神・神殺し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 11:16 UTC 版)
「神域のカンピオーネス」の記事における「神・神殺し」の解説
神殺し 神を殺してその肉と魂を食らい、人を超えて神に近しい存在となった戦士たちの総称。神の《権能》を奪って神に等しい力を得た、地上の魔術師全ての頂点に君臨する《魔王》。『獣』とも、“神を喰らった者”とも呼ばれる。いつの頃からか人間の内よりごく稀に現れるようになり、奇跡と強運の恩寵を受けてその偉業を成し遂げる。並行世界の神殺しと同じく、「生物としてあり得ないレベルの生命力」「あらゆる魔術師を凌駕する呪力、並びに心身に直接作用する魔術の無効化」「優れた言語習得能力」「獣と同等の暗視能力」「殺した神から権能を簒奪する」といった体質を持ち、その性質は「人の皮をかぶった魔獣」にも例えられる。 神々とは不倶戴天の仇敵同士であり、神々も神殺しも互いに対面すれば闘志が湧き上がってくるという性質がある。神域に大いなる変化と災厄をもたらす存在として神々からは危険視され、たとえサンクチュアリの崩壊を止める立場であってもその存在が神域に与える影響は少なくないため、1つの神域に長くとどまるべきではないとされる。また、神殺し同士の関係は、“神を殺めてまで己の意志を押しとおそうとする愚者ども”なので2人も揃えば揉めごとになるのも同様で、神と神殺しの出会いの方がまだ穏便とも言われている。 ユニバース492では「神話世界が地上と繋がった場合、神界に向かって神話の筋書きを書き換える」ことが主な役目。その過程で必要ならば「神さえも殺す」ことが求められる。 なお、『最後の王ミスラの世界』とも呼ばれる《ユニバース492》の地球では、ミスラが地上に降臨するまつろわぬ神々を誅殺する活動をしていたために、19世紀半ばに並行世界から来訪した2人を除けば、15世紀以前から21世紀まで1人も神殺しが誕生してこなかった。 神 神話世界に住み、人類の上に絶対者として君臨する存在。権能と呼ばれる神秘の力を持ち、世界のひとつやふたつ、好きなように滅ぼすことのできるほどの実力から、基本的に人類は争いうる力を持たない。また、梨於奈のように古代の神が生まれ変わった存在も確認されている。なお、神話世界の種類によっては、一部の強力な怪物も“神の同族”として扱われる場合がある。死亡すると砂や塵のように崩れて雲散霧消するが、時に岩塊のように変化して形を残す場合もある。 地上に現れる神の強さは『どれほど揺るぎない己を持つか』で決まる。神を神たらしめる魂の高貴さ、高潔さを、自らおとしめるような行為をすれば自我の崩壊(アイデンティティ・クライシス)を起こし、神としての根源が揺らいでしまうので、自ら立てた神としての誓いを軽々に破るような真似はまずしない。 権能 自然を操り、文明と世界そのものを破壊し、あるいは造りかえる、といった人類では抗うことのできない絶対的な“神を神たらしめる”聖なる力のこと。《神殺し》は一個人の意思と才覚のみによって権能を掌握することで、神に等しき力を得る。 あまり杓子定規なものではなく、はっきり言えば適当な代物なので、ひらめきに任せてその場のノリとセンスで様々な応用変化を加えた用法を実現できる。
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