息吹

実用日本語表現辞典

息吹

息吹（いぶき）とは、生命の活動の象徴とされる言葉である。生物が呼吸を行う様子を指す一方で、比喩的には、活力や生命力、新たな動きを示す表現としても用いられる。例えば、自然界に春が訪れ、花が咲き乱れる様子を「春の息吹」と表現する。また、新たな技術や文化が生まれ、社会に変化が訪れる様子を「新しい息吹」と表現することもある。このように、息吹は具体的な生命現象から抽象的な概念まで、広範にわたる意味を持つ言葉である。

（2023年10月26日更新）

デジタル大辞泉

いぶき

温室効果ガス観測技術衛星の愛称。宇宙航空研究開発機構（JAXA(ジャクサ)）、環境省、国立環境研究所が平成21年（2009）1月に打ち上げた。高度666キロの上空から地上5万6000か所を観測し、地球全体の温室効果ガスの濃度や分布を測定する。観測対象は温室効果の約8割を占めるとされる二酸化炭素とメタン。ゴーサット（GOSAT：Greenhouse Gases Observing Satellite）。

[補説] 平成30年（2018）10月、観測波長域を広げ、より観測精度を向上させた後継機いぶき2号（GOSAT-2）が打ち上げられた。

い‐ぶき【息吹／^▽気吹】

読み方：いぶき

《上代は「いふき」》

１ 息を吐くこと。呼吸。

２ 生気や活気のあること。「春の—に触れる」「時代の—」

[補説] 人工衛星は別項。→いぶき

ウィキペディア

息吹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/08/14 06:43 UTC 版)

息吹、息吹き（いぶき）

• 呼吸の意。
• 息吹 (古家学のアルバム)
• テッド・チャンによる短編小説（原題：Exhalation）、および同作を収録した短編集。

関連項目

• いぶき
• 伊吹

ウィキペディア小見出し辞書

息吹（いぶき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/12 03:41 UTC 版)

「史上最強の弟子ケンイチ 技の一覧」の記事における「息吹（いぶき）」の解説

吸った息を丹田深くまで巡らし吐き出すことで呼吸を整える。（使用者：白浜兼一）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

息吹

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 23:30 UTC 版)

名詞

息吹【いぶき 別表記:気吹】

1. 呼吸。
2. あるものが活動しているという様子がどことなくうかがえる様子。大地のような生物でないものにも用いる場合がある。雰囲気。

Weblio日本語例文用例辞書

「息吹」の例文・使い方・用例・文例

• 春の息吹を感じる
• 柔らかい日差しに皇居のお堀の水もぬるみ, 春の息吹きが感じられる.
• 彼は新しい息吹をそのパフォーマンスに注いだ
• 東京の羽田空港での今年の式で，JALの植木義(よし)晴(はる)社長は新入社員に「わが社に新しい息吹を注ぎ込んでください。」と述べた。