アストラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 13:43 UTC 版)
アストラル (Astral) とは、「星の」「星のような」「星からの」「星の世界の」などを意味する英語。漢字で「星幽(せいゆう)」と表記される事もある。
- 1 アストラルとは
- 2 アストラルの概要
アストラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 15:54 UTC 版)
マジックアカデミーに在籍する者の肉体になる物。マナを基盤に精神的な力によって存在しており、頭部の球体以外は高い防御力を持つ。普段は人に近い形態であるものの、どちらかというと「中身の無い鎧」に酷似している。自在に姿を変え、陸海空を自由に移動でき、強力な魔法の力を有する。しかしマジックアカデミー以外では人間の姿に化けたり、または外部との接触を避けようとする事から、その実態を知るものは極めて少ない。
※この「アストラル」の解説は、「おざなりダンジョン」の解説の一部です。
「アストラル」を含む「おざなりダンジョン」の記事については、「おざなりダンジョン」の概要を参照ください。
アストラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 14:58 UTC 版)
「No.39 希望皇ホープ」の記事における「アストラル」の解説
話によってはアストラルがデュエルすることもあるため、遊馬のデッキを借りたアストラルが使用することもある。
※この「アストラル」の解説は、「No.39 希望皇ホープ」の解説の一部です。
「アストラル」を含む「No.39 希望皇ホープ」の記事については、「No.39 希望皇ホープ」の概要を参照ください。
アストラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:40 UTC 版)
以下は現「アストラル」へ所属もしくは準ずる関係にある人物。 伊庭 いつき(いば いつき) 声 - 福山潤 / 大浦冬華(幼少時) 本作の主人公で「アストラル」2代目社長。失踪した父(伊庭司)に代わり、魔法使い派遣会社を継ぐ。容姿は同年代と比べるとやや小柄で、髪と瞳は黒色。特徴は右目にある大きな眼帯。性格は異常なほどの恐がりで、昔『ドラえもん のび太の魔界大冒険』を観て気絶したことがある。父親である司と過ごした記憶がなく、物心がついた頃には叔父夫婦の家(日下部家)で育てられていた。勇花という義妹がいる。現在、叔父一家はアメリカに居を移しており、いつき一人が日本の叔父の家に残っている。好物は和菓子で作中でも羊羹や葛きりを食べている。 呪力を見ることが可能な魔眼「妖精眼(グラムサイト)」を持っている。 眼帯を取り妖精眼が開いたときは普段の気弱な態度とは一転し傲岸不遜かつぶっきらぼうな態度で命令口調となり、周囲に的確な指示を飛ばす。ユーダイクスの創り出した人工精霊を視ただけで分解することや、呪力が尽きかけた社員に命令を下し魔法を強制的に発動させることからいつきの妖精眼は「呪力を操る」とされる。その際の掛け声は「社長命令だ」。なお、眼帯を装着した状態においても呪力を感知することが可能だが、その感知には呪力の大きさに比例した痛みを伴うようである。 第1巻時点では高校1年生。いつき自身は最初は覚えていなかったが、穂波とは幼馴染で良く遊んだ間柄であり「いっちゃん」「あーちゃん」と愛称で呼び合っていた。 伊庭姓ではあるものの伊庭司とは血が繋がっておらず、伊庭司がヨーロッパ周遊中に拾ってきた子どもである。名前もその時に木の根もとで拾ったという理由で「いつき」となった。普段は臆病で気が弱い性格であるが、根は真っ直ぐな性格で本当に大切なものを護るためなら譲らない強い一面を持ちその性格は周囲の人間に影響をもたらしている。父である司とは血が繋がっていないが、親子二代で責任感が強く先代から「アストラル」に所属する社員達はいつきに司の面影を見ている。 有事の際には社長として大きく決断し、自分にしか出来無い一手を打つという上に立つ者に必要な天性の素質を持ち作中でも何度か自身にしか出来ない決断を見せている。困っている他人の心情には敏感であるが自分の問題に対して疎い部分があり、自分が話題の中心になると戸惑うことが多い。同じ妖精眼を持つフィン曰く「現代に於いて妖精眼を所持していて、あれだけ『マトモ』なのはおかしい」ということ。 いつきの「妖精眼」は通常の妖精眼とは異なるらしく、いつきには謎の声が聞こえる。いつきの「妖精眼」が通常のものと異なる理由は「螺旋なる蛇」と深く関係している。12年前に布留部市の竜を使いある呪物を作り出そうとしていた「螺旋なる蛇」だったが、先代の「アストラル」によって阻まれた。しかしその呪物を作り出そうとしていた術式は竜の中に残っており、いつきは竜の欠片を見たことでその術式を写し取ってしまったのである。結果的にいつきの妖精眼は穢れてしまい、その瞳は眼帯で封印されることとなった。伊庭司は息子のいつきを魔法の世界から遠ざけていたが、社長に就任したことにより必然的に「妖精眼」を解放する回数は増し、その呪物は完成へと近づいていった。「鬼の祭り」では3つの異なる魔術を融合させて霊脈を造り変えた事を契機に「吸血鬼」の事件では戦闘中の異様な高揚感、ウェールズの森では回帰の呪波汚染、義妹の優花の依頼で訪れた廃校で呪波汚染の吸収と通常の妖精眼ではあり得ない能力を身に付けて行く。そしてその呪物こそ魔法使いを魔法に変える紅い種の原型「禁断の果実」である。「竜の事件」の時に穂波を「あーちゃん」と呼んだことなど、現在ではいつきは幼かった頃のことを断片的に思い出している。しかし、忘れているのではなく魔法的な処置によるものではないかと猫屋敷達は見ているが詳細は不明。また、異常なほどの怖がりな性格は「妖精眼」の影響で引き寄せられるさまざまな魔性に対する無意識的な自己防衛本能の顕れと周囲の人間は推測している。 「竜の事件」以来、隻蓮に武術を習い始めるが、魔術、社長業と同じくまったく才能がない。だが隻蓮曰く、その才能の割には伸びているらしい。妖精眼を持っているためか身体が呪力を通しやすい体質であり、なおかつ余計な魔術を知らずに五行拳を無心に使い分けた事で呪力が巡るようになった。結果的に「生ける魔法円」とも言える状態になりこの事が原因でアスモダイとパスを繋ぎ、アディリシアがアスモダイを従わせる切っ掛けになっている。 「京都の事件」にて、フィンの手によって妖精眼から「紅い種」を引き剥がされたことにより、わずかな呪力を残して強化されていた妖精眼の能力を失う(霊体である黒羽を観る程度の能力は残った)。 事件後に旅から帰ってきた隻蓮から指導を受け五行拳の基礎の修行を完成させた。その後隻蓮に連れられて香港に渡り、ヘイゼル・アンブラーと出会い彼女に懇願して弟子となり指導を受けて衰えながらも「体質」として元々持っていた妖精眼の能力を再構築することに成功。しかしその能力は以前の妖精眼と比べると精度が低いため、社員に指示を出す際は自身を基点として魔法を発動させている。この戦い方は指令塔であるいつきが前線に立つというリスクを抱えている。第三部では高校を休みがちになりながらも3年生に進級した。隻蓮との修行や数々の事件を潜り抜けて来たためか、若干貫禄が付き身長も同じ位だった穂波を追い抜いている。妖精眼が弱体化したことで、それまで右目を覆っていた特徴的な黒の眼帯はなくなり、現在はユーダイクスが作成したコンタクトレンズを嵌めて妖精眼を抑えている。穂波と猫屋敷を取り戻すために、オルトヴィーンすら危ぶむほど業務に邁進し、日本だけでなく近隣諸国の入札をもぎ取る勢いであり海外出張などを頻繁に行っている。『白の魔法使い』では『協会』と『螺旋なる蛇』の互いの結社の首領を大英博物館に引きずり出し交渉の場に付かせる(以前のいつきは難易度の高い詰将棋を必死に考えてクリアしていたが、現在のいつきはゲーム盤そのものを創りだすと評されており、穂波や猫屋敷が居なくなったことにより成長が促されたとされている)。 そして目論見通りに「協会」と「螺旋なる蛇」の二大組織を魔術決闘で競い合わせることに成功。現在はその準備に追われている。クロエからは「腹黒社長」「目論見通りに他人を動かす」等言われ放題に言われている。『騒乱の魔法使いたち』では同級生たちと会話を交わしてつかの間の日常に帰る。そしてその後遂に布留部市を舞台にした「協会」と「螺旋なる蛇」が争う「大魔術決闘(グラン・フェーデ)」を開催。集まった二大組織の代表に提示した条件は「『協会』ないし『螺旋なる蛇』のどちらかが規定の三日間で魔術的な方法を持って伊庭いつきを倒した者を勝利者」にするというもの。勝者への賞品として布留部市全体に集中した三つの霊脈と感応して両方の陣営に使用できる魔法円を敷いた。このようなルールにしたのは、「協会」「螺旋なる蛇」双方どちらにも勝たせる気がないといういつき自身の考えからである。 「大魔術決闘」開始当日、フィンと再会し彼から自身を標的にした事について詰問を受け、ツェツィーリエの強襲を受けるが弓鶴とディアナに庇われて戦線を離脱する。その後鎬に案内されたクロエと合流し、竜蓮寺に向かい父・伊庭司と再会。自分の目論見を看破されて動揺している隙と隻蓮の足止めで保管していた紅い種を持って行かれてしまった。「死線の魔法使いたち」では先代「アストラル」と先代「螺旋なる蛇」が戦った因縁の地クリスタル・タワーでメルキオーレとジェイクと対峙する。「死線の魔法使いたち」では「協会」「螺旋なる蛇」の魔法使いたちと対峙し、三つ巴の戦いに突入。メルキオーレの命を賭けた魔法の行使など、戦況が二転三転する中何とか離脱。司の伝言を預かった圭と接触しそのまま事務所に戻る。そこで穂波と自身を捧げたことで「魔法」となったアディリシアと再会する。そしてアディリシアと共にオズワルドと対決した遊園地跡に向かい、旧「アストラル」の面々と対峙し、敵対したことへの謝罪を受ける。残ったヘイゼルから「幽霊屋敷」で起きた真相を聞くが、それでも今の「アストラル」の社長としてアディリシアと共に司の後を追う。司が影崎を救うために呪力の塊の巨人に接触するのを援護し、その顛末を見届けた。司が影崎=柏原を救うことに成功したのを見届けた後にその後穂波やオルトヴィーンと合流するが同行していたアディリシアが限界を迎えてしまい共に行けなくなってしまうが、この時久々に自身の感情を露にしている。夫であるギョームと共に転移してきた劉芳蘭から事情を聞き、最悪の事態になっていることを理解し惑星魔術を止めるためにフィンが襲撃した「協会」の本拠地である飛行船へラピスと隻蓮を伴って向かう。竜の「アストラル」にタブラ・ラサとニグレドの力を注ぎ込まれたことで産まれた新たな「第三団」に妨害を受けるが、司を指示を受けた「アストラル」に縁のある魔法使い達の援護を受けて飛行船に辿り着く。そこでフィンと対峙し惑星魔術が発動するかと思われたがまなみに連れ添われた柏原が現れ、惑星魔術を足止めし彼の提案でダリウスから「大魔術決闘」に於ける「協会」の全権利を譲渡され、改めてフィンと対峙する。 そして、穂波に連れられて現れたアディリシアと互いを観測者とすることで成立する儀式を穂波の助力を得て行い、アディリシアと共に魔神と融合し魔神を従えてフィンと最後の戦いを繰り広げる。その後惑星魔術の破壊に成功し、崩壊する飛行船から脱出した。 「大魔術決闘」後は審判役を務めた事で「協会」内での地位が向上し、「ゲーティア」とも正式に業務提携を結ぶ。その後は3週間ほどイギリスに滞在し仕事を終えた後日本に帰国し、「アストラル」の事務所に戻った。その後魔神と融合した弊害を抑えるため柏原に教えられた大陸の仙人のいる山へ赴いたため、少しは症状はマシになった模様。 「未来の魔法使い」においては「ゲーティア」の提携先であるイギリスの大学に留学していたが、フィンの警告により日本に戻っており対策を行なっていた。新入社員であるセリムのドジを影でフォローを行なっている。アディリシアとともに魔神との融合を解除するための研究を行いつつ、いつき自身が魔神を召喚させる試みも行なっている。(ただし現在召喚出来る魔神は1柱のみ)「螺旋なる蛇」の残党との対峙後はアディリシアと二人で街中でゆったりとした散歩をしつつ、通り過ぎた『クロス×レガリア』の二人へエールを心のなかで贈った。 成宮アキホの漫画版では臆病な性格が強調されて描かれており、毎回社長を辞退しようとしている。 穂波・高瀬・アンブラー(ほなみ・たかせ・アンブラー) 声 - 植田佳奈 「アストラル」ケルト魔術・魔女術課正社員であり「社長秘書」兼「社長教育係」。肩口で切りそろえられた栗色ショートカット・ヘア(セミロング・ヘア)で「蒼氷色の瞳(アイスブルー・アイ)」を持った少女。うす縁の眼鏡をかけ関西弁(神戸弁)を話す。赤いリボンが巻かれた大きなとんがり帽子に闇色のマントをはおり、片手には樫の木の杖。ヤドリギやハーブを使うケルト魔術と魔女術の魔法使いで、古びたほうきで空を舞う。 「魔女の中の魔女」の二つ名を持つヘイゼル・アンブラーの直系の孫娘であり、彼女からアンブラーの名前を受け継いでいる。父親は「協会」の副代表を務めるダリウス・レヴィだが既に絶縁関係にあり、猫屋敷の会話で「アレ」と呼び、会話をする際にも他人行儀で接する。母親については登場していないがハーフである事から日本人であると思われる。 通常であれば才ある魔法使いが数十年掛かりで習得していくと言われる、今は滅びしケルト魔術を2年で復活させた才媛。作中では並外れた集中力と再編成能力を持つとされる。