神・神殺し関連とは? わかりやすく解説

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神・神殺し関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:36 UTC 版)

カンピオーネ!」の記事における「神・神殺し関連」の解説

カンピオーネCampione) 「まつろわぬ神」を殺してその力(権能称される)を簒奪した者に与えられる称号。 「カンピオーネ」とはイタリア語チャンピオン、すなわち勝者意味する絶大な力を持つ彼らの第一呼称決して「強者ではなく勝者」であることが、この物語でのカンピオーネ本質にして正し理解あり方である。この名称は、19世紀半ば賢人議会所属していたイタリア人魔術師のアルベルト・リガノが、『魔王』と題した彼らについての論文書いたことに由来する故に19世紀以前には使われていない)。 その偉業から「神殺し」とも呼称され、あらゆる災厄わずかな希望詰め込んだパンドラの箱』の中からパンドラエピメテウスが見つけ出しとされる転生秘技を使うことから「エピメテウス落とし子」「愚者申し子」、人知越えた力を持つことから様々な魔神の名を冠されて「ラークシャサ」「堕天使」「デイモン」「混沌王(アナーク)」、日本中国など漢字文化圏では「魔王」「羅刹王」などとも呼ばれる魔術師たち頂点に立つ存在であることからヨーロッパで一時期魔術師の王(ロード・オブ・メイガス)」とも呼ばれていたが、魔術師の上存在というわけではなく、出自は様々で時にはヴォバン、アイーシャ、護堂のように魔術とは無縁世界人間から誕生することもある。 神と競うことすら不可能な転生前の人間身ながら生物として実力桁外れ強運によって自力で「神殺し」を成した埒外存在エリカによれば只の人間が神を殺すのは「厩で生まれた大工息子救世主になる」レベル奇跡重ならなければならないらしく、まぐれ程度では絶対に達成できないとのこと。 神を殺した瞬間神具簒奪の円環」を用いたパンドラ儀式により転生し瀕死の重傷四肢欠損などからも回復するパンドラから生命息吹吹き込まれることで持てる野性最大限高まり人間離れし生命力回復力、さらに並み暗視力、人間離れし直感力などの肉体的な能力獲得する加えて並み魔術師数百とされるほどのヒト超えた呪力得たことで、心身直接影響与え魔術呪術一切受け付けない体質が備わり、魔術による直接攻撃自動無効化呪力高めるだけで神の権能さえも防いでしまう。例外経口摂取などで体内直接呪術送り込むことのみであり、魔術的な治療行為知識教授なども口移しで行う必要があるまた、霊的なステージ高くなって優れた言語習得能力会得する。これらの特性から並の人間魔術師では抗うこともできないとされ、身体能力基本的に人間時のままだが、闘争心正比例して勘や反射神経といった集中力コンディション最良近づくため、一度戦闘入れば潜在能力が完全に発揮される。その性質は、手負いの方が恐ろしく戦う毎に強くなるなど魔獣に近い。『殺したぐらいでは死なない』とも形容される異常なしぶとさ(生き汚さ)から、彼らを知る者たちは殺される姿が想像できない評し、大威力であっても遠距離から狙撃するような大味な攻撃では倒しきれないことが本能的に分かっているため戦いでこのような力を使うことはほとんどない。『力で無法を天に通じさせる生き物』とも評されており、少々つじつま合わない程度状況なら荒ぶる底力強引にひっくり返してしまう。 カンピオーネとなってまつろわぬ神の方が基本的に実力は上だが、前述のようにそもそも転生前の時点実力差に関係なく勝利できる規格外戦士であることに加え、神と対峙する闘争心が湧く体質になるため、互いに討滅し合う関係が十分に成立するカンピオーネ同士場合キャリア長さ地力違いという形で現れるが、前述性質から若手年長者撃破する例も少なくない。なお、相性良し悪し相手自分より強いことに頓着するような人間性はないため、権能過多を気にすることはあまりない。ただし、そばにある物は何でも利用する傾向もあるので、持っている力はいくらでもいいよう使い権能増やす機会があれば基本的に逃さないカンピオーネとしての体質権能遺伝しないものの、生殖能力転生前と同じよう保持している。その血筋魔術世界で王族同然重みを持つため、魔術組織の長創設者になることもあり、ブランデッリ家もその一つである。ただ、カンピオーネ人間の“異種族交配”で子供ができる確率きわめて低く実際、ブランデッリ家の祖先血を分けた嫡子1人しか誕生せず、十数人もの女性集めていたウルディンにも子供気配はなかった。 100歳超えて生存可能極めて長命で、青年期達した後は老化が非常に遅くなり、さらに至純境地達した魔術師の力を持つ者ならいつまでも若いままの姿を保つ。