下位魔族
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「スレイヤーズの超常的存在」の記事における「下位魔族」の解説
ゾロム 声 - 佐藤正治 下位魔族。本編に最初に登場した純魔族。緑のローブ、白い髭で禿頭、眼には瞳が無く鼻も口もない、という姿をしている。外見上は人間でいうところの老人に近い。額の宝石のような部分から銀の針を放ち、刺した部分を麻痺させる能力を持つ。レゾと契約している魔族でディルギアなどと共にリナを襲いリナを追い詰めるも合流したガウリイに光の剣でやられ滅びる。『超爆魔道伝』では、ガウリイから光の剣を奪ったリナによって袈裟切りにされ滅ぼされた。 アニメでは戦闘中に巨大化した。また、旧原作版1巻でリナが「火炎球(ファイアー・ボール)」でゾロムを倒そうとしていることに対して、ゾロムが「火炎球(ファイアー・ボール)」を食らっても無傷で、そこで初めてリナがゾロムを純魔族と認識するという描写に変更されている。 セイグラム 声 - 秋元羊介 下位魔族。仮面を顔の部分につけているが顔は無いため、「無貌(むぼう)のセイグラム」と呼ばれる。元は獣王配下の下っ端で、アトラス・シティで契約を結んだハルシフォムの命令で、リナ達を誘導してハルシフォムの封印を解かせる。契約の石が破壊されリナ達と戦うが光の剣に貫かれ敗北、力の大半を失った。その後、冥王から各魔族に、リナを襲うなと命令が下った為、リナへの恨みから離反し、魔竜王配下になる。ラルタークによって暗殺者ズーマと融合し力を失う以前以上の戦闘能力を手に入れ、リナと戦うが、皮肉にもズーマの心によって敗北、自嘲気味に滅んだ。 アニメ版では元からガーヴの配下であり、『NEXT』後半ではガーヴによる強化改造を受けて単独でゼロスに対抗できるまでにパワーアップするも、ゼロスとリナの集中攻撃を受けて滅ぼされた。 ギオ=ガイア 下位魔族。顔の部分に黒い仮面の上からタイルのような白い仮面を左半分だけつけた姿をしている。下位魔族のセイグラムを様付けで呼んでいることから、下位魔族の中でも下の位置にいる。アトラス・シティでセイグラムと共に行動しており、ハルシフォムを開放して用が済んだリナ達と戦うことを望み、負けたら実験に付き合うことを条件にリナ達と戦うが敗れ、ハルシフォムに騙され食われた。 ヴィゼア 下位魔族。体にぴったりと合う黒い服を着、顔の部分は半分だけがハンサムな男の顔、残りの半分は白い肉という顔をしている。元はレゾと契約していた魔族だったが、レゾの死後、コピー・レゾの強大な力に従いコピー・レゾ配下となる。「神聖樹(フラグーン)」内部で、ランツと戦い「神聖樹(フラグーン)」と「祝福の剣(ブレス・ブレード)」の同調を利用したランツの攻撃に滅ぼされる。 デュグルド 声 - 平田広明 下位魔族。黒マントとつばつきの黒い帽子、髪はなく顔は真っ黒い硬質のタマゴ形という姿をしている。ラルタークの命令でセイグラムの露払いをした。ゼルガディスと戦いかなりのダメージを与えるがリナに結界を破られ撤退する。2度目の戦いでダメージを受けグドゥザを食って回復するが、アメリアに「烈閃槍 (エルメキア・ランス)」を撃たれ、振り向いた隙にゼルガディスに「魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)」をかけた剣で斬られ滅びる。 『EVOLUTION-R』ではレゾとの契約によりズーマに協力し、ゼルガディスと闘うが最後にはズーマに取り込まれてしまう。 グドゥザ 声 - 三石琴乃 下位魔族。黒いローブに長い黒髪、水死人のような白くぬめった顔には大きい口だけという姿をしている。ラルタークの命令でセイグラムの露払いをした。アメリアと戦い戦闘不能な状態まで追い込むが、リナに結界を破られ撤退する。2度目の戦いで髪をアメリアの全身に絡ませ動きを封じ止めを刺そうとしたところでデュグルドによって喰われて滅びる。 『EVOLUTION-R』ではレゾとの契約によりズーマに協力し、アメリアと闘うが最後にはズーマに取り込まれてしまう。原作とは違い、顔には口の他に黒い目が存在した。 モルディラグ 下位魔族。人間の女性のような上半身に下半身は腸か木の根のようなものが絡まりながらデタラメに伸びている姿をしている。冥王配下になったラーシャートとともにリナ達と戦うがリナを追い詰め「重破斬(ギガ・スレイブ)」を使わせることを目的としていたため、戦闘中に魔力が尽きてしまったリナの前から撤退する言い訳を作るためにラーシャートに捨て駒にされてアメリアの「崩霊裂(ラ・ティルト)」を受けて滅びる。 レビフォア 下位魔族。異様に細く黒い全身にぼろきれのような黒マントを纏い、顔には巨大な目が2つという姿をしている。リナたちを結界にひきこんでヒドラ、グランシスとともに攻撃してきたがヒドラを倒され撤退する。ガイリア王宮で他の魔族とともに再度戦いを挑みリナと戦う。