各巻あらすじ(人間)
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「戯言シリーズ」の記事における「各巻あらすじ(人間)」の解説
あらすじ登場人物零崎双識の人間試験いつも何かから逃げているようなヴィジョンを持ちながら生きている平凡な女子高生、無桐伊織はある日ひょんなことから同じ学校に通うクラスメイトの夏河靖道(かがわ・やすみち)を殺害してしまう。伊織は人を殺したことに全く罪悪感を覚えない自分に疑念を抱きつつも、警察署に行って自首しようとする。そこに、零崎一賊の長兄・双識が現れる。 無桐伊織、早蕨刃渡、早蕨薙真、早蕨弓矢、零崎双識、零崎人識、死色の真紅(哀川潤) 零崎軋識の人間ノック零崎一賊の一員・零崎軋識は、一賊に敵対した人間を殺すため、当時14歳の人識とともに高級マンションへ行く。殺人自体は成功したものの、別の場所にいた萩原子荻が遠くからマンションを狙撃する。更に西条玉藻がエレベーターに乗って2人に襲いかかる。 零崎軋識、零崎人識、零崎双識、零崎曲識、萩原子荻、西条玉藻、市井遊馬、赤神イリア、赤神オデット、千賀あかり、千賀ひかり、千賀てる子、匂宮出夢、闇口濡衣、闇口憑依、石凪萌太、哀川潤、暴君(玖渚友) 零崎曲識の人間人間子荻は匂宮雑技団の分家である総角三姉妹に双識を殺させるために、自ら足手まとい役を演じようと零崎双識と遊園地ランドセルランドでデートをしていた。彼女はこのデートを通じてしていた。一方零崎一賊の一人・零崎曲識は人識とともに長兄の護衛と称して遊園地に来ていた。 零崎曲識、零崎双識、零崎軋識、零崎人識、無桐伊織、匂宮出夢、総角ぱれす、総角ろうど、総角さえら、哀川潤、想影真心、西東天、架城明楽、由比ヶ浜ぷに子、罪口積雪、右下るれろ、萩原子荻 零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係ある日零崎人識は、ひょんなことから西条玉藻と共に匂宮出夢の仕事、玖渚機関直系血族の殺害を手伝うことになる。三人の前には護衛として直木三銃士が立ちはだかる。 零崎人識、匂宮出夢、西条玉藻、萩原子荻、市井遊馬、直木飛縁魔、直木泥田坊、直木煙々羅、玖渚直 零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係ある日、人識らは闇口衆の本拠地・大厄島を訪れる。目的は石凪萌太の遺品である水玉模様の大鎌の回収だった。 零崎人識、無桐伊織、石凪萌太、闇口崩子、六何我樹丸、闇口憑依、石凪砥石、哀川潤、想影真心 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係ある日、人識は、「呪い名」から集められた6人の寄せ集め・裏切同盟と双識との戦いに巻き込まれる。 零崎人識、零崎双識、零崎軋識、零崎曲識、萩原子荻、西条玉藻、紫木一姫、裏切同盟(時宮時雨、罪口摘菜、奇野既知、拭森貫道、死吹屍滅、咎凪尖離) 零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 零崎人識、ぼく、佐々沙咲、江本智恵、木賀峰約、円朽葉、七々見奈波、浅野みいこ、鈴無音々、哀川潤、玖渚友
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各巻あらすじ(最強)
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「戯言シリーズ」の記事における「各巻あらすじ(最強)」の解説
あらすじ登場人物人類最強の初恋人類最強の初恋:哀川潤は強くなりすぎたがゆえに、世界のすべてに降伏され、倒すべき敵も、応えるべき依頼も失ってしまう。そんなある日、東京で途方に暮れていた潤の頭上に隕石が落下してくる。人類最強の失恋:潤は宇宙服「クローゼット」のテストと騙される形で月に追放されてしまう。月を探索していた彼女は月のマスコン(mass concentration、重力が集中するエリア)にて、岩を積み重ねたような風貌の生物・ストーンズと出会う。 哀川潤、長瀞とろみ、因原ガゼル、若紫和歌、肆屍然刃 人類最強の純愛人類最強の求愛:ある日、潤はふとしたことから過去と未来の自分と出会う。人類最強の熱愛:潤は「右腕を炎に変化させる」という能力を持った男、示際祭に襲撃と依頼を受ける。依頼の内容は匂宮兄妹を生み出したマッドサイエンティスト・喜連川茂連(きつれがわ もつれ)の遺品「ふれあい」というガス状生命体にまつわることだった。人類最強の純愛:潤はER-3の調査団とともに深海を訪れ、シーラカンスのような古代魚を思わせる姿をしたセイマーズという生き物と会う。 哀川潤、軸本みより、喜連川ほつれ、示際祭 人類最強のときめき第1話「人類最強のときめき」:ある日、海底火山の噴火によって新たな島が生まれ、四神一鏡やER3システムをはじめとする複数の組織で取り合いとなる。四神一鏡の関係者である長瀞とろみは、世界的にアンタッチャブルな存在である潤がその島に住めば誰も手出しできないだろうと考えて潤に依頼する。潤が単独で島に上陸した翌朝、辺り一面は植物に覆われ、潤もまた蔓に巻かれていた。第2話「人類最強のよろめき」:潤は因原ガゼルから「死ぬほど面白い本」の焚書を依頼する。第3話「哀川潤の失敗 Miss/ion3. 