人中とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > 人中 > 人中の意味・解説 

じん‐ちゅう【人中】

読み方:じんちゅう

多くの人のなか。ひとなか

人の体内

鼻と口との間にある縦の溝。水溝穴(すいこうけつ)。にんちゅう


にん‐じゅう〔‐ヂユウ〕【人中】

読み方:にんじゅう

人間界

最後の身に—に生まれて」〈今昔一・二二〉

じんちゅう(人中)


にん‐ちゅう【人中】

読み方:にんちゅう

上唇中央のくぼみ。じんちゅう

にんじゅう(人中)1」に同じ。

「—、天上善果受く」〈謡・江口


ひと‐なか【人中】

読み方:ひとなか

大勢のいる場所。衆人の中。また、世間。「—へ出る」「—でもまれる


人中

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/23 11:57 UTC 版)

人中 (Philtrum)
中央に見える人中
犬の人中
概要
由来 上顎突起[1]
表記・識別
ドーランド
/エルゼビア
12635445
TA A05.1.01.007
FMA 59819
解剖学用語

人中(じんちゅう または にんちゅう、Philtrum、ラテン語: philtrumギリシア語: φίλτρον philtron)は、多くの哺乳類が持つ上部の溝で、から上唇まで垂直に伸びる。裂状の鼻孔及び湿った鼻鏡とともに、哺乳類の原始的状態だと一般的に考えられている[2]

機能

人中

大部分の哺乳類で、人中は、鼻を湿らせておくために、毛細管現象を利用してから鼻鏡に水分を運ぶ狭い溝である。湿った鼻は、乾いたものよりも匂い分子を多く捉えることができ、嗅覚機能にとって有利になり、多のç狩りをす生物に必要とされている。ċ

ヒトや多くのサル目では明確な機能は見られず、人中は痕跡器官としてのみ残っている[3]。それは、多くの高等サル目では、嗅覚よりも視覚に多く頼り、そのため鼻を湿らせておく必要がなくなったからであると考えられている。キツネザル上科等の曲鼻猿亜目は、類人猿など他のサル目とは異なり、人中や鼻鏡の機能を保っている[4]

発達

ヒトでは、人中は、の発達期に鼻隆起と上顎突起が出会う場所に形成される。ヒトで、これらの突起が完全に融合できないと、口唇口蓋裂となる。

人中に関する文化

ユダヤの神話では、懐妊を司る天使ライラが生まれる前の幼児の上唇に軽く触れると、トーラーを忘れると言われる[5]。これが人中の起源であると信じている者もいるが、伝統的なユダヤの文書には基づいていない[6]

関連項目

出典


「人中」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



人中と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「人中」の関連用語

人中のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



人中のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの人中 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS