師を冷めた目線で見ている。クラス内では友達がいないが、榊に信頼と好意を寄せている。体育教師に襲われ、榊に助けられた過去を持つ。井沢曰く、2年C組三大美人の一人。 実写映画版では明るい性格となっている一方、眼鏡をかけていない。バドミントン部に所属している。法学部志望。 榊蒼汰(さかき そうた) 演 - 小関裕太 もう一人の主人公。正真正銘の優等生で、勉強、運動、腕っ節全てにおいて学年で1位。樫村が岩崎に襲われていたところを発見し、岩崎を半殺しにしたことで停学処分となった。そのため、下部の後催眠を逃れている。 学校から呼び出されており登校したところ、樫村に助けを求められたため、和田に代わるもう一人のリーダーとしてクラスを引っ張る。 実写映画版ではサッカー部に所属。 和田隼(わだ はやと) 演 - 瀬戸利樹 クラス一の問題児に当たる不良生徒。クラスの中心人物として、下部を執拗にイジメていた。榊が停学になった途端、「和田グループ」を作り上げて新たなクラスのリーダーとして君臨。外見に反して学級崩壊を引き起こした。 榊に次ぐ学力と運動神経を誇る秀才でもあり、催眠を掛けられた直後も危機を打破するために行動を起こす等、かなり度胸やカリスマ性がある。その一方で、一部の暗示しか教えない等、実際は自分の利益しか考えていない。樫村曰く、榊とは光と影のような存在。実は親を早くに亡くしており、3人の幼い妹弟を育てている。 実写映画版ではクラスメイト達から距離を置く生徒に変更されているため、不良生徒の一面はない。 羽柴健太(はしば けんた) 演 - 中田圭祐 正義感の強い体育会系男子。一時的に和田や榊に代わりクラスを引っ張る、クラス内を混乱させる園田を落ち着かせる等の活躍を見せる。品行も良かったが、大方のクラスメイト同様、下部をいじめて楽しんでいた。最終盤まで生き残るが、守ると決めた園田を榊に殺されたことで憤慨し彼を刺殺。その結果、禁止行動「他人に暴力を振るう」で自殺暗示が発動し、飛び降り自殺をした。クラスで35番目の犠牲者。 実写映画版では野球部に所属し、園田樹里とは恋人関係。終盤まで生き残るも和田の策略にハマり、園田から身を挺して守ったことで禁止行動「酒を浴びる」にて自殺暗示が発動。彼女に謝罪をしながら、電動ドリルを使用し、自らの頭部に穴をあけ死亡。 村瀬駿(むらせ しゅん) カチューシャと猫目が特徴的。いわゆるチャラ男で軽薄な性格をしている。「ボーナスタイムが発令された際にはクラス内で『死んでもいい人間を決める』という提案をする」「佐々木を罠にハメて殺害する」等、園田と共に何かとクラス内を混乱させる。園田と仲が良い描写が多く、幼児退行化した彼女からは「おにいちゃん」と呼ばれ慕われていた。最終盤まで生き残った際に樫村や奈良を追い詰めるが、逆に奈良の罠にハマり禁止行動「指差しをする」で自殺暗示が発動し、眉間に指を突き刺し死亡した。クラスで32番目の犠牲者。 原作での活躍が多い生徒だったが、実写映画版では割合もあり登場しない。 朝比奈優子(あさひな ゆうこ) 演 - さいとうなり いじめられっ子。そばかすが特徴。クラス内でも影が薄く、日常的に園田達から執拗ないじめを受けていた。表では樫村や榊らクラスメイトに好意的に接していたが、実際には「裏切者」となり後催眠を利用して自分を虐めた園田、三井、佐々木や助けなかったクラスメイト達に復讐しようと企んでいた。 園田のポケット内にボーナスタイム「自殺合図051~070をすべて判明させる」に関するメモを残し、クラスメイト達を研修棟に誘導。自由に動くことができる榊をスタンガンで気絶させた後は、ボーナスゲームの支配者となり、園田を中心にクラスメイト達を追い詰める。榊が復活した後は拘束され、「実験台」を園田に固定することを条件に、自殺合図051~070を全て教えることを飲む。しかし最終的には裏切りゲームは失敗、園田の精神を崩壊させた。その後は樫村の説得を受けて改心し、襲ってくる篠田や西川といった教師たちと対決し撃退する。最期は校長が樫村らを襲った際に身を挺して皆を守り、斧により惨殺されるがメスを心臓に突き刺し相討ちとなった。クラスで14番目の犠牲者。 実写映画版ではギャル系女子となっており、箕輪に従わされている一面を見せている。終盤まで生き残るが和田の策略にハマり、禁止行動「酒を浴びる」にて自殺暗示が発動。壁に頭を打ち付け死亡。 小宮山澪織(こみやま みおり) 演 - 北村優衣 おっとりなお嬢様系。ヘアバンドで髪をまとめている。井沢曰く2年C組三大美人の一人。全国コンクール銀賞のピアノの腕を持つが、現在は止めている。 コマとして動かされた朝比奈とは異なり、本当の「裏切者」。林間学校において箕輪や園田らが作り出したクラスの空気を気にして、朝比奈に暴力を振るったことで小指を骨折。その後も空気を気にして治療が遅れ、指はピアノを弾ける状態ではなくなった。そのことにより大切な夢を失い自分の愚かさを知ったことで、皆にも自分の愚かさに気づいててほしいと考え、本当の「裏切者」として下部に協力した。 最終的にピアノを弾き全員を眠らせ、ゲーム「午前5時生き残った人の合図が全員のものになる」を実行。その準備の際、いち早く気絶から覚めた榊によりゲームを中止するよう説得されるがそれを拒否し、樫村を守ると決心した榊に殺害される。クラスで26番目の犠牲者。 実写映画版ではギャル系女子グループのリーダーとなっており、箕輪に従わされている一面を見せている。終盤まで生き残るが和田の策略にハマり、禁止行動「酒を浴びる」にて自殺暗示が発動。