水玉模様とは? わかりやすく解説

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みずたま‐もよう〔みづたまモヤウ〕【水玉模様】

読み方:みずたまもよう

小さな円形一面散らした模様みずたま。「—のネクタイ


水玉模様

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 04:30 UTC 版)

コイン・ドット、ポルカ・ドット、ピン・ドット
「カルピスソーダ」
カルピスの包装に水玉が採用されたのは、発売から3年後の1922年で、銀河の群星をイメージしたものだという[1]
(当初は濃い青地×不規則に配置された白の水玉[2]

水玉模様(みずたまもよう)は、模様の一種。主に、小さなドット円形)を複数配置したものを指す[3]。パンチングメタルのような規則的な構成になっているものも多い。ドット柄とも呼ばれる[4]

ドットの大きい順に、コインドット、ポルカドット(: Polka dot[5][6]、ピンドットと3区分されることがある[7]

古くは新アッシリア帝国(古代メソポタミア地方、現イラク)の王妃リッバリ・シャラト紀元前7世紀)のニネヴェレリーフのドレスにも確認される(「リッバリ・シャラト」の項目に載る写真を参照)。

ヨーロッパにおいて水玉に近い模様としては、ドイツ皇帝フリードリヒ1世十字軍兵士の姿をし、ロベールの歴史叙述の写本を受け取る1188年頃のシーンを描いた絵に、十字架が描かれたに無数の(中心は塗られていない)が見られる[8](英語版・ドイツ語版で確認可)。

日本では市松模様と同様に古墳時代の人物埴輪の服装から確認でき、例として、栃木県下野市甲塚古墳出土の織物型埴輪の女性服[9]茨城県八千代町大和文華館所蔵)の埴輪男子立像の下衣において確認できる[10]。この東国埴輪に確認される水玉模様に関しては、大陸伝来のものか、東国で生まれた模様かは不明。

時代は下り、江戸時代における水玉模様の小紋の一つとしては、「小紋」が挙げられる(規則正しい水玉模様に対し、意図的にまばらにするなど鮫肌に似ていることから)。

服の模様以外としては、七宝焼のデザイン「連続文様」の一つとして見られる[11]

脚注

  1. ^ 「カルピス」の誕生日(7月7日)に向けての特別企画|プレスリリース - カルピス 2010年6月
  2. ^ 実は青かった!?カルピス“水玉模様”のヒミツ - ニュースウォーカー 2009年7月7日
  3. ^ みずたまもよう【水玉模様】の意味 - goo辞書(デジタル大辞泉
  4. ^ ファッション用語辞典 - Fashion District
  5. ^ ダンスのポルカを踊るかのように並んでいるドット(玉)という意味、という説がある。 (読売新聞 2013年8月21日夕刊5面 「Style アイコン 【草間彌生】」)
  6. ^ キャビアドットというのもある。 (パリの今 「水玉」が象徴 - 大手小町(読売新聞 2013年10月9日 夕刊8面)
  7. ^ ポルカドット とは - コトバンク(デジタル大辞泉)
  8. ^ 池上俊一『図説騎士の世界』(河出書房新社、2012年)p.12に絵が見られる。
  9. ^ 発掘された日本列島2015 文化庁編 平凡社
  10. ^ 『特別展 常陸国風土記の世界 -ひたみちの首長と民-』 茨城県立歴史館 1999年 p.124.
  11. ^ 斎藤銈一『伝統美術手工芸シリーズ24 七宝焼』(マコー社、1977年)p.124.図案は、玉の大きさがまばらで統一性がない。

外部リンク

関連項目


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