寿命は一応あるが、パンドラアテナ曰く天寿を全うした者は少なく戦場野垂れ死にが多い」とのことユニバース235において人類側求めカンピオーネ義務は、「まつろわぬ神現れ場合人類代表として戦うこと」のみ。その義務さえ果たせ何をしても許されるという暗黙の了解がある。逆に言えば我欲のために人類被害顧みず神を呼び寄せて自身がその神を倒すという、ある種本末転倒なことをしても許される。その横暴さなどからカンピオーネ挑む者は歴史上多数存在し理論上では人間でも殺すことは可能だが「利用することは可能でも暗殺は(異常な勘の良さで気づかれてしまうため)不可能」「理屈通用しない生物」とその規格外さが言及されている。大手魔術組織歴史逸話などからその理不尽さを学び無闇に敵対しないようにきつく言い含めている。 カンピオーネ本質は非常に我が強く自己中心的であり、派手好きお調子者にして激情家、良くも悪くも周囲狂わせるなどといった共通点いくつかある。曰く、その強引さは「首を刎ねるのに、牛刀どころかミサイルまで使いかねない」というレベルパンドラによると、神殺しになるような人間はどんな出自でも「全員自分なりの『勝ち方』をわきまえている」らしく、陸鷹化も「神様だろうがどんな敵でも『勝ち方』を見つけて勝利するキャリア実力の差なんて関係ない化物」と表現している。また精神性勝負師ギャンブラー)に近く当代カンピオーネに関してはほとんどの者で異常に賭け事が強いという共通点を持つ。カンピオーネ同士互い同朋同族などと呼び合うが、我が強すぎるために協力することは滅多になく、その関係はヴォバン曰く宿敵となるか、相互不干渉盟約締結無視基本とのこと。ただし、護堂は例外的に作中登場した女性カンピオーネとは良好な関係を築いている。非戦闘時には同族同士優れた魔術師であっても神殺しか否か見分けるのが難しいが、観相術の持ち主から見ると常人尺度で言う幸運凶運超越した覇者の相」とでも言うべき特異な人相をしているらしいカンピオーネ転生した者が再び神を殺した時も同様の儀式により更なる権能簒奪できるが、カンピオーネ達成条件同様に神殺しの母パンドラを満足させうる勝利」を得なければならず、正々堂々一騎討ちでなくとも相応戦いぶり見せ必要があるまた、ラーマ権能によりパンドラの力が及ばない状況下だったのか、斉天大聖ランスロット倒して権能増えなかった。 誕生条件厳しさから、儀式開発者であるパンドラプロメテウスですら当初内心徒労に終わる考えていた程で、それ故に全くいない時代もざらにあったらしく、1世紀1人現れれば僥倖という程度だが、極稀に複数神殺し一つ時代集中する当たり年」が訪れことがある現代紀元5世紀後半頃など歴史上幾度かその時期があったことが確認されており、かつては王の下に民が集い覇権を争う末世のような状態だったと伝えられるこのような事態は《運命》にとって最も憂慮すべきイレギュラーであるため、それに対処させるべく「最強の《鋼》」と称される英雄神の『最後の王ラーマ顕現し魔王殲滅するための戦い発生する作中存在確認されているのは現代において護堂を含めて7名で、このうち100年以上前神殺し為した年長組3名を「旧世代」、近年神殺しとなった年少組4名を「新世代」と呼んで区別することもある。なお、約300年前には「智慧の王」と呼ばれるカンピオーネがヴォバンと何度も戦ったと言われている。1つ時代に7人ものカンピオーネ集ったことで『最後の王ラーマがおよそ1000年ぶりに復活するという事態になり、《盟約の大法》を封じるために神殺しを減らす策として作中2月に「魔王内戦」が勃発東京都アストラル界舞台とする激戦の末、妖精王たちが細工したアイーシャの《妖精郷の通廊》により護堂以外の6名が「異な時間軸並行世界」へと追放される2年後までにスミスドニ救出され元の世界帰還しているが、アレクや羅濠は自力習得した次元移動能力で旅を続けており、ヴォバンやアイーシャ別の世界災厄もたらしている。 作中世界とは別の並行世界にも神を殺した同族」が存在している場合があり、世界ごとにいろいろな呼ばれ方があるが《神殺し》が最も一般的だとされる。なお、神話世界ヒューペルボレアでは、ユニバース235出身者影響で「カンピオーネ」の呼称流行している。ユニバース235のように、まつろわぬ神対抗できる超人だからと世界守護者として崇め奉るユニバース存在するが、必ず暴走して世界崩壊させるうになるので、大きなあやまちだと断じられる。 孤高となってもおかしくないはずだが、奇妙なほどに同じ『人』を惹きつけることがあり、しばしば《介添人》が同行し、さまざまに支援する。