競技大会とは? わかりやすく解説

競技

(競技大会 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 05:57 UTC 版)

競技(きょうぎ、: competition コンペティション)は、一定のルールに従って、優劣を競うこと[1]。日本語では英語のカタカナ表現の「コンペティション」も使われ、日常的にはむしろその短縮形の「コンペ」が使用されることも多い。

概説

競技とは一定の規則に従った状態で、何らかの技の優劣を競うことである。

競う内容は様々で、限定は無い。たとえば、何らかの技術であったり、身体的な能力 等々である。大辞泉は「陸上競技」「珠算競技」などの表現を挙げている。競技で競う人を競技者と言う。

競技には様々な分類法がある。たとえば個人の優劣を競う「個人競技」とグループの優劣を競う「団体競技」に分類する方法がある。また 室内/屋外で区分し「室内競技」「屋外競技」に分類する方法もある。競技者の年齢で分類し「ユース競技」「シニア競技」などに分類する方法もある。

なお、遊びやレクリエーションの分野の文献では競技が「技の優劣を競う遊戯(ゲーム)」とも説明されている[2]が、遊戯の対訳はプレイ(Play)であり、ゲーム(Game)は勝負を意味するため、和製英語としての誤用である。プロ化が進んだ競技の場合は、競技者は職業人生をかけて競技を行っているので「遊戯(遊び)」と呼ぶのは不適切である。

競技会

競技を行うための会あるいは集い(つどい)を競技会と言う。外来語を好む人は「コンペ」と言う。

何らかの主催者によって競技会が計画されることもあり、その場合、あらかじめ日程を決め、あらかじめ参加者(競技者、審判員、運営員など)に告知し、予定日に人々が集合し行われる。

規模が大きい場合や競技種目が多数におよぶ場合は「競技大会」「大会」「選手権大会」とも称される。その分野の協会や競技管理運営団体によって認証されるものも多い。 ルール違反(=反則行為)を行った場合、「失格」「退場」などと判断され、それ以降の競技出場停止となる場合もある(場合によっては、次大会への参加を禁止される場合もあるほか、特に悪質な場合は恒久的に参加資格を喪失する「追放」となる場合もある)。

競技会は「本戦・本選」と、「予選(予選会)」(本戦への参加者を選ぶための競技会)に分類されることがある。

競技会(大会)は、エリアの広さで下記のように分類することも可能である。

競技会が何らかの理由により中止された場合、出場が決まっていた選手・チーム及び開催地に選ばれていた地域の救済、より上位の競技会への出場選手・チームの決定、予定されていた競技会のために新設・増改築した施設の活用などの目的から、予定されていた競技会よりも規模を縮小した「代替大会」が実施される場合もある。

競技会によっては、人口や過去大会の成績などにより地域ごとに競技会に出場できる選手・チームの数を割り振りしており、これは「出場枠」とも呼ばれる。この場合、人口減少や成績不振が顕著な地域の枠を減らし、他の地域にその分を割り当てるなどの調整がされることもある。

競技会は日程があらかじめ決められている場合が多いが、その場合でも不測の事態や開催地の天候などにより、日程が変更される場合がある。

競技や競技会の例

運動

運動(スポーツ」)の競技会は、スポーツの種類と同じくらいあると言ってもさしつかえない。細かく言うとルールの違いで別の競技会が開かれることもある。 網羅的に挙げることはせず、代表的なものを下に挙げる。

なお、各運動競技について国際的に統轄する団体として国際競技連盟(International Sports Federations, ISFs)がある。 ドーピングはルール違反であり、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)がドーピング関連の罰則規定の制定やドーピング検査を行っており、違反者は出場停止処分やメダル剥奪処分となる。

オリンピックおよびパラリンピック

オリンピックやパラリンピックでは複数の種類(種目)の競技が行われる。

その他、世界選手権大会障害者スポーツで各種スポーツの世界的な競技会について説明。

ボードゲーム、カードゲーム

ボードゲームの数だけ競技や競技会があるが、いくつか代表的なものを下に挙げる。

ビデオゲーム

ビデオゲームの大規模な競技会の最初期のものとしては、1980年にAtariが主催したスペースインベーダーの競技大会「Space Invaders Championship」があり、全米から1万人超が参加した[3]

近年、世界で大規模な競技大会が行われているゲームとしてはen:DotaLeague of LegendsCounter-StrikeCall of Dutyなどがある。

等々等々。

技能・職能

数学
数学の競技会は、ルネサンス期のイタリアでもさかんに行われた。現代でも国際数学オリンピックなど多数ある。
プログラミング
プログラミングの競技は競技プログラミングという。競技会としては Google Code Jam英語版Facebook Hacker Cup英語版ICFP Programming Contest英語版など。
計算
実務系

建築物設計者を選ぶための競技会

  • 設計競技 (多数の設計者にルールや同一の条件などを与え設計の技を競わせて、優れた者の設計を実際の建築・建設に採用する制度):建築・設計以外にも様々な産業分野で行われているビジネス上の慣習

関連項目

脚注

  1. ^ 大辞泉
  2. ^ 遊びの大事典 日本レクリエーション協会監修 東京書籍 1989年 p.56
  3. ^ Phoneia, Space Invaders championship organized by Atari in 1980

競技大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:11 UTC 版)

ヒューマノイド」の記事における「競技大会」の解説

ヒューマノイドロボット出場する競技大会としては、「DARPAロボティクス・チャレンジ」や「ROBO-ONE」、「ロボカップ」などがある。

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競技大会

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超・ちゃぶ台返し!その2」の記事における「競技大会」の解説