死ぬほど幸せ」:ある日、潤繰島箏子という会社員が自殺未遂を起こす。事件を担当していた刑事の佐々沙咲は潤にこのことを相談する。第4話「哀川潤の失敗 Miss/ion4. デジタル探偵との知恵比べ」:ある日、潤は缶堂開発所が開発したデジタル探偵との知恵比べに臨む。第5話「哀川潤の失敗 Miss/ion5.不敗のギャンブラーと失敗の請負人」:日本人ギャンブラーのコントローラーは、世界中のカジノで連勝したことであらゆるカジノ場から出入り禁止を言い渡される。潤はその人物にギャンブルを辞めさせる依頼を受ける。 哀川潤、因原ガゼル、ドクター・コーヒーテーブル(第2話)、潤繰島箏子(第3話)、缶堂妙香(第4話)、コントローラー(第5話) 人類最強のsweetheart第1話「人類最強のlove song」:零崎曲識に思いを寄せていた時宮時針は、ある日彼の経営するピアノバー・クラッシュクラシックにて、彼が制作したと思われる楽譜を手に入れる。彼女はこの楽譜がもたらす効能を知るべく、ガゼルを通じて潤に楽譜の真贋鑑定を依頼する。第2話「人類最強のXOXO(キスハグキスハグ)」:かつて鴉の濡れ羽島に滞在していた佐代野弥生はフードビジネスで成功し、世界中から飢餓をなくすために昆虫食の研究をしていた。彼女は昆虫の専門家である蒸木蟲子(じょうきむしこ)に協力を依頼するが、蒸木博士の怪々館(かいかいかん)で育てられていた虫の一部が暴走した。弥生は潤と共に怪々館へ救援に向かう。第3話「人類最強の恋占い」:潤はイリアの頼みで鴉の濡れ羽島を訪れるが、連続殺人事件は解決された後だった。第4話「人類最強のsweetheart」:ある日、潤は真姫の隠し子である幻姫(げんき)から「自分の命日を予知してしまったため、その日に自分を警護してほしい」という依頼を受ける。第5話「人類最強のJUNE BRIDE」:前話の一件で、潤は幻姫に気に入られ、「デジタル預言者」なるAIについての相談を受ける。第6話「人類最強のPLATNIC」:ある日、潤は佐々沙咲の元を訪れ、ある女子高生殺人事件についての話を聞く。 哀川潤、姫菜幻姫、時宮時針、佐代野弥生 人類最強のヴェネチア 哀川潤、軸本みより、班田玲
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各巻あらすじ
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死神姫の再婚 薔薇園の時計公爵 アリシアとカシュヴァーンは、結婚報告をしにいくためにアズベルグ地方のかつての領主のお屋敷を訪れることになった。旅行気分でアリシアが無邪気に喜ぶ一方、カシュヴァーンには企みがあるよう。また、強い主に仕えることを望むセイグラムという青年が現われ、トレイスは目の敵にされる。マイペースなディネロと気のあったアリシアは彼と交流を深めるが、そこには〈翼の祈り〉の罠が待ち受けていた。 死神姫の再婚 腹ぺこ道化と玩具の兵隊 新婚夫婦の元を訪れたのはアリシアの最初の嫁ぎ先、バスツール家の現当主・エリクス伯爵。切り出したのはな妙なお願い事だった。また、バルロイの配下の少女・レネが、夫婦生活を勉強したいとお屋敷に出現していた。 死神姫の再婚 私の可愛い王子様 フェイトリンの領地を現在治める五家の最下位であるロベル家が、アリシアの屋敷を買いたいと言ってきた。招待状とともに送られてきた突然の売買話に、アリシアは心配を隠せない。裏に何かあるとロベル家へ向かうが、そこでは華やかな舞踏会が開催されていた。会場を仕切るのはカシュヴァーンの天敵ともいえるジスカルド。王子様のような完全無欠の美貌男は、アリシアに魔の手をのばし、カシュヴァーンには協力話を持ちかけていた。 死神姫の再婚 微笑みと赦しの聖者 アズベルグ地方で豊作祈願祭が行われていた。街並みの賑わいにライセン一家が興じるなか、負傷したセイグラムが飛び込んできた。ティルナードが「翼の祈り」教団に拉致されたのである。レイデンに向かって男たちが不在の間に、今度はアリシアとディネロが教団メンバーに拉致されてしまい、アリシアは教団の施設でユーランと再会する。 死神姫の再婚 鏡の檻に棲む王 ライセン屋敷はカシュヴァーンの誕生日で盛り上がっていた。「好き」のプレゼントを要求する夫に、アリシアの「おなかが痛い」も最高潮となるが、そこに甲冑姿の使者が訪れる。ライセン夫婦は国王陛下より緊急招集を受けたのだ。伏魔伝の王宮にアリシアは興味津々だが、そこにはジスカルドやバルロイも共に召集されていた。 死神姫の再婚 孤高なる悪食大公 年が明け、カシュヴァーンはアリシアの誕生日のために図書館をつくり、アリシアが大好きな幻の奇書「雨悪」の作者を屋敷に招待しようと目論んでいた。そこに王子・ゼオルディスが訪れ、悪夢のような日々が続くこととなった。悪食大公・ガーゼット侯爵の訪れにより、無事落着したかに思えた。 死神姫の再婚 飛べない翼の聖女 春の訪れを喜ぶ祭りとともに、アリシアの誕生会が盛大に祝われる。そんな中、ジスカルドの使者・エリクスからもたらされた報せにより、一行はラグラドールへ向かうことに。アリシアは初めて目にする海に大興奮だったが、突然の襲撃に遭いルアークが負傷、アリシアは「翼の祈り」の本拠地へとさらわれてしまう。そこで彼女は、かねてから興味を持っていた”聖女アーシェル”と対面するのだった。