イギリスの「学院」では大変優秀であったが、入学当初は英語を片言しか喋れなかったため授業に付いて行けず落ちこぼれであった。しかし持ち前の集中力を発揮し上位の成績に登り詰めて行き、最終的にはアディリシアと首席を競い合うほどになっている。いつきへ「アストラル」経営権の譲渡や相続が行われる頃「学院」を中退して日本へ帰国し、いつきがいる「アストラル」へ真っ先にやってきた。 いつきの幼馴染で彼の右目の過去を知る数少ない人物だが、いつきはそのことを忘れている。いつきのことを普段は「社長」と呼ぶが、独り言や感情が高ぶった時などは「いっちゃん」と幼き頃の愛称で呼ぶことがある。いつきを守るという思いから彼の前では強がるが、内心は気に掛けている。そのせいか、第三者にいつきのことを聞かれると動揺することがある。アニメの設定では「白馬の王子様」的思想を持っているようである。 第1巻時点では高校1年生で、いつきとはクラスメイトでもあり席は彼の左隣である。アディリシアとの仲は一見すると険悪で時に本格的な魔法戦闘を伴うほどの大喧嘩をするが、内心では友人・ライバルとして互いを認め合っており戦闘では抜群の連携を見せる。パソコンや携帯電話などといった最新電子機器が苦手。 料理や掃除は得意だが、彼女の部屋は普遍的な女の子の部屋とは懸け離れた物が大量に散乱している。「アストラル」では副業として、占いセンターへの派遣や雑誌コラムの執筆を行っている。幼い頃に「幽霊屋敷」でいつきと共に体験した出来事をずっと悔やみ自分を責めており、「竜の事件」ではいつきに対する自責の念とフィンの言葉をきっかけに竜を生け贄にするという禁忌の行為でもって「アストラル」を敵にまわしてまでいつきの眼を治そうとした。しかしアディリシアといつきの言葉により思い直し、「アストラル」へ戻った。事件後は張り詰めていた一面がなくなり、物事を柔軟に対処出来るようになり冗談めいた一面を見せるようになった。 奥の手である「お爺ちゃん」と呼んでいる「生きている杖(リビング・ワンド)」はイギリスのウェールズの森に生えている樹齢数千年の大樹から分けて貰った物で普段はスーツケースに入っている。 穂波は普段は関西弁(神戸弁)を話すが、幼少時の言葉はおおよそ標準語である。作者の裏設定によると、6歳までは標準語圏に住んでいたがその後神戸に引っ越したためだそうである。また、葛城の祭りにおける「鬼退治」にて穂波と対面した辰巳(神戸出身)は、穂波に対して何らかの縁を感じている様子を見せている。 京都の事件の終結後、いつきの拘束・封印指定を解除する代価として「協会」に出向し猫屋敷と共に「魔法使いを罰する魔法使い」として「協会」に従事している。「アストラル」時代は学校のセーラー服にとんがり帽子とマントであったが、「協会」所属になってからは黒を基調としたスーツと黒のストッキングをまとう秘書風の服装に変わった。「協会」から与えられる呪物を際限なく使用できることで自身の能力を飛躍的に向上させ、その成果を観たいつきは『穂波は仲間を支援することより、単独戦闘を行うことで強さを発揮する魔法使い』と評した。「協会」での仕事中はいつきの事を「伊庭くん」と呼ぶ。「騒乱の魔法使いたち」では「大魔法決闘」に参加するため日本に帰国。休学していた高校に復学し補習を受けている。その後猫屋敷と行動し自身のルーツとも言える「幽霊屋敷」でユーダイクスと再会する。ユーダイクスとの邂逅の後転移してきたフィンとツェツィーリエと対峙し戦闘を繰り広げるが、フィンの魔法で中断。ユーダイクスから齎された情報と自身の記憶から「幽霊屋敷」の事件の真相に気付き、「魔法」になりかけたアディリシアと同調して暴走を食い止めつつ「アストラル」事務所に来訪する。いつき達と別れ「螺旋なる蛇」の本拠地である遊園地跡に突入しツェツィーリエと戦いを繰り広げ、最後の一撃はオルトヴィーンが行い決着をつけるがタブラ・ラサが惑星魔術の起動はフィンに譲渡していたため止めることが出来なかった。柏原を救出したいつき達と合流し、不調に陥ったアディリシアの看病を行い自信を失いかけている彼女に叱咤激励を行い持ち直させている。その後アディリシアを連れて飛行船に突入。いつきとアディリシアが魔神と融合する儀式の助力を行い、胸に痛みを覚えながらも二人を祝福した。「大魔術決闘」後は派遣契約を終えて日本に帰国しいつき達と共に「アストラル」の事務所に戻り祖母であるヘイゼルと再会している。 「未来の魔法使い」においては20歳になり今までどおり「アストラル」の事務を取り仕切っている。知り合いの魔術結社への魔法薬の販売も行なっている様子。「螺旋なる蛇」の襲撃により結界が張られアストラルごと閉じ込められる。隻蓮とダフネにより結界が解除されセリムたちが戦う交戦場に到着する。終結のちはひとり「アストラル」に帰り、「竜のアストラル」へ声をかけた後、初期のアストラルの写真を見ながら、いつきへの恋慕の小さな痛みを抱えつつ皆が帰ってくるまでひとときの眠りについた。 なお、DVD II巻ライナーノーツの植田佳奈のコメントに、穂波は声優である植田佳奈をイメージして描かれたキャラクターである旨の記述があるが、後に作者である三田誠より訂正されている。 アディリシア・レン・メイザース 声 - 高橋美佳子 名前の綴りは「Adilisia=lenn=Mathers」。魔術結社「ゲーティア」首領。名門貴族メイザース家の娘で、鮮やかな金色縦ロールの髪と翠色の瞳、漆黒のローブと、同じく漆黒のベレー帽を身にまとい(通学の際は色違いのベレー帽を被っている。トレードマーク)、胸には五芒星のペンダントを下げた少女。なお、アニメ版ではベレー帽とドレスの色が青色に変更されている。ソロモン王の魔術により王命の喚起という形でソロモン72柱の魔神を行使するが、性格柄かマルバス、グラーシャ・ボラス、エリゴールなどの攻撃的な魔神をよく使うため、治療などに使える魔神は作品上では喚起したことがない。イギリスの「学院」では穂波と首席を競い合うほどだったが、「ゲーティア」首領を継承するために「学院」を中退。史上最年少で結社首領となり、魔法と化した父・オズワルドを追い日本に来た。 第一部開始時は高校一年生。穂波とは反対側、いつきの右隣に席を持ち、いつきの事を「イツキ」と呼んでいる。穂波との仲は一見すると険悪で時に本格的な魔法戦闘を伴うほどの大喧嘩をするが、内心では友人・ライバルとして互いを認めあっている。高校の成績は優秀で転校当初は編入生用の試験を受けていたが『竜と魔法使い』の時点では他の生徒と同じ試験を受けており、その時の成績は二位(古文が苦手であり、それ以外は完璧。一位は穂波)。フリルやぬいぐるみなど可愛いものに弱く、かなりの料理オンチ。また、タロット占いも嗜んでおり、いつきが入院した際には、「女」で不幸な目に会うと占った。