2020年3月
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「ドイツにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「2020年3月」の解説
3月1日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でヴュルセレン在住の3人、ミュンスター在住の51歳男性、ヘッセン州でギーセン郡の感染者女性の接触者であるフランクフルト在住の男性3人、グロース=ゲーラウ在住の女性1人、バイエルン州でDMG森精機の社員ら4人、ベルリンで初となるミッテ区在住の若者1人など、合計66人の感染が確認された。 3月2日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でウナ郡在住の61歳女性など約20人、バーデン=ヴュルテンベルク州でハイルブロン郡在住の4人とルートヴィヒスブルク郡在住の1人、ブランデンブルク州で南チロルから帰国したオーバーハーベル郡在住の51歳男性、ザクセン州でイタリアから帰国したゼクシッシェ・シュヴァイツ=オストエールツビルゲ郡在住の67歳男性、テューリンゲン州で南チロルから帰国したザーレ=オーラ郡在住の57歳男性、ベルリンでマルツァーン=ヘラースドルフ区在住の男性とミッテ区在住の女性、バイエルン州でオーバーバイエルン県フライジング郡在住の5人、ミュンヘン在住の2人、ハンブルクでイランを訪れた1人など、合計35人の感染が確認された。 3月3日、メクレンブルク=フォアポンメルン州でフォアポンメルン=グライフスヴァルト郡在住の2人と別の南チロルでのスキーツアーから帰国した1人、ノルトライン=ヴェストファーレン州でハインスベルク郡在住の子供4人を含む数人及び、イランから帰国したミュンスター在住の男性、デューレン郡在住の教師、ラインラント=プファルツ州でカイザースラウテルン在住の接触者28歳男性、バーデン=ヴュルテンベルク州でイタリア北部から帰国したエスリンゲン郡在住の18歳青年ら5人、レムス=ムル郡ルーダースベルク在住の44歳男性、レーラッハ郡在住の35歳男性、ハインスベルク郡のカーニバルを訪れたオストアルプ郡在住の43歳女性、バイエルン州でニーダーバイエルン行政管区パッサウ郡ビルスホーフェン在住の1人を含む約10人、ハンブルクでエッペンドルフ大学病院の実験室職員、ヘッセン州でマイン=キンツィヒ郡在住の50代女性、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州でシュトルマルン郡アンマースベク在住の女性とピンネベルク郡在住の医師、ブレーメンでトラック運転手1人と南チロルのスキーリゾートを訪れた男性、ニーダーザクセン州でアンマーラント郡、クックスハーフェン郡とユッツェ在住の3人、ベルリンで22歳男性ら3人、ザールラント州でザールラント大学病院の小児科医など、合計38人の感染が確認された。 3月4日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でハインスベルク郡在住の7人とボーフム在住の68歳男性、バーデン=ヴュルテンベルク州でイタリアから帰国したシュトゥットガルト、アルプ=ドナウ郡、ジグマリンゲン郡、ライン=ネッカー郡、ルートヴィヒスブルク郡、マイン=タウバー郡、ウルム市、ボーデンゼー郡、フライブルク郡在住の15人、イランから帰国したマンハイム在住の1人、ライン=ネッカー郡在住の1人、スペインから帰国したシュトゥットガルト在住の1人、国内接触者であるハイルブロン郡(うちバート・ラッペナウ在住4人)、オストアルプ郡、ツォレルンアルプ郡、ライン=ネッカー郡在住の9人、バイエルン州でリンダウ郡在住の1人、アウクスブルク郡在住の1人、フライジング郡在住の7人、ミュンヘン郡在住の4人、オストアルゴイ郡在住の1人、ニュルンベルク市在住の1人、ニーダーザクセン州でレーア郡在住の32歳女性看護師、エムスラント郡在住の1人、ベントハイム郡在住の30歳男性、南チロルから帰国したローテンブルク郡在住の2人、ユッツェ在住の60代男性2人、オルデンブルク在住の44歳男性、アンマーラント郡在住の21歳1人、ラインラント=プファルツ州でカイザースラウテルンに滞在しているマインツ在住の1人、ハンブルクでイタリア帰国者1人など、合計37人の感染が確認された。 3月5日、ノルトライン=ヴェストファーレン州で多数、バイエルン州で約30人、バーデン=ヴュルテンベルク州でツォレルンアルプ郡在住の9人、エスリンゲン郡在住の19歳男女3人、ホーエンローエ郡在住の1人、ライン=ネッカー郡在住の60代男性、ボーデンゼー郡在住の51歳女性、カールスルーエ郡在住の18歳若者、ニーダーザクセン州でシュターデ在住の教師、ツェレ在住の50歳男性、グラン・カナリア島から帰国したブラウンシュヴァイク在住の女性など13人、メクレンブルク=フォアポンメルン州でフォアポンメルン=リューゲン郡在住の49歳男性、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州でディットマールシェン郡在住の女性医療関係者、ハンブルクで3人、ベルリンで2人、ヘッセン州でヴァルデック=フランケンベルク郡在住の75歳女性の感染が確認された。 3月6日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でボーフム在住の男性感染者の妻を含む220人、バーデン=ヴュルテンベルク州でハイルブロン郡の4人、ルートヴィヒスブルク郡の2人、ベーブリンゲン郡の2人、エスリンゲン郡の1人、カールスルーエ郡の1人、ラーヴェンスブルク郡の1人、ボーデンゼー郡の1人、ネッカー=オーデンヴァルト郡の1人、マイン=タウバー郡の1人、レムス=ムル郡の1件)、ライン=ネッカー郡の1人、マンハイム市の1人、シュトゥットガルト市の1人、フライブルク市の2人、ビーベラッハ郡在住の43歳男性、カルフ郡在住の29歳男性、ヘッセン州で20人、メクレンブルク=フォアポンメルン州でメクレンブルギッシェ=ゼーエンプラッテ郡在住の56歳男性、ザールラント州でフランス在住の越境労働者の感染が確認された。 3月7日、バーデン=ヴュルテンベルク州で南チロルから帰国したマイン=タウバー郡在住の21人を含む54人、ニーダーザクセン州でチロル地方から帰国したヒルデスハイム郡在住のカップル、ノルトライン=ヴェストファーレン州でレムシャイト在住の中東ツアーに参加した3人と親族1人、ヴェルメルスキルヒェン在住の65歳男性帰国者の感染が確認された。 3月8日、ノルトライン=ヴェストファーレン州で107人、バーデン=ヴュルテンベルク州でエメンディンゲン郡在住の9人を含む17人、バイエルン州でミュンヘン在住の数人、ヘッセン州で2人、ラインラント=プファルツ州でバート・デュルクハイム郡ヴァヘンハイムの学校の教師とファレンダーにあるWHUオットー・バイスハイム経営大学の学生1人、ザールラント州で1人、ブレーメンで4人、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州でリューベック在住の1人、ニーダーザクセン州で3人、メクレンブルク=フォアポンメルン州でメクレンブルギッシェ=ゼーエンプラッテ郡在住の23歳女性と37歳男性、ザクセン州でドレスデン在住の高齢者数人、ライプツィヒの病院に入院中の東ヨーロッパ出身のトラック運転手とバウツェン郡の3人、テューリンゲン州で65歳女性1人、ブランデンブルク州で2人、ザクセン=アンハルト州でアンハルト=ビッターフェルト郡ツェルプストの病院に勤務するザクセン州在住の医師、ザールラント州で3人の感染が確認された。同日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でエッセン在住の89歳女性、ハインスベルク郡ガンゲルト在住の78歳男性が死亡。 3月9日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でゾーリンゲン在住の4人とレーヴァークーゼン在住の男性、メクレンブルク=フォアポンメルン州でエジプトから帰国したロストック郡在住の70代カップル、ニーダーザクセン州でオーストリアへのスキー旅行から帰国したハーメルン=ピルモント郡ハーメルン在住の男性、テューリンゲン州でオーストリアチロル州へのスキー旅行から帰国したキフホイザー郡在住の男性2人の感染が確認された。 