これには一族から神殺し魔王誕生させ、草薙護堂六波羅蓮の《介添人となったブランデッリ家の系譜をはじめ、羅翠蓮直弟子となった陸鷹化サルバトーレ・ドニ仕えたアンドレア・リベラ、何代にもわたってデヤンスタール・ヴォバン侯爵仕えたクラニチャール一族などが該当するまつろわぬ神 人の紡いだ神話背いて自侭流離い、その先々で人々災いもたらす神々。神そのものだけでなく、神話において神と同義とされる神代の王や女王伝承語られる偉大な英雄加え天使魔獣といった存在顕現した場合同様の呼称使われる天災などに「神」感じた人間が、畏敬の念からそれに名前と神話与えたものは「真なる神」と呼ばれる。本来の「真なる神であれば己の神話逸脱する振る舞いをすることはないが、神話そのものともいえる『不死領域』から何かのきっかけ神霊となり地上出で受肉することで顕現を果たすと、地上彷徨ううちにまつろわぬ神としての性に飲み込まれ次第神話制約弱かった原始性質近づき性格大きく歪んでいく。 決し朽ちない肉体持ち一部例外除き化学兵器含めた地上武器魔術通じず、「蛇」や「太陽」に由来する神格不死能力を持つこともある。闘い生業の神であればデフォルト人類最高峰上の武技持ち魔術の神ならば周囲一帯変化させるような大魔術容易に行使するさらには権能』という神を神たらしめる聖なる力を持つ。これらの点からカンピオーネ以外にはまず抵抗すらできず、少し賢い人間なら神に喧嘩を売って弑逆するなど思いもしないが、とびきり愚者が運だけでは決し成しえない様々な意味での実力奇跡によって神々殺せ場合その人間はカンピオーネとなる。カンピオーネとは双方本能的に敵として捉えており基本的に殺し合うが、どちらも生命力自体不死に近いので勝敗ハッキリつくことの方が稀。場合によっては神同士でも殺し合い周り被害を全く考えないため、どちらにしろ人類災いとなる。 力の強大さは自我妄執アイデンティティー強さ比例するという特性があり、その神の権威知名度強さ無関係である。ただし能力的な相性問題存在し中にはカンピオーネ用の能力を持つ者もいる。自我強いためにプライドも高い傾向がある。なお、神々キャラクター規定するのが人間たち語り継いできた『神話』である以上、人類全体文化未成熟古代環境では神々能力シンプル素朴なものになる意図的に大災害を招く禍つ神もいるが、存在するだけで無意識に超自然現象引き起こし世界悪影響与える神もいる。(一部カンピオーネ同様だが)人類などは彼らにとって気に入れば加護などを与えるものの、ランスロット曰く人間のようにその気になれば視界に入るが真に理解できない」という関係で、人間一匹意識して力を揮うのはむしろ恥とする程の格差があるため、普段視界にも入れていない。基本的に悪辣ではないのだが、卑小な人間思いやる細やかさ皆無なので、多く場合無意識に残酷な振る舞いをする。 現世死した神は、その神格そのものが『生と不死の境界』を経由して不死領域』へと戻る。逆に言えば死なない限り神話中に戻ることはできないので、長く地上さまよったまつろわぬ神現世での暮らしを倦み、眠りにつくか、『生と不死領域』で隠居するかのどちらかを選ぶことが多い。死亡した神の肉体基本的にとなって崩れ去りとなって砕け散るが、稀に遺体一部が「竜骨」として残される。なお、「殺す」とは言うものの神々不滅であり、そのベース神話である以上一度殺した神が再び顕現する可能性ゼロではないらしい。ただし、信仰心低下肉体消滅などから神祖神獣同位存在である神霊零落することがあるまた、カンピオーネ以外の人類にとっては誤差しかないためあまり問題にされることはないが、顕現後の時間経過宿敵の死などでモチベーション低下することで神としての力量弱くなるとされる死した神がそのまま復活することは原則的にありえないが、『最後の王ラーマ権能「鏃の円盤」の効果カンピオーネ権能として条件付き存在することができる場合もある。 まつろわぬ神出現には『原則』が存在し、神の降臨の際には、その地と神には何らかの縁があり、降臨時の地上神話ベース肉体精神形成されてそれに沿った力を持つ。そのため、同じ神でも降臨した時代伝承内容が変わることで性質変わり、既に失われた神話の神が長い時間まつろわぬ神として過ごすことによって現代現れることもある。作中ではナポリで竜が地上現れ結果、竜退治するペルセウスローマ神話の神として降臨したまた、儀式によってまつろわぬ神招来する方法存在し、それには「きわめて巫力の高い魔女巫女」、「神の降臨狂気に近い強さで願う祭司」、「呼び寄せる神に血肉与え触媒となる神話」の3つの《鍵》が必要となる。実際に本編から5年半ほど前にアーサー王伝説触媒としてグィネヴィアの手まつろわぬアーサーが、4年前にニーベルンゲンの歌触媒としてヴォバン侯爵の手まつろわぬジークフリート招来された。 