魔法を尊んでいるが、文明の利器である携帯電話も持ち歩いている。相手は主にいつきとのこと。アニメでは凝ったデザインと大きな液晶画面、電子マネーも使える最新機種。 性格は典型的なお嬢様。強情で見栄っ張りな面も見せるが、その反面「ゲーティア」の首領としての責任感と矜持を強く持ち、情に流されぬよう踏みとどまり、甘えと弱さをほとんど人に見せない。しかしながら、いつきの前では素直になり、自分の弱い部分を曝け出すような場面がしばしばあり(ツンデレ)、またそのいつきが社長である「アストラル」が有利に働くように各地を走り回ることがある。故に自分の本来の立場との相容れなさに心悩む場面がしばしばあり、特に『レンタルマギカ from SOLOMON』ではそれが色濃く表現されている。ザ・スニーカー誌の企画による人気投票では堂々の1位に輝き、2位の穂波と恋愛に関する小説を書くことになった。アニメでは「魔女と騎士」に憧れを持っている模様。 父であるオズワルドを追い日本に来たが、「アストラル」の協力により事件は解決。その後も日本に残り、いつき達と高校生生活を過ごしつつ必要に応じて「ゲーティア」本部のあるイギリスへ戻るという生活を送っている。錬金術師の事件の際に「アストラル」の経営権の2割を所有する大株主となったが、「アストラル」が事件へ向かう際には「アストラル」の他の社員と同様に現場の最前線に立ち、大切なものを守るために共に闘う。 アディリシアが幼少時にフォルネウスと初めて契約した際に、断片的に自分の未来を思わせる視覚的イメージを垣間見ている。その断片的なイメージの中に眼帯をした少年が登場しており、アディリシア自身は「イツキかもしれない」と認識している。しかし彼女が魔神との契約の代償として捧げてしまったのは、その未来である。アディリシアのチャームポイントである縦ロールは、母親を偲んでのもので、そのきっかけは母親のことをほとんど口にしないオズワルドが、娘の縦ロールを見て母親と同じだと言ったためで、それ以来毎日この髪型でいる。髪型は基本的には屋敷の侍女が作るが、ダフネがいる時には、彼女に作ってもらうのがお気に入り。ダフネが作る際は、アレンジを加えることもあり、その時は好きにさせている。 「京都の事件」終結後、アスモダイ以外の残された至上の3柱の魔神との契約を決意する。魔神との契約に支払われる代価は彼女にとって「最も大切な時間」、すなわちいつきと過ごした記憶であることを認め、密かに涙を流す。 第三部では「禁忌」指定された「アストラル」の首領であるいつきと距離を取るために高校を休学。「ゲーティア」の運営に力を注いでおり、「螺旋なる蛇」の襲撃により傾きかけていた「協会」に多額の出資を行い「ダリウス・レヴィの懐刀」と呼ばれる。クロエの計らいで「協会」の廊下で再会。「ゲーティア」を守るため距離を取るために敢えて感情を抑えて接するが、以前と変わらない態度で自分に接するいつきの姿に奮起し彼のことを決して忘れぬことを誓う。『白の魔法使い』では終盤に登場。「協会」のパイプ役であることを利用して「協会」預りになっていたユーダイクスを引き取り彼を伴って大英博物館に現れる。いつきの指示によりユーダイクスの手によって「協会」と「螺旋なる蛇」の正面衝突が回避された。その後、二つの組織の折衝役となった「アストラル」と「ゲーティア」が組織的な繋がりを得るという大義名分を得て休学していた高校に復学した。『魔法使いの妹、再び』で夏期休暇で帰国した勇花と再会し、彼女との約束を守れなかったことを謝罪した。アメリカに帰国する勇花からいつきの父・伊庭司が戻ってきたことを告げられた。『騒乱の魔法使いたち』ではいつき達と共に高校の補修を受けて束の間の日常を満喫する。そしてその後『大魔術決闘』の賞品である『紅い種』を元に起動する魔法陣の警護をダフネと共に行っていた所を「礎」とガラに強襲されて、戦闘に突入した。『死線の魔法使いたち』では〈礎〉との戦闘の中敗北しいつき対しての人質となるか、いつきを犠牲に残る三柱の魔神と契約するかの二択を付き付けられてしまう。考えた結果何方も取らず自身をアスモダイに捧げてアスモダイと融合を行う事で窮地を脱するが、その代償として「魔法」になる一歩手前の状態になってしまった。その後不調を押していつき共に遊園地跡を訪れ、初めて「アストラル」先代社長である司と対峙。彼からオズワルドの件について触れられ、恨む権利があると言われるが自身は全く気にしておらず「魔法使が志した夢の途中で倒れるのは本望」と言い切り、その姿勢は司から賞賛されている。その後再び体調を崩し自我を保っていられなくなってしまうが、穂波の叱咤激励により何とか持ち直し彼女に連れられて最後の戦いの場に向かう。そしていつきに「一緒に魔法になって欲しい」と告白を行なう。いつきからの了承を受け、穂波の助力で儀式を行い魔神達との融合に成功し結果的に最後の戦いに終止符を打った。その後はいつきと共に「アストラル」と「ゲーティア」の提携を行うためにイギリスに渡っており9月下旬に共に帰国。会話の様子からいつきとは相思相愛の仲となったようで再会した穂波に「いつきを守る」と約束をしている。「協会」から秘蔵書を提供されており、元の人間に戻るべく研究を行なっている模様。 「未来の魔法使い」においてはいつきとともに日本に戻っている。「螺旋なる蛇」との対決の最終局面にいつきとともに登場する。エピローグにおいていつきとともに街中を散歩している。 猫屋敷 蓮(ねこやしき れん) 声 - 諏訪部順一 「アストラル」専務取締役兼陰陽道課課長。灰色の髪と切れ長の目、常に平安風の羽織をまとい片手には扇子という、名前のとおり猫をこよなく愛する陰陽術師。過去の短編で学生服を着ている事と本人のセリフから20代後半の様子。4匹の猫の使い魔(式神)にはそれぞれ青龍、白虎、朱雀、玄武と名づけている。話を誤魔化す際に猫への賛美を口走り、ライター業を務めつつも締め切り破りの常習で担当から逃げ回るなど、普段の所作はダメ大人じみたもの。実力は<アストラル>No.1。あらゆる業界に顔が利き、情報収集に長けている。魔法使いと思えないほど所帯じみており、口調もどこか惚けていて「昼行灯」とも言われるが確かな実力の持ち主。 「アストラル」先代社長時代に在籍した社員の中では事務所に残っている唯一の社員であり、事実上のアストラルNo.2(他は離籍、あるいは事務所を離れて行動している)「アストラル」では副業として猫又陰陽術師の名で雑誌にエッセイを書いており、現在の「アストラル」の収入の大半を担っている。どん底時代を支えてきただけに金銭面では特にシビア。アディリシアからは「強欲陰陽師」と呼ばれており、若干煙たがれているが窮地の際には抜群のコンビネーションを発揮することがある。 総合呪術である陰陽道の性質を最大限に行使する実力者。