ガラス窓に自ら突っ込み死亡。 園田樹里(そのだ じゅり) 演 - 山田愛奈 ギャル系女子。朝比奈をいじめていたリーダー格。羽柴に好意を抱いているが、自身の事を彼に釣り合う存在になれていないと思っている。 タイプの異なる箕輪と口論を起こす等、村瀬と共にクラス内を何かと混乱させる。第二のボーナスタイムで朝比奈の指示で「実験台」にされ、失敗後は幼児退行を起こす。最終的に樫村を殺そうとして、それを阻止した榊に刺殺された。クラスで33番目の犠牲者。 実写映画版では図書委員となり、真面目な女子生徒となっている。羽柴健太とは恋愛関係。和田と共にクラスを支配しようと企むが、うまいように利用された挙句、彼氏の羽柴も殺され逆上。和田を何度も殺そうとしたが、禁止行動「他人に暴力を振るう」で自殺暗示が発動し、和田に傷一つつけることができないまま死亡する。 箕輪紀子(みのわ のりこ) 演 - 恒松祐里 お嬢様系でクラス委員。小宮山とは親友関係で一緒に行動している事が多い。樹里曰く「ドブス偽善者」。榊の事が好きだったために、樫村に嫉妬し体育教師の岩崎に彼女を襲わせた張本人。また、朝比奈の事も友達ぶりながらいびって楽しんでいた。 最終盤まで生き残るが、村瀬に追い詰められた樫村を救おうとした際、禁止行動「後ろを振り向く」にて自殺暗示が発動し死亡した。クラスで31番目の犠牲者。 実写映画版ではサッカー部マネジャーとして登場。身体が弱く、自分の身を案じてくれた榊に好意を寄せている。その反面、樫村を敵視している。
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主要生徒
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藤野涼子(ふじの りょうこ) 本作の主人公。 文武両道で優等生のクラス委員。 学校内裁判を提案する。検察官(検事)を務めた。 20年後を描く『負の方程式』では弁護士になっており、また、裁判で弁護士であった神原和彦と結婚したことが語られている。 野田健一(のだ けんいち) 柏木の遺体の第一発見者。 弁護助手。 一度母親を殺そうとしたことがある。 柏木卓也(かしわぎ たくや) 物語序盤で謎の転落死を遂げる。 不登校で自殺と考えられていた。 大出俊次(おおいで しゅんじ) 告発された少年。城東区では有名な不良。 裁判の被告人。 井口充(いぐち みつる) 大出の手下的存在。 証人となった。 橋田祐太郎(はしだ ゆうたろう) 同じく大出の手下。 証人として出廷した。 神原和彦(かんばら かずひこ) 小学校時代の柏木の友人。 私立東都大学付属中学校生徒にして弁護人を務める。 両親は幼い頃に亡くなり、養父母の元で育つ。 本編の20年後を描いた続編『負の方程式』では、直接は登場しないが、学者になったことと、裁判で検事であった藤野涼子と結婚したことが語られている。 三宅樹里(みやけ じゅり) 自称柏木殺害現場目撃者。 告発状の主で、証人になった。ニキビが原因で大出らにいじめられていた。 浅井松子(あさい まつこ) 三宅の友達で唯一の理解者。 交通事故で死亡する。 井上康夫(いのうえ やすお) 3年生きっての秀才。 裁判官(判事)を務める。
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主要生徒
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片桐 怜花(かたぎり れいか) 演:二階堂ふみ 生徒側の主人公。心に不思議な影を持つ女子生徒。普段は内向的かつ繊細で引っ込み思案だが、本来は感受性豊かで思いやりある性格の持ち主。 ショートボブの髪型に大きな瞳と細い顎、美彌と同じ背丈の可愛らしい容姿の美少女。同級生に隠し撮りされていることから、多数の隠れファンがいる模様。その容姿ゆえに蓮実から「理想の王国」実現のために、問題児たちを受け入れる代償として欲せられた蓮実自慢の美少女コレクションの一人。 幼いころから異様に直感が鋭く、他者の潜在的な悪意や本性を読み取る稀有な能力を有する。暴力的な園田や柴原、粘着質な釣井はおろか、絶大な人気を誇る担任教師の蓮実の本性も見抜き彼らを警戒している。この稀な能力は、家族や友人といった親しい関係者からも理解されづらく、故に孤独を抱えやすい。クラス内では孤立気味で、他の女子生徒の大半からは敬遠されている。小野寺楓子とは中学からの親友同士。早水圭介や夏越雄一郎からは密かに好意を抱かれており、彼等とともに蓮実の正体に肉薄する。小学校時代のトラウマから、学校や教師に不信感を抱いている。 惨劇の夜では、生き残った生徒が自分と雄一郎を含めたわずか数名となった際、雄一郎の提案で彼と共に避難ハシゴを使って校舎からの脱出を試みる。それを目撃した蓮実によって雄一郎もろとも射殺されたと思われていたが、このとき蓮実が撃ったのは、雄一郎と怜花が既に蓮実に射殺された楓子と有馬透の死体に自分達の制服を着せていたものであり、二人の生存が、蓮実の犯行を暴くきっかけとなる。 実写映画版では、自分の犯行を暴かれ警察に逮捕されてもなお、口笛を吹くなど余裕の態度を崩さない蓮実の常軌を逸した言動に愕然とする。その際に、蓮実の視点では一時的に左目が白濁して見えており、ここのみ、怜花のことを「ムニン」と呼んだ。 安原 美彌(やすはら みや) 演:水野絵梨奈 セミロングヘアに瞳が印象的な美少女。同級生や教師間にも隠れファンが存在するほどの相当目立つ容姿を持ち、特に成人男性からは性的な対象とみなされやすい。