地母神(じぼしん) 大地恵み司る女神たち総称大地母神とも呼ばれる春に芽吹いた命を冬には刈り取ることから、「生」のみならず「死」をも司るとされ、転じて「冬の女神」「冥府支配者としての面を持つものも多い。「毎年毎年死んで繰り返し生まれる」ことから不死属性持ち脱皮繰り返すことから古来不死みなされた『(あるいは竜)』をその象徴とし、豊穣大地象徴として『牛』、『羊』、『豚』なども聖獣とする。海沿いなど、と関係の深い地方では『水の女神』としての面を持つものもある。「殺害された神の体を大地埋めると農作物がたっぷりと実り人々食料を得る」というエピソードを持つことも多い。大地まつわる能力として重力操作したり、死神の力で病や呪詛冥界冷気呼び冥界戦争との関連から闘神としての性質獲得した者もいる。冷気攻撃など冥府由来するに対して耐性を持つが、《鋼》にまつわる能力天敵であり、太陽の力も弱点とする。 狩猟採取中心とする自給自足文明黎明期にあっては豊穣司る神々女王としての高い地位にあったが、時代が下るに連れて武力で他を従える文明変化とともにその地位次第落剥最終的にその多く後述する鋼の英雄によって竜として討たれるという伝承が残る。更にこうした英雄譚において、竜討伐で『英雄の介添人』として登場することが多い乙女も、鋼の英雄屈した地母神零落した姿である。 地母神連なる女神たちには、少年ないし青年パートナーをともなうケースが多い。古くは『地母神と息子』という関係で、時代経て姉弟あるいは恋人配偶者として描かれることもある。さらに時代が下ると、鋼を鍛えるのもまた大地恵みであることから、『魔力を持つ女性と、彼女に庇護される英雄』という形へ変化して、自らを討つ《鋼の軍神》を養育するようにもなった。神祖(しんそ) かつて神の座から追われ大地母神一部が人の姿をとったもので、「大地の娘」「疑似女神」とでも言うべき存在神祖多くは『最後の王ラーマによって命を吸い上げられ生まれているが、同じ原理聖杯命を捧げ神祖となったグィネヴィアなども存在する。人を超えた異能持ち強力な者では半神匹敵すると言われ不老不滅であるためたとえ殺されても数百年の時を経て転生し復活を果たす。原則的に前世記憶転生の度に失われるが、何らかのきっかけ記憶取り戻すこともある。 本来なら神やカンピオーネには及ばないが、残りの寿命捨てて「竜封印を解く」ことにより、まつろわぬ地母神としての神格取り戻すという切り札を持つ。しかし元の姿に戻ることは出来ず、仮に延命処置施して長く生きられないため最終手段と言える神性取り戻した状態で人間殺害され場合その人間がカンピオーネになるのか、あるいはカンピオーネ殺され場合にそのカンピオーネ新たな権能増えるのかについては不明また、神祖達は『最後の王』に仕え巫女であり、主が再臨果たしたときは麾下馳せ参じ献身する者でもあるとされる人間が神にダメージ与えうる魔術である『聖なる殲滅特権』は、神祖人間伝えたものとアレク推測している。 神祖達の末裔は、現代において「魔女」や「媛巫女」と呼ばれる特殊な異能遺伝的に受け継ぐ存在として魔術界に血統残している。その血が色濃く現れ先祖返り高水準霊力備え傾向にあるが、その代償肉体的に虚弱となる。 竜 東洋と西洋双方存在語られる大地水の神霊にして大地母神魔物としての相。古代中央アジアシュメール)にルーツを持つ、様々な生物部分組み合わせた合生成物であり、古くは『角の生えた馬』のような姿だったが、時代が下ると地母神象徴する』と融合したことで、長い胴体持って手足短くなり、さらに西洋では翼を生やした姿、東洋では極端に四肢短縮した姿で定着したその影響日本中国でも、駿馬意味する竜馬』などの言葉通り、馬と竜は互換可能なほど関わりの深いものとして扱われることがある前述通り、鋼の英雄とは共生関係にある。 作中ではドニ神具『へライオン』を破壊した際にあふれた呪力から竜の神生まれたほか、ウルディン肉食恐竜神獣召喚する権能竜使い》を持つ。また、神祖たちが竜封印解いて前世の力を行使する場合も竜へと変身し、ヴォバンもドラゴン変身する権能冥界の黒き竜》を簒奪している。 鋼の軍神 軍神武神戦神闘神中でも生ける剣として外敵をまつろわす性質を持つ神々総称不死属性を持つ、竜と征服者。略称で《鋼》とも呼ばれる存在自体が「剣」の暗喩であり、神話の上で、の素となる「石」(鉱石)、鉱石溶かす「火」、火を強め「風」焼けた鉱石冷やす「」との共生関係にある。その発祥伝播には軍神アーレス信仰していた遊牧騎馬民族スキタイ深く関わっているとされる。「水辺棲む怪物大蛇、竜など)を英雄倒し人身御供として捧げられ乙女救い出して妻とする」という「ペルセウス・アンドロメダ型神話」と呼ばれる逸話を持つことが多く大地母神落剥した姿である竜を斃し、武力で国を治めて世界創造する」という役割を担う。