精密な呪力操作にも長けており、通常は使い魔は1体、一流の魔法使いでも操ることが出来るのは4体ほどだが、常に4体を伴い時に陰陽道の秘術でその数を増やす実力はアディリシアも驚くほど。 現在では考えられないが若き頃は非常に尖った性格をしていた。「アストラル」に入社する前は数々の流派を渡り歩き、生業としてフリーの拝み屋を営んでおり裏社会でその名を轟かせ、当時はその名前を聞いた者を震え上がらせていた。その当時の悪行の一つとして本来は禁術である「呪詛」を行なうなど。外法とまで言われる「呪詛」を繰り返していた目的は「協会」の「魔法使いを罰する魔法使い」を引っ張り出すことで戦闘を仕掛け、腕を磨くためである。ある時いつものように依頼を受け「呪詛」を行っていた際に「呪詛返し」を受けてしまう。その直後に「魔法使いを罰する魔法使い」である劉芳蘭と遭遇し戦闘に突入。彼女の「禁呪」により魔法を封じられ、そのスキを突かれ負傷した所を「アストラル」の柏原に助けられる。様々な紆余曲折の結果、隻蓮と柏原にスカウトされて陰陽道課臨時契約社員として「アストラル」に入社した。常に目をギラつかせ周囲からの接触を拒み、その全てを投げ出して魔法に捧げようとする苛烈な行動は周囲から「魔法使いらしすぎる魔法使い」と評されるほど。入社してからも「アストラル」の面子とは反りが合わず拒絶した態度を取っている。特に、魔術結社の首領でありながら魔法使いらしくない先代社長の司に激しく反発していた。子どものような性格を持つ司には「誂い甲斐ある」としてよく誂われており、その仕返しに呪詛を行おうかとこぼしていたほど。 入社から数年後「アストラル」のやり方に反発しながら契約社員として働いていた初夏のある日、司の頼みで柏原と共に幼い頃の穂波と出会い彼女の「お使い」に付いて行った際に「螺旋なる蛇」の魔法使いたちと遭遇。その内の一人である砂の幽精を操る魔法使いナジムと出会い、魔術戦闘を繰り広げる。彼と似た空気を纏っていたためか自分達の結社に勧誘されるが、司に渡された名刺に書かれた言葉の意味を悟り、逆に彼を「アストラル」に誘う。しかしその直後、「竜」によりクリスタル・タワーに転移され司達と落ち合い、辞める事を撤回しナジムと戦闘を繰り広げるが経験の差から敗れる。戦いの後(当時の猫屋敷は事件の発端となった依頼人と「螺旋なる蛇」については知らされていない)、殺された魔法使い達の墓前で「誰かを幸せに出来る魔法使い」になることを誓う。 「アストラル」解散後、「アストラル」を離れ他の流派に所属していたある時「葛城家」を家出したみかんと偶然出会い、後継者と期待されていた所属流派を離れて彼女を連れて籍を残していた「アストラル」へ戻った。しかし社長不在のため魔法使いとして仕事を行うことが出来ず、幼いみかんを世話しながらライター業を行って収入を得ていた。そのためいつきがやって来るまで実質開店休業状態になっており、事務所に泊まり込んで執筆業を行なっていた。かつては「アストラル」のやり方に反発していたが、現在では「アストラル」にとってなくてはならない存在になっており、京都に向かう際に穂波に「自分の帰る場所は「アストラル」」と告げるほど。猫屋敷の現在と過去を知る穂波からは「司に似ている」と評されている。ロンドンの事件では、今代の「アストラル」の社員の一員として、初めて全力を振るい4体の式神を用いて様々な魔術を模倣する「森羅万象の陣」を使用した(本人曰く「若き日の過ち」)。この時使用したのは神道の「禊ぎ」、ルーン魔術など。過去話である短編「魔法使いの出会い」では4匹の式神を利用して天使召喚なども行ない、勝利しているが未完成であったためか呪波汚染に蝕まれかけていた。 先代時代の猫屋敷は一人の魔法使いとして完成され、思考が最適化された戦闘向けの性格であった。しかしその性格は個人で行動するには最適であるが組織の運営や闘争には向いておらず、現在の性格は先代社長であった司やユーダイクスに指摘されていた欠点(冷静すぎる思考が故に行動が読みやすい)を矯正した物であり、取り乱した時や激昂した際には素である以前の気性の荒い性格と言動が飛び出すことがある。 京都の「協会」規定AAランク陰陽道結社「八葉」当主・御厨庚申の息子(妾腹)。猫屋敷は御厨庚申が行った蠱毒により呪波汚染に侵された母胎から生まれた子どもであり、呪力に高い親和性を持っている。しかし呪波汚染が原因で生まれた時には母親が死亡しており、父である御厨庚申には呪力の深奥を摑むためという理由で拷問以上ともいえる過酷極まりない修行を強制されていた。そのため当然の結果として父を憎悪し、殺害を図るも果たせずに出奔して流浪の身となる。父親である御厨庚申については、受けた仕打ちからかつては憎んでいたが現在はさほど興味を持っておらず、「あれ」と呼ぶなど他人行儀な呼び方をしている。京都の事件で対峙した際御厨庚申の一手を読んでおり、彼の目論見を打ち砕いた。その幕引きはいつきに託している。 「京都の事件」終結後、いつきの拘束・封印指定を解除する代価として「協会」に「魔法使いを罰する魔法使い」として出向することになる。「アストラル」時代は和装であったが、英国が本部の「協会」所属になったことで服装をスーツに変更。魔眼対策が施された伊達メガネをかけるようになっている。猫屋敷曰く、ロンドンは日本に比べて猫用のペットグッズが充実しているらしく「アストラル」の面子と再開した際に熱弁を振るった。その後も「協会」に派遣されたレンタルマギカとして「アストラル」のメンバーと共同で仕事をしたりしている。「死線の魔法使いたち」ではかつての上司と先輩である司と影崎と共にチームを組んで「螺旋なる蛇」のアジトに突入。この時12年ぶりに司と再会しているが、彼の性格が解散前と全く変化のないためかつてのように突っつけどんな態度で接している。その後天仙となった影崎を救うために先代「アストラル」の一員として、呪力の塊となった影崎に突っ込む司の援護をしている。「大魔術決闘」後は派遣契約が切れたことで日本に帰国し「アストラル」に戻っており、格好も和装に戻している。 青龍、白虎、朱雀、玄武 猫屋敷が従える4匹の使い魔(式神)。猫の姿をしており普通からもまったく猫のように振舞っている。猫屋敷の行使する術式のいくつかでは重要な役割を演じ、特に大掛かりな術式の場合は魔力制御の要として、また時には対象への攻撃の役割を担うこともある。現時点では4匹には使い魔としての性質には特別大きな違いは見られない。元は子どもに捨てられた四匹の子猫で、雨の中で死にかけていた所を少年時代の猫屋敷に拾われて式神にされた。青龍は澄ました知性派のブチ猫、白虎はいたずら好きの白猫、朱雀はわがままな気分屋の三毛猫、玄武は太っていていつも眠っている黒猫の姿をしている。玄武が太っているのは、過去に司が高級キャットフードの与えすぎたのが原因らしい。 青龍・白虎・朱雀・玄武の鳴き声はSE処理ではなく声優が兼ね役で担当している。