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各巻あらすじ
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「作家六波羅一輝の推理シリーズ」の記事における「各巻あらすじ」の解説
白骨の語り部 大ヒットしたデビュー作以降、小説が書けないでいたリストラ寸前の作家、六波羅一輝は、柳田國男の『遠野物語』で有名な、岩手県遠野市に伝わる民話に新作推理小説の着想を得る。新米女性編集者の北村みなみとともに取材に向かった。しかし、遠野で待ち受けていたのは、女性の白骨死体だった。警察の捜査により白骨死体の身元が特定された。それは近くの屋敷に住む、謎めいた昆家の四姉妹の次女・有希子。だが、彼女が失踪したのは数日前で、白骨は死後一年は経過していた。 ニライカナイの語り部 「“ニライカナイ”は海の彼方にあるという楽園か、それとも…?」という伝説に心惹かれた一輝は沖縄に発つ。取材を始めた矢先、東京で女性の変死死体が見つかる。その背後には、テーマパーク建設をめぐる対立と、住処を荒らされると復讐するというキジムナーの伝承があった。 京都・陰陽師の殺人 ある日、「わたくしの婚約者が、一条戻橋で鬼に殺されたのです。」という内容の手紙が一輝の元に届く。殺人現場からは人形の紙片が発見され、犯行声明を出した美貌の「陰陽師」は、殺害方法を「呪い」だと主張するが......。 小樽・カムイの鎮魂歌 小樽運河に美女の他殺体浮かぶ。彼女は一年前に自殺した親友の遺言に従い「アイヌの秘宝」を探していた。義経とアイヌの少女の悲恋物語が眠る岬に遺された言葉は「アイヌの秘宝を探して」。学者は秘宝の存在を否定するが、東京からの自称冒険家もやって来て......。 秩父夜祭・狼の殺意 一輝達は狼信仰に纏わる新興宗教団体を取材する事になった。そんな中、奥秩父山中で喉に狼らしき咬痕がある女性の刺殺死体が発見される。被害者は一輝に同行していたカメラマンだった。やがて第2の殺人が発生する。
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各巻あらすじ
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女王の百年密室 西暦2113年。原野を彷徨っていたミチルとロイディは、不思議な老人に導かれ、森の中に聳え立つ宮殿へと辿り着く。周囲を高い壁で囲まれたそこは、外界から完全に隔離された小都市ルナティック・シティだった。ミチルたち理想郷とも言えるこの都市の社会システムと、その奇妙な深部に足を踏み入れていく事になる。 やがてミチルの脳裏を過ぎる残酷な光景。「死」という概念の消失したルナティック・シティ。物語はミチルの凄惨な過去とリンクし、そのベールを解き明かしていく。 迷宮百年の睡魔 ミチルとロイディは、一夜にして森が消え周囲が海になったというイル・サン・ジャックという島を訪れる。これまでマスコミをシャットアウトしていた島が何故ミチルを迎え入れたのか?女王メグツシュカの真意とは?そして、ミチルたちが島を訪れた夜、殺人事件が発生する。 赤目姫の潮解 黒い髪白い肌の赤目姫、緑目王子、紫王と、彼らが見る人形世界…。奔放なイメージで構築された異色の哲学的幻想小説。
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各巻あらすじ
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交錯(こうさく) 白昼の新宿で通行人を無差別に殺傷する男を、別の男が「刃物で刺す」という文字通り体当たりの方法で阻止し、そのまま姿を消してしまう。 青山の宝飾店で起きた強盗事件。盗まれたのは高価な時計ばかりで、その手際の良さから、計画的な犯行と考えられた。 無差別殺人犯を止めた男探しと強盗事件、どちらの事件も捜査が行き詰まり、追跡捜査係の沖田と西川が「別の視点」から捜査をすることになった。互いに気が合わない2人だったが、2つの事件が思わぬ形で交錯し……。大山公人:新宿で無差別に3人を殺傷した人物。4人目を刺そうとした時に、自分が何者かに刺され、意識の回復が見込めない植物状態に陥る。 名無し:無差別に人を切りつける大山を、「刺す」という体当たりの方法で止めた。その後姿を消してしまう。ネット上では英雄視される。 本多啓介:大山に4番目に殺されそうになった小学生。間一髪「名無し」に助けられる。PTSDに苦しむ。 古河:強盗被害に遭った宝飾店「ジュエリー・コガ」のオーナー。 葛原:西川行きつけのレストランのウェイター。店にも誰にも何も告げずに行方をくらます。 本多響子:啓介の母親。バツイチで啓介と二人暮らし。 策謀(さくぼう) 5年前、渋谷区内で人を殺したとして国際指名手配されていた容疑者・船田透が帰国するという情報が西川にもたらされる。手配されていることを分かっていながら、船田はなぜ本名で堂々と帰国したのか。逮捕された船田は取調べで一貫して無実を主張し、唯一の証拠である凶器に付いた指紋も、事件以前に付いたものだと言い張り、知的で理詰めの口調は西川を苛立たせる。 一方、同じく5年前に渋谷で15人が犠牲となったビル放火事件を洗い直していた沖田は、火元がビルのオーナーが倉庫として使用していた部屋であることから犯行動機に疑問を持つ。