その性質からほとんどが男神で、「鋼の女神」はアーレスの娘であるアマゾネスの女王などごく限られた例外のみ。 『大地征する者』として、斃した竜からは力や武具を得、乙女ほかならぬ自らが倒した地母神零落した姿)を恋人支援者などとする伝承多く伝わることから、竜殺し権能大地から搾取する大地を傷つける)権能有することが多く、竜存在感じとると戦うための力が体にみなぎってくる。申し子でもあり、雷撃を操る権能を持つ者も少なくないまた、持っていた不死神性も、多くは「戦場における不死」という属性として取り込んでおり、作中では「鋼の肉体」(ジークフリート斉天大聖ハヌマーン)や「眷属復活」(ランスロットテュールラーマ)、実体を解く(ペルセウス→光、ランスロットハヌマーン→風)などさまざまな能力登場した火山鉱山は剣の神々にとって産湯相当するため「火山申し子」とも言え火山霊気吸収して力を高められるが、鋼をも溶かす超高熱弱点ともなるため、溶岩並み高温であれば単なる自然現象によっても彼らに影響与えることが可能。《英雄としての支配神力で、人間庇護する代わりに下僕とする呪縛言霊を操る者もいる。 より鋼の要素忠実な伝承をもつ神格は「源流に近い」と称されるのに対しさまざまな神格取り込んで職掌広げた混淆神(ハイブリッド)」もいる。基本的に好戦的血の気の多い性格をしており、混淆神は複雑な神格性格有するが、最源流の《鋼》の系譜連なる純血ほど本分である戦いのことにしか興味持たず華々しく稲妻のように峻烈戦い方をする傾向があり、暗殺者ような奇襲もほぼできない魔術など多彩な特殊能力を操る混淆神と比べれば、より源流に近い神格の持つ権能シンプルにはなるが、その分一撃一撃の持つ威力がより強力であるため、対峙する神格カンピオーネにとって(相性要素はあれど)どちらが上といった問題ではない。 神でありながら地上へ生誕することから、人でありながら神と同列存在となった神殺したちとは、特に激しく戦ってきた宿敵同士である。 最後の王 神殺し魔王地上はびこるとき、『運命担い手』とも呼ばれる運命神よ救世の神刀と《盟約の大法》を授かり、それを全て打ち倒す魔王殲滅勇者》に与えられる異名であり、『この世最後に顕れる王』の略称。魔王殲滅勇者となりうるふさわしい軍神神王は幾存在し多くインド・ヨーロッパ語族神話登場するユニバース235では古代インド英雄王ラーマが、またユニバース492では古代ペルシア神王ミスラその役割担っていた。 『ロード・オブ・レルムズ』では、インド・ヨーロッパ祖語原郷である最古神話世界ヒューペルボレアで地球出身者引き起こした急速な文明化によって後世神話までが歪み勇者降臨システムがうまく機能しなくなっている。そのため、救世勇者として覚醒した雪希乃に与えられる力も弱まっているが、ステラの勘では『反運命気運』が弱まるごとに彼女を段階的に強化していくというのが、今回の《運命》の方針である模様トリックスター 人や神々欺くイタズラ者の神の総称。そのイタズラ世界大きな混乱もたらす神界鼻つまみ者だが、それが文明発展につながることもあり、『世界新たな文化広め英雄』でもあることから、文化英雄呼ばれることもある。また神界人界冥界垣根とらわれず神出鬼没大移動を行うことから旅人や行商人守護者とされることもあり、強制的な時間旅行引き起こすのはほとんどがこの性質を持つ神々であるとされる太陽をはじめ、様々なものを隠した盗みだすという逸話多く残るため、偸盗権能有している。中にはかなり残虐血なまぐさい逸話有する神格存在している。どの神話体系でも少数派であるため、総数はそう多くはない。 神話世界ヒューペルボレアでは、未来知識伝えた地球出身者がこれと同じ役割果たしている。 従属神 縁のある別の神に従う神格関係性によっては同盟神とも呼ばれるまつろわぬ神強さアイデンティティー強さ比例するという原則により、自我の弱い従属神では必然的に弱体化してしまうため、窮地での打開力に欠け単体カンピオーネ戦った場合ほぼ勝ち目はない。しかし、従属神は主の庇護を、主は従属神支援受けて強大な力を得るため侮れない。 なお、召喚するためには莫大な神力を必要とし、作中では「古き盟約の大法」を使った斉天大聖ラーマ、自らの命を代償とする呪縛用いたキルケーの3しか成功していない。「零れ落ちる分だけでカンピオーネ数十人分」とされる魔導聖杯』に蓄えた呪力を使うことで『神の贋作』を作れるが、自我が弱いために従属神以下の強さとどまってしまう。 神裔しんえいユニバース966における神々の子孫にあたる人間呼称まつろわぬ神神殺し魔王には及ばないが、強力な霊能有している。その責務運命定めた世界行く末』をかき乱すほどのイレギュラー発生したとき、それを速やかに排除し修正すること。容貌とびきり美しいか、とびきり個性的かのどちらかであることが多い。