怜花同様、容姿ゆえに蓮実から「理想の王国」実現のために欲せられた蓮実自慢の美少女コレクションの一人。クラスの女子のリーダー格。 阿部美咲ら親衛隊と比較的親しく、横田沙織を美彌本人は親友と思っている(蓮実は、沙織は美彌の子分のような存在だと考えている)。怜花とは、一年生の時から彼女をイジメていたことに加えて、両者の性格・価値観からみても不仲である。蓼沼やその子分達、親衛隊の面々と遊び回ることも多い。クラスのボスである蓼沼からも一目置かれる程気が強いが、本来は自罰的で他人の支配を求める傾向が強く、年相応の脆さと思慮の到らなさを抱える。横暴に振る舞う一方で、対人関係に意外と気を遣っており、クラス内での人望はある。成績は芳しくないが、蓮実の影響からか英語だけは勉強している。 両親の離婚が原因で大人に対する不信感が根強い。現在は母子家庭で、母親は精神不安定にある。 万引きの一件をネタに柴原に肉体関係を迫られていた所を蓮実に救われて以後、彼に篭絡され肉体関係に溺れる。蓮実からは「担任教師を喜ばせるペット」として調教され、本人はそれを「純愛」と信じて従順に従う。 物語後半、彼の犯罪の証拠となるものを見つけてしまったため邪魔者となり、校舎の屋上からの飛び降り自殺に見せかけて殺害される。しかし、物語の最後で一命を取り留めていたことが判明、病院に搬送されて以後は沈黙を守り続ける。結果的に“惨劇の夜”を引き起こしてしまった人物といえる。 夏越 雄一郎(なごし ゆういちろう) 演:浅香航大 片桐怜花・早水圭介とは一年生の時のクラスメイトで友人。容貌は小柄でずんぐりとした体型と善良そうな丸顔(怜花曰く「コアラのマーチにそっくり」)。 温厚篤実な性格の持ち主で滅多なことで怒らない。自己主張は控え目でクラスでも目立たない部類だが、実は頭の回転が早く、適応能力と状況判断が的確で頼りになる存在。自己顕示欲の強い渡会健吾や担任の蓮実からもその点から、一目置かれている。 圭介とはフットボール同好会からの親友。この友人二人ほどではないものの、蓮実に懐疑的。熱狂的な阪神タイガースファンで、カラオケの定番は六甲おろし(ただし、文庫版ではヤクルトスワローズのファン)。演歌が妙に上手い。 惨劇の夜、怜花共々蓮実の犯行を疑いながらも渡会健吾の指揮するグループで籠城作戦を決行する。怜花に想いを寄せるものの、圭介と互いへの遠慮から進展には至っていない。 蓼沼 将大(たでぬま まさひろ)○ 演:KENTA 軽音楽部。二学年を仕切るボスである不良。ボクシング経験者で高い身体能力を持ち、イジメや恐喝、暴力行為を含む悪行の常習犯。入学直後から当時の手が付けられない問題児を叩きのめして勇名をはせており、他校の生徒に暴力を振るうなどして数回の停学処分を受けている。 上述の性質から教師や同級生からの評判はすこぶる悪く、家庭環境が複雑で理解者が少ないため、荒れた言動を繰り返すが根は一途で純粋。高橋柚香とは両想いではあるが、蓼沼自身が女性に奥手なため、進展はしていない。蓮実には危険分子と見なされ、彼の謀略により退学に追い込まれる。バンドを組んでおり、ドラムを担当。バンドメンバーの泉哲也、芹沢理沙子、松井翼とは一年生のときに同じクラスだった。 退学後、文化祭の準備中にバンドメンバーからの誘いを受けたことをきっかけに、かつての母校に潜入。そこで惨劇の夜に巻き込まれる。バンドメンバーの仇を討つために陸上部のやりで蓮実を殺そうとするが、首の骨を折られて死亡する。 実写版では、家庭内暴力による虐待を受けており、生徒の中では最初に蓮実に抹殺されている。 前島 雅彦(まえじま まさひこ)●、○(実写映画版) 演:林遣都 美術部。華奢で女性的な男子生徒。内向的で意志力に欠けており、蓼沼将大たちからイジメの標的にされ、恐喝に遭っていた。 実は同性愛者で、顧問の久米とは恋人関係で相思相愛の仲。成績は芳しくないものの頭は悪いわけではない。イジメられっ子としてクラス内でも孤立気味だが、同級生に嫌われている訳ではなく、特に女子生徒には好感を抱かれている。怜花とも比較的親しい。 実家は個人商店だが、金銭面の管理はしっかりしている様子。高所恐怖症で、ホラーの特殊メイクが得意。 惨劇の夜では終盤まで生き残るが、蓮実から久米が犯人だと言われて動揺。蓮実が怪しいことには気づいていたが、なす術なく射殺される。 実写映画版における惨劇の夜では、蓮実に散弾銃で撃たれて重傷を負いながら、星田亜衣が自殺に使用したカッターナイフで反撃するも、蓮実に喉を刃物で刺され殺害される。
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主要生徒
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「野ブタ。をプロデュース」の記事における「主要生徒」の解説