再び関係者に聞き取りを開始するが、火災で死亡したオーナーの会社の社員が1人、所在不明になっていることが判明する。関係者の足跡捕捉は最低限の仕事にも関わらず、それが行われていなかったのは、放火の消火作業中に前述の殺人事件の通報があり、指揮系統が混乱していたからだった。少ない手がかりをたどり、所在不明の社員・本間純一の居所を突き止め、不審な態度を見せる本間を問い詰めると、本間が5年前に「コーシン」という政治団体に便宜を図ってビルの一室を貸していたことを白状した。船田透:5年前、渋谷区内で人を殺したとして指名手配される直前に出国し、国際手配されていた。元代議士秘書。 鹿取孝也:5年前の12月23日、渋谷区内の路上で撲殺された。当時23歳。 原:火災のあったビルの近くの喫茶店のマスター。 小森隆康:火災で死亡したビルのオーナー。渋谷と新宿にビルを3つ所有し、5人の社員がいた。 本間純一:所在不明になっている小森の会社の社員。 小森有子:小森の妻。心労で入院している。75歳。 助川護:コーシンの上部団体「民主経済研究会」のメンバー。 竹岡貢:5年前に船田が秘書を務めていた代議士。与党内ではかなりの実力者。 謀略(ぼうりゃく) 標的の男 刑事の絆
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各巻あらすじ
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「刑事・鳴沢了シリーズ」の記事における「各巻あらすじ」の解説
雪虫(ゆきむし) 冬も押し迫った晩秋の頃、湯沢で78歳の老女の刺殺体が発見された。怨恨か、通り魔による犯行かと捜査が行き詰る中、刑事の鳴沢了は、その老女が50年前新興宗教『天啓会』の教祖だったこと、同じ頃信者の一人が殺人事件を起こしていたことを突き止める。2つの事件は関連していると確信する了だが、当時の資料は一切残っておらず、当時現役だったはずの祖父は事件を「覚えていない」と言い、捜査本部長の父も関連性を認めようとせず、了を事件から遠ざけようとする。50年という長い歳月に阻まれながら、時を超えた犯罪に了が挑む。大西海:魚沼署の新米刑事。了と組むことになる。了からは海(うみ)君と呼ばれる。高校まで佐渡で過ごした。 鳴沢宗治:了の父親。魚沼署の署長。今回の事件の捜査本部長を務める。 本間あさ:78歳。刺殺される。年金と祈祷師まがいのことをして生計を立てていた。50年前に『天啓会』という新興宗教の教祖をしていた。 長瀬龍一郎:東日新聞の新米記者。前年に著作『烈火』がベストセラーになった小説家でもある。 鳴沢浩次:了の祖父。79歳。現在も部下から慕われている。 石川喜美恵:新潟銀行に勤めるOL。了が中学時代好きだった女の子。 佐藤文治:魚沼興産というガソリンスタンドのチェーンの元経営者。容疑者の似顔絵に似ている、と喜美恵が連絡してきた。 破弾(はだん) 故郷を捨てた了は、警視庁の採用試験を受け、多摩署に配属されていた。コネで受かった、と噂され、ろくに仕事も任されないまま、資料室で過去の未解決事件を読み漁る毎日を送っていた。そんなある時、ようやく回してもらった仕事は、ホームレスが襲撃された傷害事件。現場に赴くと、既に到着していた同僚の小野寺冴から、被害者が姿を消した、と伝えられる。 被害者不在のまま捜査を進める了と冴だが、新たに殺人未遂事件が発生する。2つの事件の被害者は過去に、同じセクトに所属し学生運動に興じていた共通点があった。内ゲバか、との疑いを持った了と冴だが、2つの事件に関連性はないとして、2人は引き続きホームレス襲撃事件の調査を命じられるも、事件は暗礁に乗り上げてしまう。小野寺冴:30歳、了と同期。過去に新聞沙汰になる不祥事を起こし、一課内で孤立している。 山口哲:公安一課所属。別の刑事の紹介で、了に協力。 沢口裕生:45歳。了が大学時代所属していたラグビー部のOB。留学する友人の家を了に貸してくれた。面倒見が良く、世話好きな性格。中学校の教師。 片平真司:ホームレス襲撃の手掛かりとなる、シカゴ・カブスの野球帽をかぶっていたアメリカ帰りの少年。後に重要な目撃証言をする。 沢ちゃん:傷害事件に遭ったと思われるホームレス。通報者が現場に戻ると、既に姿を消していた。 岩隈哲郎:45歳。ホームレス。居場所は点々としている。自称・物書き。了に近づき、情報を小出しに与える。 熱欲(ねつよく) 殺人などの凶悪事件を追うことだけが使命だと思っていた了だが、配転先の青山署では生活安全課に配属され、被害者が続出しているマルチ商法の詐欺事件の内偵をすることとなる。ゆるゆるとした捜査法にも納得がいかないまま、内偵を続けるが、他人を勧誘することで、被害者がともすれば加害者ともなりうるマルチ商法の実態は掴み難く、捜査は難航する。そんな中、匿名で情報提供者が現れ、事件の頂点に大物詐欺師が何人も絡んでいることや、ニューヨークのチャイニーズマフィアの存在も浮かび上がる。了の過去のトラウマからの解放と新たな一歩を描く作品。横山浩輔:生活安全課の先輩刑事。了と共にK社事件の内偵をする。 太田:了にK社の情報を提供する。 浦田元:太田が了に紹介した内通者。太田に説得され、警察に協力することを決意した。 河村沙織:夫のDVに悩み、青山家庭相談センターに身を寄せている女性。 