3月10日、メクレンブルク=フォアポンメルン州でロストック市在住の1人、ザクセン=アンハルト州でオーストリアのチロル州から帰国したハレ在住の20歳男性とその父親、ザルツラント郡在住の36歳観光客、南チロルから帰国したマクデブルク在住の61歳1人、ブルゲンラント郡在住の60歳女性、ベルデ郡在住の42歳と39歳の男性2人、イスラエルへの旅行から帰国したザーレ郡在住の69歳女性、テューリンゲン州で南チロルから帰国したヴァイマル市在住の1人とザーレ=ホルツラント郡在住の31歳男性の感染が確認された。 3月11日、連邦議会議員ハーゲン・ラインホルト、ニーダーザクセン州で南チロルから帰国したノルトハイム郡在住の女性、オーストリアイシュグルのスキーリゾートへのスキー旅行から帰国した若い男性2人、ゲッティンゲン郡在住の中年男性1人の感染が確認された。同日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でハインズベルク郡ユーバッハ=パレンベルク在住の73歳男性が死亡。 3月12日、バーデン=ヴュルテンベルク州で数日前に自宅で亡くなったレムス=ムル郡在住の67歳男性の感染が確認された。彼は2月にコンゴから帰国した者で、妻もフランスを訪れたことがある。また、スポーツキャスターのヨハネス・B・ケルナー、ジャーナリストのクリストフ・ラング、ニーダーザクセン州でハノーファー96に所属するティモ・ヒュバースとヤネス・ホルンの2人、ノルトライン=ヴェストファーレン州でレムシャイト在住のタクシー運転手とその妻、メクレンブルク=フォアポンメルン州でシュヴェリーンとメクレンブルギッシェ=ゼーエンプラッテ郡在住の3人、ラインラント=プファルツ州でトリーア在住の1人、テューリンゲン州でシュマルカルデン=マイニンゲン郡在住の39歳女性と54歳の男性、ヘッセン州でマイン=キンツィヒ郡ヴェヒタースバッハの感染者と接触したリンゼンゲリヒトとビルシュタイン在住の49歳女性2人、ゲルンハウゼンの診療所の従業員3人の感染が確認された。同日、バイエルン州のヴュルツブルクで80代男性、ノルトライン=ヴェストファーレン州でハインズベルク郡在住の78歳女性が死亡。また、同日よりハレ、ザールラント州全域、ハンブルクなどの地域では学校が閉鎖された。 3月13日、現連邦議会議員、元欧州議会議員アレクサンダー・グラフ・ラムスドルフ、1.FCニュルンベルク所属のファビアン・ニュルンベルガー、SCパーダーボルン07所属のルカ・キリアン、テューリンゲン州でズールの難民収容施設の1人の感染が確認された。同日、ノルトライン=ヴェストファーレン州でハインズベルク郡ガンゲルト在住の84歳女性、バーデン=ヴュルテンベルク州でキルヒハイム在住の80歳男性とゲッピンゲン郡在住の85歳男性、ハンブルクで76歳男性が死亡。 3月14日、連邦議会議員トーマス・ザッテルベルガー、バーデン=ヴュルテンベルク州の258人、ブランデンブルク州の19人の感染が確認された。 3月15日、ショルンドルフの市長マッティアス・クロプファー、ホルシュタイン・キール所属のシュテファン・テスカー、ブランデンブルク州の23人の感染が確認された。同日、ノルトライン=ヴェストファーレン州のデュッセルドルフで81歳男性、同州ハインスベルク郡で94歳女性と81歳女性、同州ケルンで85歳女性、バイエルン州のヴュルツブルクで80代患者、同州ヴァイセンブルンで83歳男性、同州ケンプテンで86歳女性が死亡。 3月16日、シュロス・ホルテ=シュトゥーケンブロックの市長ヒューバート・エリッヒラントヴェーア、ライン=ネッカー・レーヴェン所属のハンドボールデンマーク代表マッツ・ラーセン、メクレンブルク=フォアポンメルン州でノルトヴェストメクレンブルク郡在住の3人の感染が確認された。 3月17日、CDU幹部、元連邦議会議員フリードリヒ・メルツ、ハンドボールドイツ代表の1人(メディアはライン=ネッカー・レーヴェン所属のヤニク・コールバッハーと推測)、ラインラント=プファルツ州でチロルへの旅行から帰国したビルケンフェルト郡イダー=オーバーシュタイン在住の男性1人の感染が確認された。
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2020年3月
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「新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」の記事における「2020年3月」の解説
3月2日、習近平総書記は「ウイルスがどこからきたか明らかにするべきだ」と述べた。 3月4日、国営新華社は「世界は中国に感謝するべきだ」と主張した。この記事は、武漢で肺炎が流行した時、米国は中国をネガティブに扱い、中国人の入国を禁止し、中国を世界から隔離した。中国が米国へのマスクと薬品の輸出を禁止すれば米国は困るが、中国は人間愛によって禁止しなかった。新肺炎の流行は中国で起こったが、発生源は中国以外の可能性もある。中国と接触することがない国でも感染について中国は謝罪する理由がない。中国はウイルス抑え込みに成功した。世界は中国に感謝している。米国は中国に謝罪すべきなのに謝罪していない、と主張した。ほか、中国各メディアは、アメリカ、日本、韓国などの対策が不徹底とし、「中国の制度の優位性」を強調した。 3月5日、中国外務省の馬朝旭次官は「世界の公共衛生に対する中国の貢献は、全世界で認められた」と訴えた。同日、趙立堅副報道局長はFOXテレビの司会者ジェシー・ウォターズの中国は謝罪すべきだという要求に対して「ウイルスの発生場所について定説はなく、中国と他の国のいずれも被害者だ」「中国の感染症対策は責任ある大国のあるべき姿だった」とし、2009年にアメリカなどを中心に流行したインフルエンザに対して誰もアメリカに謝罪を要求しなかったと反発した。 3月6日、王忠林武漢市党委書記は「武漢市民は習近平総書記と中国共産党に感謝すべきだ」とする「感恩教育」を展開した。しかし、この「感恩教育」は中国国民の不満を引き起こし、インターネット上では批判され、「武漢市民に感謝する」と方針を転換させた。 3月7日に「長江日報」は感恩教育について報じたが、市民の批判を受けて削除された。 3月8日、湖北省党委員会書記応勇は、武漢の人々が「党の統制措置を積極的に支援し、協力した」と称賛した。当局は箝口令を出し、メディアが「感恩教育」事件について言及することを禁じた。同日、「長江日報」は武漢政府は武漢市民に心から感謝していると報道した。ジャーナリスト褚朝新は、当局は人民の公僕であるが、当局が仕える人々は死に、病気になっているとし、良心があれば武漢の人に感謝の強制はしないと批判した。武漢病院での情報隠蔽を内部告発した後死亡した李文亮医師の例でも、中国のソーシャルメディアは当局への怒りを示した。同6日、マイク・ポンペオ米国国務長官が「こうした事態を引き起こしたのは、武漢コロナウイルスだということを忘れてはいけない」と述べた。これに対して趙報道官は証拠なしに『中国ウイルス』と呼んで中国に責任を押しつけようとしている」とし、ウイルスの発生源が中国かどうかは結論付けられていないと反発した 3月10日、習近平総書記(国家主席)が初めて武漢市を訪問した。習総書記は「武漢市民は英雄だ」とし、「自宅待機が長くなり不満の一つも言いたくなるのは理解できる」と市民に配慮する発言もした。環球時報は武漢訪問について「楽観的な気分となり、春の雰囲気が盛り上がった」と報じた。同10日、WHOのテドロス・アダノム事務局長は中国国営CCTVのインタビューで、中国政府のリーダーシップと国民の協力を称賛し、「国際社会は中国が勝ち取った機会を十分利用すべきだ」と述べた。 同10日、武漢流行初期にウイルス検査を担当していた武漢市中心病院救急科主任の艾芬医師が、インターネットで共産党系の中国誌「人物」に公開した記事「笛をくばる人」で、武漢政府による口封じがあったと発表した。艾芬の記事は投稿後2時間で当局に削除された、またSNSで記事は英語・日本語・ドイツ語に翻訳されたが、これも削除された。