主人公パーティ
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「RPG W(・∀・)RLD ―ろーぷれ・わーるど―」の記事における「主人公パーティ」の解説
厳島 勇吾(いつくしま ゆうご) / ユーゴ ゴーデスナイト→ゴーデス:Lv78→Lv150 主人公。エターナルに転移してきた日本人の学生。16歳。姉と妹がいる環境で育ったおかげで気配りがよくできる。 頭も良く、機転が利くので罠にかけてきた敵を逆に罠に嵌め返したりする。エターナルに来た直後は自分の強さに危機感を持つほど臆病だったが、徐々に力を持つ者としての勇気と責任感も持つようになる。それでも時折、日本における「等身大の自分」を思い起こしては今の自分の状態に恐れを抱く一面があり、逆に自身の持つ勇気と責任ゆえにそれに押しつぶされかねないほどの真面目さと危うさを持つ。 エターナルで戦ううちに「『勇者』をロールプレイする」と決意するようになった。イシュラとレヴィアの好意に気付いてはいるが、自分にはそんな暇も資格もないと思い気付いていないフリをしている。 家はゲームセンターも運営している地域の玩具店(ゲームショップ)であり、父親はインベーダーゲーム世代にしてファミコンから一連の家庭向けコンシュマーゲームを揃えているという、親子二代に渡る生粋のゲームフリーク。ユーゴ自身が道に迷うときは父親のゲーマーとして、また商売人としての教えが活きている時がある。 自らが演じているキャラクターである「ゴーデスナイト」は腕力と体力に特化した軍神ゴーデスの加護を持つ騎士であり、その中でもLv78といえば、もはや伝説級の力とされるほどの存在である。ただし近接単体攻撃に特化した職業であるがゆえに、自身の特性を活かせない多数の敵や遠距離の相手にはやや分が悪い。また、ユーゴはエターナル内で加護を得て転職したわけではないため、宗教的な話題になると答えられないという思わぬ弱点もある。 軍神ゴーデスの力を継承して最強の職業である「ゴーデス」に転職。対魔神用の武器である「ゴーデスブレード」を入手したが、この剣は未だ真価を発揮していないため、攻撃力も完全なものとはなっていない。最初に作ったキャラクターの名前は「ドラゴンロード」で、父親の勇造はその名前でエターナルにいると思っていた。 宮本 翔(みやもと しょう) / ショウ ウォーザード→カイザード:Lv58→Lv130→Lv1 もう一人の主人公的な存在、勇吾の相棒。勇吾と共にエターナルに転移してきた日本人の学生。ユーゴとは中学時代からの同級生にて親友。16歳。お調子者で助平で臆病な性格で、それが災いしてパーティの女性陣からは冷遇されている。ユーゴと違ってかけた時間の分だけ見返りが欲しいと思っている。 元々は不良に目をつけられてパシリにされている孤独ないじめられっ子だったのだが、同じゲーマーとして共感したユーゴに助けられたという過去があり、そのことを深く恩に感じている。また、そのためにエルの孤独を知った際には、彼女に深い共感を寄せて涙する優しさも持つ。前述のような性格の一方で、どこか楽天的に振る舞いユーゴのためにも自身の行動に深い責任を持つことを「解っていても意識しない理解しない」ようにしている。そのため時に自身の勇気と責任に逆に押しつぶされそうになるユーゴに対しては逆に支えとなっている場面も多く、その意味で好対照となっているコンビでもある。 ゲームスタイルは「レベル上昇志向の攻略優先型」であり、ゲーム攻略やレベル上げのためならば攻略書や専門サイトを見ることもためらわず、自身、同様のサイトの掲示板において情報の投稿・交換もしている。そのときに得た知識がエターナルにやってきても役立っており、ゲーマーならではの知識を駆使した戦略家としての才能を見せるようになってきている。 自らが演じているキャラクターである「ウォーザード」は、攻撃・防御・治癒・祈願ほか、あらゆる魔法を扱える総合魔法職で特に知性と魔力に特化している。ただし、莫大なMP(マジックポイント)とあらゆる魔法を使える代わりに各魔法の最上級呪文の使用ができないという制限を持ち、一方でレベル経験値の上げ幅が全職業中で最も広くレベル上げが困難という難点を持つ。そのためLv58という数値は「ウォーザード」の中では超トップクラスの部類に入り、ユーゴ同様に伝説級の数値と言える。 このため旅の道中においては(特に魔法に詳しい)人々より「賢者」と称されることも少なからずある。 暗黒神カルラと影の神ケルパの力を継承して「カイザード」に転職し、使用可能魔法の幅は更に広がった。 ギャスパルク戦で129Lv分の経験値を消費して1時間無敵状態にする事が出来る魔法、「エターナル」を使いLv1に戻ったが、妻のエルトリーゼと共に新婚旅行も兼ねて、Lv上げに向かった。 イシュラ・アローネ 村娘→ファイター→アウラナイト:Lv4→Lv130 ガルガンシア王国のアルダ村の村娘。レヴィアの妹。14歳。元気で明るく少々おてんば気味の少女。モンスターに襲われていたところをユーゴ(とショウ)に助けられたことでユーゴを「師匠」と慕うようになった。アルダ村における魔神復活の危機を乗り越えた後、ユーゴたちのパーティーに加わる。ユーゴに好意を抱いている。 なお、本文中では「スカートさえ履かない」と言われるほどの男勝りのおてんば娘として表記されているが、挿絵上では初登場からスカート姿であるため、物語初期における文章とヴィジュアルにおいてはいくばくかの設定の齟齬がある。 ユーゴにはぞっこんであるがショウに対しては、初見時に彼が臆病な割に高レベルを鼻にかけるような言動をしていたということもあって、かなりぞんざい。挙句の果てにショウのことを名前ではなく「メガネ」と呼ぶほど。