神・神獣関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:38 UTC 版)
「地獄先生ぬ〜べ〜の登場人物」の記事における「神・神獣関連」の解説
ぬらりひょん 神棚のある家々を渡り歩きその家を守護する客人神(まろうどかみ)。一人称は「ワシ」。神棚を祀る家が少なくなり、その存在を知る人間がほとんどいなくなったため、他人の家で主人面する妖怪と誤解されるようになってしまった。 自分のことを父の会社の取引先の社長と信じ込んで媚を売るつもりで接待してくれた美樹に優しく接し、自分を相手の主人と思いこませる妖力を利用して様々な店でいろんなものをただで奢ってあげていたが、妖力がきれ騒動になった。客人神であるがゆえの振る舞いで悪意はなく、最後は逃げ込んだ神棚の前でぬ〜べ〜に自分の正しい素性を肯定してもらったことに満足し、笑顔で去っていった。 麒麟(きりん) 声 - 土師孝也 罪の裁きを司る一本角の神獣。普段は温厚で殺生を何よりも嫌う高潔な性質を持つゆえに、生き物を傷つけないよう角は肉に包まれ丸くなっているが、罪人(特に殺生を犯した罪人)に対しては冷徹に裁きを下しその命を奪う。その際には怒りの証として丸みを帯びた角が鋭くなる。 神社の鯉を盗もうとしていた折に裁きを目撃し絶句する余り鯉を地面に落として死なせてしまった克也を次の裁きの対象とみなして襲い掛かる。神獣としての凄まじい力はぬ〜べ〜をはるかに凌駕し、ぬ〜べ〜を赤子の腕をひねるかのように圧倒して克也を殺そうとするが、直前に克也が助けていた子犬に免じて罪を赦し、去っていった。『NEO』での出演 ヴィムクの組織の霊能力者たちに捕えられて角をへし折られ、カルラの右腕に封じられた。思念・意識などは消滅せずにカルラの腕に宿り続けており、彼が邪念を抱いた際には手足の自由を奪う罰を与えているなど強い力も残っている様子。 ダイダラボッチ 声 - 山野井仁 天地創造の神の末裔である妖怪と言われることもある神。漢字では大太法師と書く通り巨人。ビルの姿で街に潜んでいる。周りの建物や自然環境を傷つけずに建物や地形そのものを自在に変えてしまう力を持つ(人は変わったことに気づかない)。 美樹のことが気に入ったらしく、「でいだら〜」の呼び声で現れて彼女の頼みで狭い道を広げたり、鉄塔を別の場所に移動させた。『NEO』での出演 以前と同じく「でいだら〜」の呼び声で現れ、美樹と茉莉の頼みで工事で取り壊されそうになったハクビシンが住み着いていた空家を山に移動させた。 水熊 水神の1つ。首長竜とナメクジを足したような雰囲気の見た目をしている。 工場の公害に腹を立てて出現し、自身を救おうとした秀一には好意を示した。最初は町ごと水で流そうとしたが、秀一に触れたことで原因の工場だけを水に流して去っていった。 水象女(みずはめ) 秀一が幼いころ、誤って下水に流してしまった小さなカメが用水路にあった罔象女神の御神体に触れ霊力を得たことで水象女と化した姿。多数の首を持ち、甲羅には秀一への怒りが表現されたのか怒っている人の顔のようなものがある。御神体から無限に霊力を得ているため、破壊されてもすぐに再生する。落雷による攻撃を用い、その力は神獣に匹敵する。 秀一に復讐すべく童守町の人々を無差別に襲撃し、半ば拉致される形で玉藻に連れてこられ、生贄として差し出された秀一を餌食にしようとする。しかし、玉藻の打算的な考え方に憤り必死で神の力にあらがおうとするぬ〜べ〜から人を救いたいという気持ちの尊さのなんたるかを説かれ、考えを改めた玉藻の協力により、解放した鬼の力によって甲羅を破壊され、ご神体を取り出されたことで絶命した。 死神(しにがみ) あの世からの使い。ぬ〜べ〜に寿命の終わりを告げに来た。一人称は「私」。黒いローブを纏って巨大な鎌を持っていることを除けば、姿は人間の少女と大差ない。本来は人に姿を見せることは無いが、霊能者であるぬ〜べ〜には姿が見えてしまうため、口頭で残りの寿命を伝え、時間の訪れとともに彼の命を奪い去った。 偶然の女神(ぐうぜんのめがみ) 偶然を司る気まぐれな女神。世界中を放浪して様々な場所で偶然を起こしいたが、電力会社が作った新たな高圧電線が結界となって、童守町から出られなくなってしまった。さらに彼女が呼び起こすのは幸運だけではないため、偶然が重なって大事故を引き起こしそうになってしまった。ぬ〜べ〜の尽力により結界が消失したことで自由になり、巻き込まれた広たちを偶然を起こして助けた後、笑顔で去っていった。 容姿風貌は翼の生えた美女であり、人間にはぼんやりと透けて見えるらしい。また、台詞は一言もないが感情はあるようで喜怒哀楽は表現する。 九尾の狐(きゅうびのきつね) 妖狐一族の神である巨大な妖狐。年齢は3000歳。一人称は「私」。殺生石の奥にある洞窟に住んでおり、地獄の鬼を越える絶大な戦闘力を持っている。ヨボヨボに年老いた姿だが、それは周囲を欺くための仮の姿である。 人間の弱さを看破するほどの洞察力と知識を持ち、人間という存在そのものを醜いと考えている。そのため、玉藻の復活を乞うぬ〜べ〜の願いを一笑に付し拒否している。 その一方、これまで生きてきた中で経験した人間に対する3度の敗北の要因が人間の持つ『愛』という感情が持つ力にあるということにも既に気付いており、玉藻同様にそれが人間の持つ恐るべき力であると認識している。 年老いた姿を見て油断したぬ〜べ〜を幻術にかけて心の弱さを見透かした後、強大な力を開放して正体を表しぬ〜べ〜を殺そうとしたものの、廃妖怪になってまでぬ〜べ〜を守ろうとした玉藻の姿を見て、彼を一時的に元に戻し妖狐族の試練の壺にぬ〜べ〜もろとも吸い込んで試練を与える。ぬ〜べ〜を庇いながら試練を突破した玉藻の中に、自分を打ち負かした人間の愛の力が芽生えつつあることを知り、その力が一族の未来にとって大いなる力になると考えて一度は拒否した玉藻の復活を承諾し、自らの尾の一本を与えて復活させた。『NEO』での出演 3012歳。詳細は不明だが動けない身であるようで、玉藻に護衛してもらっている。千里眼のような能力でぬ〜べ〜たちと鬼天帝の戦いの一部始終を見ていて、ぬ〜べ〜が鬼天帝を倒し世界を救ったことを知り感嘆した。
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