しかし、AI(人工知能)を用いた検閲から削除されないよう、写真・篆書体や甲骨文字や毛沢東の書体などの書道・DNA配列・点字・楽譜・逆さ読み・QRコード・バーコード・モールス信号・絵文字など33種類の形式で転載されていった。3月11日夜以降は転載記事は削除されなくなった。インターネット上では「(李医師と)同じ悲劇を繰り返すな」「これ以上の言論封殺は許さない」など批判が続いた。人民日報の姉妹紙『環球時報』は「これは不満を表した一種のネット上の芸術だ。大したことではない」と言及した。胡錫進同紙編集長は3月11日、SNSで「中国ではネット上に集まった意見は、削除されても政策には反映される」と述べた。 3月11日、党機関紙「人民日報」は「武漢の名は英雄として歴史に再び記される」と習総書記が述べた言葉を1面の見出しに使った。同日、WHOのテドロス事務局長は「パンデミックと言える」「過去の2週間で中国以外での感染者数は13倍に増え、国の数は3倍になった」と発表。 同11日、ロバート・オブライエン大統領補佐官は、中国政府が初期感染の段階で情報を隠蔽し、WHOやCDCの派遣を受け入れなかったため、世界の対応が遅れたと主張する。 3月12日、中国の衛生当局は「中国は感染のピークを越えた」と宣言。同12日、オブライエン米大統領補佐官が中国政府が武漢での感染情報を隠蔽したために世界の対応が遅れたと発言したことを受けて、趙報道官は「米軍が感染を武漢に持ち込んだかもしれない。(米国は)透明性を持て!データを公開すべきだ!アメリカは中国に説明せよ!」とTwitterに投稿した。またウイルスの発生源が米軍の研究施設であると推測する記事も紹介した。同日、外交部報道局長の華春瑩も「中国の新型コロナウイルスと呼ぶのは絶対的に間違いで不適切」とTwitter上で反論した[信頼性要検証]。米国務次官補のデイヴィッド・スティルウェルは、崔天凱駐米大使に陰謀論は話にもならないとし、「中国はパンデミックを引き起こした後、これを世界に知らせなかったという非難を免れる道を探している」と抗議した。 同12日、イタリアへの支援に向け四川省の大学と中国赤十字の専門家チームが出発した。中国メディアは一帯一路の絆は強くなり、中国への感謝の声があふれていると伝えた。イタリアはG7で唯一中国の巨大経済圏構想の一帯一路に参加している。 3月13日、2019年11月17日湖北省出身の55歳の男が新型コロナウイルスの最初の症例であった可能性が中国のデータから発覚しているが、中国当局はデータを公開しなかったとサウスチャイナ・モーニング・ポストが報じている[信頼性要検証]。 3月13日、WHOのテドロス事務局長は「今や欧州がパンデミックの中心地となった」と述べ、感染防止の主戦場が中国から欧州に移ったとの認識を示した。同13日、中国外務省の耿爽副報道局長は、米政府高官らが中国とウイルスを結びつける発言について、中国への攻撃だと非難した。 同13日、趙立堅報道官は米軍伝染陰謀説の根拠として、「日本のテレビ朝日が「新型コロナウイルスの発生地は中国ではなく、米国である」と報道したと紹介するラリー・ロマノフの記事を紹介した。 3月15日、ノーベル文学賞受賞作家のマリオ・バルガス・リョサは、中国が独裁体制でなく自由で民主的な国であり、感染症の発生当初に情報を隠蔽しなければ、世界はこれほどの感染拡大に直面しなかったと訴えた。中国当局は「悪質だ」と反発した。3月16日、副報道局長の耿爽は「無責任な言論」だと反発した。 3月16日午前、欧州など各地の感染者数が初めて中国本土を上回った。 同16日、中国外交統括役の楊潔篪はポンペオ米国務長官と電話会談し、互いに抗議した。楊は「中国に泥を塗るたくらみは思い通りにならず、中国の利益を損なう行為は必ずや毅然とした反撃に遭う」と警告し、ポンペオ米国務長官は「今はデマや奇妙なうわさを流布する時ではなく、すべての国が一致して共通の脅威と戦う時だ」と強調した。 3月17日、ドナルド・トランプ米国大統領はTwitterで「中国ウイルス (Chinese Virus)」と投稿した。 3月22日、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、2月末時点で中国の感染者4万3000人以上が「無症状」を理由に統計から除外されていたと報じた。無症状者は感染者全体の3分の1とみられ、2月末の中国の公式発表約8万人に症状者を含めると12万人を超える。無症状患者は医療監視下に置かれたという。 3月25日のG7外相会合で、アメリカ国務省は「武漢ウイルス」と表記すべきだと主張したが、各国は受け入れず、共同声明の採択は見送られた。ポンペオ米国務長官は「中国はウイルスが世界に及ぼすリスクを認識していたのに、早期の情報共有を怠った」と中国を批判した。 3月26日、習近平国家主席がG20の緊急ビデオ首脳会議に参加し、「ウイルスに国境はなく、感染拡大は共通の敵だ」と述べ、G20は「ウイルスは国境にとらわれない。この共通の脅威に対して共同戦線を張ることに強くコミットする」とする共同声明を発表した。サウスチャイナ・モーニング・ポストは米中が対立をいったん棚上げし、感染防止のメカニズムの構築を優先することで一致したと報じた。 3月27日、習近平国家主席との電話会談を終えたトランプ大統領はTwitterで「中国はウイルスについて十分な理解を深めている。我々は緊密に連携している」と投稿し、従来の「中国ウイルス」に代えて「コロナウイルス」と呼称した。
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2020年3月
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「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「2020年3月」の解説
3月2日、病院を退院し、指定ホテルで隔離中の36歳男性元患者が呼吸不全により死亡。 3月16日、共産党は支援の医療従事者を湖北省から徐々に撤退させる方針。武漢に在った16か所の臨時病院を10日までに休業した。 3月23日、新規感染がないと武漢当局は発表しているが「依然として1日に数人から十数人の無症状の陽性患者が出ている」と中国疾病対策予防センターの匿名の職員が財新に明らかにした。
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2020年3月
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「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「2020年3月」の解説
3月に入って以降、中国では海外から入国した感染者の数が国内発生数を大幅に上回るようになった。 3月2日、浙江省青田県でイタリアから帰国した7人の感染が確認された。 3月5日、甘粛省でイランから入国した11人の感染が確認された。 3月6日、北京市でイタリアから入国した4人、上海市でイランから帰国した1人の感染が確認された。 3月7日、経過観察施設に指定されている福建省泉州市のホテルが倒壊した。 3月9日、北京市でイギリスから入国した1人、広東省東莞市でスペインから帰国した留学生1人の感染が確認された。 3月11日、広東省深圳市でフランスから入国した1人、中山市でスペインから入国した2人、河南省鄭州市でイタリアから帰国した1人、甘粛省でイランから入国した2人の感染が確認された。 3月22日、前日にシンガポールから上海経由で済南市に到着したサッカーベルギー代表、山東魯能所属のマルアン・フェライニの感染が確認された。 3月26日、新たな感染者は55人で、54人が海外からの入国者・帰国者であった。 3月27日、国家衛生健康委員会の発表によると新たな感染者は54人で、全員が海外からの入国者であった。内訳は上海市17人、広東省11人、福建省6人、天津市5人、浙江省4人、北京市、遼寧省各3人、内モンゴル自治区、吉林省各2人、山東省1人であった。
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2020年3月
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「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「2020年3月」の解説