ユーゴを慕うあまりに大好きな姉にすら嫉妬してしまう複雑な乙女心を抱えて葛藤する描写も多い。 職業は「村娘」だったが、後に「ファイター」を経て、光神アウラの力を持つ「アウラナイト」へと転職。戦士職でありながらも、仲間達の能力を上昇させる補助魔法を使用できるようになった。最終的に姉のレヴィアと共にユーゴの妻になった。 レヴィア・アローネ 村娘→ファドラプリースト→ウインドコンダクター:Lv3→Lv120 ガルガンシア王国のアルダ村の村娘。イシュラの姉。16歳。村の巫女であり、風神ファドラに仕える神官見習いでもある。大人しくて清楚な女性だが芯の強さも併せ持つ。神官(村長)の長女(後継者)という身分から村では「特別な子」という立場だったため同年代の友人がおらず、天真爛漫な妹に羨望を抱いていたと同時に、自らの「自分の手で切り開くことができない将来」に不満と不安を抱き、同時にそんな自分に対して「不信心」で「神官失格」な娘だと嫌悪を抱いていた。アルダ村における魔神復活の危機を乗り越えた後「自分が本当になりたい自分」を探し「胸を張って誇れる自分」となるためにユーゴたちのパーティーに加わる。ユーゴに好意を抱いている。 元々が神官見習いであるため、能力も魔法(神官)職に対して素養を見せており、自身の身の振り方に迷った時に夢でファドラからの神託を受けたり、ララーンの市民が混乱する中でシュラハーに呼びかけてその現臨を目の当たりにしたりと彼女に関わって神がかった現象が起こる描写も多く、そのためララーンでは聖女と称えられ、後に自ら「神と人との橋渡しをする者」としての役目を担いたいと強く願うようになる。 元が神官見習いという立場であるため潔癖症気味のところがあり、過去のトラウマもあいまってセクハラに対しては容赦がない。ショウに対しては魔法の師としての立場もあるため冷ややかな視線と皮肉を投げる程度で済んでいるが、敵対する相手に対してだと行動は苛烈になり、半殺しはおろか九分殺し、果ては全殺しすらも辞さない態度を見せて思いっきり妹をヒかせている。 物語開始以前に流れの魔法職からも雇われたものと雇い入れた村の娘という立場からくるセクハラとパワハラを受けていた過去があり、そのため物語当初は(特に男性の)魔法職に対してはかなり冷ややかな態度をとっていた。実際、セクハラも多いショウに対しては非常に冷たく、エルとショウとの心理的な距離が縮まっていることを知ったときには驚愕を示していた。 職業は「村娘」から「ファドラプリースト」を経て風神ファドラの代行者「ウインドコンダクター」へと転職した。 最終的に妹のイシュラと共にユーゴの妻になった エルトリーゼ・ウィンラート パイロマンサー→パイロエンプレス:Lv35→Lv120 通称・エル。ガルガンシア王国宮廷魔術師のエルフ。15歳。主君であるガルガンシア三世からユーゴたちの旅に同行するように命じられた。 若くして高レベルのパイロマンサーであったり、宮廷魔術師に取り立てられていることからも能力はとても優秀で、性格も理知的で冷静。反面プライドが高く人付き合いが苦手で、内面は若干見栄っぱりな所もある。胸が薄いのがコンプレックスになっており、やたらと女性陣の胸をジロジロ見てくるショウには特に厳しい態度を取りがち。ただ、ユグドラシルで魔神相手に自爆同然の呪文を使おうとしているのをショウに涙ながらに説得され止められて以来、彼の優しさに気づき無責任さや能天気さも「明るさ」と肯定して、何かとショウのことを気にかけるようになっている。 エルフの国ユグドラシル出身。通常エルフは水神ペリアナイアを信仰しアクアメイジとなるのが大多数だが、彼女は生来の才能によって人を寄せ付けない(寄せ付けることができない)性格(および境遇)とエルフが嫌う炎を司る火神シュラハーに帰依しパイロマンサーとなったため、国を追われるようにして出奔した。 「心に炎を灯す者」として火神シュラハーに認められ、超強力な攻撃型魔法職である「パイロエンプレス」へと転職した。 村田 豪(むらた ごう) / ラムダ サモンマスター→ゲートキーパー:Lv61→Lv120 16歳。力と金のみを目的に生きるならず者。上昇志向が強く図太い神経の持ち主で、それなりに頭も切れる。エターナルに来てからはその強大な力で思うが侭に生き「餓狼団」という自らの集団を率いるまでになっていたが、ある時教団の物資を奪おうとして敗北、そのまま教団に従うようになる。形だけは教団に従っているものの、心からの忠誠を誓っているわけではない。自分の率いる「餓狼団」の手下たちは大事にしているが、仲間や友人というものに対しては否定的。 3巻でユーゴに敗北した後、餓狼団の手下たちの当座の安全と後の解放を引き換えにユーゴたちのパーティーに参加している。パーティー参加後もトラブルメーカーであることには変わらないが、一方で知略と実力で自分を打ち負かしたユーゴに対してはそれなりの敬意を払っており、その行動がどこに行き着くのかの興味も少なからず示している。お山の大将気質の彼にとって屈辱的であるパーティの一員という境遇に関しては「ナンバーツーの心理を知るための機会」として自分を納得させている。 母子家庭であるため、金銭や立場に執着する理由は母親に楽をさせてやりたいからという面もある。また、料理や釣りができるなどの意外な特技も持っている。また「負けても何度でも立ち上がる」という挫けない根性(悪く言えば懲りない性格)を持つ。 以上の事情から、とかくサバイバビリティに長けており、一方で自身が「少しでも有利な立場に立つ」ためには裏切りや罠をも厭わずモラルも低い。そのためパーティー内では常に「いつ裏切るか解らない危険な男」として警戒されているが一方でその能力は高く評価されている。 アークの罠にかかった際に真っ先に再び教団側に戻るそぶりを見せたがアークからは一瞬で袖にされ「裏切り者」という立場が確定してしまっている事実を突きつけられてしまう。 