死体損壊・遺棄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:42 UTC 版)
「奈良小1女児殺害事件」の記事における「死体損壊・遺棄」の解説
小林は被害者Aを殺害後、アリバイ工作のため勤務先へ赴いたが、行きつけの料理店で飲食するうちに屍姦することを思いつき、自宅に戻ってAの遺体の陰部に陰茎を挿入しようとしたが、それを行うことができなかった。そのため、Aの口の中に陰茎を挿入しようと考え、Aの口を押し開けようとしたが、開けることができなかった(死後硬直)ため、同日19時20分ごろにフォーク・サバイバルナイフ(平成17年押第5号の1)を用い、Aの遺体の歯10本をえぐり取って損壊した。 その後、Aが持っていた携帯電話にAの母親が電話してきたが、小林は母親の動揺した声を聞き、「Aを自分のものにした」との満足感を伝えるとともに、「世間を騒がせてやりたい」などの気持ちから、遺体がAであることがその両親らに分かるよう、Aの身体に付着していた血液を拭き取ってAの遺体を撮影した。その上で同日20時4分、遺体発見現場付近から被害者女児Aの携帯電話(全地球測位システム〈GPS〉付き)を使用し、娘の行方を捜していた被害者女児の母親に対し、Aを撮影した画像を添付した上で「娘はもらった」とのメールを送信した。また小林はAの遺体の写真を自分の携帯電話にも転送し、勤務先近くのスナック(河合町内)でその写真を店員らに見せており、「自分は離婚した妻との間に(Aと)同い年の娘がいるから他人事じゃない」と心配するそぶりをしていたが、携帯の画像を見せびらかすなどしていたため、周囲からは「犯人ではないか」と疑われていた。 さらに世間を大騒ぎさせる目的に加え、腐敗していくだろう死体を処理しようと考え、「夜間は人目に付きにくいが、昼間になれば容易に発見される場所に死体を遺棄しよう」と思い付き、同日21時40分ごろ、自宅から遺体を搬出して乗用車に乗せた。そして生駒郡平群町まで運び、22時ごろには町内の道路脇側溝内に死体を放置して遺棄した。
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