河村和郎:沙織の夫。JRプランニングという会社に勤めている。 孤狼(ころう) 一人の刑事が自殺し、また一人の刑事が失踪した。 晴れて刑事課に戻った了は、本庁の沢登理事官から、別の署の今(こん)という刑事と共に、特命の極秘捜査を命じられる。失踪した戸田という刑事を見つけ出すことが沢登の命だ。調べれば調べるほど謎は深まり、捜査を妨害しようとする謎の集団まで現れ、その影は優美らの元まで忍び寄る。しかも彼らは、身内、警察組織の人間だった。事件の裏に見え隠れする『十日会』という謎の組織の正体とは、そもそも捜査の目的とは何なのか。警察内部の腐敗した闇が暴かれる。今敬一郎:練馬北署の刑事。巨漢で体重は255ポンド。大食漢で、好きな言葉は「奢り・大盛り・お代わり」。いずれは警察を辞め、実家の寺を継ぐことを考えている。冴とは、機捜時代の同僚で、犬猿の仲。 沢登:警視庁の理事官。しがらみがないから、という理由で鳴沢と今に特命の捜査を命じる。 堀本正彦:自殺した(と断定された)刑事。世田谷東署生活安全課の刑事。自宅以外にアパートを借りていた。 石動:戸田の行方を追う鳴沢に電話をかけてきた正体不明の人物。鳴沢たちの動きを逐一知っている。 小野寺冴:了の多摩署時代の相棒。現在は私立探偵。 鳴沢宗治:了の父親。胃癌が見つかり、療養を挟みながら仕事を続けている。『十日会』の存在を知っている。 新藤則昭:窃盗の常習犯。62歳。後に重要な証言をする。 長瀬龍一郎:東日新聞の記者。現在は本社勤めで、渋谷・世田谷・目黒のサツ回り担当。 帰郷(ききょう) 確執の続いていた父が病死した。忌引で新潟に戻った了の元に、葬儀の翌日、一人の青年・鷹取正明が訪ねてくる。 鷹取は、15年前の殺人事件の被害者の一人息子だった。奇しくも、父の葬儀当日がその事件が時効を迎えた日だった。正明は、時効を迎えたその事件の犯人は、当時の最有力容疑者だった羽鳥だ、と断言しその証拠を見つけて欲しい、と了に頼んできた。 その事件が、父唯一の未解決の事件だったこともあり、父の無念を晴らすため、父の鼻を明かすため、自分の思いと葛藤しながらも、了は捜査に乗り出す。新潟では何の権限もない了に、やはり捜査は妨害される。父が残していた備忘録を元に、限られた時間の中で捜査を続ける了だが、正明と羽鳥に関する不可解な証言が次々と浮かび上がる。鷹取洋通:15年前に殺害された男。大学の経済学部の助教授。環境保護のNPO団体・アースセーブ新潟の設立者。 鷹取正明:洋通の一人息子。宗治の葬儀の翌日、了を訪ね、時効を迎えた事件の真相究明を迫る。羽鳥が犯人だと訴える。事件当時12歳。 羽鳥美智雄:洋通とは高校時代からの友人で、同じ大学の助教授だった。事件の半年後大学を辞し、洋通の意志を継ぐ形でアースセーブ新潟を設立する。 安藤忠志:了の警察学校の同期。面識はなかった。交通課を経て、長年希望していた刑事課に配属された。了を執拗に敵視する。 大西海:了の新潟時代の後輩刑事。現在は中署勤務。安藤に対象が了だとは知らされずに、尾行するよう指示されたが、安藤の刑事としての素質に疑問を持っている。 緑川聡:元新潟県警刑事。定年退職し、現在は警備会社に勤めている。当時、捜査本部にいた。 讐雨(しゅうう) 連続少女誘拐殺人事件の最後の裏付け捜査を終え、署へ戻る途中だった鳴沢了と相棒の萩尾聡子。2人が乗る車の目の前で、一台の車が爆破する。幸い死者は出ず、鳴沢と萩尾も軽傷で済む。 署へ帰った2人は、雑務処理中『間島を釈放しろ。さもないと爆発は続く。』と書かれた脅迫状が届いていたことに気付く。更に、手紙に続き、同じ内容の電話もかかってきた。「間島」とは、連続少女誘拐殺人事件の犯人。捜査も大詰めとなり、解散直前に迫った捜査本部は再び慌ただしくなる。そして、恐れていた2度目の爆発事件が発生する。萩尾聡子:了の同僚。既婚者。二児の母。署内での愛称は「ママ」。要人警護に就いていたことがある。 石井敦夫:警視庁捜査一課の警部補。普段から厳しい顔つきで、笑顔をほとんど見せない。刑事歴15年のベテラン。過去に一人娘を殺されており、間島事件に異様な怒りと執着を見せる。 間島重:1カ月の間に、3人の女児を誘拐・殺害、死体損壊・遺棄の罪で逮捕された。 高橋:脅迫者を自称する男。刑事課に電話をかけてくる。 栗岡正志:浜村組(ヤクザ)の一員。27歳。3度目の爆破現場から指紋が検出された。 榎本:浜村組の下部組織・平岡会の若頭。 畑山あおい:榎本の内縁の妻。32歳。一児の母。 血烙(けつらく) あの子を救えるのは俺だけだ。誘拐された恋人の息子、背後に揺れる因縁の男の影。大切な友を守るため、了はアメリカの地を駆ける。堂場瞬一史上売上NO.1シリーズ第7弾。NY市警で研修中の了に届いた凶報。恋人の息子・勇樹がバスジャックに巻き込まれたという。だが、現場に駆けつけた了が見たのは、犯人の射殺体――勇樹は別の何者かに誘拐されていた。謎を深める事件。容疑者として浮上する大物マフィアの影。異国の地を駆け巡る了が辿り着いた、事件の哀しき真相とは? 内藤七海︰NY市警刑事。優美の兄。鳴沢の親友 トミー・ワン:チャイニーズマフィア幹 部。七海の宿敵 チャーリー・ワン:トミー・ワンの甥 アイリス・ワン:トミー・ワンの娘 ジェイク:アイリスの息子 ミケーレ・エーコ:愛称ミック。