最高4人でちゃぶ台返しをし、それぞれのプレイヤーの最高飛距離を競うモードちゃぶ台の上乗せる物は「則家の朝食」「シャンパンタワー」「ウェディングケーキ」「チャブウェイセット」の4種類から選択でき、ランダムに選択するともできる。なお、ランダムに選択する葬式編のオブジェクトお茶の間編隠しオブジェクトカレーになっている事があるひっくり返す数は2回(1回制限時間30秒)で、最終記録がもっと長い人の優勝である。ちゃぶ台を叩くと客席盛り上がる軽く小さい物が遠くまで飛びやすい。プレイヤーキャラは1Pは勝、2Pまさ子3P清美4P将太で、グラフィックお茶の間編準拠である。

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競技大会

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日本合気道協会」の記事における「競技大会」の解説

おおむね2年1回頻度により国際大会開催しており、大会会場日本国内国外交互に選定している。 また、第14回以降国際合気道競技連盟International Tomiki Aikido Federation・略称は「ITAF」)が主催している。 開催年度大会名称大会会場平成元年 第 1 回国際親善合気道競技大会 日本天理 第 2 回国際合気道競技大会 第 3 回国際合気道競技大会 平成13年 第 4 回国際合気道競技大会 日本舞洲 平成15年 第 5 回国際合気道競技大会 イギリス・リーズ 平成17年 第 6 回国際合気道競技大会 日本勝浦 平成19年 第 7 回国際合気道競技大会 アメリカ・オハイオ 平成21年 第 8 回国際合気道競技大会 日本京都 平成23年 第 9 回国際合気道競技大会 イギリス・ロンドン 平成25年 第10回国際合気道競技大会 日本川崎 平成27年 第11回国際合気道競技大会 スイス・フィーシェ 平成29年 第12回国際合気道競技大会 日本秋田 令和元年 第13回国際合気道競技大会 スペイン・マラガ 令和 3 年 第14回国際合気道競技大会 日本・東京予定

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競技大会

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全国商業高等学校協会」の記事における「競技大会」の解説

2010年現在5つの競技大会を主催している。 全国高等学校珠算競技大会 全国高等学校ワープロ競技大会 全国商業高等学校英語スピーチコンテスト 全国高等学校簿記コンクール 全国高等学校情報処理競技大会

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競技大会

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パラバドミントン」の記事における「競技大会」の解説

世界バドミントン連盟は、奇数年にパラバドミントン世界選手権開催し偶数年に大陸選手権開催している。またアジアパラ競技大会東南アジア諸国連合パラ競技大会(英語版)の一種目として採用されている。 2020年東京パラリンピックからテコンドーとともに、正式種目として採用されることが決定した

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競技大会

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競技クイズ」の記事における「競技大会」の解説

ここでは、競技クイズ大会であるオープン大会について解説する。 以下の概要は、代表的なオープン大会立ち上げた行った市川尚志 が『ユリイカ2020年7月号に寄稿したアマチュアクイズ大会文化』より引用する多くオープン大会公民館など利用料安価な施設開催されることが多く、そのため参加費相場500円から1000円となっている。 統一的な競技ルール存在せず参加者への大会形式説明大会毎の「企画書」を通じて行われる大枠形式勝ち上がり式が多く参加者50人から1000人)が筆記クイズ予選挑戦し40人から100通過する400問から1000問の早押しクイズにより人数減らし最後まで勝ち残った人達(2人から6人)で決勝を行う。 優勝しても、賞金はなく、より多く参加者クイズをできるように大会ごとに様々な工夫がされている場合もある。 大会を開くほとんどのクイズ愛好家は、無償開催しており、「クイズ出したい」「素晴らし大会見たい」などのモチベーション開催されている。 —  市川尚志 、 「ユリイカ2020年7月号『アマチュアクイズ大会文化多く愛好者向けのクイズ大会はクイズナビゲーションサイト「新・一精進」にてどんな問題傾向形式大会開催するのかを告知する徳久倫康によれば、「このサイトデファクトスタンダードとして機能しており、ここで告知されたものが『オープン大会ということになっている」と述べている。告知されクイズイベント年々多くなっており 、2009年53件、2019年269件に上る

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競技大会

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スポーツクライミング」の記事における「競技大会」の解説

今のところ英語版en:Climbing competition参照のこと。 IFSC公認国際大会としては、下記のものがある。 IFSCクライミング世界選手権 IFSCクライミングワールドカップ IFSCクライミング世界ユース選手権とりあえ英語版en:IFSC Climbing World Youth Championships参照のこと) 日本人選手国際大会決勝戦常連である。優勝したり、上位入賞者として複数日本人名を連ねることが当たり前になっている。 競技としてフリークライミングを行う場合参加者公平に競技を行うために人工岩場競われリードボルダリングでは競技毎に課題新規にセッティングして初見オンサイトトライ登ることで競われるのが普通であるが、リード予選では、参加者が多いときにはフラッシング競技(2ルート)となることもある。なお、スピードでは大会ごとにルート設定されることもあるが、IFSCでは標準ルート定めており、これを用いた大会について世界記録認定対象となる。 なお、日本クライミング関係者クライミング競技会のことを短くコンペ」と呼ぶことが多い。(なお、コンペとは英語で競技会意味するcompetition コンペティション」を日本流に短縮化させた表現であり、クライミング限らずスポーツ類の競技会を指すために広く使われている表現。) 2020年東京オリンピックでも競技種目として採用されている(→2020年東京オリンピックのスポーツクライミング競技)。

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競技大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 05:36 UTC 版)

棒高跳」の記事における「競技大会」の解説

夏季オリンピック 世界陸上競技選手権大会 IAAFダイヤモンドリーグ 日本陸上競技選手権大会 など。

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