桐谷修二(きりたに しゅうじ) 演 - 亀梨和也 本作の主人公。2年B組の生徒。誕生日は11月1日。表向きは明るく面倒見が良くて誰からも好かれるが、実は何事もゲーム感覚の冷めた性格で、自分のポジションを得るために人気者のキャラクターを演じており、常に打算的な言動で自身のイメージ作りに腐心している。彰と信子との出会いによって、今まで着けていた「仮面」を外し、自分に正直に生きていく。正直な気持ちを告げるが故にフッてしまった、まり子のために教室で「海岸」を作り、最後の想い出づくりをするなど、本当は人に優しい少年。最終話で転校する。物語は修二の目線で語られていく。 草野彰(くさの あきら) 演 - 山下智久(特別出演) 2年B組の生徒。修二の親友と称し、修二にまとわりつく。性格は基本的におおらかだが、優柔不断でおっちょこちょい。喧嘩が強い。口癖は「~だっちゃ」「なのよ〜ん」「コン!」。正義感が強く自分なりのルールを持っており、思ったこと感じたことがそのまま発言や行動に出る性格で、いつも周囲との兼ね合いを気にする修二とは対照的。一方、クラスでも一人浮いた存在で、父親が会社社長という恵まれた環境で育ったが故に「やりたいことがない、今まで楽しいと思ったことがない」と述べる。そこで修二を強引に誘って信子のプロデュースを開始。父親の旧友である平山の家(豆腐屋)に居候しており、そこを修二や信子とともに溜まり場として、飲み物としていつも二人に豆乳(彰はマメチチと呼ぶ)を振舞う。物語の中盤から、信子に恋心をいだくようになる。最終話では、修二が転校先に登校する前日に同じ学校へと転校してくる。 また、彼は原作には登場しないテレビドラマ版のオリジナルキャラクターである。 小谷信子(こたに のぶこ) 演 - 堀北真希(幼少期:森迫永依) 2年B組の生徒。転校生で地味な冴えない少女。破れたネクタイを修二がブタのワッペンで修繕したことから野ブタと呼ばれる。暗い性格で小学生の頃からいじめを受けてきたが、それは継父との不仲にも起因する。家は狭いマンションで経済的にも恵まれていない。重度の吃音を抱えており、かなりどもり気味だが、修二や彰とのかかわりの中で徐々に治っていく。無口で笑顔がなく、自分を魅力的に見せる事をしないが、修二や彰とのかかわりの中で徐々に心を開いていく。話が進むにつれ、不器用だがひたむきな性格や、他人を思いやる優しさや、前向きで逞しい面を見せるようになり、最初はゲーム感覚だった修二のプロデュースに対する姿勢や表面的な付き合いしかできない修二の性格にも影響を与えていく。 最終話で修二の転校を知ってショックを受けるが笑顔で送り出すために奔走する。 上原まり子(うえはら まりこ) 演 - 戸田恵梨香 2年A組の生徒。女子バスケットボール部のキャプテンで、学校のマドンナ的存在。常に周囲の人に優しく誠実に接する。人の噂や意見に一喜一憂することがない、芯の強い性格。 修二とは誰もが羨む美男美女のカップルだが、本心を見せない修二に対して不安を抱いている。付き合わなくなった後も修二に弁当を作ってあげるなど気遣っていた。また、蒼井の本性を知り、打ちのめされた信子を慰め、友達になる。
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主要生徒
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「今、私たちの学校は…」の記事における「主要生徒」の解説
ナム・オンジョ ( 남온조 / Nam On Jo ) 演 - パク・ジフ、日本語吹替 - 宮本侑芽 2年5組の女子生徒。クラスの人気者。スヒョクに片思いしている。 イ・チョンサン ( 이청산 / Lee Cheong San ) 演 - ユン・チャニョン(英語版)、日本語吹替 - 新祐樹 2年5組の男子生徒。オンジョの幼馴染で、彼女に片思いしている。 チェ・ナムラ ( 최남라 / Choi Nam Ra ) 演 - チョ・イヒョン、日本語吹替 - 朝井彩加 2年5組の女子生徒。学級委員長。ゾンビウイルス免疫保持者の一人。 イ・スヒョク ( 이수혁 / Lee Soo Hyeok ) 演 - パク・ソロモン(英語版)、日本語吹替 - 中島ヨシキ 2年5組の男子生徒。靴下を履くのが嫌い。不良グループの元メンバー。ナムラに片思いをしている。 ユン・グィナム ( 윤귀남 / Yoon Gwi Nam ) 演 - ユ・インス、日本語吹替 - 平野潤也 1年生の男子生徒。不良グループの一員。校長を殺害したところをチョンサンに見られ、図書館の本棚の上で格闘になり、チョンサンに下のゾンビの群れに落とされ感染するが、ゾンビ化の症状が表れず、免疫保持者として執拗にチョンサンをつけ狙う。 イ・ナヨン ( 이나연 / Lee Na Yeon ) 演 - イ・ユミ(英語版)、日本語吹替 - 久保ユリカ 2年5組の女子生徒。裕福な家庭で育つ。クラスの嫌われ者。ギョンスを殺したとみんなから恨まれ、みんなと別行動して隠れていたが、ソナの言葉を思い出しみんなの元へ戻ろうとする。だが、途中でウイルス感染したグィナムと遭遇し、噛まれ感染する。 ヤン・デス ( 양대수 / Yang Dae Soo ) 演 - イム・ジェヒョク(英語版)、日本語吹替 - 虎島貴明 2年5組の男子生徒。チョンサンの友人で、ムードメーカー。 チョン・ハリ ( 정하리 / Jeong Ha Ri ) 演 - ハ・スンリ(英語版)、日本語吹替 - 北川里奈 3年生の女子生徒。アーチェリー部部長。ウジンの姉。 パク・ミジン ( 박미진 / Park Mi Jin ) 演 - イ・ウンサム(英語版)、日本語吹替 - 田所あずさ 3年生の女子生徒。喫煙者の不良女子。
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主要生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 18:01 UTC 版)
「生徒が人生をやり直せる学校」の記事における「主要生徒」の解説
木の葉陸也(このは りくや) 演 - 道枝駿佑(なにわ男子) 3年。槙尾高のカリスマ生徒。内情は母の暴力に苦しみ、全てを諦めている。 小嶋岬(こじま みさき) 演 - 桜田ひより 2年。親のネグレクトにより、深夜徘徊を繰り返す。教師たちに激しく反抗する。 乃木翔(のぎ かける) 演 - 板垣李光人 2年。昼夜働く母の代わりに下の3人の弟たちの世話で疲れ果てているヤングケアラー。 相良ルル(さがら ルル) 演 - 田辺桃子 2年。挨拶ができない、遅刻しても謝れない問題生徒。内心は美容師になりたい。 堺虎太朗(さかい こたろう) 演 - 水沢林太郎 2年。将来の事は何も考えてない。バイト代は一家の生活費に充てられている。 緑川姫希(みどりかわ ひめき) 演 - 河合優実 2年。生活保護家庭に育つが、保育士になりたい夢がある。 田島湊斗(たじま みなと) 演 - 青木柚 2年。母親が蒸発。 山野洋介(やまの ようすけ) 演 - 山時聡真 公平の息子。父のいる槙尾高校に入学し、バスケ部に入部する。
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主要生徒
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潮田 渚(しおた なぎさ) 声 - 渕上舞 / 東山奈央 / 山本希望 演 - 山田涼介 出席番号11番。本作の語り部であり、実質的な主人公。ピッグテールのような水色の髪型をしている少年。 自他共に認めるド草食であり、基本的に器量の良い性格の持ち主。殺せんせーを追い詰めて暗殺する過程で観察力を養い、常に殺せんせーの特徴や弱点をメモしている。身長が低いことが最大の悩みで、賞金を手に入れたら「身長を買いたい」と望んでいる。また、同級生の女子からも女性と見られるほど少女然とした容姿の持ち主でもあり、女装をすると男子に好まれるほどの魅力を持つ美少女になる。しかし当人の精神面は男であり、女子のように扱われることは嫌がっている。同級生や先生をはじめ、基本的に他者からは下の名前で呼ばれているが、これは両親が離縁しているためと、「母と決別した後、父方の名字に戻っても違和感が無いように」するためであると後に判明した。 母である広海からは歪んだ愛情によって生き方や進路・外見を強制されているが憎もうとせず、彼女を危機から救った際に自分の思いのたけを明かし、進路についても文化祭での対話で了承を得た。また、夫婦不仲を堪えかねて妻と離縁した父とは今でも良好な関係を保っている。 成績不振からE組に落とされるが、それ以上に元同級生たちや元担任の大野から掌を返すように見放され、期待も警戒もされず誰にも認識すらされなくなった自分に絶望。劣等感から自身の命さえも軽視してしまうが、それでいて認められた人間が気にくわないという嫉妬の感情も持っている。良くも悪くも一目置かれている殺せんせーを当初は羨んでいたが、殺せんせーへの自爆テロ未遂を経て、劣等感は以前よりは少なくなった。肝心な所でスペルミスを犯す癖があるが、一学期期末テストの英語で学年6位を取っており、二学期期末テストでは総合14位を取っている。 運動能力や戦闘力は高くはないが、鷹岡が見せしめとして提案した対決戦では、烏間から腕利きの生徒として選ばれ「本物の戦闘用ナイフ」を手に取り戦い、周囲の予想以上の暗殺力をもって勝利を収めるなど、「殺気を隠し、自然な体運びで対象に近付く才能」「殺気で相手を怯ませる才能」「『本番』に物怖じしない才能」など暗殺の才能に非常に長けているということが証明される。華奢な印象をかもしだす細身で小柄な容姿も相手を油断させ、才能の発揮に役立っている。暗殺の才能をロヴロも高く評価し、夏休みに特別講師として訪れた彼により猫騙しを応用した必殺技を伝授され、鷹岡に仕掛けられた復讐戦でも再び勝利している。上述した家庭事情に加え「死神」との戦いを経たことで「意識の波長」をハッキリと感じ取れるようになり、完璧とはいえないが死神のスキルの一つであるクラップスタナーを身につけるなど、暗殺に適した数々の才能・技能を持っていることに一時期強い戸惑いを抱くが、母親を殺し屋から守った後に「誰かを守るために使いたい」と考えるようになる。このときから持つようになった暗殺の才能の使い道も相まって、殺せんせーの過去を知った際には殺せんせー暗殺の任務への迷いを経て、イリーナの言葉を機に任務を遂行する以外の選択肢で恩師の命を救う方法を、同様に暗殺の任務に迷いを抱える生徒たちと共に模索しようとする。その過程でE組以前からの擦れ違いを抱えていたカルマと仲違いするものの、サバイバルゲームを通じた語り合いで和解、互いに呼び捨てで呼び合うようになる。 高校受験では、椚ヶ丘以上の難関校である『蛍雪大学付属高校』を受験。結果は補欠合格であったが、繰り上げ合格となる。また、この時期と前後して大学進学後の進路についても改めて考えるようになるが、さくらの言葉により自分が「教師」としての殺せんせーに憧れていたことに気付く。その後、殺せんせーとの最後の面談において「殺せんせーみたいな教師になりたい」と教師を目指す決意を明らかにする。 最終暗殺計画の発動により政府に拘束された際には、烏間の言葉の真意を悟り、自分たちがこれからどうすべきかをE組一同に提案する。脱出後は、広海の了承を得て最終ミッションに臨み、ホウジョウにクラップスタナーを決めるなどの活躍を見せた。最後は一同了承の下、自らの要望で殺せんせーに止めを刺した。後に離縁していた両親は復縁し、一家での生活も取り戻している。 