3月1日、中国政府はインターネット規制を強化する「ネット情報コンテンツ環境管理規定」を施行した。 3月2日、習近平総書記は清華大学などの視察の際、「ウイルスがどこからきたか明らかにするべきだ」と述べた。同2日、湖北省副省長は湖北省内ですべての感染者と疑似感染者が入院し治療を受けていると発表した。 3月4日、国営新華社は「世界は中国に感謝するべきだ」と主張した。中国各種メディアは、アメリカ、日本、韓国などの対策が不徹底とし、「中国の制度の優位性」を強調した。 3月5日、中国外務省の馬朝旭次官は「世界の公共衛生に対する中国の貢献は、全世界で認められた」と訴えた。同日、趙立堅副報道局長はFOXテレビの司会者ジェシー・ウォターズが「中国は世界に謝罪するべきです」との発言に対して「ウイルスの発生場所について定説はなく、中国と他の国のいずれも被害者だ」「中国の感染症対策は責任ある大国のあるべき姿だった」とし、2009年にアメリカなどを中心に流行したインフルエンザに対して誰もアメリカに謝罪を要求しなかったと反発した(後述)。3月5日に開催予定だった全人代は延期された。 3月6日、前任者に代わり、習指導部の肝いりで異動した王忠林武漢市党委書記は「武漢市民は習近平総書記と中国共産党に感謝すべきだ」と強調し、「感恩教育」を展開した。しかしインターネット上では当局の削除が間に合わないほどの批判で溢れたため、「武漢市民に感謝する」と方針を転換させた。同6日、アメリカのマイク・ポンペオ国務長官が「こうした事態を引き起こしたのは、武漢コロナウイルスだ」と発言したことに対して、趙報道官は証拠なしに『中国ウイルス』と呼んで中国に責任を押しつけようとしている」とし、ウイルスの発生源が中国かどうかは結論付けられていないと反発した。 3月10日、習近平総書記(国家主席)が初めて武漢市を訪問。習総書記は「武漢市民は英雄だ」とし、「自宅待機が長くなり不満の一つも言いたくなるのは理解できる」と市民に配慮する発言もした。環球時報は武漢訪問について「楽観的な気分となり、春の雰囲気が盛り上がった」と報じた。同10日、武漢の臨時施設方艙医院が全て休止された。 同10日、テドロスWHO事務局長は中国国営CCTVのインタビューで、中国政府のリーダーシップと国民の協力を称賛し、「国際社会は中国が勝ち取った機会を十分利用すべきだ」と述べた。 3月11日、党機関紙「人民日報」は「武漢の名は英雄として歴史に再び記される」と習総書記が述べた言葉を1面の見出しに使った。同11日、WHOのテドロス事務局長は世界での流行事態について「パンデミックと言える」「過去の2週間で中国以外での感染者数は13倍に増え、国の数は3倍になった」と発表。 3月12日、中国の衛生当局は、湖北省では武漢以外でこの1週間、新たな感染例はなく、他省の新たな感染例の大多数は海外から来たもので「中国は感染のピークを越えた」と宣言。同12日、アメリカのオブライエン大統領補佐官が武漢での感染の発生状況が中国政府によって隠蔽されたために、世界が対応が遅れたと発言したことを受けて、趙報道官は「アメリカ軍が感染を武漢に持ち込んだかもしれない」とし、アメリカはデータを公開し中国に説明せよとTwitterに投稿した。さらにウイルスの発生源が米軍の研究施設と推測する記事も紹介した。同日、華春瑩外交部報道局長も「中国の新型コロナウイルスと呼ぶのは絶対的に間違いで不適切」とTwitter上で反論した。 同12日、イタリア支援に向け四川省の大学と中国赤十字の専門家チームが出発。中国メディアは『一帯一路の絆は強くなり、中国への感謝の声があふれていると伝えた。イタリアはG7で唯一中国の巨大経済圏構想の一帯一路に参加している。 3月13日、WHOのテドロス事務局長は「今や欧州がパンデミックの中心地となった」と述べ、感染防止の主戦場が中国から欧州に移ったとの認識を示した。同13日、中国外務省の耿爽副報道局長は、米政府高官らが中国とウイルスを結びつける発言について中国への攻撃だと非難した。 同13日、趙立堅報道官は「日本のテレビ朝日が「新型コロナウイルスの発生地は中国ではなく、アメリカである」と報道したと紹介するラリー・ロマノフの記事を紹介した。 3月15日、北京大学の姚洋国家発展研究院長が「地方当局者は『新たな感染者を1人でも出せば処分する』という指令を受けている」とし、中国政府は感染症鎮圧の目標達成を装うために統計を改ざんしていると異例の指摘をした。 3月16日午前、欧州など各地の感染者数が初めて中国本土を上回った。 3月16日、ノーベル文学賞受賞作家のマリオ・バルガス・リョサがパンデミックの原因は中国の情報隠蔽であり、独裁体制にあるとスペイン紙で主張したことに対して、耿爽中国外務省副報道局長は、リョサが無責任で悪質だと反発した。同16日、中国の楊潔篪外交統括役はアメリカのポンペオ国務長官との電話会談で、「中国に泥を塗るたくらみは思い通りにならず、中国の利益を損なう行為は必ずや毅然とした反撃に遭う」とアメリカ側の対中批判に抗議した。ポンペオ長官も中国はデマを用いてウイルス発生の責任をアメリカに転嫁しようとしていると反論した。 3月22日、北京での入国感染者急増を受け、中国民用航空局は北京首都国際空港着の国際航空便を天津浜海国際空港、フフホト白塔国際空港、太原武宿国際空港など数カ所に分流することを指示した。 3月26日、習主席がG20の緊急ビデオ首脳会議に参加し、「ウイルスに国境はなく、感染拡大は共通の敵だ」と述べ、G20に共同の政策、関税の減免、貿易保護の取消、融通の強化を呼びかけた。G20は「ウイルスは国境にとらわれない。この共通の脅威に対して共同戦線を張ることに強くコミットする」とする共同声明を発表した。同26日、中国外務省は28日からビザを保有する外国人も入国を禁止する措置を発表した。 同26日、中国民用航空局は「5つの一」政策を発表。つまり1つの国内航空会社は1つの国との間の航路を1つしか維持できなく、1週間に1便しか運行しない。また、1つの海外航空会社は中国との間の航路を1つしか維持できなく、1週間に1便しか運行しない。 3月27日、習国家主席とトランプ大統領は電話会談を行い、ウイルス対策で緊密に連携することで一致した。同27日、中国共産党は中央政治局会議を開催し、ウイルスによる経済への打撃に対して財政出動を拡大し、13年ぶりに特別国債を発行する方針を決定した。 同27日、湖北省経済・情報化庁と中国建設銀行湖北省支店が協力合意に調印し、政府と金融機関の協調メカニズムを通じて、今年は中小企業と零細企業に新たに500億元の融資を行うとした。
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2020年3月
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「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「2020年3月」の解説