老化いちじるしく遅いうえに異様な長命の者も珍しくない。 さらに、ごくごく稀に祖神と同じ魂魄受け継ぐ生まれ変わり誕生することがあり、彼らは神殺し半分ほどに達す桁違いの力を持つ。ユニバース966では『魔王殲滅勇者』の資質を持つタケミカヅチ転生体である物部雪希乃生まれている。また、並行世界でも同様の存在生まれることがあり、ユニバース492生まれ鳥羽梨於奈霊鳥八咫烏転生体である。 日本国内同族700名ほど、地球全体で見ると8000人ほどで、世界人口の0.0001%にすぎない聖なる血脈絶やさぬよう、同じよう血脈人間同士婚姻し、次代伝えていくことも義務一つ歪み 神のなりそこない自然界生まれた荒ぶる精霊”たちは、たとえ今は小さくても、放置すれば、いずれ世界全体おびやかす歪みになり、人間界に伝わる神話同化してまつろわぬ神にもなりかねず、絶対運命秩序狂わせる原因となるので、バケモノ生まれ前に神裔》が狩っている。 神獣 神やカンピオーネ仕え生物の姿をした眷属のこと。外見神々同じくとびきり美しいか、とびきり異形かのどちらかであることが多いとされる人間よりはるかに巨大なのも特徴で、全長7メートルでも小型部類とされる。その力は人間からすれば非常に強力で、ものにもよるが、1対1なら伝説謳われるほどの実力者死力尽くしてようやく太刀打ちできるかどうかというほどの力を持つため、彼らに対抗するためには「聖なる殲滅者の特権」「神がかり」「御霊鎮め」といった各分野最高峰の術を使用する必要がある最高峰神祖なら生み出して使役することは可能だが、魔導聖杯一心同体だったパラス・アテナですら維持できるのは2、3日が限界だった。 あくまで眷属しかないので、単独では神やカンピオーネ対抗できず、場合によっては瞬殺される。しかし、神やカンピオーネ直接操られたり力を注がれることで単独の時とは桁違いの力を発揮できるため、その脅威度一気跳ね上がる顕身 権能行使する際に、それに適した形態をとること。カンピオーネ自身などへと姿を変える神獣使い魔召喚するといったことを指す。 神速 作中では電光並の速さ動け能力権能)のこと。厳密に物理的なスピード上昇させることなく時間そのもの歪め移動時間短縮する権能最初から最高速度動けタイプ徐々に加速するタイプがあり、常人では捉えることができず精々何かが動いているという程度しか感知できない秒速150キロメートル降り注ぐ雷霆すらも、体感では遠くから投げられた石と同程度スピード感まで減速して見える。通常の人間2次元的な移動し出来ないのに対し驚異的な身軽さを得ることで3次元的に動けるようになり、さらに習熟する時間コントロール落下速度減速による空中浮遊など)により4次元的な運動が可能となる。 移動能力としては非常に優秀であるが、神速状態では細かい制御きかないため、高速での突進ならばともかく肉弾戦には向かず、速度自体上昇しているわけではないので空気抵抗影響受けない衝撃波なども発生せず神速運んだ相手放り出した程度ではそれほどダメージ与えられないなど、攻撃性それほど高くない。そのため、攻撃利用する場合は、武器を使う、高所から地面叩きつけるなどの工夫が必要となる。加えてカンピオーネ権能として獲得した場合は、人の身には余る力であるためか心身様々な弊害生じる。 発動中はほぼ無敵となるが、相手神速を使う、相手神速見切る腕利き神速封じる力を持つという場合には優位に立てないほか、光速達することはできないため光による攻撃回避しきれない場合がある。神速捉えるには特殊な素質を持つ者や修行修めた者が得る心眼極意たる「観自在」の境地に至る必要があり、最小最短距離打ち込み行え武術などでなければまず当たらないが、裏を返せば心眼を持つ武神人類最高峰武術家相手にした場合、「ただ速く動くだけ」の技量ではたやすくカウンター当ててくるため逃走以外には役に立たない。しかし、神速扱い習熟して遅さ」の制御まで可能となり、その極致たる「緩急自在」の域に達したならば武術の達人にとっても脅威となる。 邪眼 視界映ったものを他の物質変化させる権能のこと。作中には対象を石に変えるアテナの『邪眼』と生物を塩に変えるヴォバンの《ソドムの瞳》が登場している。対象物権能種類によって異なるが、あくまで「ふつうの生き物(や物質)」に対して効果発揮する能力なので魔術耐性の高いまつろわぬ神カンピオーネにはほぼ通用せず、彼らの戦いにおいては一時的に動き止めて一瞬攻防役に立て程度にしか使えない鋼鉄の肉体 《鋼》の不死性を体現する権能中でも代表的なもの一つ青銅鋼鉄硬さ堅牢さを現し権能で、肉体鋼鉄上の硬度持たせることで身を守る中国では「鉄頭身」とも言う。その特性攻撃にも転用でき、至近距離殴り合いで最も効果的に機能する。