NY市警刑 了の相棒 ジャック・オブライエン:NY市警刑事 B・J・キング:アトランタ市警刑事 ホセ・カブレラ マイアミの私立探偵 ウォルター・オートン:FBI捜査官 内藤優美 :鳴沢の恋人 内藤勇樹:優美の息子 被匿(ひとく) 西八王子署管内で代議士が不審死。充分な捜査もせず警察は事故と断じた。だが了のもとに東京地検特捜部から、死んだ議員が大規模収賄で事情聴取される予定だったと情報が入る。警察の不穏な行動、圧力をかける権力者―孤立したまま事件を追う了の捜査は、思いがけず旧知の人物へとつながっていく。鳴沢 了:西八王子署の刑事 畠山悠介:衆院議員。 水死体で発見 城所智彦:多摩歴史研究会幹事 片桐雅治:消防署員 片桐妙子:片桐の妻 長瀬龍一郎:東日新聞の記者 長瀬勝也:龍一郎の祖父。元都議会議員 長瀬善:龍一郎の父。 東日新聞社員 長瀬清子:龍一郎の母。 25年前に死亡 権藤:建設会社会長。 畠山の後援会会長 大崎新一 :権藤の運転手 大崎有里 :大崎の娘。 看護師 藤田心:警視庁捜査一課刑事 新井:警視庁捜査一課班長 野崎 順司:東京地検特捜部検事 内藤優美:鳴沢の恋人 内藤勇樹:優美の息子 内藤七海:優美の兄。 鳴沢の親友 疑装(ぎそう) 久遠(くおん) 七つの証言 刑事・鳴沢了外伝(ななつのしょうげん)
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各巻あらすじ
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「警視庁失踪課・高城賢吾」の記事における「各巻あらすじ」の解説
蝕罪(しょくざい) 翌月に結婚を控えた会社員・赤石透が失踪したと、心配した母親の芳江が透の婚約者・翠と失踪課に相談に訪れる。 事件性の有無を探りながら捜査を始めると、失踪した赤石には就職に失敗し1年間ネットカフェ難民生活をしていた過去があり、更に今の会社に勤める前の1年間、経歴不明の空白の時期があった。母親も婚約者さえも知らない1年に何があったのか。調べを進めていく内に、インチキ健康食品を売りつけて暴利を貪っていたJHAという会社と赤石の関連が浮かび上がってくる。赤石透 - 失踪した会社員。26歳。派遣会社「TJS(東京ジョブサービス)」勤務。就職に失敗し、大学卒業後1年間、ネットカフェ難民生活を送っていた。さらに経歴に1年間の空白がある。 矢沢翠 - 透の婚約者。TJSに勤める同僚。 赤石芳江 - 透の母親。長野県在住。 赤石美矩 - 透の年の離れた妹。10歳。 上池拓司 - 透の大学時代からの友人。銀行員。 会田光信 - 透がネットカフェ難民生活をしていた頃の知り合い。ネットカフェの店員だった。現在は司法書士をしている。 甲本正則 - 30歳。小さな輸入会社の社員。後頭部を2発撃たれ死亡。 福永真人 - 赤石が失踪前に連絡を取っていた男性。 相剋(そうこく) 杉並事件と呼ばれる通り魔事件で有力な目撃情報を提供した人物が行方不明になったという。依頼をしてきたのは捜査一課の管理官だった。筋違いだと依頼を一蹴しようとする高城を尻目に、阿比留は明神と法月に捜査を命じる。 時を同じくして、春休み中の男子中学生が、友人の女の子が失踪したと失踪課を訪れる。通常、家族以外からの捜索願は受理できないが、少女に対する同級生らと家族の証言が食い違い、不審感を抱いた高城は醍醐と共に非公式に捜査を始める。長岡 - 警視庁捜査一課管理官。 堀 - 杉並事件で有力な目撃情報を持っているらしい人物。 安岡卓美 - 杉並事件の被害者。32歳。 川村拓也 - 中学3年生。生活指導が厳しいことで有名な私立中学に通う。希が失踪したと相談に来る。 里田希 - 拓也の友人。ずば抜けて優秀だった。友人らは「家出をするような子ではない」と言い、父親は「家出を繰り返していた」と言う。 里田直紀 - 希の父親。デジタルプラスワン社長。平日は会社に泊まり込み、ほとんど帰宅しない。 里田愛華 - 希の母親。何事も夫に伺いを立てる気弱な性格。 塩田龍二 - 指定暴力団「京三連合」の若頭。かつて襲撃され入院していた時に、所轄の刑事課にいた高城と知り合い、気に入ってしまう。杉並事件に関して、高城に「SI」というヒントを与える。 黒田博史 - 希が憧れていた1年上の先輩。陸上部のホープ。 邂逅(かいこう) 大学理事長を務める息子が帰って来ないと母親が相談に訪れる。翌日とりあえず捜査を始めるが、依頼してきた母親の態度が一転して非協力的になり、大学関係者も「何も言うことはない」の一点張り。母親は遂には、「これ以上捜さなくていい」と捜索願を取り下げてしまう。 一方、仙台で発見された女性の遺体。それは、失踪課に家族から捜索願が出ていた女子大学職員で、法月が体にむち打つように調べていた事件だった。状況から自殺と判断されるが、後日、捜査二課の管理官がこの事件について聞いてくる。この事件には何か別の側面があるのか、2つの事件に関係はあるのか、法月が必死になる理由とは……。藤井碧 - 港区にある森野女子短大の総務部長。40歳。実家のある仙台で遺体で発見される。 鈴原香奈枝 - 碧の妹。既婚者、仙台在住。姉と連絡が取れないと失踪課を訪れる。 占部俊光 - 学校法人港学園理事長。40歳。失踪人。いわゆるワンマンだったらしい。 占部佳奈子 - 俊光の母親。息子と連絡が付かないと失踪課を訪れる。高慢な話し方をする。 