2020年3月には米中政府間でウイルス呼称に関する争議が激化した。 3月2日、FOXニュースで政治評論家のジェシー・ウォターズが「コロナウイルスは中国で発生したのに、私は謝罪の一言も聞いていない。ただ単に「アイアムソーリー」とさえ言えば、それは役に立つはずだ」と謝罪を要求した。 3月3日、山田宏参議院議員は「中国の新聞などを見ておりますと、武漢が発生源ではない。世界に蔓延したのは日本と韓国の対応がまずいからだ!と言わんばかりの論調が目立ってきた。こういうような状況で名前を新型コロナと曖昧にしてしまいますと、どこにどう原因があったかという究明が忘れられてしまう。私はそういった点で武漢肺炎と呼ばせていただく」と発言した。 3月4日、中国国営新華社通信は「世界は中国に感謝すべきだ」と題した論評記事を掲載した。この記事によれば、武漢で肺炎が流行した時、アメリカは武漢からの帰国者の情報を発表し、中国をネガティブに扱い、中国人の入国を禁止した。これは中国を世界から隔離する政策だった。CDCによると、アメリカのほとんどのマスクと薬品は中国で作られている。中国がアメリカへの輸出を禁止すればアメリカは困るが、中国は人間愛によって輸出を禁止しなかった。アメリカのメディアは中国を批判してきた。新肺炎の流行は中国で起こったが、発生源は中国以外の可能性もある。中国と接触することない国でも感染について中国は謝罪する理由がない。中国はウイルス抑え込みに成功した。アメリカはこれまでの中国に対する不正行為について謝罪すべきだ。世界は中国に感謝している。アメリカは中国に謝罪すべきなのに謝罪していない、と主張した。 3月5日、ジェシー・ウォターズの発言に対して中国外務省の趙立堅報道官は「ウイルスの発生場所について定説はなく、中国と他の国のいずれも被害者だ」だとしたうえで、2009年にアメリカなどを中心に流行したインフルエンザに対して「誰かアメリカに謝罪を要求したのか?」と反論した。 3月6日、感染症の流行に関して中国政府が収めた成功について尋ねられたアメリカのマイク・ポンペオ国務長官はCNBCのインタビューで、「あなた(記者)が中国共産党に賛辞を送るのはうれしいが、こうした事態を引き起こしたのは、武漢コロナウイルスだということを忘れてはいけない」と述べた。これに対して、中国外務省の趙報道官は「武漢ウイルス」「中国ウイルス」という言葉をメディアが使うのは「非常に無責任だ」とし、「裏付けとなる事実や証拠は何もないにもかかわらず、『中国ウイルス』と呼んで発生源をほのめかすことで、一部のメディアが中国に責任を押しつけようとする一部メディアの隠れた動機が露骨に表れている」とし、ウイルスの発生源が中国かどうかは結論付けられていないと反発した。 3月10日、アメリカのトランプ大統領は支持者が 「中国ウイルス (China Virus) 」が世界中に拡大しているが、アメリカは国境をコントロールできれば(拡大を抑える)見込みがある」との投稿をリツイートし、「我々はこれまでになく壁が必要だ」と述べた。同日、アメリカ合衆国議会公聴会でトランプのツイートについて尋ねられたロバート・レッドフィールドCDC所長は「中国のコロナウイルス」と呼ぶのは不適切だと語った。 同日、日本の麻生太郎財務相は参議院財政金融委員会などで「新型とか付いてるが、『武漢ウイルス』というのが正確な名前だ」と述べた。また同日、山本朋広副防衛相もTwitterで「武漢ウイルス対策への災害派遣」と述べた。同日、自民党の長尾敬衆院議員が「中国は、世界にウイルスを蔓延させたのは日本と韓国の対応失敗によるものとの情報操作を始めています。だから武漢ウイルスと呼ぶ必要があるのです」と投稿し、山田宏参議院議員も賞賛した。 3月11日、国家安全保障を担当するロバート・オブライエン大統領補佐官は、中国で武漢の医師の告発が封じ込まれたために「(感染の)発生が隠蔽され」「世界が対応するのに2か月かかった。本来であれば、中国や世界各地で起きている事態をもっと抑え込むことができた」と中国政府による情報隠蔽を批判し、武漢へのWHOやCDCの派遣を中国が受け入れてくれれば事態は劇的に好転していたと主張した。 同11日、USAトゥデイは「新型コロナウイルスを『武漢ウイルス』と呼んでも人種差別主義者ではない」と題する文章を掲載。ウガンダウイルス、日本脳炎、ウエストナイルウイルスなどウイルス名に地名を加えるのは一般的であり無害だと強調した。 3月12日に趙報道官は英語と中国語で「(CDCの感染スポット公表について)アメリカの最初の感染者はいつだ?何人が感染したか?病院の名前は?米軍が感染を武漢に持ち込んだかもしれない。(アメリカは)透明性を持て!データを公開すべきだ!アメリカは中国に説明せよ!」とTwitterに投稿した。また、趙報道官はウイルスの発生源がアメリカ軍の研究施設だと推測する記事も紹介し、さらにレッドフィールドCDC所長が米国内で発生した一部のインフルエンザの犠牲者と新型コロナウイルスの関係が後で判明したという3月11日の発言を紹介した。その後、中国のSNSではコロナウイルス流行の責任はアメリカにあるとする陰謀論が急激に広がった。他方で中国でTwitterは一般には使えないが、「いまやるべきは他国のせいにすることなのか」などと批判的な書き込みが相次いだ。趙報道官の「アメリカ軍伝染陰謀論」の発言がインターネットに流れた数時間後、アメリカのデイヴィッド・スティルウェル米国務次官補は、崔天凱駐米大使を国務省に呼び、「陰謀論を広めているのは危険で、話にもならない」「中国はパンデミックを引き起こした後、これを世界に知らせなかったという非難を免れる道を探している」と抗議した。 同12日、華春瑩中華人民共和国外交部報道局長もレッドフィールド所長の発言に触れ、「中国の新型コロナウイルスと呼ぶのは絶対的に間違いで不適切」とTwitter上で反論した。 3月13日、中国外務省の耿爽副報道局長もアメリカ政府高官や議員がウイルスの発生源について、「中国を攻撃しており、断固反対するべき」と非難した。同13日、趙立堅報道官はアメリカ軍が中国にウイルスを持ち込んだ可能性についての発言の根拠としてラリー・ロマノフ (Larry Romanoff) の3月4日の記事を紹介し、ぜひ読んでリツイートしてほしいと述べた。ロマノフの記事は、日本のテレビ朝日が2月21日に「新型コロナウイルスは中国ではなく、アメリカが発生地である」と報道したと紹介している。そのテレビ朝日報道では、CDCが過去数ヶ月間にインフルエンザで死亡したアメリカの患者1万人のうち、新型コロナウイルス感染による肺炎患者が含まれていた可能性があると考えており、すでにニューヨークやロサンゼルスなどの大都市で大幅な検査体制の見直しが始まったという内容のもので、これは人民網が2月22日(英語版2月23日)に報じた。このニュースは新浪微博で掲載され、中国のネットユーザーの間で、2019年10月に武漢で開催された軍人スポーツ選手競技大会「ミリタリーワールドゲームズ」に参加したアメリカ軍関係者が中国に持ち込んだ可能性についても指摘された。 3月15日、ノーベル文学賞受賞作家のマリオ・バルガス・リョサも中国が独裁体制でなく自由で民主的な国であり、感染症の発生当初に情報を隠蔽しなければ、世界はこれほど深刻な新型コロナウイルスの感染拡大に直面することはなかったとし、「自由がなければ、真の進歩が損なわれることを世界は学んだ」とスペイン紙『エル・パイス』で訴えた。中国当局は「悪質だ」と反発した。3月16日、耿爽中国外務省副報道局長は、リョサに対して「無責任な言論」で「断固とした反対」と反発した。 3月16日、中国の楊潔篪外交統括役がアメリカのポンペオ国務長官と電話会談し、アメリカ側の対中批判に「強く非難する」と抗議した。ポンペオ長官も、中国が新型ウイルス発生の責任を米国に転嫁しようとしていると「強い異議」を表明した。中国国営中央テレビによれば、楊氏は「アメリカの何人かの政治家は中国をけなし、中国人民の強烈な憤慨を引き起こした」「中国に泥を塗るたくらみは思い通りにならず、中国の利益を損なう行為は必ずや毅然とした反撃に遭う」と警告した。他方、アメリカのポンペオ国務長官は趙立堅報道官による「アメリカ軍が武漢にウイルスを持ち込んだ」とする主張を念頭に「今はデマや奇妙なうわさを流布する時ではなく、すべての国が一致して共通の脅威と戦う時だ」と強調した。 3月17日、アメリカのトランプ大統領はTwitter上で「アメリカは中国ウイルスの影響を特に受ける航空会社などの産業を強力に支援する」と投稿して新型コロナウイルスのことを「中国ウイルス (Chinese Virus)」と表現した。翌18日、トランプ大統領はなぜそう呼ぶのかとの質問に「中国から来たウイルスだからだ」「正確に言いたい」からだと述べた。 3月22日、崔天凱駐米大使はテレビ番組「アクシオス・オン・HBO」で中国外務官によるアメリカコロナ発生源説について「そのような臆測は誰の役にも立たず、極めて有害」だと指摘した。 3月23日、アメリカのトランプ大統領はアジア系アメリカ人は「すばらしい人々で、どんな形であれ、新型ウイルスの感染拡大は彼らの責任ではない」と述べ、「国内のアジア系アメリカ人に対してひどい言葉が使われているようで、それが全く好きになれないからだ」と答えた。 同23日、在仏中国大使館はツイッターで「昨年9月以降、インフルエンザによるとされた(アメリカでの)死亡例2万件のうち何件が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるものだったのか?」「アメリカは新型コロナウイルスによる肺炎を、インフルエンザによるものだとごまかそうとしたのではないか?」「米メリーランド州のフォート・デトリック基地にある米国最大の生物化学兵器研究所が昨年7月、突然閉鎖」され、「その閉鎖後、米国で一連の肺炎や類似の症状が現れるようになった」と投稿した。 3月25日のG7外相会合で、アメリカ国務省は「武漢ウイルス」と表記すべきだと主張したが、各国は受け入れず、共同声明の採択は見送られた。アメリカのポンペオ国務長官は「中国はウイルスが世界に及ぼすリスクを認識していたのに、早期の情報共有を怠った」と中国を批判した。 3月26日のG20首脳会合では、「新型コロナウイルス」のパンデミック克服のために協力するとした共同声明が発表された。サウスチャイナ・モーニング・ポストは米中が応酬をいったん棚上げし、ウイルスは人類共通の脅威との認識で感染防止のメカニズムの構築を優先することで一致したと報じた。