ドラマCDの最初の2作までは福山潤、諏訪部順一、植田佳奈が担当し、TVアニメでは高橋美佳子(青龍 役)、植田佳奈(白虎 役)、伊藤静(朱雀 役)、釘宮理恵(玄武 役)が担当した。なお、レンタルマギカ Special Gift「愛のアルバム〜for♀」の「企画その2 戦隊ヒーロー ニャレンジャー」ではTVアニメ版のキャストによる鳴き声をそれぞれ単独で順に聞くことができる。 「未来の魔法使い」においても強制ではなく情報収集等のため任意で協会に所属し「魔法使いを罰する魔法使い」を続けておりユーダイクスの元を訪れていた。 葛城 みかん(かつらぎ みかん) 声 - 釘宮理恵 「アストラル」神道課契約社員。千早に色鮮やかな紅袴という巫女装束に身を包む長いツーテールの少女。「葛城家」という神道を使う魔術結社本家直系の生まれだが、あるきっかけにより「葛城家」を出て猫屋敷と出会い、彼に連れられて「アストラル」へ身を寄せることとなった。「葛城家」には現当主でありみかんの祖母である鈴香と後継者である姉の香がいる。猫屋敷とは「アストラル」のメンバーの中で一番付き合いが長い。 第一部時点では小学校二年生。いつきのことを「お兄ちゃん社長」、穂波やアディリシア、黒羽に対して「(名前)お姉ちゃん」と呼び慕っている。大概の相手には元気良く明るく接するが(幼き頃は置かれていた環境からか暗い性格であったらしく、現在のみかんの性格を聞いた辰巳は軽く驚いていた)、影崎にだけは激しく怯える。香よりも多く霊脈を浄化した際に彼女が自分に嫉妬めいた感情を抱いたことを察知したのか、猫屋敷の影響を受けた彼譲りの意地悪な笑い方を見せている。「アストラル」では副業として地鎮祭やお祭り、お札作りなどを行っている。私立三橋小学校に通っている。学校の成績は幼い頃から古文書を読んで育ったため、国語の成績は常に満点で穂波からは「既に大学教授クラス」と評価されており古文が苦手なアディリシアの家庭教師役を務められるが、理科と算数の成績は壊滅的である。また、神饌を作る作業を行っていたため料理が出来る。 「葛城家」という魔術世界有数の血脈に生まれながら、その才を受け継ぐことがなく(「葛城家」の血族としては落ちこぼれとされている。制御出来無い呪力は身体から溢れ出し、やがては呪波汚染を起こしみかん自身を滅ぼすと危惧されていた)、故に「葛城家」で自分の存在を認めてもらえない悩み、自分と違い「葛城家」を継ぐに相応しい天賦の才ある姉に対するコンプレックスを抱いていたが、「鬼の事件」を経て祖母と姉の想いを知り、姉とも互いに理解しあう。 オルトヴィーンから「アストラル」の呪物・魔術書の管理業務を与えられ、勉強の毎日に悲鳴を上げている。最初はオルトヴィーンを嫌っていたが、後に打ち解け彼を「オル君」と呼ぶようになる。 第三部では4年生に進級。いつきが普通の「妖精眼」になった後は、その支援を受けて飛躍的に能力を伸ばしており振魂と雄詰などのかつてのみかん自身が行うことが出来なかった高度な術を習得した。身長が幾らか伸びたため成長に合わせて巫女装束を新調。若干複雑な作りに変化している。いつきが「アストラル」の格付けを上げるために仕事に邁進している姿に不安を抱いていた。「騒乱の魔法使いたち」では他のメンバーと離れ(いつきから戦闘行為などを厳禁されている)、姉の香と共に布留部市の霊脈の浄化をして回り、布留部市全体を舞台としたひもろぎを作りだした。 「未来の魔法使い」においては6年生となった。いつきの訓練により制御の力もようやく安定してきている。セリムがみかんに対して『天才』と称したことに複雑な表情を伺わせていた。「螺旋なる蛇」の襲撃に対してはセリムを守ったが捕虜となってしまう。後にいつきやラピスに助けられセリムや圭の窮地を救っている。 黒羽 まなみ(くろは まなみ) 声 - 伊藤静 「アストラル」幽霊課契約社員。腰までのストレートな黒髪に赤い(アニメでは緑色の事もある)バレッタ、そしてくりくりとした黒い瞳を持った快活な少女。文字通りに幽霊であり、魔法使い以外には姿も見えず声も聞こえない。外見・精神年齢ともにいつき達と同年代に見えるが、自分の名前以外の生前の記憶を失っているため詳細は不明。 自我の認識(アイデンティティ)により、服装などを変えることができる。エプロンドレスが最近のお気に入り。ポルターガイストを念動力のように使い、事務所の掃除やお茶くみなどをする一方で憧れたレンタルマギカの一員としての勉強の日々を過ごす。入社の経緯からか、いつきが社長業務からの解放を目論んだ際には唯一味方した。いつきのことは「いつき君」と呼ぶ。アニメ版では原作より性格がやや強気に描かれている。元々はとある病院にいたが、いつきが入院した時に出会い、いつきに誘われる形で「アストラル」へ入社することとなった。物怖じしない性格で無意識的に相手の懐に入ることが出来るためか、会う人間のほとんどが緊張するあるいは怯える影崎に対しても普通に接する。また勘が鋭く、「京都の事件」では影崎が先代「アストラル」に在籍していた「柏原代介」である事を見抜いた。 みかんと同じく、オルトヴィーンから「アストラル」の呪物・魔術書の管理業務を与えられ、勉強の毎日に悲鳴を上げている。 第三部にて契約社員から幽霊課正社員に昇格。社員の中ではオルトヴィーンと共に最年長として他の社員のまとめ役と社長であるいつきの補佐役として活躍している。いつきが普通の「妖精眼」になった後は、その支援を受けて飛躍的に能力を伸ばしている。 「大魔術決闘」では連絡役として布瑠部市を飛び回り、いつきのサポートを行なっている。司が影崎を救うために「非想非非想」を行なって呪力の塊に突入した際にいつき達の援護を受けて同じく突入し自我を失いかけた影崎に呼びかけ、司が影崎を救い出す後押しをした。その後柏原の頼みで彼を連れて「竜」の下に現れ、柏原とダリウスを連れて脱出している。 「未来の魔法使い」においては、司、柏原とともに旅を続けている。 オルトヴィーン・グラウツ 名前の綴りは「Ortwin=Grautz」。第二部から登場。「アストラル」ルーン魔術課正社員。亜麻色の髪とエメラルドグリーンの瞳を持った北欧の面影の少年でルーン魔術を扱う。年齢は14歳。常に耳あて付きの帽子・皮のコート・手袋を着用する。元は北欧の結社・ミーミルに所属していたが大兄に無理やり契約させられ「アストラル」への入社を指示された。魔法の世界では異端である「アストラル」とその首領であるいつきに対して嫌悪感をあからさまに示しており、入社前に「『アストラル』に入れと契約を交わしたが『潰してはいけない』とは言われていない」という理由から「アストラル」の首領であるいつきを殺そうとした(実際はツェツィーリエの危害が穂波達に及ぶのを防ごうとした)。性格は獰猛で目つきも口も悪く、時折ドイツ語で相手を罵る。