剛毅さと頑固さを併せ持った気性を地神グラ・ドに気に入られて「ゲートキーパー」へと転職。これまでよりも遥かに強力な召喚魔法を得た。 田中 幸助(たなか こうすけ) / メタボキング アルケミスト→マスターアルケミスト:Lv45→Lv120 35歳。エターナルに転移してきた日本人。パールの側近をしている。王女であるパールのことを「パールたん」と呼び、「〜デス」「〜してくだサイ」といった独特の口調で話す痩せこけた陰気な男。怪しい風貌や態度とは裏腹にパールや少年少女たちを思う心は本物で、彼の作り出す薬やアイテム類は騎士団の大きな助けとなっている。王国崩壊の時に雇われた傭兵たち(日本人を含む)がランダル王国を見捨てて逃亡したのを目の当たりにしたため、仲間以外に対しては猜疑心が強くなっている。ガイア(元の世界)にいたときは引きこもりで、オンラインゲームに励んでいて、その中でショウを助けたことがある。エターナルに来たばかりのころはその名の通り太っていたが、苦しい生活の末痩せこけてしまった。 水神ペリアナイアの知識を与えられて「マスターアルケミスト」へと転職。エターナル7大神が把握する限りの知識と情報を得た。 スカーレット レッドドラゴン:Lv??? ユーゴが旅の途中で手に入れた魔剣「スカーレットドラゴン」に宿るレッドドラゴンの魂。 肉体を失っており、自身で行動を起こすことはできないものの、魔剣を手にした人物の心を感じ取ることが可能。 また、剣自体の能力をある程度制御することもできるらしく、魔剣の装備条件を満たしていないレヴィアに力を貸したこともある。 火神シュラハーの命を受け、現在は魂のみのまま、各地のドラゴン達に決戦に備えるよう伝えて回っている。
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主人公パーティ
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「ラングリッサーシリーズの登場人物」の記事における「主人公パーティ」の解説
ランディウス 声:置鮎龍太郎 / 同左 17歳、身長185cm、体重74kg。 主人公。ラングリッサー史上、唯一の光輝の末裔ではない主人公。水害で全滅したレクリオ村出身で、隣村ゴタール村の村長の養子として育てられた。物語スタート時点では17歳。実は古代民族クリムゾ人であることが次作で明かされる。初期クラスはナイト。隠しクラスはハーミット、ロイヤルガード、ドラゴンマスター、勇者、ランディウス専用のアバタールで、キャラメイク時にこれらの中から2つを選ぶことができる。 母親の形見で村の宝として管理されていた「賢者の水晶」を狙うギザロフの陰謀で、反乱に追い込まれ逆にギザロフに追い詰められるも、マクレーンに救われ、暗殺の危機から救ったアンジェリナ達の助力を得て一度はレイチェルを取り戻す。 以降はカコンシス王国の部隊長として働き、先鋒や遊撃などの任務で活躍する。 正規ルートであるCルートでは魔族との同盟に危惧を現したため、リッキー、マクレーンと共に追放に近い形で出撃させられた挙句に、カコンシス王の命令を受けたシェルファニールに殺されそうになるが、父に愛想を尽かしたアンジェリナや一度は敵対したものの降参して味方に加わったリスティル、ナールの加勢を得てこれを撃退する。その後、ギザロフのスパイである魔神グラーズに操られたブルーノ将軍に襲われたシェルファニールを助け、カコンシス王都グルノンプールを制圧。正体を現したボーゼルに戦いを挑み、「賢者の水晶」から分離されたラングリッサーを奪回して、カオスを打ち破る。そしてラングリッサーの力でグラーズに憑依されていた実姉エミリーを救出し、ランフォードを仲間に加えてギザロフとの最終決戦に臨む。 現実主義者で、この世界では珍しく「光=善」「闇=悪」という考え方をしない(ルートにもよるが)。それゆえ、人間(実はクリムゾ人であるが)のなかでは最もボーゼルに気に入られていた。 ラングリッサーⅤ終了後150年時点のラングリッサーモバイルでも健在。 ラングリッサーⅤ終了直後にアンジェリナと結婚するも、軽く200年以上若々しいまま生き続ける彼を残し、愛妻アンジェリナやレイチェル達他の仲間が次々と老衰死していく様を見せつけられ、長寿種族に生まれた自身の運命を「呪い」と思う程の心の傷を負ってしまう。 アンジェリナの死後にリスティルと再婚するが、彼女も世界樹と一体化する形で失ってしまい鬱状態となり、カコンシスをエミリーに任せ隠遁していた。 リスティルとの間に設けた子の末裔がモバイルの主人公である剣鋳軍の将マシューであり、彼との邂逅が彼の運命を再び動かすことになる。賢者の水晶 『ラングリッサーII』ラストでリアナ・ラーナ姉妹により封印されたラングリッサーとアルハザードの融合形態。ルシリスがネオグロリアに保管していたが、物語開始時点から30年ほど前に邪神ゲンドラシルに盗まれ、地上に落下。レクリオ村のクリムゾランダーに回収され、ランディウスとエミリエルの母親が管理していた。 真の力は封印を解除した時に発揮されるが、そのままでも魔力の発生・増強装置としては最強クラスの性能を有する。そのため、ボーゼルはギザロフがラングリッサーとアルハザードのことを知っていたかどうかについて断言を避けていたが、次回作の『V』で、ギザロフは最初から、賢者の水晶=ラングリッサーとアルハザードの融合体であると知っていたことが判明。 アンジェリナ 声:桑島法子 / 天海由梨奈 16歳、身長167cm、体重46kg。 カコンシス王国第二王女でヒロインの一人。シェルファニールとは双生児の姉妹。物語スタート時点では16歳。初期クラスはペガサスナイト、隠しクラスはロイヤルガードとドラゴンマスター。 