《鋼》の中でも、炉で鍛えた剣を冷や作業にちなんで「出生時につかる」伝承を持つ英雄多く発現し有名な所ではジークフリート斉天大聖アキレウスなどが所有している。ほぼ全ての攻撃無効化できるが鋼の弱点である超高熱への防御完璧ではなく衝撃防げないため吹き飛ばされてしまうことなどはある。 時間旅行 時の門開いて対象過去さかのぼらせる権能時間や旅を司る神々保有する時の旅路あやふやなので、同じ時代をめざすことはできても、神々の力をもってしても数ヶ月のずれが生じるのは致し方ない竜骨 地上顕現したまつろわぬ神」が肉体を失うとき、まれに残される肉や骨、骸の一部。「竜骨」とは中華道士たちによる命名で、北米では「天使の骸」と呼ばれるほか「聖遺物」といった別名もある。骸であっても神の一部なので神獣よりもはるかに格上神格持ち魔術師たちに強力すぎる力をあたえることから崇拝対象となる。ただし非常に希少で、竜骨採取するのは神を探し出すより難しと言われている。 作中では中国創造神女媧四川省残した乳白色小石と、『最後の王』の救世の神刀登場するまた、異世界でも「エフェソスマリア」の竜骨バレンシアの聖杯》が確認されている。 生と不死の境界 現世と『不死領域』の境目存在し、「妖精王」と呼ばれるかの神々支配する異世界。「生と不死の境界」とは神々が主に使う名称で、欧州では「アストラル界」や「妖精境」、中国では「幽冥界もしくは幽界」、ギリシアでは「イデア世界」、ペルシアでは「霊的世界(メーノーグ)」、日本では幽世かくりよ)」、「根の国」、「黄泉平坂よもつひらさか)」、それ以外の地域では「霊界」、「星幽界」とも言われる前述の名称通り冥界極めて近しいと言える端的に表現するなら「あの世直前」「三途の川の手前」のような場所。不死領域にいる「真なる神」は、この場所で神話による肉体形作られ、それから現世出現しまつろわぬ神となる。妖精の他にも、隠居した元『まつろわぬ神』や神祖、人の身を超えて不死至った大魔術師聖人などが住んでいることから、「命なき死にぞこないどもがたむろする領域」とも言われるパンドラカンピオーネたちを呼んで話をするのもこの場所である。 本来なら接点のない独立した不連続な異空間結界蜘蛛の巣のように寄り集まってできた、無数の階層構成され世界であり、それぞれの空間は同じ水平線上には存在しない。護堂はその構造マンション例え移動手段である転移を扉や階段相当するものとしている。まつろわぬ神隠居場所に選ぶのは、どれだけ天災引き起こして自分が居る『部屋』以外には影響生じないためである。地上致命傷負った神が死の運命曖昧にするためここへ逃げ込む場合もあるが、神としての矜持にかかわる問題なのでこの選択をする者はかなり稀。隠居した神や妖精は「はぐれ者のような存在で、《運命担い手》やラーマ王子とは対立関係にある。 宇宙開闢から未来にいたるあらゆる時代記憶存在しており、この世界知識天啓として受けることで霊視を得ることができる。そのため、この場所では比較自由に霊視呼び込むことが可能。 本当なら精神や魂だけの存在にならなければ訪問できないが、優れた魔術師神殺しであれば生身のままでも行くことができる。肉体より精神物体より霊体の方が優位な世界なので、移動するときにはではなく瞬間移動を使うのが基本魔術素養を持つ者ならイメージしただけで転移が可能となるが、逆に素養足りない者が迷い込んだ場合転移失敗して迷子になってしまう。魔術師が足を踏み込むためには、貴重な霊薬服用と『世界移動(ブレーンウォーキング)』という高度な魔術の使用不可欠となる。また、人の住むべき場所ではないた長居しすぎると人として肉体を失う危険性がある。 妖精王 アストラル界存在する支配者層総称。『かつてはまつろわぬ神であった地上去ったもの』、『神とまでは行かないがかなり上位霊性備えた半神』、『生身肉体捨てて不死となった人間』などが稀に至ることがある異界スペシャリストであり、彼らは自身プライベートスペースを「禁足地」とし、直接転移できない結界空間としている。 現在在位中の妖精王は、盟主たる魔神王アル・シャイターンを筆頭に、神殺しジョン・プルートー・スミス、美貌王女サロメ、北の暴風ボレアス、黒小人鍛冶アルベリヒ砂嵐の王シムーン崑崙山に住む人虎大仙、聖木ガジュマル治め聖なるの王、笑い声だけで死を招く亡霊王、花食べ鬼女息子たちシュエピンジとシェピンゲ、妖婆キキーモラ12名。また、かつての妖精王としてスミス討たれたオベーロン、アイーシャに斃された常若の国の妖精女王ニアヴが挙げられている。なお、アストラル界には妖精王以外にも、彼らに匹敵するほどの神力そなえた上位妖精精霊なども存在している。 プルタルコスの館 アストラル界スミス統治する領域一角にある、ギリシア式の小さな神殿。