7年後は不良校の「市立極楽高等学校」の教育実習生となっているが、身長は160cmと1cmしか伸びず、外見も髪を切った以外はほとんど変化していない。その見た目から不良たちに舐められていたが、番長の「殺すぞ」という言葉でスイッチが入って豹変し、一瞬で番長の背後をとって喉元に中指を突きつけて不良たちを驚愕させ、E組で培った力を生かして教師への道を進む姿が描かれている場面で物語は終わる。『卒業アルバムの時間』では、その後教育実習での実績を買われ、裏で手を回されてそのまま「市立極楽高等学校」に就職している。また、學峯からも手腕を見込まれて講師のスカウトを受けている。 実写映画版では短髪でナヨナヨした言動をとる少年になっており、B組に幼馴染の斎藤綾香がいる設定が追加されている。 赤羽 業(あかばね カルマ) 声 - 岡本信彦 / 同左 / 島﨑信長 演 - 菅田将暉 出席番号1番。フランクな性格で飄々とした態度の赤髪の少年。インドかぶれの両親がいる。そのため、キラキラネームの持ち主だが、自身の名前が変わっていることは自覚しつつも、親の変わったセンスが子供にも遺伝したんだろうと自身の名前を気に入っている様子。 根は善良な優等生だが、己の「正義」を優先するため他人とぶつかり合うことが多く、作品開始時には、集団リンチを受けていた先輩を助けるために起こした暴力沙汰が原因で停学となっていた。渚の親友の一人で、彼とは3年間同じクラスになっている。喧嘩の腕っ節も強く、暴力的な高校生を倒すほどであるほか、頭が切れ器用なため「凶器やだまし討ちの基礎なら群を抜いている」と渚に評されている。また烏間の防御技術を見て習得し、実戦に取り入れるなど、E組生徒の中でもとりわけ戦闘面のセンスに非常に優れている。その反面拘束したグリップに手痛い仕打ち(鼻穴に辛子やわさびを入れるなど)をしたり、女装した渚を写真におさめたり、「完全防御形態」になった殺せんせーをいじったりと、かなり悪戯好きな面がある。 しかし、他者に対する警戒心の強い一面があり、先述の喧嘩の強さの一因ともなっている。E組に入る以前より渚の暗殺の才能を(明確に「暗殺の才能」と認識してはいなかったが)見抜いており、表面的には良好な関係を保つ一方で警戒心を強めるようになり、停学処分を機に一時期疎遠な関係となってしまう。E組にて渚と再会した後も、表面上は良好な関係を保っていたが、3学期初めに殺せんせー暗殺を続けるべきかどうかの議論が勃発したことで渚への感情を爆発させてしまい、サバイバルゲームで決着をつける一因となる。勝負では暗殺続行派を率いて渚たちを凌駕しようとするも、最終的には渚の強さを認めて自ら降伏し、和解後は呼び捨てで呼び合うようになる。 元々素行不良で、しばしば授業から勝手に抜けてしまう悪癖がある一方、成績は優秀だったため、元担任の大野からは依怙贔屓の対象にされていた。しかし当時のE組の生徒に暴力行為を働いていたA組トップ成績の生徒を大怪我させたことで大野から掌を返すように責められ、彼の保身もあってE組に落とされてしまう。その経緯から教師という存在そのものを不信感から見下すようになり、殺せんせーについても、命以上に精神的に「教師として殺したい」と望んであらゆる手を使って殺そうとする。最終的には崖から身を投げながら殺せんせーを狙うも、殺せんせーの驚異的な能力と教師としての責任感に救われ、殺せんせーに「健康的でさわやかな殺意」と評される明るい表情を見せるようになった。また、出題範囲通知外の設問が含まれる一学期中間テストで学年4位の成績を取った後も、「暗殺に従事している方が楽しい」という理由からE組に残留を望んだ。進路は国政を真に動かしている存在とみて官僚を目指している。 一学期期末テストでは生来のサボり癖と慢心から努力を怠った結果、得意科目だった数学の学年順位が2位から10位に落ち、学年順位も総合4位から13位にまで下がるという挫折を味わう。それにより敗北者の立場を知ったことで精神的成長を遂げ、普久間島では「相手を侮らず、敬意を持って警戒する」隙のなさでグリップとの戦いに勝利する。二学期中間テストでは学秀と1点差で学年2位、同期末試験では学秀を抜いて全教科で満点を取り、学年1位となる。 高校受験では、「追い出したと思った奴が戻ってきて自分たちの上に立たれるという本校舎の雑魚共の屈辱的な顔を3年間拝めることと、椚ヶ丘よりも学力の高い学校は多いが個人の学力で勝負して面白そうなのは恐らく学秀くらいしかいない」という理由から外部試験で椚ヶ丘を受験し合格する。 最終暗殺計画に際してのE組の最終ミッションでは、自らの要望によりクラス全体の指揮を担当。「使えるものは何でも使う」戦略で、「群狼」を終始圧倒することに成功した。 椚ヶ丘高校では1年次から学秀とトップ争いを繰り広げ、7年後は国家公務員試験に合格し、経済産業省で研修を行う模様。髪型が変わり、身長も185cmまで伸びている。 茅野 カエデ (かやの カエデ) / 雪村 あかり(ゆきむら あかり) 声 - 洲崎綾 / 竹達彩奈 / 大地葉 演 - 山本舞香 出席番号7番。陽気な性格の美少女で、E組担任教師に「殺せんせー」のニックネームを付けた本人。 渚とは席が隣同士ということもあって関係は良好。E組女子の中では唯一、渚から呼び捨てで呼ばれている。貧乳であることに強い劣等感を抱いているためそれらの話には敏感であり、賞金を手に入れたら「筋肉でもいいから胸囲を買いたい」と望んでいる。そのこともあって水泳に強い苦手意識を持っており泳げない。