男勝りの武術の腕をもつ上に頭も切れるため、凛々しい印象を与えるが、好きな男性には甘えたがりな一面も持つ。幼少時代に森で遭難し、そこで偶然出会ったランディウスと協力して森から抜け出した過去があり、その時ランディウスが落とした母親の形見のペンダントを肌身離さずに持っていた。 序盤でギザロフの暗殺隊に襲われていたところをランディウスに救われ、ランディウスを自国に迎え入れる。中盤ではランディウスが生き別れの弟であると気がついたエミリーとランディウスの板挟みになって苦悩する。 正規ルートであるCルートではヒロイン中最もランディウスとの繋がりが深く、ランディウス達を抹殺しようとした父に愛想を尽かし、ランディウス達の味方に加わる。そのままカコンシスとシェルファニールを首都グルノンプールに追い詰めるが、ギザロフのスパイに体を乗っ取られたブルーノが反乱を起こしたことを契機に姉と和解。そのままボーゼルとの戦いやギザロフとの最終決戦に同行する。 ラングリッサーⅤ終了後にランディウスの妻となるも、寿命の差からランディウスより先に老衰死してしまう。 自身が若々しいまま愛妻が老衰死していく様を見せつけられたランディウスは長寿種族に生まれた自身の運命を「呪い」と思う程までの心の傷を負ってしまった。 シェルファニール 声:岩男潤子 / 白城なお 16歳、身長164cm、体重42kg。 カコンシス第一王女でヒロインの一人。アンジェリナとは双生児の姉妹。物語スタート時点では16歳。正規ルートであるCルートの終盤で女王に仮即位する。初期クラスはウォーロック、隠しクラスはプリンセスとハーミット。 温和な性格であるが、レイチェルに近いほどの強力な魔力を秘めている。父であるカコンシス王の我儘に困るランディウス達に頭を下げる役割を強いられていた。おっとりした言動をしているが、カコンシス王のランディウス抹殺指令で内戦が起こったときには、ランディウスに恋心を抱いているアンジェリナをランディウスの味方に遣り、どちらが勝っても王家が生き残るように取り計らう、と戦略的な眼力はある。なお、レイチェルとの会話で彼女もランディウスを慕っていたことが判明する。 正規ルートのCルートではカコンシス王の命令でランディウスを襲撃するも、ランディウスとアンジェリナに連敗し、首都グルノンプールにまで追い詰められる。この時に魔族との同盟に反対意見を述べたにも関わらず、魔族であるリスティルの降服を受け入れたランディウスに怒りと嫉妬心を見せている。魔神グラーズに体を乗っ取られたブルーノ将軍が反乱を起こし、カコンシス王を殺害したことを契機にランディウスやアンジェリナと和解、以降は再度ランディウス側の戦力として従軍する。 作中でアンジェリナとの会話(姉さんの料理を食べるとお腹を壊す)から料理が苦手であると判明している。 レイチェル 声:住友優子 / 種田梨沙 15歳、身長161cm、体重45kg。 ランディウスを育てたゴタール村長の実子でヒロインの一人。物語スタート時点では15歳。リッキーとは年子の姉弟。初期クラスはヒーラー、隠しクラスはハーミット。 甘えん坊のお兄ちゃん子であると同時に、非常に寛容な性格で、正規ルートのラストシーンでは敵対したこともあるエミリーを「ランディウスの実姉なら自分の姉も同然」と受け入れる。しかし、流石に父親の仇であるクルーガーには憎悪をむき出しにして襲いかかっている。 強力な魔力を秘めていたため、実験材料としてギザロフに監禁されるが、ランディウス達に救われ、カコンシス王国へと逃れる。 正規ルートであるCルートではギザロフとの同盟の手土産としてカコンシスからギザロフに再度引き渡され、ギザロフの切り札ガイフレームのパイロットとされてしまうが、最終決戦でランディウスに救われる。 スタッフによると、ランディウスとそれ以外の人(弟リッキー含む)では口調がまるで違うことがネタにされていたらしい(例:「な〜に?お兄ちゃん」、「何?リッキー」など)。 『V』には名前だけ登場。ガイフレーム クリムゾ人が古代戦争で使った巨大兵器。『III』で登場したガルツォークと異なり、リモートコントロール式ではなく、有人操作式で操縦席に魔力の高い人間、若しくはクリムゾ人を乗せる必要がある。機能的にも砲撃支援向けのガルツォークに対して接近戦を重視している傾向がある。 大きさはガルツォークと比べるとかなり小さく、大きな建物の中なら入ることもできるが、戦闘力は邪神ゲンドラシルに勝てるほど高い。 マクレーン 声:神谷浩史 / 三木真一郎 ギザロフに改造された改造人間。物語スタート時点では28歳。初期クラスはファイター、隠しクラスはサーペンマスターと忍者マスター。一緒に誘拐されたまま消息不明となっていた妹を探していた中、ギザロフの追手からランディウスとリッキーを助けたことから仲間となる。 肉体の機械的強化型改造人間として改造されたものの、魔力強化に失敗したためギザロフは失敗作扱いしていたが、パワーと魔法防御力は常人を大幅に上回る能力が付加されている。 実は富裕な家の息子であり、大陸の地誌や戦術に詳しく、一行の参謀役を務める。 ギザロフと敵対しているという理由でランディウス達に同行するが、それ以上にランディウスのことを気に入っている。ランディウスが人類と敵対するBルートでも最後まで同行するのは、それが理由である。 正規ルートであるCルートのエンド後は、カコンシスやレーゲンブルグへの将軍就任を断り、ジェシカを追ってフィジット港に向かい、エルサリア大陸の戦乱に巻き込まれることになる。 ジェシカに対して想いを抱いているようで、作中で何度かアプローチをかけている。 リッキー 声:石川英郎 / 子安光樹 ランディウスを育てたゴタール村長の実子。物語スタート時点では14歳。レイチェルとは年子の姉弟。