嶋田 - 港学園大学総務部長。 竹内 - 港学園大学常務理事。筋金入りの警察嫌い。 三浦尚志 - 港学園大学法学部教授。 三井 - 警視庁捜査二課管理官。藤井碧の件について失踪課に探りを入れる。 阪井康之 - 東日新聞のサツ回り。草食系のハンサムな顔立ち。六条と付き合っている? 漂泊(ひょうはく) 醍醐や明神と呑みに行き、久しぶりに気持ち良く酔った帰り道、高城の目の前で明神が爆風で吹き飛ばされる。ビル火災のバックドラフトに巻き込まれたのだ。 鎮火後、火元のスナック「ブルー」から発見された二遺体に他殺の痕跡があることが判明。頭部に撲殺痕があるのは店のマスターだったが、背中に刺し傷のあるもう1人は身元不明。 幸い明神の命に別状はなかったが、傷付いた仲間のため、高城は捜査に乗り出す。遺留品のネックレスから、遺体は捜索願が出ている作家の可能性が出てくるが、直前に不可解な行動を取っていることが判明し……。藤島憲 - 失踪課に捜索願が出ていた人気ミステリー作家。自宅は契約解除され蛻の殻、預金口座や携帯電話など一切が解約されていた。 高嶋尚人 - スナック「ブルー」のマスター。撲殺痕があった。 高嶋健 - 尚人の弟。 饗庭紗江子 - 藤島憲の妹。横須賀在住。 井村 - 藤島の担当編集者。鳴沢了と接点がある。 花崎光春 - 藤島と親しくしていた作家仲間。主に時代小説を執筆する。 村上崇雄 - 藤島の高校時代の同級生。藤島と文学談義に花を咲かせ、最も親しくしていた。 井形はな - 北海道警から警視庁へ2年間研修に来ることになり、長野の下につく。バツイチ。 裂壊(れっかい) 半年に一度実施される課長査察の直前に、室長の阿比留が拳銃を所持したまま姿を消してしまう。査察までの限られた時間の中で内密に阿比留を捜索し始めた高城たちは、これまで本人が隠してきた阿比留の私生活に切り込んでいくことになる。 一方、阿比留が姿を消した同日、失踪した女子大生の捜索を恋人が依頼に訪れる。本人の写真、家族、実家といった失踪者に関する情報がない中で法月、醍醐らは捜索を開始する。鈴木美知 - 失踪した女子大生。なぜか恋人にも写真を撮られるのを嫌がり、家族や実家のことも話していなかった。 広瀬哲司 - 美知の恋人。失踪課に捜索依頼を届け出る。 鈴木孝弘 - 阿比留の夫。山梨県に在住している陶芸家。 尾花遼子 - 交通部交通規制課の管理官。阿比留とは同期で、今でも月に一回程度会うほど親しい。阿比留のプライベートを知っている人物。 光村弘道 - 刑事部のNO.2である参事官。高城の捜査一課時代の課長。高城にとって気の置けない相手であるが、頭の上がらない人間の一人。 井本健太 - 美知の元彼。 浜岡浩介 - 連星会構成員。 横山英彰 - 連星会構成員。浜岡とは高校の同級生。 菊池大介 - 自動車修理工場勤務。高校時代に中川と共に「日本のコロンバイン高校事件」と呼ばれる事件を起こし逮捕された。 中川敏行 - 新聞販売店勤務。高校時代に菊池と共に爆破未遂事件を起こし、殺人予備で逮捕された。 波紋(はもん) 自身の家族に関する過去が明るみに出て、捜査一課へ戻る出世の道を絶たれた阿比留は仕事への熱を失い、三方面分室は空中分解状態になった。異動が決まった法月から、5年前に交通事故の現場から姿を消したロボット工学者・野崎健生に関する事件の解決を託された高城は、明神と共に捜査を開始する。5年というこれまでにない長い月日が経過した失踪事件を失踪者の生存という形で解決できれば、高城の娘・綾奈の失踪事件にも一条の光が射すのではないかという思いを抱かせるが、野崎が勤務していた会社で爆破事故が発生し、状況が一変する。野崎健生 - 5年前に事故現場から失踪したロボット工学者。主に、歩行アシストシステムの開発研究を行っていた。 野崎詩織 - 健生の妻。港学園大学の米文学の准教授。 野崎満佐子 - 健生の母。交通事故で脊椎を損傷し、30年以上車椅子生活を送っている。健生の開発のモチベーションになっていた。 野崎武博 - ビートテク社長。 野崎清吾 - 武博の兄。大日本技術総研会長。 新井啄郎 - 健生の同僚。詩織と共に捜索願を出したビートテク社の社員。 住田貴章 - 住田製薬前会長、現相談役。六条の母の従兄弟。醍醐が1年だけ在籍していた球団の当時副代表。 日吉徳雄 - 小金井市の老人ホーム「桜園」の住人。ビートテクの歩行アシスト機器で妻が怪我をしたと話す。 灰田 - ビートテク社のライバル企業ハイダの社長。 篠 - 独立行政法人「高度自立システム研究所」総務部長。 畠山省吾 - 科学捜査研究所研究員。文書鑑定の専門家。大学及び大学院では書誌学を専攻し、自宅の蔵書は1万数千冊に及ぶ。自他ともに認める本の虫。 遮断(しゃだん) 失踪課の六条舞の父親で、厚労省審議官の六条恒美が失踪する。事情聴取に訪れた高城たちに対して、舞の母親はどことなく歯切れが悪く、何かを隠しているような態度を見せる。仲間の危機を目の当たりにし、ふさぎ込んでいた阿比留も久しぶりにやる気を見せる。事件性はないように思われたが、身代金を要求する電話がかかってきたことから事態は急変する。一方、刑事経験のない失踪課の新メンバー田口は、同じ頃に発生した、IT企業のインド人技術者の失踪事件を捜査する。長友 - IT企業「NSワールド」総務部長。シンの捜索願を出す。 ラヴィ・シン - NSワールド勤務。