主は時の番人呼ばれる老人地下部分は、実体化した「虚空の記憶」の保管庫となっており、番人修正時に利用する時の門』(望んだ時代に行くことの出来る、《妖精郷の通廊》の強化といえる物)が存在するあらゆる時代通じる“時空の特異点”の1つとなっている。 魔王内戦において最終局面舞台成り戦闘の余波地上部分はほぼ全壊してしまう。 虚空アカシャ)の記憶 『人』にまつわる記憶積みかさねであり、全ての霊視みなもととなるもの。地上不死領域生と不死の境界で、過去起きた出来事と今起きている出来事全て古ラテン語綴られ文章として記録され、それを一辺が4、50センチメートル方形石板記してプルタルコスの館」の地下保管されている。 なお、『最後の王ラーマに関する記録だけは、『最後の王』と『十の命を持つ神殺し』最終決戦の地を模した別の場所に、時の番人の手封印されている。そのため、通常の霊視ではラーマに関する情報を知ることはできない桃源郷 幽冥界存在する仙女達が住まう桃園。羅翠蓮カンピオーネとなってからは、幽冥界における本拠地仮宿として利用されている。 オベーロンの森 妖精王オベーロンと部民住まいとした広大なで、現在はジョン・プルートー・スミスが領地としている聖域オーク)を中心とした常緑樹生い茂りスミス居館として古代ケルト人造ったような木造の家が建てられている。この場所にはフェアリーレプラコーンゴブリントロウルバンシーデュラハンサテュロスシレノスなどの多様な妖精住んでいる。自然豊かな土地ではあるが、アストラル界流れ着いたオープンカー愛車とするスミス移動するための道路整備されている。 評議場 常に夜となっている階層草原作られ巨石建造物で、野球場ダイヤモンドほどの大きさストーンサークル妖精王賢人集い会議をするための評議場禁足地呪法かけられているため、所定の手順を踏まなけれ到達できないよになっている運命神の領域 アストラル界果て位置する、《生と不死の境界》の中で最も《不死領域》に近い場所。《運命そのものである『運命の糸』を『絨毯』状に織りあげた色鮮やかな色の織物広大無辺広がる空間で、地面運命の糸かたまりでできている。ただし、カンピオーネほどの力がない限り見通すことができず、灰色虚無的な空間にしか見えないパンドラカンピオーネたちと会話するために呼び出すのも、厳密にはこの場所だとされる。 《運命担い手》が織り上げた作品は護堂が『白馬』で焼き払ったが、それ以降創造された糸から新し織物が創られている。 歴史修正ギリシア神話ヘルメス日本神話八咫烏猿田彦神といった旅人権能有する神々妖精によって過去流され人間たちが、偶然と奇跡によって歴史変えるようなことをしても、強制的に「なかったこと」になるという現象を「歴史修正」といい、その際に働く時の流れが持つ無慈悲冷酷な力のことを指す。運命修正の力とも。例えば、歴史重要人物タイムトラベラー助けられ、『本来死すべき日時』に死ななかったとしても、数日後から数年後横死し、逆に『本来死すべき日時』より早く亡くなった場合周囲の者が身代わり立てるなどされて、歴史あるべき筋書きどおりに進んでいく。この力を恣意的利用する権能存在し、神かカンピオーネ全力攻撃でもない限り突破できない強力な攻撃無効化能力となる。 ごく稀に修正しきれないような改変が起こるが、その場合は時の番人介入し影響最小限抑えた結果である「あるべき歴史」に落ち着くこととなる。修正失敗した場合改変時に新たな分岐発生し、「異な時間軸並行世界」が生み出されることになる。 盟約の大法めいやくだいほう) 『最後の王』が「剣神宿星」に祈願することで使用できる、「地上複数神殺しがいるとき、天地星々から力を引き出し自身呪力爆発的に増やす」という魔王殺しのための大呪法。その正体は『勇者魔王倒した』という筋書き全うさせるために一時的に支援するシステムのようなもので、『世界滅びより救済すること』と『魔王殲滅』という困難な使命成し遂げるための援助である。カンピオーネの数が増えるほど呪力増加率上昇し歴史改変しかねない蛮行さえも“なかったこと”にする。ただし、あくまで「修正力」の応用なので、強さ無限大にすることは出来ない大法使った勇者の力は全ての並行世界合わせて最上位クラスとされるが、無条件使えるわけではなく地母神の命を得て完全覚醒遂げているか、盟約批准した神々神殺しの手殺され場合にのみ発動できる。また、最後の王』以外でも、斉天大聖のように然るべき武勇権威有する一部の《鋼》ならば使用することも可能だが、その場合は効果低下する上に発動条件厳しくなる並行世界でも、その世界の『運命担い手』から『最後の王』に授けられていることがある

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