ヴァイキングの末裔であるためか格闘術にも長けており、いつきの練習相手を務めている。魔法を絶対視し全てを投げ出そうとするという魔法使いの生き方に傾倒しているように見えるが実際には魔術の世界を忌み嫌っており、魔法を絶対視しているのはその考え方の裏返しである。 穂波とアディリシアにとっては「学院」時代の後輩で、その実力は2人も一目置くほど。また、会社経営に明るく「アストラル」入社後は経営状態改善に辣腕を振るい、時にやや強引とも言えるやりかたで「入札」を数多く取ってきた。 かつて彼が所属していた結社が「人間の生贄」を求めてきたツェツィーリエの要求を拒否したことにより結社に所属していた人間を皆殺しにされ、自身だけが生き残った過去を持つ。以降は弟子として彼女に振り回された挙句、「飽きたから」という身勝手な理由で捨てられたが解放されても生きる場所が他に無かったため結局は「ミーミル」に戻った。しかし悪行名高いツェツィーリエの「弟子」という理由から気味悪がられて「学院」に「留学」という形で外に出されており実質的に放逐されている。「学院」でも魔法に傾倒する同級生達の空気に耐え切れず、一人で行動する事が多かったらしい。そんなある時普段から喧嘩しあっていた穂波とアディリシアを見かける。その姿が自分が知る「魔法使い」との姿からかけ離れているのを観て、どこか救われた気持ちとなり日本語はその時に興味を持ち習得している。そのため穂波とアディリシアは特別に尊敬しており、敬語で話している。その身体にはツェツィーリエによって他の人間がその身に刻んで馴染んだルーンを無理矢理皮膚移植されている。その結果、身体に移植された『神力』のルーンを開放することで『人狼(ヴリコラカス)』の姿に変化することが可能。皮膚移植されたルーンに侵食されないように、魔術的処理を施した厚手の帽子やコートを常に身に付けている。師匠のツェツィーリエと同じく呪力を吸収出来る体質であり、ルーンに『喰われない』ように定期的に呪力を吸収している(血液でも代用出来るらしい)そのような身体の成り立ちから『異端』を打擲する「銀の騎士団」の魔術とは相性が悪い。また、『呼吸』によっても空気中の呪力を吸収しており、「アストラル」の事務所はその吸収効率が高いらしく、季節によっては妙に肌艶が良い彼の姿を見ることができる。 「吸血鬼事件」を経て、「アストラル」と社長であるいつきのことを認めるようになる。経営状態改善への力の入れ具合はより一層強まり、社内で最も新人にもかかわらず社員教育(先輩であるみかんとまなみへの監督)だけでなく社員査定にも手を出し始めた。機械音痴である穂波とは違いノートパソコンを駆使している。 第三部では出向した穂波や猫屋敷に代わっていつきの片腕として活躍している。猫屋敷が「協会」へ出向してしまって以降、猫屋敷の副業であった雑誌の記事の仕事を引き継いでゴーストライターをしている。締め切りを破るのが当たり前の猫屋敷と違って締め切りを遵守するため、出版社からは重宝がられている。また、いつきの通う学校に彼も入学。本人はさほど興味が無かったようだがいつきの勧めもあり不本意ながら入学した模様。特殊な魔術的処理をした制服と「宗教的理由」を言い訳に手袋をして登校している。いつきへの忠誠心の高さからヘイゼル・アンブラーから『過保護』と揶揄されている。 猫屋敷や穂波が抜けた「アストラル」でまなみと共に社員のまとめ役を担う傍ら、社長であるいつきの補佐を行なっている。「螺旋なる蛇」が掲げる思想については共感は出来るらしいが、「アストラル」の社員としていつきの指示に従っている。「大魔術決闘」ではいつきの護衛役として様々な場所で魔法使い達と戦っており、彼の窮地を幾度となく救っている。ツェツィーリエが穂波と戦っている最中乱入し彼女に止めの一撃を放ち、長きに渡る因縁に終止符を打った。 「未来の魔法使い」においては人事部門を統括している。花粉症を患わっているほか、本人のいないところでセリムを心配しており、穂波にからかわれている。異変を感じアストラルを出ようとするが「螺旋なる蛇」の封印により閉じ込められる。戦闘終結後はセリムの護衛を依頼した石動圭への発注費の激しい交渉戦を行なっている。 ラピス 声 - 名塚佳織 真っ赤な長い髪に東欧系の顔立ち、真っ白な肌と碧眼を持った少女。外見は12歳程度(実際年齢は6歳)で、感情はどこか乏しいように見える。ユーダイクスのことを「あにさま」と呼び付き従う。最初の出会いと経緯からいつきのことを強く慕っていて、時折独占欲なような物を見せ抱きつくことがある。好物は最初の出会いでいつきから貰った竹筒入りの水羊羹。私物がほとんどない彼女の部屋には空になった羊羹の竹筒と彼から貰った名刺が大切に置かれている。 ユーダイクスに造られた疑似人間(ホムンクルス)で使い魔。見た者の視力を奪う邪視を持つ。普段の言動からは感情はどこか乏しいように見えるが、表面に表さないだけで人を想う親愛の情などの感情や絆を感じる精神は持っている。ロンドンで発生した「螺旋なる蛇(オピオン)」による襲撃事件でユーダイクスと共に物語へ再び登場する。(外見)年齢が近いせいかみかんと何かと張りあうことが多い。 第二部終盤に猫屋敷、穂波の後押しによりアストラルに補充要員として入社。第三部では正社員として働いており、役職は錬金課社員。みかん、黒羽と同じくいつきの「妖精眼」の支援を受けて飛躍的に能力を伸ばしている。入社してからは自身の仕事をしながらかつての穂波のように社員たちの動向に気を配っている模様。最近はテレビドラマも視聴しているらしく、さまざまな言葉を使用しいつきを困惑させることがある。「騒乱の魔法使いたち」では竜蓮寺にある霊脈の中に隠していた「紅い種」を取り出していたが、来訪した司によって持ち去られてしまった。その後はいつきの指示で事務所で呪物のチェックを行なっていたがフィンの手によって竜の「アストラル」が「第三団」に作り変えられたことを察知し、いつきを飛行船まで運ぶために圭に呼ばれて遊園地跡に駆けつけている。「未来の魔法使い」においては呪波汚染への対処を行なっていたが「螺旋なる蛇」の襲撃の情報をみかんとセリムに伝えつつ、みかんをその場に任せセリムを逃す。その後みかんを助けるために単独で「螺旋なる蛇」に挑む。騒動の終結後、セリムに対しみかんと自分どちらの下に付くか迫っている。 隻蓮(せきれん) 声 - 小西克幸 「アストラル」真言密教課契約社員。常に虚無僧の格好をしており、10代にして密教を修めている(本人によると17の時であるらしい)。また武術の天才で体中に武具を隠し持っており、「印」や「真言」を巧みに操り、単純な威力であれば穂波や猫屋敷を凌ぐ。戦い方を見たまなみからは「機動力と攻撃力に特化している」と評されている。考え方は至って古く、武士のような喋り方をし謝罪の際には切腹をしようとする。 