初期クラスはファイター、隠しクラスはハーミットとサーペンマスター。 やや気障な性格で、よくマクレーンに玩具にされている。シェルファニールに一目ぼれし、アタックを繰り返すが、逆にランディウス、レイチェルとアンジェリナの3人には頭が上がらない。 ランディウスと共にゴタール村を脱出してからは常時同行する。 『V』には登場しない。 ウィラー 声:野島健児 / 鈴村健一 身長176cm、体重52kg。 カコンシス軍の全権を任された提督。頭は切れるが剣の腕はからっきしで、本人曰く「士官学校の試験に実技があれば私は受からなかった」。軍師としては非常に有能であるのだが、仕える国王が無能な上、優秀な部下も少ないため、彼自身が無能であるかのように思われていた。事実、ランディウス達が協力してからは破竹の快進撃を続ける(ランフォード曰く「ウィラーの命令を確実に実行できる少数精鋭」)。後発作の『V』では部下であった元傭兵ゴルドリーの横暴を温情で放逐するにとどめるなど司令官としては甘い面も見られ、術策を駆使する参謀長の方により適性のあることが覗える。 ランフォードとは仕官学校時代の親友であるが、敵対しあう立場となってからは、自分をよく知る存在であるがために最も苦手な相手となる(実際、ランフォードからはその頭脳と知略を恐れられている)。 正規ルートのCルートでは後援していた孤児院の職員と孤児達がギザロフに誘拐されたため、止むなくギザロフに協力。ランディウスによって彼らが救出されたため再度カコンシスに戻る。 セレナ 声:浅田葉子 / 戸松遥 25歳、身長171cm、体重48kg。 ウィラー配下の女将軍。男勝りだが女性らしさも兼ね備えた大人の女性。ウィラーを好いているが、報われない。毛虫が苦手。Aルートでは彼女にも告白ができる。初期クラスはファイター、隠しクラスはクイーン。 正規ルートであるCルートでは無謀な遠征で本軍を任されエミリーとバルクの総攻撃の目標にされて部下を全滅させられる、想い人のウィラーが(後援している孤児院の子供と職員を誘拐されて)失踪する、ランディウス討伐作戦に嫌々駆り出された揚句に大敗する、ブルーノの体を乗っ取った魔神グラーズに襲われて負傷したまま首都を逃げ回る羽目になるなど受難続きである。 ランフォード 声:安井邦彦 / 駒田航 身長184cm、体重75kg。 レーゲンブルグ連邦王国将軍。物語スタート時点では26歳。初期クラスはナイト、隠しクラスはロイヤルガードと剣聖。 連邦でも最強レベルの有力貴族であるサザーランド領邦君主ランベルトの次男であるが、人を身分ではでなく能力と実力で判断する主義で、平民や下級貴族出身の友人や部下も多い。貴族に差別された反動から反発心を見せていたバルクに当初は苦手意識を持っていたが、エミリーの仲裁で和解して以降は親友となる。また、ウィラーとは士官学校時代の親友なのだが、筆記試験で自分を追い抜いて一位だったことと常識に囚われない知略・戦術を用いることから、その頭脳を恐れてもいる。 連邦の上級幹部の中では明白にギザロフを嫌っており、ギザロフのゴタール村殲滅作戦の時にはランディウスとリッキーを逃がす手引きをしている。 正規ルートであるCルートではフレデリック王子を擁して反乱を起こすが、フレデリック暗殺で反乱軍は空中分解。仕方なしにギザロフの命令でカコンシス王国攻撃に向かうが、エミリーに憑依したグラーズに襲われたところをランディウスにエミリー共々助けられ、最終決戦でランディウス側の一員としてギザロフに立ち向かう。 ジェシカ 詳細は「#天界」を参照 リスティル 声:満仲由紀子 / 内山茉莉 身長172cm、体重51kg。 ヴェルゼリアの魔族の中堅幹部。それなりに実力はあるのだが、任務に失敗することが多く、ボーゼルからは問題児扱いされている。初期クラスはウェアキャット、隠しクラスはダークプリンセスと魔神。 ボーゼルの配下としてレーゲンブルグ王国宰相派、フレデリック派に協力しており、カコンシス王国に同盟を持ちかける。 正規ルートであるCルートでは同盟に危惧を現したランディウスを恨んで襲撃をかけるも、敗北。もう後がなく、ボーゼルの元に戻っても殺されてしまうと打ち明け降伏。以降は彼の配下として働くこととなる。魔族の事情に詳しいため、貴重な情報源として活躍した。 ランディウスの配下になって以降は人間の文化や感情を理解しようと努力する様子も描かれ、Cルート限定ではあるが彼女にも告白ができる。 『V』には登場しない。 モバイルによると、ランディウスの正妻アンジェリナが老衰死した後に彼の後妻となるが、世界樹と一体化する形で彼の前から去ることになる。ランディウスとの間に子を設けており、マシューはその子孫にあたる。 ナール 声:土門仁 リスティルに従う魔族の下級幹部。様々なモンスターに変身する能力を有する。初期クラスはインキュバス、隠しクラスはバンパイアロードとデスロード。 正規ルートであるCルートではリスティル共々ランディウスに降服し、彼の指揮下で活躍することとなる。 リスティルと同じく『V』には登場しない。
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主人公パーティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 09:34 UTC 版)
「らんだむダンジョン」の記事における「主人公パーティ」の解説
