総書記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 13:42 UTC 版)
総書記(そうしょき)とは、共産党の最高指導者の役職名「書記長」(英: General secretary, 露: Генеральный секретарь)の中国語訳由来の漢語。
解説
中国共産党では1927年の初代総書記陳独秀から1943年まで総書記の職があり、1982年に胡耀邦が復活させてそれまで使用していた「主席」に代わり、最高指導者の地位にこの名称を採用している。日本では「書記長」の語が通用しており、外国語からの翻訳にもこれを用いているが、中国共産党についてはそのまま「総書記」と訳している。
このほか、朝鮮語とベトナム語では「書記」に「秘書」の字をあてるため、朝鮮労働党、ベトナム共産党の最高指導者はともに「総秘書」という漢字表記になるが、日本では通例でそれぞれ「(朝鮮労働党)総書記」(マスメディアによる金正日・金正恩の「金総書記」との呼称でより一般化した)、「(ベトナム共産党)書記長」と訳している。
社会主義国の指導者一覧
関連項目
総書記
「総書記」の例文・使い方・用例・文例
- 金正日総書記は父金日成と同じく防腐保存される。
- 総書記という役職
- 総書記という役職にある人
- 8月30日,小泉純一郎首相は,9月17日に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のピョンヤン(平壌)を訪問し,北朝鮮の最高指導者,キム・ジョンイル(金正日)総書記と会談すると発表した。
- 小泉純一郎首相は,朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のキム・ジョンイル(金正日)総書記と初の首脳会談を行うため,9月17日に北朝鮮を訪問した。
- キム総書記は北朝鮮グループの拉致関与を認め,北朝鮮は,拉致された13人のうち,5人の生存と8人の死亡を発表した。
- 小泉首相は会談でキム総書記に「大きなショックで,この事件に強く抗議する。」と言った。
- キム総書記は「拉致は1970年代から1980年代に特殊機関によって行われた。日本語を学び,日本人の身分を手に入れて南(韓国)に入るためだった。非常に遺(い)憾(かん)であり,この事件についておわびしたい。」と述べた。
- キム総書記が拉致を認め,謝罪をしたことから,小泉首相は北朝鮮と日本の国交正常化を目指した交渉を続けることを決断した。
- 日本と北朝鮮の首脳会談で,北朝鮮のキム・ジョンイル(金正日)総書記は,北朝鮮の工作船が過去に日本近海に侵入したことを認めた。
- しかし,北朝鮮代表団は,その問題は北朝鮮のキム・ジョンイル(金日正)総書記による小泉首相への謝罪でだいたい解決したと述べた。
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