失踪課
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:26 UTC 版)
「警視庁失踪課・高城賢吾」の記事における「失踪課」の解説
5年前、浪人生の都知事の孫(当時19歳)が予備校帰りに行方不明となるが、年齢的に家出か事件か判断が付かなかった。家族の捜索願を受けて捜査に乗り出したものの、すぐに捜査を開始したわけではなかった。間もなく孫の遺体が発見され、結果的に数時間の捜査の遅れが致命傷となった。 マスコミに激しい批判を受け、翌年、刑事部内に失踪人捜査を一手に引き受ける「失踪人捜査課(通称:失踪課)」が発足し、都内の所轄署内に間借りする形で3つの分室が作られた。一方面分室が23区北半分を、三方面分室(渋谷中央署に間借り)が23区南半分を、八方面分室(立川中央署に間借り)が多摩地区を管轄している。主人公らが所属するのは三方面分室である。三方面分室は、場所は外来者が訪れやすいように、渋谷中央署の1階・交通課の横にある。 受付窓口はそれまでと変わらず各所轄署だが、そのまま分室に回されることも少なくない。“失踪人捜査のプロ”ということになっているが、実態としては、「行方不明者の家族に話を聞いた」「必要と判断すれば捜査もする」という対外的なアリバイ作りのための組織であり、一種の苦情処理係のような扱いを受けている。本当に事件に発展すれば、捜査一課等、他の担当部署が捜査に乗り出し、失踪課から仕事を奪っていく。発足から数年で、予算の無駄遣いなどの批判が湧き出し、早くも存在意義が揺らぎ始めている(お荷物部署、窓際部署、刑事部の盲腸、などと揶揄されている)。 仕事は主に、書類の作成、統計調査、苦情処理であり、閑職であると認識されている。 行方不明事案はケースごとに以下のように分類されてデータベース化されている。 101 - 無事に発見されたケース101a - 自発的に戻ったケース 101b - 誰かが探し出したケース 102 - 行方不明の時期が長引いているケース102a - 1カ月以上 102b - 3カ月以上 102c - 半年以上 103 - 何らかの形で死体で発見されたケース103a - 事件 103b - 事故 103c - 自殺 103d - 状況不明 110 - その他
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