アナンタ 主人公の女戦士。幼い頃に先代の村長に拾われて「だんじょん村」で育つ。カナヅチ妖精曰く二の腕はぷにぷにしている。非常に体が丈夫で、階段から落ちてもちょっとした打撲ですむ。人の名前を覚えるのが苦手らしく、アナンタとベネットが初めて出会った次の日に、ベネットのことをベネズエラさんと呼んでいた。ちびっ子潜水チャンピオンだったことがある。なお、作中のアイテム詳細説明文はアナンタが書いているという設定。年に五回あるかないかの確率で頭にキノコが生える。 シズナ アナンタの友人。天然ボケな性格の女性。自称プリースト。道具屋を営んでいる姉がいる。ブロンドのロングヘアーで青い目。かわいい物が大好きでクマのぬいぐるみなどを大事にしているが、独特のセンスを持ち、ダンジョンにあった信楽焼きのタヌキの置物を拾っている。黒いカチューシャをつけている。水色のワンピースに白いエプロンドレスをつけている。 ベネット アナンタの友人。トリックスターの女性。クールな性格でツッコミ役。アナンタからは「ベネっち」と呼ばれている。名前は母親の旧姓から付けられたものである。冒険者になる前は狩りをして暮らしていたため、弓や鞭系統の武器なども扱う。星座は乙女座である。ちびっ子遠泳女子の部三年連続優勝していたことがあった。味噌汁に胡椒をかけて飲む。「~よ」「~ね」などの女性的な口調と「~だろ」「~のか」などの男性的な口調を併用する。紅茶をよく飲んでいる。 アイ 途中から主人公パーティに加わる少女。青い髪に青い目。ユキメという種族で氷や冷気属性の魔法などを使う。年齢は明らかになっていないが、裏ダンジョンの宿屋イベント、「羊ハードモード」の内容から12歳未満であると考えられる。ユキチャンの贈り物というホワイトチョコ菓子が大好物。また、アナンタ達と天丼を食べてからは、エビフライも大好物になった。
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主人公パーティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 02:56 UTC 版)
「スレイヤーズの登場人物」の記事における「主人公パーティ」の解説
リナ=インバース 声 - 林原めぐみ 詳細は「リナ=インバース」を参照 ガウリイ=ガブリエフ 声 - 松本保典 詳細は「ガウリイ=ガブリエフ」を参照 白蛇のナーガ 声 - 川村万梨阿 詳細は「白蛇のナーガ」を参照 ゼルガディス=グレイワーズ 声 - 緑川光 凄腕の魔法剣士。魔剣士あるいは狂戦士と通称され、かなり有名でナーガや千の偽名(サウザンド)も名前を知っていた。 もとは敵で、先祖である赤法師レゾの命令でリナを拉致するが、かつてレゾに邪妖精(ブロウ・デーモン)、岩人形(ロック・ゴーレム)と合成され青黒い石のような硬い肌と金属の糸のような髪を持つ異様な合成獣(キメラ)にされた事を恨んでおり、レゾに復讐するため、リナを逃がして仲間となる。 レゾの一件後リナ達とは別れて、体を元に戻すための旅を続けていたが、クロツ率いる邪神崇拝教団と「異界黙示録(クレアバイブル)」の写本を巡って争っている途中リナ達と再会し、リナ達と行動していれば元に戻る手がかりの方から飛び込んでくると考え再び同行した。 使う魔法は精霊魔術のみで、高位の呪文を使う一方、消火の呪文を習得していない、アメリアに教わるまで初級の呪文である「治療(リカバリィ)」を使えなかったなど攻撃系以外の呪文のストックは少ない。多用する呪文は、武器に魔力を込める「魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)」。 岩石の組織により、高い防御力を持つ他、リナを圧倒的に上回るスピードと運動性を有しており、高いレベルの白兵能力を誇っている。 その目立つ容姿とかつての悪行から、人目を避けるため人ごみの中では常にフードやマスクなどで自分の顔を隠しているが、そのことでかえって目立っているとも言われる。きわめてクールな性格だが茶目っ気もあり、アニメではリナ達によっていじられまくった。NEXTでは、ドラゴン料理に使う湖竜(レイクドラゴン)を捕まえる際に数々の悲惨な目に合ったり、吹っ切れて聖なる巫女の唄をノリノリで踊りながら歌ったり、自ら進んで女装のため化粧をしようとするなどしたが、大抵は自分の姿に嘆き終わることが多い。名前を間違えられることが多い。 第一部のラストでリナ達と行動を別にし、人に戻る法を探してあてのない旅を続けている。第二部では名前しか登場していないが、その後の様子が外伝で描かれている。原作者によると最終的には元の姿に戻ることができるそうだが、その過程は機密情報とのこと。 スレイヤーズREVOLUTIONおよびスレイヤーズEVOLUTION-Rでは、冥王の壺を使えば元の人間の姿へと戻せる可能性があったが気がついていなかった模様。 SFC用資料としてあらいずみるいにより描かれた対比表では、リナと同じぐらいの身長に設定されていたが「ファンが減る」という理由からNGになりゼルガディスの身長だけが調整された2nd verの比較表が世に広まった。この表ではアメリアの身長もリナより低くなっている。 アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン 声 - 鈴木真仁 セイルーン王家の第一王位継承者フィリオネルの次女。父に似ていない黒髪の美少女。「正義の味方はかくあらねばならない」等、正義に対する思い入れと思い込みが父親譲りで激しく、正義のためなら捨て身で突っ走るが、ところどころドライなセリフが見受けられる。セイルーンの巫女頭であり、アストラル系の精霊魔術や白魔術を得意とし黒魔術も高位のものが使える。また体術の腕も中々で、両拳に魔力を込める「霊王結魔弾(ヴィスファランク)」を用い、純魔族をどつき倒している。悪人を前にすると高いところに昇りポーズを決め、口上を述べた後飛び降りるが、何時も着地に失敗している。しかし、頑丈な身体の持ち主のようで着地に失敗しても直ぐに復活する。猛烈な睡魔に襲われると立ったまま寝る事がある。