インドのケーララ州出身。27歳。 六条恒美 - 舞の父親。厚労省審議官。55歳。昼食を取りに外出した後、職場にも家にも戻らず、捜索願が出される。 六条麗子 - 恒美の妻、舞の母親。 谷中 - 厚労省人事課の男性職員。 田崎竜太 - 都議会議員。民自党支部長。 住田貴章 - 住田製薬相談役。麗子の従兄。 梅田 - 特殊班を統括する管理官。 高井尚人 - インド料理店「アショカ」のウェイター。25歳。 石岡卓也 - 広域指定暴力団「校道会」組員。22歳。 上堀 - 捜査一課長。 鳥飼 - 厚労省職業安定局雇用政策課の課長補佐。45歳。 城戸南 - 横浜地検本部係検事。 大沢直人 - 検察事務官。 牽制(けんせい) 娘・綾奈の失踪事件と向き合うことを決意した高城は、身元不明の女性の遺体が出る度に確認に行くようになる。 そんな中、拳銃を持った新米巡査と、ドラフト1位の高校球児の失踪が相次ぐ。野球にしか興味がないような真面目な少年には自発的に姿を消す理由が見つからない。将来有望な少年の捜索に、元プロ野球選手の醍醐が執念を燃やす。花井翔太 - 東京栄耀高校3年生。ドラフト1位でパイレーツ入団が決まっている。 高木幸一郎 - 拳銃を所持したまま行方不明になった、恵比寿駅前交番の巡査。 布施泰治 - 中学時代、翔太とバッテリーを組んでいた。 花井信也 - 翔太の父親。信用金庫勤務。 花井仁美 - 翔太の母親。 平野 - 東京栄耀高校野球部監督。 飯田浩太 - 野球部員。翔太のチームメイトでクラスメイト。 高井 - 警視庁OB。火事で自宅が全焼する。 中西美紀 - 東京栄耀高校野球部の寮の食堂で働く女性。 吉田璃子 - 東京栄耀高校野球部マネージャー。 高嶋水穂 - 翔太の同級生、ガールフレンド。素行に問題がある。 杉山学 - パイレーツのスカウト。小学生の時に高校野球予選で醍醐のプレーを見て、自身も野球を始めた。 秋庭香織 - 水穂の中学生時代からの親友。 安斉 - 警視庁広報部係長。 山尾 - スポーツ紙パイレーツ番記者。 牧村 - 生活安全部保安課管理官 警視。 闇夜(あんや) 綾奈の葬儀を終え、高城は再び酒浸りの生活に戻り、仕事も無断欠勤を続けていた。そんな高城を現実に引き戻したのは、綾奈の事件を彷彿とさせる7歳の少女の行方不明事案だった。捜索の甲斐なく少女が遺体で見つかり、捜査権は失踪課から捜査一課へ移るが、娘を失った両親を自分に重ねた高城は必ず犯人を探すことを誓い捜査を始めるが、また少女が行方不明になったとの知らせが入る。菊池真央 - 行方不明になった後、遺体で発見された少女。小学2年生。 菊池昭利 - 真央の父親。百貨店勤務。妻・梓は専業主婦。 辰巳 - 菊池家からほど近い場所に住む警視庁OB。妻は華道の先生。 長池 - 捜査一課特殊班係長。高城と一課で一緒に仕事をしたことがある。 馬場 - 捜査一課強行班刑事。 中澤 - 捜査一課強行班係長。真弓から根回しされ、高城の捜査を了解する。 愛川いずみ - 真央が通っていたピアノ教室の先生。29歳。 藤村 - 真央が通っていた水泳教室のコーチ。 寺井慎介 - コメンテーター。国際経済学が専門。番組の女性アシスタントへのセクハラが問題となり降板した。 牧原 - 世田谷東署の高城と同年輩の刑事。 神田 - 世田谷東署の若手の刑事。26歳。 和田沙希 - 被害者の少女。小学2年生。 和田武敏 - 沙希の父親。娘の事情聴取を拒否していたが、芝田の説得を受け、協力する。 井本剛志 - 等々力不動前駐在所 警部補。55歳。妻が沙希を保護する。 芝田仁志・悠子夫妻 - 13年前に中学生だった娘がレイプの上殺害され、犯人は責任能力なしで無罪となった経験を持つ。 高木幸一郎 - 公園のトイレで拳銃自殺した巡査。 高木泰之 - 幸一郎の兄。レストラン勤務。 高木優 - 幸一郎と泰之の父親。大手電機メーカーの川崎工場の副工場長。 献心(けんしん) 綾奈の事件で直前に綾奈らしき女の子を見たという目撃者が見つかる。身内であることを理由に捜査を禁じられている高城が当時の様子を聞きに訪れるが、一転して供述が曖昧になる。その変化を不審に思った長野が行動を監視すると、弁護士を通じて捜査に抗議をしてきた。 綾奈の無念を晴らすため、この事件だけは自分で解決しなければと執念を燃やす高城は、わずかな手がかりを元に、連絡の付かない綾奈の当時の同級生を探して、一人秋田を目指す。平岡真之 - 45歳。携帯電話会社の営業部課長。綾奈の事件の参考人。 臼井裕 - 綾奈の同級生。山形の大学に進学し、1人暮らしをしている。 黒原晋 - 綾奈の同級生。小学2年生になる時に練馬に、4年生になる時に秋田に引っ越した。 黒原弥生 - 晋の母親。秋田県出身。父の死を機に両親が経営していた旅館「水鳴荘」を廃業させる。 羽村望都子 - 綾奈の担任教諭だった女性。 重田尚美 - ホテル「ブルーヒルズ」従業員。以前、「水鳴荘」に勤めていた。 三枝 - 岩手県警本部地域課長。 清水 - 岩手県警東署地域課長。 石田 - 繋温泉ホテル「清風苑」支配人。 山口明美 - 「清風苑」従業員。 金子華子 - 弥生と同じ団地に住む老女。 萩本 - 弥生が住む団地の自治会長。 森野裕美子 - 「グループホーム上盛岡」職員。
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