巨乳に憎悪を抱いているものの、矢田に関してはリゾート回で彼女が独自に築いた技術力を目の当たりにして心を開き対象からは除外している。また、体形の近さから子供の心の掴み方もうまい。プリンを初めとした大の甘いもの好きで、ケーキの飾りは最後に食べるタイプ。暗殺に関しては通常はサポートに徹している。プリンを使った暗殺作戦では暗殺用プリン作りの指揮を執ったが、後にこれは本来の目的を隠すためのダミーの暗殺であったことが判明する。 3年時に他校から転入し、そのままE組落ちとなったため、当初は問題児であるカルマの存在や、入学式で悪目立ちした木村の本名を知らなかった。修学旅行の際に神崎と共に不良グループによる拉致被害に遭ったが、この際神崎の過去を知ったことを切っ掛けに神崎とは打ち解けた間柄となっている。 その正体はE組の前担任・雪村あぐりの実妹であり、かつて「磨瀬 榛名(ませ はるな)」という芸名で席巻し、現在は事務所の意向で長期休業中の元天才子役の「雪村 あかり(ゆきむら あかり)」。「茅野カエデ」という名前はかつて自身が出演したドラマの没となった役名を流用した偽名。本来は黒髪で少しウェーブのかかった髪型だったが、正体を隠すため現在の緑色のツーサイドアップの外見となっていた。姉が手伝いに行っている研究所を訪れた際に触手の怪物が姉の血を弄ぶ場面に遭遇してしまう。現場で発見した触手の種とそのデータ、怪物の書き置きなどの僅かな情報を頼りに姉の仇討ちを決意し、住民票を偽造して椚ヶ丘中学校3学年に編入、さらに理事長室の備品を故意に破壊することでE組に落とされるよう仕向けている。その後は自らに触手を移植し、暗殺決行の時まで正体を隠すため、偶然隣の席になった渚の印象を際立たせることで自身をクラスに同化させていた。約1年に及ぶE組での殺せんせーと過ごした日々から姉殺害に関して疑念を感じたものの、膨れ上がった触手の殺意に押し負けた結果、冬休み直前に温存していた触手を解放して殺せんせーを急襲した後、自身の正体と目的をE組の生徒たちに明かして殺せんせーに一騎討ちを挑む。1年近く触手の拒絶反応に苛まれていたことで心身共に限界寸前だったが、己の生命力を与えて着火した触手で戦って殺せんせーを追い詰める。その代償として触手の暴走を招き生命の危機に瀕したが、渚の秘策としての口づけで興奮がピークに達し失神した隙に触手を除去され、危機を脱する。その後は誤解に囚われていた自分を深く反省し涙ながらに改心し、2週間の入院を経て復帰する。前述の口づけで渚に心を奪われると共に、E組一の殺し屋は自分では無く渚だと認識し、徐々に異性として意識するようになる。バレンタインでは、彼への本心を隠せずに縮こまるほどに意識していたが、渚の将来を応援することを決意する。 触手があった頃はE組内では勉強面でも運動面でも目立った部分はなかったが、元々は転入試験で椚ヶ丘に楽に合格できるほどの学力を有しており、また役者業で鍛えていたのもあって岡野と同等以上の身のこなしができるなど、様々な面で非常に高い能力を持っている。ただし、巨乳へのコンプレックスは触手の影響で増幅されてこそいたが姉の影響で元から持っていた模様。クラスメートとの接し方についても、触手があった時は渚や杉野など一部のキャラクターを除くと女子の場合は「さん」、男子の場合は「君」付けで呼ぶなどやや距離を置いて接していたが、触手が無くなった後は倉橋を「陽菜乃ちゃん」と呼ぶようになっており、徐々に他のクラスメートとの距離も縮めている。本名が明かされた後も作中やE組での名義は「茅野カエデ」のままであり、本人も呼ばれているうちに気に入ったとの理由でこの名前を使用している。 自身が元でE組が真実を知ったことを内心後悔しており、その思いから最終決戦では二代目に単身立ち向かう。二代目の触手に貫かれ一度は絶命するも、殺せんせーの外科手術により蘇生を果たすこととなった。 高校卒業と同時に役者業に復帰し、7年後は朝ドラでスタント無しの演技を行ったりと女優として活躍している。黒髪の長髪に戻しており、身長も157cmまで伸びている。渚との個人的な交流はその後も続いているようだが、渚に会いに行ったら彼の教え子たちも一緒にいたなど、正式に異性として付き合っているわけではない模様。
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主要生徒
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榊 真喜男(さかき まきお) 演 - 長瀬智也(TOKIO)(6歳時:荻野太陽、10歳時:千阪健介) 本作の主人公。関東鋭牙会の若頭であり、誕生日は1978年11月18日で蠍座。好きな物は酒と煙草と女と喧嘩で、プリンが大好物。母親はすでに亡くなっている。学校では総髪だが、内部の人間と一緒にいるときはオールバックで髪をまとめている。 頭がとても悪く、90秒以上何かを考える事が出来ない。学校に行けるようになって3日考えるようになるまで成長し、ギリギリではあるが最終的には高校卒業はなんとか出来るまでになった。香港マフィア(中国)との取引を簡単な計算が出来なかったことで有耶無耶になり、しまいには馬鹿にされたことで大暴れして、台無しにしてしまったため、父・喜一に「来年の春までに、卒業証書を持って来い。それが出来ないようなら、3代目は弟の美喜男に継がせる。貴様は破門だ。」と言われてしまい、10歳年齢を偽ってセント・アグネス学園高校に裏口入学する。最初は学校へ行くのを嫌がっていたが、「組の長」という言葉に惹かれ3年A組の学級委員になった。