セイルーンのお家騒動でリナ達と知り合い事件解決後「どこかで動いている何か」にリナが関わっていると感じ、それを見届けるためにリナ達と旅を始める。事実上、男女4人の固定パーティであった上、ゼルガディスと同時にパーティを抜けたこともあって、ファンからはゼルガディスとカップリングされやすい。アニメでは原作以上に彼との絡みの描写が目立ち、別れの際に自分のアミュレットを手渡していた。姉グレイシアがいるが、現在は行方不明(こちらを参照)。 身長155cmでリナより背が高く、原作ではリナに対して呼び捨てで関係も対等であるが、アニメでは「〜さん」付けに変更され、身長もリナより低くなり妹分のような扱いになっており、性格もドライな部分は無くなり完全に正義一辺倒な乙女になっている。漫画『超爆魔道伝』や『水竜王の騎士』等大半のメディアミックスでもアニメ版の設定が採用されている。また原作ではさしたる記述が見当たらぬものの、漫画『超爆魔道伝』やアニメでは微乳リナと比較しての豊乳っ振りが、動画や台詞の端々にて表現されている。最強にして最大の必殺技として「勘違い」を持つ。 第二部ではゼルガディス同様名前しか登場しない。リナ達と出会う前の様子が外伝で描かれており、リナ達と別れた後は出会う前と同じ生活を送っている。 シルフィール=ネルス=ラーダ 声 - 冬馬由美 サイラーグの神官長の娘でサイラーグの巫女頭。長い黒髪の美人。言葉使いは丁寧だが、さらりときついこと言ったり、子供の頃に「祝福の剣(ブレス・ブレード)」を隠したことを気にしていなかったりと、中々いい性格をしている(アニメでは、やや天然ボケな面が強調されている)。かつてサイラーグで起きた事件との関係で、ガウリイとは本編以前から面識がありガウリイに好意を抱いている。白魔術を得意としているが、何故か黒魔術最強の呪文「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」が使える。神託を授かる能力がありリナに「重破斬(ギガ・スレイブ)」が世界を滅ぼしかねない物だと教える。コピー・レゾによって町の人間が抱きこまれ、孤立していたところにゼルガディスに会い、ゼルガディスと共にレゾを暗殺しようとするが失敗、逃げる途中でリナ達と合流した。サイラーグが壊滅した後はセイルーンの親戚の元に身を寄せる。なお彼女はセイルーンの「第一王子」に幻想を抱いており、この時「実物」と対面して激しいショックを受け、寝込んでしまった(その為、セイルーンで起こった一連の騒動には登場しない)。その後、フィブリゾによって再現されたサイラーグの噂を聞き、真偽を確かめに行く途中に、リナ達と再会する。第1部終了後のREVOLUTIONでは、巫女の仕事の傍ら、軍の救援部隊の手伝いをしていることが語られている。アニメでは、攻撃呪文が苦手で、行使可能な攻撃呪文は、精霊魔術である「炎の矢(フレア・アロー)」の小型版(リナ曰くにんじんフレア・アロー)程度という設定がある。原作では破邪の呪文でレッサー・デーモンを軽く葬り去っている。アニメでは1話だけフレア・アローを石壁が破壊できるぐらいの威力にまで完成させたが、それ以後は元の小型に戻ってしまっている。 角川つばさ文庫版では1巻より登場し、以降リナ達と旅路を共にする。 ルーク 声 - 高木渉(ファンタジア・リビルド) 凄腕の魔法剣士。第二部以降に登場し、ミリーナと共に旅をしている目つきの悪い黒髪短髪の宝捜し屋(トレジャーハンター)。髪の色は本来赤だが、ミリーナが嫌がったため黒く染めていた。ミリーナに好意を抱き、常にアプローチしているが冷たくあしらわれる。自称「ミリーナの愛のドレイ」だが、リナ曰く「ただのドレイ」ガウリイ曰く「尻に敷かれてるだけ」。リナ並みに口が悪く「からかえる相手は徹底的にからかう」のが信条のためよくリナと口喧嘩をしているが口が達者なリナには勝てず言い負かされることが多い。ベゼルドにあるという魔力剣を探している途中リナ達に出会いザイン達に対抗する為、手を組む。事件解決後リナ達と別れるが、その事件で魔族や人魔と因縁ができ、それらが起こした事件に関わり、行く先々でリナ達と出会う。黒魔術を得意とし、赤眼の魔王の力を借りて呪力を赤い剣にする「魔王剣(ルビーアイ・ブレード)」という呪文を駆使する。また、それによる威力や魔力の消費量が激しいことから、リナと同等以上の魔力容量(キャパシティ)を持っている可能性もある。剣もかなりの使い手であり、純粋な剣技ならゼルガディス以上の腕前で、剣に風の呪文を絡ませることで、斬妖剣を使うガウリイとも互角以上に渡り合えるほどの白兵能力を誇る。当初は「魔風(ディム・ウィン)」を発動させる無銘の魔力剣を使っていたがソラリアでベルギスに折られ、その後は呪文を吸収・放出できるという魔力剣を使用していた。それらを研究して使えるようになったのか、元から使えたのかは不明だが、呪文を物に蓄えることができる。裏社会で生きてきたという暗い過去があるが、ミリーナと出会ってからは足を洗い、現在の明るいお調子者のような性格になる。 実は彼の心の奥には七体に分けられたシャブラニグドゥの一体が封印されており、ミリーナの死をきっかけに人魔を生み出した人間、小細工をして人魔と因縁をつくった魔族、そんな両者を存在させている世界を憎み自分の中の魔王の存在に気づき望んで魔王を受け入れる。そして世界と決別する方法として、世界を滅ぼすか、自分が滅びるかどちらが正しいのか答えを出す為、サイラーグに自分を倒すこともできる世界を創り、リナとガウリイに戦いを挑む。当初はローブと仮面の姿で正体を隠していたがガウリイに見破られ正体を現す(正体を明かした後もリナとガウリイが戦いやすいように仮面とローブ姿だった。)。