カターニアとは? わかりやすく解説

カターニア

名前 Catania

カターニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 22:55 UTC 版)

カターニア
Catania
紋章
行政
イタリア
シチリア
県/大都市 カターニア
CAP(郵便番号) 95100
市外局番 095
ISTATコード 087015
識別コード C351
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 2 (sismicità media)
気候分類 zona B, 833 GG
公式サイト リンク
人口
人口 298,592 [1](2023-01-31)
人口密度 1,722.6 人/km2
文化
住民の呼称 catanesi
守護聖人 聖アガタ
(sant'Agata)
祝祭日 2月5日
地理
座標 北緯37度30分09.61秒 東経15度05分14.17秒 / 北緯37.5026694度 東経15.0872694度 / 37.5026694; 15.0872694座標: 北緯37度30分09.61秒 東経15度05分14.17秒 / 北緯37.5026694度 東経15.0872694度 / 37.5026694; 15.0872694
標高 7 (0 - 380) [2] m
面積 180.88 [3] km2
カターニアの位置

カターニア県におけるコムーネの領域
ポータル イタリア
テンプレートを表示

カターニアイタリア語: Catania ( 音声ファイル))は、イタリア共和国シチリア島東部にある都市で、その周辺地域を含む人口約30万人の基礎自治体コムーネ)。カターニア県県都である。

イオニア海に面した都市で、北方にはエトナ山が聳える。シチリア島ではパレルモに次いで2番目に大きな都市である[4]

名称

Catania は、[kaˈtanja] [5]と発音される。日本語文献では「カターニア」のほか、「カターニャ」「カタニア」などとも表記される。

地理

位置・広がり

カターニア県東部のコムーネである。カターニアの市街は、シラクサから北北西へ51km、エンナから東へ72km、メッシーナから南南西へ87km、州都パレルモから東南東へ166kmの距離にある[6]

都市の北方には活火山のエトナ山が聳える(エトナ山頂はカターニアの北北西28kmに位置する[6])。

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のSRはシラクーザ県所属を示す。

歴史

紀元前8世紀頃、古代ギリシアの植民都市として建設されたが、第一次ポエニ戦争中の紀元前263年にローマ人に占領され、また11世紀後半にはノルマン人に略奪された。

1169年1693年には、エトナ山の噴火で出た溶岩及びそれに伴う地震により大損害を受けた。

1434年、シチリア島で最初の大学カターニア大学英語版が設立された。

第二次世界大戦では連合軍による軍事爆撃で大きな被害を受け、1943年7月までにシチリア島が連合軍に落ちた。 さらに連合国は9月2日、イタリア本土へ向けて上陸作戦を始めたことから、ドイツ空軍はカターニア港内の船舶へ爆撃を加えた[7]

交通

空港

市内交通

スポーツ

ベリーニ庭園

サッカー

サッカーのクラブチーム、カルチョ・カターニアの本拠地である。カルチョ・カターニアは1946年創設のチームで、2006年から2014年にかけてセリエAに属していた。八百長への関与による処分(2015年)などを経験し、2017-18シーズンはセリエC(3部リーグ)所属。ホームスタジアムはスタディオ・アンジェロ・マッシミーノ。パレルモに本拠も置くUSチッタ・ディ・パレルモとはライバル関係で、その試合はデルビー・ディ・シチリア(シチリア・ダービー)と呼ばれる。2007年には、カターニアでのパレルモとの試合でサッカー暴動が発生して死傷者が出、イタリアサッカー界に衝撃を与えた。

その他のスポーツ

女子水球クラブチームのASオリゾンテカターニアが本拠を置く。

行政

分離集落

カターニアには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Bicocca, Codavolpe, Junghetto, Pantano d'Arci, Paradiso degli Aranci, Passo Cavaliere, Passo del Fico, Passo Martino, Primosole, Reitano, Vaccarizzo, Villaggio Delfino

姉妹都市

人物

著名な出身者

ギャラリー

脚注

  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2023 by sex and marital status” (英語). 2023年4月17日閲覧。
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Catania (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月8日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: ×Superficie territoriale (Kmq) - Catania (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月8日閲覧。
  4. ^ 池上英洋『美しきイタリア 22の物語』光文社、2017年、65頁。ISBN 978-4-334-04303-2 
  5. ^ DiPI Online - Dizionario di Pronuncia Italiana”. 2023年8月3日閲覧。
  6. ^ a b 地図上で2地点の方角・方位、距離を調べる”. 2016年9月21日閲覧。
  7. ^ 連合軍、イタリア本土に上陸(昭和18年9月4日 朝日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p406 毎日コミュニケーションズ刊 1994年

外部リンク


カターニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/23 09:12 UTC 版)

ニコラエ・ディカ」の記事における「カターニア」の解説

2008年6月27日過去師事したワルター・ゼンガ監督率いセリエAカルチョ・カターニアフアン・マヌエル・バルガス後釜として移籍金250ユーロ4年契約合意する加入から半年で僅か93分の出場機会制限されており、その為に1月移籍市場退団は確実かと思われていた。しかし、ゼンガ監督はディカを手元置いておく考えから残留決定、そして、その後の状況改善することはなかった。 イラクリス・テッサロニキへの期限付き移籍 2009年5月4日ステアウア師事したオレグ・プロタソフ監督率いギリシャ・スーパーリーグ (ギリシャ1部) のイラクリス・テッサロニキFC期限付き移籍出される8月23日パナシナイコスFC戦 (2-1) で初出場を飾ると共に2得点挙げたCFRクルジュへの期限付き移籍 イラクリス13試合3得点記録した後、2010年1月CFRクルジュ2010年6月までの期限付き移籍出されるリーグ優勝経験リーグ戦得点生むことは出来なかったが、クパ・ロムニエイ準決勝第2戦FCラピド・ブカレスト戦 (2-1) で初得点挙げたマニサスポルへの期限付き移籍 2010年7月マニサスポル2010-11シーズン終了までの期限付き移籍出される。しかし、出場機会を得るのに苦戦し12月14日契約解除となった

※この「カターニア」の解説は、「ニコラエ・ディカ」の解説の一部です。
「カターニア」を含む「ニコラエ・ディカ」の記事については、「ニコラエ・ディカ」の概要を参照ください。

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