体の一部を変形して攻撃をかわすことも出来るが、その特性を利用されて、ミリーナが放った「螺光衝霊弾(フェルザレード)」をかわすために開けた穴を復元する際に「魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)」をかけた剣を投げ込まれ、苦痛に意識をやったすきに「烈閃槍(エルメキア・ランス)」を受けて滅びる。 リカギス 下位魔族。苔色で両肩から触手2本ずつを生やし顔には目玉が一つという姿をしている。ガイリア・シティ近くの宿屋で仲間とともにルークとガウリイを襲撃するが仲間を倒されて撤退する。その後、レビフォアなどと共にガイリア王宮でリナたちの前に現れルークと再戦する。自分ひとりの力でルークを倒そうとするが、ルークの「魔王剣(ルビーアイ・ブレード)」によって真っ二つに断ち割られ滅びる。 グバーグ 下位魔族。ヒカリゴケを人の形にし、顔の部分に闇色の三つの瞳がある姿をしている。受けた力を別の空間に放出できる力と足元から自分の体を浸食させ広がらせていく力を持つ。ガイリア・シティ近くの宿屋でリナとミリーナを襲撃するがリナ達を甘く見て恐怖を与えるつもりで自分の能力をぺらぺらしゃべったために、ミリーナは自分の剣を相手にわざと纏わり付かせ、それを瞳に突きたてて呪文を吸い込んでも同時に自らの体を吸いこみ呪文を受ける状態にもっていき「烈閃砲(エルメキア・フレイム)」を放たれあっさり滅びる。 ベイズ 下位魔族。半透明でのっぺらぼうの巨人の姿をしている。無口なのか一言もしゃべらなかった。レビファアやリカギスと共にリナ達とガイリア王宮で戦いミリーナと戦うが、ミリーナがベイズを引きつけつつ味方を援護していることに気づかず味方を全員倒され、リナの呪文で滅ぼされる。 ミアンゾ 下位魔族。根のようなものから水死体のような女性の首が垂れ下がった姿をしている。ツェルゾナークと共にリナ達の泊まった宿を襲撃するがミルガズィアとメンフィスに撃退される。その後ガイリア王宮で多数の魔族たちと共にリナたちや兵士らと戦ったが、リナとミリーナ2人の呪文を同時に受け滅びる。 ツェルゾナーク 下位魔族。人間のプロポーションに頭の部分はのたくる角が群れ固まっているという姿。ミアンゾと共にリナ達の泊まった宿を襲撃するがミルガズィアに気を取られている隙にメンフィスのゼナフスレイドによって滅ぼされる。 ヅェヌイ 下位魔族。さまざまな色彩がまだらに交じり合った色で全身に無数の口と目があるという姿。ヨシュア神官長を焼き殺し、4つの分院の大神官たちそれぞれに、お告げを下して互いに争わせる。リナの「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」であっけなく滅びる。 筋肉魔族 下位魔族。本名は不明で、目の部分からはナメクジのような触手を生やした筋肉むき出しの人体模型のような外見からリナにこう名付けられた。ルークの命令でリナとガウリイをサイラーグまで送り届けようとした。ある町でデーモンと共に暴れていたところをリナ達と戦うが、新たに復活した魔王がサイラーグまで呼んでいる人間だと知って退却する。その後、北の魔王の意思を尊重してリナとガウリイを殺そうとする魔族からリナとガウリイを守りグオンを滅ぼすが、ブラドゥに滅ぼされる。 グオン 下位魔族。大小さまざまな骨がめちゃくちゃに合わさってヒト型の骨(ヒトの骨の形ではない)になっており、合わせ目から緑色の粘液が出ているという姿。ブラドゥ曰く「緑色の素敵な方」。ルビアの花屋でブラドゥ、ヴァイタアヅと共にリナ達を襲うが筋肉魔族にあっさり滅ぼされる。 ヴァイダアヅ 下位魔族。脈動する緑色の脳みそからねじれた脚がたくさん生えた姿をしている。ブラドゥ曰く「緑色のかわいいの」。ルビアの花屋でブラドゥ、グオンと共にリナ達を襲う。無数の脚をすり合わせることで、人間には聞こえない音の波で攻撃する。音が聞こえないため人間相手なら対処できないが竜族とエルフには聞こえるため二度目の襲撃の際ブラドゥに見殺しにされる。メンフィスが魔律甲冑の音で音の波を打ち消し、ミルガズィアによって滅ぼされる。 ラギアソーン 下位魔族。『すぺしゃる』に登場した最初の純魔族。左に寄った1つ眼、四つの腕、コウモリのような1対の翼を背中に生やした姿をしている。リナ達に敬語を使ったり、バレバレの変装をしたりかなりの変わり者。ラガスタインという小悪党と契約を結んでいるが本人はその事を少し気にしている。ラガスタインの命令でリナ達と戦ったが、20年前に別れたペットの魔王竜(デイモス・ドラゴン)のジョンをナーガが偶然召喚したため、再会を喜んでカタート山脈に帰っていった。その後小姑みたいな魔族の嫌がらせを受けて、フロネーズ町の近くの山に移り住んでいたところ、ジョンが行方不明になり、リナとナーガに協力を頼み込み、無事回収して去っていった。 ルゾウル 下位魔族。『すぺしゃる』に登場した純魔族。ひょろりとした細い体に、大きな頭にはいくつもの目のみという姿をしている。クルシダの村で村人に村に泊まった人間を殺させて負の感情を食っていた。村を訪れたガウリイとリナの父親らしき人物と戦い、光の剣で切られ「列閃槍(エルメキア・ランス)」で止めを刺され滅びる。
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