ガウリイを気絶させた後リナとの一騎討ちとなり優位に戦いを進めるも、魔血玉によって強化されたリナの(本来ならば力の源である本人には通用しないはずの)「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」によって倒され、自分の望みがリナとガウリイの手で滅ぼされることだったと気づき、「誰か」に対し詫びの言葉を呟いて、滅びた。 ミリーナ 声 - 沢城みゆき(ファンタジア・リビルド) 凄腕の魔法戦士。銀髪をポニーテールにしたやや無表情な美人。第二部以降にてルークと共に旅をしている宝捜し屋(トレジャーハンター)。常に冷静沈着で冷たいツッコミをルークに入れる。ルークにアプローチされても無視し続けているが、本編12巻のリナとのやりとりからして彼女もルークに対して好意を持っているようである。赤毛は好きじゃないらしい。ルーク同様ベゼルドにあるという魔力剣を探している途中リナ達に出会いザイン達に対抗するため、手を組む。事件解決後リナ達と別れるが、その事件で魔族や人魔と因縁ができ、それらが起こした事件に関わり行く先々でリナ達と出会う。アストラル系の精霊魔術を得意とし、精霊魔法最強の「崩霊裂(ラ・ティルト)」など強力な呪文を使うが、派手な呪文を好むリナとは対照的に、堅実な戦い方をしており、味方のサポートやコンビネーションを中心に戦うことが多い。リナも知らない呪文や「翔封界(レイ・ウイング)」の速度強化など隠し技が多く本編中リナ以外のメインキャラでもっとも使用した呪文の種類が多い。剣技もかなりのものであり、ゾードやデーモン化したジェイドと戦えていることから、少なくともリナ以上の実力はあると思われる。多用する攻撃呪文は、魔族にも通用し、貫通力が高く攻撃にも牽制にも向いている精霊魔法の「螺光衝霊弾(フェルザレード)」。 セレンティア・シティでゾードの毒を受け、寺院の権力抗争の煽りで満足な治療を受けられず、ルークに「人を嫌いにならないで」と言葉を残し命を落とす。セレンティア・シティ共同墓地に眠る。彼女の身に降りかかった悲劇が、ルークの中に眠っていた魔王を呼び覚ますきっかけになってしまう。 ミルガズィア 声 - 大倉正章 竜族で最も知恵の有る黄金竜(ゴールデン・ドラゴン)の長老。精神世界の干渉力を増幅する「呪霊鎧(リチュアル・アーマー)」を使い、並みの純魔族程度では太刀打ちできない実力を持つため、彼がいれば下位魔族相手ならリナ達は何もしないで見ていても問題ない(あっさり倒すためやる事がない)。かつての降魔戦争時の生き残りであり、ゼロスを恐れているが、リナの言動を真に受けてゼロスを「パシリ魔族」呼ばわりした事もある。降魔戦争の折に右腕を失っており、現在は義手をつけている。この義手はドラゴンの技術と知識により作られた非常に精巧な物で、その動きは装着している本人ですら義手であることを忘れてしまうほどである。必要に応じて人間の姿になることが出来る。第一部ではリナを「異界黙示録(クレアバイブル)」がある場所に案内した。第二部では魔族の動きを調査している途中でリナ達に会い、協力を依頼し一緒に行動する。常に真顔で時折被害甚大な精神破壊もののギャグを放つが、竜族やエルフには面白いらしく「愉快なミルさん」と呼ばれているらしい。ルークからは親父ギャグドラゴンと呼ばれる。原作小説中において、ガウリイから再三「でっかいトカゲの暇な人」と呼ばれるが、本人は嫌がっている。 スレイヤーズに登場した全キャラクターの中で唯一、精霊、黒、神聖全ての系統の魔法を使用した人物でもある。 メンフィス=ラインソード ミルガズィアと共に魔族の動きを調査しているエルフの少女。長い金髪の美人。通称メフィ。半生体甲冑「魔律甲冑(ゼナファアーマー)」を使う。高飛車な態度で魔族を攻撃する巻き添えで建物を吹っ飛ばしても平然としていたり、トラブルを見越して自分だけ宿帳に偽名を書いたり、性格にかなり問題がある。元は内気で人見知りする子だったが、ある女魔道士(おそらくナーガ)に「そういう時はいっそ高飛車に出てしまえばいい」と教えられ現在のような性格になったらしい。偏食で野菜(主にキャベツ)しか食べず、ルークからは偏食エルフと呼ばれる。リナとは当初仲が悪かったが、覇王との戦いでお互い認め合う。魔律甲冑(ゼナファアーマー) 竜族とエルフが異界黙示録(クレアバイブル)の知識を使って完成させた半生体甲冑。封魔装甲ザナッファーの完全版。ゼナファという単語には「魔を律する」という意味がある。ザナッファーと違い精神世界面への干渉力をある程度コントロールすることができ、封印(シールド)で干渉を完全に絶てば呪文を使えなくなる代わりに接触型以外の呪文を受け付けなくなるだけではなく装着中でも封印解除(ディスシールド)で呪文の使用が可能で、呪文を増幅することもできる。変形可能で変形し大きさを増すと白い巨人のような姿になり、鎧の背中が瞬時に変形し一対の細長い翼となり、かなりの高速移動ができる。その他に黄金竜(ゴールデン・ドラゴン)特有の閃光の吐息(レーザー・ブレス)を発射する、左腰のパーツを外し、剣のようなものとし、魔力収束(マナコンバージョン)で魔力を込め、光の衝撃波を目標の体の中に空間を超えて発生させる「ゼナフスレイド」を放つ、ある程度は遠隔操作も可能、虫の羽音に似たうなりで空間干渉を防ぐことができるなどさまざまな機能がある。 ランツ 体術とバスターソードを組み合わせて戦う傭兵。赤毛で愛嬌ある顔立ちをしている。それなりの腕ではあるが精神面が弱く、特に女にだらしない。アトラス・シティで現地の魔道士協会副評議議長タリムに雇われ、リナとガウリイに出会う。その時ガウリイの剣技に惚れ込み兄貴と呼んでいる。コピー・レゾの一件でもリナ達と再会しサイラーグまで同行する。事件解決後リナ達と別れて一人旅に出る。
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