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2020年3月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:28 UTC 版)
「イタリアにおける2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「2020年3月」の解説
3月1日、ロンバルディア州の経済開発評議員アレッサンドロ・マッティンツォーリ、ローマの警察官1人とカパネッレの消防士学校の生徒1人など、新たに566人の感染が確認された。また、サルデーニャでも初の感染者(カリャリのブロツ病院に入院中の肺炎患者)が発生した。同日、ロンバルディア州のブレシアでチーゴレ出身の87歳農民、エミリア=ロマーニャ州のピアチェンツァで79歳男性と74歳男性、パルマで79歳男性と76歳男性の死亡が確認された。 3月2日、カレンダスコの市長フィリッポ・ツァングランディ、カパネッレの消防士学校の生徒1人、ロンバルディア州でクレーマの病院の医師と看護師、モリーゼ州でカンポバッソ在住の60歳女性など、新たに342人の感染が確認された。同日、エミリア=ロマーニャ州のリミニでサンマリノ在住の88歳男性、ピアチェンツァで95歳女性、パルマでベルガモ在住の62歳精神科医、マルケ州のファーノで88歳男性の死亡が確認された。 3月3日、ミラノの裁判所の裁判官2人、カンパニア州でサレルノにある高校の教師、イスキア島に滞在している1人、ラツィオ州でローマ県ポメーツィア在住の10代学生2人など、新たに466人の感染が確認され、うちロンバルディア州での感染者数は1500人を超えた。また、コモの病院に入院中の71歳男性がタクシーで帰宅する事態も発生した。同日、エミリア=ロマーニャ州のピアチェンツァで市内在住の高齢者4人とロンバルディア州在住の85歳女性、同州ローディ在住の77歳男性、パルマ県在住の70歳女性、ヴェネト州のメストレで79歳男性、リグーリア州のサンマルティーノ・ディ・ジェノヴァでカスティリオーネ・ダッダ在住の86歳女性、マルケ州のペーザロで60歳男性、プッリャ州のフォッジャでサン・マルコ・イン・ラーミス在住の75歳男性の死亡が確認された。 3月4日、ピアチェンツァ市長のパトリツィア・バルビエリ、エミリア=ロマーニャ州の健康評議員ラファエーレ・ドニーニ、同州の国土山岳評議員バーバラ・ロリ、ミラノの警察官1人、ロンバルディア州ベルガモの病院で生まれたばかりの新生児、エミリア=ロマーニャ州パルマ県のフォルノーヴォの基地に駐在している国家憲兵、ミラノ発ラゴネグロ行きの長距離バスを利用したバジリカータ州在住の11人など、新たに587人の感染が確認された。同日、ロンバルディア州でチニゼッロ・バルサモ在住の84歳男性、エマルケ州でアンコーナ県在住の85歳老人とファーノ在住の76歳老人、リグーリア州のサヴォーナで79歳男性、ピエモンテ州のアレッサンドリアで80歳男性の死亡が確認された。 3月5日、ミラノの裁判官1人、ディアーノ・マリーナのホテルに滞在しているブレンバーテ・ディ・ソプラ在住の81歳と76歳の夫婦、ローマのサン・フィリッポ・ネリ病院に入院中の患者、シチリア島エンナの病院の心臓専門医と外科医、ローディ県在住の息子と接触したトリノ在住の老夫婦など、新たに769人の感染が確認された。同日、ロンバルディア州でブレシア県オルツィヌオーヴィ在住の69歳男性と90歳女性、リグーリア州のサヴォーナで72歳男性、ピエモンテ州のノーヴィ・リーグレで76歳男性、ローマで87歳女性、プッリャ州でフォッジャ県在住の76歳男性の死亡が確認された。なお、この日までに、少なくとも5人のオルツィヌオーヴィ在住者が亡くなったことが分かった。 3月6日、マテーラ県知事のリナルド・アルジェンティエーリ、ベルガモ県知事のエリザベッタ・マルジアッキ、同県の政務官であるマウリツィオ・アウリーエンマ、ブレシア県知事のアッティリオ・ヴィスコンティ、レマンツァッコの市長ダニエラ・ブリッツ、マッテオ・サルヴィーニ上院議員の護衛警官1人、ラツィオ州ラティーナのパーティーに参加した10人、エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県イーモラのボウリングクラブの高齢者16人など、新たに778人の感染が確認された。同日、ピエモンテ州でノーヴィ・リーグレの病院に入院中の81歳女性、アスティの病院に緊急治療で入院していた1人の死亡が確認された。また、バチカンで発生した患者はイタリア国内の病院に移送された。 3月7日、民主党党首・ラツィオ州知事ニコラ・ジンガレッティ、ナポリの海軍基地に駐在する在欧米海軍兵士1人、ロンバルディア州地区評議会職員1人、バジリカータ大学の教授2人、エミリア=ロマーニャ州ラヴェンナ在住の小児科医、トレント自治県コドーニョ在住の高齢夫婦、トスカーナ州アレッツォ在住の教師など、新たに1247人の感染が確認された。同日、ピエモンテ州でポルトグルアーロの病院に勤務する麻酔科医、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のトリエステで87歳女性の死亡が確認された。また、アブルッツォ州で既に死亡したオルトーナ在住の男性の感染が確認された。 3月8日、ピエモンテ州知事のアルベルト・チリオ、ローディ県知事のマルチェロ・カルドナ、トラーヴォ市長のロドヴィコ・アルバシ、陸軍参謀総長のサルヴァトーレ・ファリーナ、サルデーニャ島オルビア在住の1人、ヌーオロ在住の1人など、全国で新たに1492人の感染が確認された。 3月9日、カステル・サン・ジョヴァンニ市長のルチア・フォンタナ、ペンネ市長のマリオ・センプローニ、ジャーナリストのニコラ・ポロ、サルデーニャ島カリャリ、ヌーオロ、イグレージアス、アブルッツォ州ペンネの病院の医師数人など、新たに1797人の感染が確認された。同日、ピエモンテ州のトリノで市内在住の76歳男性、マルケ州で87歳男性2人と73歳女性、ヴェネト州でサン・フィオール在住の自転車選手イタロ・デ・ツァン、トスカーナ州のピサで79歳患者の死亡が確認された。 3月10日、ACレッジャーナ1919所属のアレッサンドロ・ファヴァッリなど、新たに977人の感染が確認された。同日、ピアチェンツァ市議会議員ネリオ・パヴェシ、ピエモンテ州アレッサンドリア在住の高齢者3人、ノヴァーラ在住の88歳女性、マルケ州ペーザロの病院に入院している94歳患者、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ポルデノーネ県在住の89歳男性とウーディネ県在住の93歳女性、ラツィオ州ラティーナ県フォルミア在住の82歳患者の死亡が確認された。 3月11日、下院議員のクラウディオ・ペドラッツィーニ、サッカーイタリア代表、ユヴェントスFCに所属するダニエレ・ルガーニ、プッリャ州アックアヴィーヴァ・デッレ・フォンティにある病院の医師、サルデーニャ島ヌーオロの病院の医師と看護師15人、ヴィネト州レンディナーラのフランシスコ会修道院の修道士4人など、新たに2313人の感染が確認された。同日、ヴァレーゼ県の医師会会長を務めるブスト・アルシーツィオ在住の開業医ロベルト・ステラ、クラリネット・ジャズサックス奏者ブルーノ・ロンギ、マルケ州在住の高齢男性3人とウルビーノ在住の87歳女性、トリエステ県在住の高齢者2人、ウーディネ県在住の103歳患者、ラ・サル在住の高齢者1人、ムラッツォ在住の87歳患者、ソルティーノ在住の80歳男性、ボルツァーノ在住の85歳女性、ボルゴ・ヴァルスガーナ在住の81歳女性の死亡が確認された。 