布留部市にある竜蓮寺の住職であるが、現在は「アストラル」事務所には常駐せず世界中を放浪しつつ時折戻ってきては仕事をするという形で行動している。甘い物が好物で12年前の先代「アストラル」在籍時には事務所近辺や電車で動ける範囲のケーキ屋や喫茶店に出掛けては、食べ歩きをしてグルメマップを作るほど。自分が気に入ったメニューを自作してレシピを自分で再現出来るほどの料理の腕前を持っていて、先代「アストラル」の食事関係を担っていた。その腕前は衰えておらず、「アストラル」で行ったクリスマスパーティーでは料理とケーキを作っている。アディリシア曰く『破戒僧』。 いつきの眼帯の製作に関わった3人のうちの1人。竜の事件の後、いつきに頼まれ武術の指南役となり指導したが、再び「アストラル」を離れて行動。「協会」の依頼によりイタリアへ向かった。ヴェネツィアでフィンと遭遇し魔術戦闘を繰り広げた。「ゲーティア」の徒弟・ダフネとは共に行動した縁からかいつき経由で手紙を送ったりしている。また、生前のオズワルドとも親交があり彼の言葉をダフネに伝えた。「京都の事件」の後にいつきの下を訪れ、未完成であった五行拳の基礎の修行を行う。修行の完成後いつきを連れて香港に渡り、隠遁生活をしていたヘイゼル・アンブラーにいつきを預け自身は再び修行の旅に出る。第三部ではイギリスに向かいダフネと共に「銀の騎士団」の動向を調べていつきに伝えた。『魔法使いの思い出』での舞台であるロンドンでダフネに彼女の父・オズワルドの顛末を語った後にホテルにいた先代社長伊庭司と会話した内容から司の側に付く模様。「騒乱の魔法使いたち」では司と共に対峙し、いつきと拳を合わせ乱入してきた辰巳と戦闘を繰り広げる。柏原救出後飛行船に向かおうとするいつきの前に現れ、一連の行動を謝罪。共に飛行船に向かい、退路を確保するためにいつき達を先に行かせた。その際にダフネから交信を受け、彼女の言葉で奮起している。「大魔術決闘」後は「ゲーティア」のイギリス本部に間借りをして滞在しているらしい。2年後の「未来の魔法使い」においては竜蓮寺に滞在し、セリムの妖精眼のや襲撃への対策をしつつ、ダフネと将棋を指していた。 ヘイゼル・アンブラー 「アストラル」創業者の一人であり、ヨーロッパ周遊中の取締役兼呪物課課長。ルーン魔術や魔女術を極め「魔女の中の魔女」と呼ばれた女性であり、穂波・高瀬・アンブラーの祖母。穂波の話では実年齢は90歳以上とのことであるが、その声は老齢のものとは思えないほど若々しく30代にしか聞こえず喋り方にも艶がある。 いつきの眼帯の製作に関わった3人のうちの1人。第三部では隠遁生活をしていたがある事を理由にいつきを弟子にして妖精眼の能力を取り戻す訓練を施す。いつきからは『先生』と呼ばれる。本人は姿を現さずロシアンブルーの毛皮を持つ作り物の羽根を付いた猫の使い魔の姿を通して「アストラル」のメンバーに助言を行う。猫の姿をしているが、霊体は三十代の女性のもの(作中の会話から妖精眼を持ついつきや影崎といった上位の魔法使いにしか視認出来ない模様)。『白の魔法使い』のエピローグでは「アストラル」の面々の前に姿を見せていなかったが、ロンドンで息子であるダリウスと再会。親子にも関わらず、よそよそしい態度で短い会話を行いそのまま別れた。『魔法使いの思い出』で姿を現しており、司の下に姿を現している。『騒乱の魔法使いたち』では布留部市に紅い種を使用することが出来る大規模術式を施した魔法円を『アストラル』に送った。みかんからの命名で素性を知らない人物たちからは「猫先生」と呼ばれている(呼ぶ相手は命名したみかん本人くらいらしい)。ダリウス達に身柄を確保された司と共にこっそりと「協会」の本部に潜入しており、影崎との会話から既に人間を辞めている旨の発言をしている。今回の件ではほとんど手を出しておらず、いつき達若い世代に顛末を託している。「大魔術決闘」後「アストラル」の事務所に現れており、「協会」の監視が緩くなったのと「隠居に飽きた」という理由で事務所で暮らす模様。その際に猫屋敷は複雑そうな顔をしており、ヘイゼル自身はニヤついていた事から先代時代に何やらあった模様。再会した穂波に「幽霊屋敷」の事件で命を失いかけた穂波自身を助けるために、今の姿になったと推測されているが本人ははぐらかしている。しかし、その後の態度から概ね当たっていると思われる。「未来の魔法使い」においても登場、ロンドンのユーダイクスの工房を訪れており、セリムの妖精眼を制御するためのメガネをユーダイクスとともに作成している。 セリム・レフティ 「アストラル」カバラ魔術課新入社員。原作最終巻の「未来の魔法使い」より登場。真面目でメガネをしている。一般的な西洋魔法使いと同様の価値観をもっている。実は「大魔術決闘」での惑星魔術の数十秒の奇跡により「妖精眼(グラムサイト)」の能力を得たため元の結社からアストラルに送られた経緯がある。さらにその「妖精眼」は偶然により過去のいつきと同じく赤い種が宿っている。アストラルの考えに戸惑うものの、「螺旋なる蛇(オピオン)」の残党と戦う際の圭の言葉により整理をつけ、アストラルに居続けることを決める。当初は「アストラル」の面子に対して距離を取っており「僕」という一人称を使っていたが本来は「俺」である。
※この「アストラル」の解説は、「レンタルマギカ」の解説の一部です。
「アストラル」を含む「レンタルマギカ」の記事については、「レンタルマギカ」の概要を参照ください。
アストラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:40 UTC 版)
世界各地から有能な魔法使いを集めた魔術結社で、客の要望にあった魔法使いを派遣する魔法使い派遣会社。いつきの父である司が設立し、現在はいつきが社長である。布留部市のビルとビルに挟まれた小さな洋館に事務所を構えており(当初は貸しビルに拠点を構えていたが、「螺旋なる蛇」との戦いの後現在の洋館に移転した。元々はヘイゼルの工房である)、客の望みにあう魔法使いを貸し出す会社として設立当時はかなり繁盛していた模様。当時の格付けはBBBだが、猫屋敷曰く司が仕事を選り好みしなければAランクであったしい。その評判を聞きつけて入社したいと手練の魔法使い達がやってくるほどだった。しかし、司の失踪以降は会社は上手くいかず魔法使いが1人抜け2人抜け、「協会」の入札にも参加しておらず収入のほとんどは表向きの業務である占いセンターやオカルト雑誌への人材派遣でまかなわれる状態だった。見た目は古めかしい洋館だがヘイゼルとユーダイクス謹製の結界が施されており、魔術的現象が起きた際には要塞のごとく堅固な護りを発揮する。
※この「アストラル」の解説は、「レンタルマギカ」の解説の一部です。
「アストラル」を含む「レンタルマギカ」の記事については、「レンタルマギカ」の概要を参照ください。
- アストラルのページへのリンク