それからは青春の楽しさを知り、高校生活を楽しむようになる。 何かを前向きに考える時白目を剥く癖がある。何に対しても「コノヤロウ」と叫んだり、舎弟のカズに怒るとき「ファー」と言ったり、疑問に思ったりすることがあったりすると「はにゃ?」と言うのが口癖(ナレーションでも使用される)。自分の素性を隠すあまりに基本的に学校にいる時は親友の桜小路以外には敬語を使うが、鋭牙会の人間が真喜男の癪に障るような事を言うと雄叫びを上げて怒る。特に第3話では山崎のぶおが勉強中に邪魔をしてきたため、外の通路まで投げ飛ばすシーンも見られる。 お化けが苦手。 頭は空だが身体能力は極めて高く、一撃で敵を叩きのめすパンチ力を持っており握力は180を超えている。上半身の大半に刺青を彫っているため学校では人前で着替えられない。 ギャンブル運は並外れて強くパチスロ・ルーレットなどでは強運を発揮しテストにも鉛筆転がしを使って選択問題が多い日本史・生物・物理の科目で30点以上を取るが、選択問題がほとんど無い英語・数学・国語は0点か一桁の点数で、成績は学年122人中122位となり追試を受ける羽目になった。 学校での愛称は「マッキー」。鬼のような強さを誇り「トルネードの真喜男」の異名を持つが、真喜男本人はトルネードの意味をわかっていない。なお、異名は6歳の時は「チビ若」、10歳の時は「カミソリのまー君」だった。 第7話の中盤では、ひかりとデート中に若い男たちに殴られて負傷してしまい、関東鋭牙会の家まで運ばれて翌日には治っているほか、第8話の終盤で、バースデーケーキをみんなにお祝いした時は大感激して大声で泣いていた。最終話の冒頭で指定暴力団の熊田達が来てるのを気づいた際、セント・アグネス学園の敷地内で抗争を行ったため、傷害容疑で現行犯逮捕されたことで素性がばれて退学処分になったが、卒業式で思い出づくりとして迎え入れられ、実際には卒業した事にはならないが卒業証書をもらい、翌日に関東鋭牙会三代目継承式典が行われた。 エンドロールで私立宙船(そらふね)高等学校に再入学した。 桜小路 順(さくらこうじ じゅん) 演 - 手越祐也(NEWS) 真喜男の親友で、最大の理解者。「学校なんて無意味」と思っていたが真喜男に助けてもらってから親友になった。ひかりとは幼馴染であるが、ひかりに好意を抱いて以来まともに話さなくなっていた。 真喜男のことを「マッキー」と呼んでいる。真喜男に名前を覚えてもらえず「桜なんとか」と呼ばれていたが最終話のラストシーンで一度だけ「桜小路」と呼ばれた。真喜男の舎弟のカズを美喜男だと思い込んでおり「ミッキー」と呼んでいる。ひかり曰く「お姉さんは凄く美人」らしい(姉・瞳は第8話に登場)。学年順位7位で偏差値72を誇る。甘いものが苦手。また、諏訪部曰く元いじめられっ子だったらしい(第5話より)。 卒業後は第9話で受験した明応大学に進学している。 梅村 ひかり(うめむら ひかり) 演 - 新垣結衣 素直で優しい性格。父親が借金取りのヤクザに殴られるのを小さい頃から何度も見ているため、暴力を嫌っている。真喜男のことを「榊君」と呼んでいる。学校生活に馴染めない真喜男に優しく接していたが第4話で真喜男との肝試しではパートナーとなったが、真喜男が途中で逃げ出してしまったことでこれに嫌悪感を露わにした。新学期の最初の登校日に真喜男に挨拶されても無視し、順にアドバイスされた真喜男からは誠意を持って謝罪されたが、この肝試しとは別に真喜男が他の男子生徒にナンパのやり方について教えると成功したため、タイミング悪くそのクラスメートが真喜男にお礼を言いに来たが、その際に「榊の言う通り女なんて単純なんだな」と言い放ったことから、これを女性軽視と受け取り「榊君なんか大嫌い」と激怒した。その後真喜男は学校生活に馴染めなくなったことで3日連続で学校をサボった。クラスメートはそれを冷やかすと順は真喜男が家業を継ぐと頑張ってると聞かされると言葉には出さなかったが無断欠席した真喜男を心配する表情を見せた。その後に開催された避難訓練では放水に手こずる真喜男に周りから促され手伝うと笑顔で真喜男に手を差し伸べた。詳細的な言葉をかけなかったものの真喜男を嫌う姿勢を見せなくなり再び寄り添うようになり事実上和解した。しかし、幼少期に父が借金取りのヤクザに暴行された一件で「暴力を振るう人は嫌い」と言ってしまい、これが原因で真喜男から避けられるが桜小路のアドバイスで立ち直った真喜男と向き合った。成績は学年15位。 平成元年3月生まれ。5人兄弟の長女で高校に行きながらバイトをし、弟たちの世話をしている。兄弟の名前はそれぞれ次女・のぞみ、長男・はやと、次男・あさひ、三男・あずさの大家族でもある(この兄弟たちは第7話で登場)。 卒業後は第7話で受験した慶明女子大学に進学している。 萩原 早紀(はぎわら さき) 演 - 村川絵梨 ひかりの親友で、お金持ちのお嬢様。成績は学年19位。桜小路以外に真喜男のことを「マッキー」と呼んでいる数少ない人間の一人。肝試しの一件でひかりに不快な思いをさせてしまいグレて学校をサボっていた真喜男に学校に来るように説得したり真喜男とひかりの恋を応援する一方で、桜小路がひかりに思いを寄せていることに気づいており桜小路に「このままでいいの?」と心配したりするなどお節介な一面もある。 卒業後はその桜小路と共に第9話で受験した明応大学に進学している。
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