3月12日、下院のイタリアの同胞副議長、元サレルノ県知事のエドモンド・チリエーリ、サッカーイタリア代表でUCサンプドリア所属のマノロ・ガッビアディーニ、シチリア島パレルモ駐在のカラビニエリ警察官8人、フィンカンティエリのムッジャノ工場の労働者、トリノの印刷会社の従業員などの感染が確認された。同日、アスティの病院に入院中の元国会議員のジョヴァンニ・ラビーノの死亡が確認された。 3月13日、下院の民主党副議長、元スポーツ大臣のルーカ・ロッティ、同盟所属のロンバルディア地域評議員マルコ・コロンボ、UCサンプドリア所属のオマー・コリー、アルビン・エクダル、アントニーノ・ラ・グミーナ、モアテン・トルスビーと同クラブ所属の医師1人、ACFフィオレンティーナ所属のドゥシャン・ヴラホヴィッチ、タッジャの市長マリオ・コニオ、ブリンディジに停泊中のサン・ジュストに乗船していたイタリア海軍兵2人、イタリア放送協会バーリ局の従業員1人、レッチェの刑務所の囚人女性1人、モンテヴァルキの学校に勤務するフィリーネ・ヴァルダルノ在住の教師の感染が確認された。同日、チェーネの町長ジョルジオ・ヴァロティをの死亡が確認された。 3月14日、保健副大臣で上院議員ピエルパオロ・シレーリ、大学研究副大臣で下院議員アンナ・アスカーニ、ACFフィオレンティーナ所属のパトリック・クトローネ、ヘルマン・ペッセージャと同クラブ所属の理学療法士1人、UCサンプドリア所属のバルトシュ・ベレシンスキとファビオ・デパーオリ、エミリア=ロマーニャ州でマレリのボローニャ工場の労働者2人の感染が確認された。同日、ミラノで法学者、銀行家、弁護士ピエロ・シュレシンジャー、マッサの病院でリッチャーナ・ナルディ在住の77歳男性、モンテベッロ・イオーニコ在住の北部マゼーラ出身の64歳男性の死亡が確認された。 3月15日、ルッカ市長のアレッサンドロ・タンベリーニ、ペーザロ在住のバスケットボール選手マッテオ・マラヴェンチュラ、ローマの本部ビルに勤務するインフラ運輸省の職員1人、エオリア諸島のサリーナ島で北部からサンタ・マリーナ・サリーナに帰った25歳女性と64歳の島民、ナポリの病院の心臓リハビリテーション部門の医師の感染が確認された。同日、ロンバルディア州での感染者が1万人を超えた。また、建築家ヴィットリオ・グレゴッティ、トルトーナの病院に入院中の88歳修道女、サルデーニャ島カリャリ在住の42歳自営業男性の死亡が確認された。 3月16日、ローマ在住のCBSニュースイタリア特派員セス・ドーン、カラブリア州駐在のイタリア放送協会記者1人、サルデーニャ島カリャリの病院関係者3人、アブルッツォ州の12歳の子供、シチリア島シラクーザの病院の医師1人、ヴァッレ・ダオスタ州の医療関係者数人、ピエモンテ州トルトーナの修道院の関係者数人の感染が確認された。同日、クレーマでシンガーソングライターのセルジオ・バッシ、メストレで元検察官フランチェスコ・サヴェリオ・パヴォーネ、ジェノヴァでロンバルディア州ミラノ県在住の90歳男性と同市内在住の73歳エクアドル人男性、ラ・スペツィア県在住の87歳1人の死亡が確認された。また、女優のジュリアナ・デ・シオは2月中旬に感染し、ローマの病院に入院した後、回復したことがわかった。 3月17日、ナポリ市議会議員マリオ・コッペート、ユヴェントスFC所属のサッカー選手ブレーズ・マテュイディ、エラス・ヴェローナFC所属のマッティア・ザッカーニ、ピエモンテ州で司会者ピエロ・キャンブレッティとその母親、レッジョ・カラブリア県、ペスカーラ県とテーラモ県の住民多数の感染が確認された。同日、ベルガモ在住の65歳かかりつけ医、カッラーラ在住の87歳男性の死亡が確認された。 3月18日、ゾッポラ在住の生後5ヶ月の女の子、アリアーノ・イルピーノの司教と修道女2人の感染が確認された。同日、メッツォルドの村長ライモンド・バリッコ、ローディの開業医組合の事務局長マルチェロ・ナターリ、カッラーラ在住の元サッカー選手ルチアーノ・フェデリチ、ノーヴァ・ミラネーゼ在住の32歳男性バーテンダー、ソルフェリーノ在住の65歳開業医の死亡が確認された。 3月19日、モルターラの市長マルコ・ファッキノット、マルケ州バーリの警察官5人とその指揮官、ナポリの病院の救急医1人の感染が確認された。同日、フィデンツァで遺伝学者のミケーレ・スタンカ、ベルガモで元サッカー選手イノチェンツォ・ドニーナ、コモの医師2人、クレーマ、クレモナ、ベルガモの医師各1人、マルケ州チンゴリ在住の医師1人、ナポリの廃棄物処理会社のアジア系従業員1人の死亡が確認された。 3月20日、モンティニョーゾ町長ジアンニ・ロレンツェッティ、サン・ジミニャーノ在住の看護師1人、ローマとグロッタフェッラータの2ヶ所の修道院の修道女59人、イスキア島にいる7人、トレンティーノ在住の10歳以下の子供3人の感染が確認された。同日、元ヴィチェンツァ市長マリノ・クアレシミン、聖ヨセフを研究する神学者、著作家のタルチシオ・ストラマーレ、ベルガモ在住の47歳カラビニエリ兵士、ブレシアのスーパーマーケット従業員である48歳女性の死亡が確認された。 3月21日、ユヴェントスFC所属のパウロ・ディバラとそのフィアンセ、歌手・女優のオリアナ・サバティーニ、ACミランのテクニカルディレクター、パオロ・マルディーニとその息子ダニエル・マルディーニ、ラツィオ州でグロッタフェッラータの修道院の修道女や警備員20人、コンテ首相のボディーガード1人の感染が確認された。同日、トレントの修道院で貧者のためのスープキッチンを営む47歳男性などの死亡が確認された。 3月22日、シチリア島ヴィッラフラーティの老人ホームに入居している90歳女性、イタリア市民保護局の職員12人の感染が確認された。同日、シラクサ地域の史跡保護に尽力していた建築家カロジェロ・リズート、彫刻家ジョヴァンニ・ブランディーノ、デザイナーのピノ・グリマルディ、ベルガモ在住の家庭医1人、ナポリ在住の法医官1人の死亡が確認された。 3月23日、ランチャーノの病院の整形外科医2人、内科医2人、ニコジーアの病院の看護師4人、ペスカーラの病院で子供を含む約40人、シチリア島ヴィッラフラーティの老人ホームの数十人の感染が確認された。同日、クレモナ在住の64歳感染症専門医、カッツァーゴ・サン・マルティーノ在住の73歳かかりつけ医、ローディ在住の薬剤師、パルマで76歳の看護施設勤務医、カーゾリとパリエータ在住のランチャーノ病院の患者2人、2月24日に感染が確認されたカルピ在住の62歳ビジネスマン、前日に感染が確認された90歳女性が死亡。また、プッリャ州での死者は前日の6人の6倍以上まで膨らみ上がり、37人となった。 3月24日、ロンバルディア州特別顧問、元イタリア市民保護局トップのグイド・ベルトラーゾ、カゼルタ県在住の生後3ヶ月の乳児の感染が確認された。同日、ジェノヴァで元上院議員、元下院議員ロレンツォ・アクアローネ、ベルガモ県で元サッカー選手ピエルルイジ・コンソンニ 、カターニアでジャーナリストのリロ・ヴェネツィア、カスティリオーネ・メッセール・ライモンドの住民7人の死亡が確認された。 3月25日、サッカーパラグアイ代表、UCサンプドリア所属のエドガル・バレート、ローマの病院の消化器科医師6人の感染が確認された。同日、ミラノで作曲家デット・マリアーノ、サンタ・マリーア・ヌオーヴァで元サイクリストのダニーロ・バロッツィ、ブレシアでエチオピアで長年活動していたアンジェロ・モレスキ司教、ベルガモの保健所の公衆衛生担当者ヴィンチェンツァ・アマト、ラヴェンナでロマーニャ水道会社の64歳管理職男性、カルタニッセッタ、アレッサンドリア、レッコ在住のかかりつけ医3人、トリノ在住の49歳歯科医、ナポリ在住の69歳かかりつけ医が死亡。 3月26日、フィウッジの施設利用者18人、サルデーニャ島ヌーオロの看護施設の医療スタッフ5人と利用者13人、テーラモの病院の看護師32人と医師8人の感染が確認された。同日、ルッカでオペラ歌手ルイジ・ローニ、ベルガモで入院中の医師3人、ネットゥーノ在住の薬剤師、トリノ在住の開業医、ローマ市内在住の33歳モンテネグロ人男性、ペスカーラ在住の49歳患者、サンタナスタジーアの養護施設に入居していた高齢者3人、ルッカ在住の歯科医、ノヴァーラ在住のメディカルディレクターが死亡。また、リミニで101歳の患者1人が回復し、退院した。 3月27日、パドヴァの病院のスタッフ多数の感染が確認された。同日、詩人マリオ・ベネデッティ、パルマ・カルチョ1913に所属していた元サッカー選手エルメス・ポリ、一般開業医連盟のレッコ地方評議員、ベルガモ在住の医師2人、ジェノヴァの病院の内科医、ペーザロ・エ・ウルビーノ県医師会の評議員である呼吸内科医と同県在住の内科医、ピアチェンツァ在住のかかりつけ医2人と小児科医、フェデリコ2世・ナポリ大学の医学教授・心臓専門医マウリジオ・ガルデリージ、サン・セヴェーロ在住の59歳刑務所駐在医師が死亡。同日、イタリアでの感染者数は中国を上回った。 3月28日、クラスターのあるネーロラに住んでいるリエーティ県パッソ・コレゼにあるAmazon.comの配送センターの従業員1人の感染が確認された。同日、著作家・ジャーナリストのラファエレ・マスト、元ボクサー、ヨーロッパライトヘビー級チャンピオンのアンジェロ・ロットリ、ヴィッラノーヴァ・ダスティとピゾーニェの基地に駐在していたカラビニエリ司令官2人が死亡。また、ジェノヴァで102歳の女性患者イタリカ・グロンドーナが回復し、退院した。 3月29日、ボルゴマネーロの老人ホームに入居していた高齢者4人が死亡。 3月30日、ローマ司教区の枢機卿、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の大祭司アンジェロ・デ・ドナティスの感染が確認された。同日、ベルガモとフォルリの医師2人が死亡。 3月31日、メッシーナ在住の家庭医、セレーニョ在住の心臓専門医とローマ在住の婦人科医の医師3人が死亡。
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2020年3月
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「2019年度の将棋界」の記事における「2020年3月」の解説
1日 - 第45期棋王戦五番勝負第3局が行われ、渡辺明棋王が勝ち2勝目で防衛に王手(渡辺明棋王 2-1 本田奎五段)。 2日 - 第31期女流王位戦挑戦者決定戦が行われ、加藤桃子女流三段が伊藤沙恵女流三段を破り、自身初となる女流王位戦挑戦を決める。 5・6日 - 第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第5局が行われ、広瀬章人八段が3勝目をあげ、タイトルに王手(渡辺明王将 2-3 広瀬章人八段)。 6日 - 第13期マイナビ女子オープン本戦トーナメント決勝が行われ、加藤桃子女流三段が清水市代女流六段に勝ち、女王挑戦を決めた。 13・14日 - 第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第6局が行われ、渡辺明王将が3勝目をあげ、決着は最終局に持ち越し(渡辺明王将 3-3 広瀬章人八段)。 17日 - 第45期棋王戦五番勝負第4局が行われ、渡辺明棋王が3勝1敗で制し、8期連続での棋王獲得(渡辺明棋王 3-1 本田奎五段)。 22日第69回NHK杯将棋トーナメント決勝戦が放送され、深浦康市九段が稲葉陽八段を破り初優勝。 第73回1dayトーナメント武蔵国府中けやきカップが行われ、船戸陽子女流二段が渡部愛女流三段に勝利し7回目の優勝。 25・26日 - 第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第7局が行われ、渡辺明王将が4勝目をあげ2期連続4期目の王将位防衛(渡辺明王将 4-3 広瀬章人八段)。
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2020年3月(自社製作)
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「ぷらざFM」の記事における「2020年3月(自社製作)」の解説
MUSIC BIRD からの放送を終了して、21:00 - 翌日7:00(土曜は9:00まで、日曜は終日)、「わっしょいミュージックボックス」(ノンストップ)を放送。
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2020年3月
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「新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」の記事における「2020年3月」の解説
3月1日 - アルメニア、チェコ、ドミニカ共和国での感染者を確認。 3月2日 - インドネシア、サウジアラビア、ヨルダン、ラトビア、アンドラ、ポルトガル、チュニジア、モロッコ、セネガルでの感染者を確認。 3月3日 - ウクライナ、リヒテンシュタイン、アルゼンチン、チリでの感染者を確認。 3月4日 - ポーランド、ハンガリー、スロベニアでの感染者を確認。 3月5日 - パレスチナ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、南アフリカ共和国での感染者を確認。 3月6日 - ブータン、スロバキア、セルビア、バチカン、カメルーン、トーゴ、コスタリカ、コロンビア、ペルーでの感染者を確認。世界全体の感染者数が10万人を超えた。 3月7日 - モルディブ、モルドバ、マルタ、パラグアイでの感染者を確認。 3月8日 - バングラデシュ、ブルガリア、アルバニアでの感染者を確認。全世界での感染が確認された国・地域が100に到達した。 3月9日 - ブルネイ、キプロス、ブルキナファソ、パナマでの感染者を確認。 3月10日 - モンゴル、トルコ、北キプロス、コンゴ民主共和国、ジャマイカ、ボリビアでの感染者を確認。 3月11日 - 世界各地での流行についてWHOがパンデミック相当との見解を示した。コートジボワール、ホンジュラス、キューバ、セントビンセント・グレナディーン、ガイアナでの感染者を確認。 3月12日 - アメリカがイギリス以外のヨーロッパからの入国を30日間停止すると発表。スーダン、ケニア、ガボン、ガーナ、トリニダード・トバゴでの感染者を確認。 3月13日 - カザフスタン、コソボ、エチオピア、モーリタニア、ギニア、グアテマラ、アンティグア・バーブーダ、セントルシア、ベネズエラ、スリナム、ウルグアイでの感染者を確認。 3月14日 - ルワンダ、セーシェル、中央アフリカ共和国、赤道ギニア、コンゴ共和国、ナミビア、エスワティニでの感染者を確認。 3月15日 - ウズベキスタン、バハマでの感染者を確認。 3月16日 - ソマリア、タンザニア、ベナン、リベリアでの感染者を確認。中国共産党は支援の医療従事者を湖北省から徐々に撤退させる方針。武漢に在った16か所の臨時病院を10日までに休業した。 3月17日 - モンテネグロ、ジブチ、ガンビア、バルバドスでの感染者を確認。 3月18日 - キルギス、ザンビア、エルサルバドル、ニカラグアでの感染者を確認。 3月19日 - イタリアの死亡者数が中国の死亡者数を上回り、世界最多になった。モーリシャス、チャド、ニジェール、カーボベルデ、ハイチ、フィジーでの感染者を確認。 3月20日 - エリトリア、ウガンダ、マダガスカル、ジンバブエ、パプアニューギニアでの感染者を確認。 3月21日 - 東ティモールでの感染者を確認。 3月22日 - モザンビーク、ドミニカ国、グレナダでの感染者を確認。 3月23日 - ミャンマー、シリア、ベリーズでの感染者を確認。 3月24日 - ラオス、リビアでの感染者を確認。 3月25日 - マリ、ギニアビサウ、セントクリストファー・ネイビスでの感染者を確認。 3月26日 - アメリカの感染者数が中国、イタリアを上回り、世界最多になった。 3月30日 - ボツワナ、ルガンスク人民共和国での感染者を確認。 3月31日 - ソマリランド、ブルンジ、シエラレオネでの感染者を確認。ロシア政府はアメリカに対し医療器具等を人道支援すると発表し、4月1日に軍輸送機が出発した。
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