道士たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:45 UTC 版)
「千年狐 〜干宝「捜神記」より〜」の記事における「道士たち」の解説
大商人の商荘が主催する道術大会の参加者たち。 典風(てんぷう) 卜い師の少女。管輅の姪孫(兄弟の孫)で、八卦を用いた占術を得意とする。大伯父のことを深く尊敬しており、自身も廣天の正体が妖狐であることを見抜くなど、占い師として高い実力を持っている。 黄極君(こうぎょくくん) 傘のような被り物をして長大な爪を伸ばした人物。隠形の術を得意とし、廣天だけでなく定伯や医者の素性も言い当てる。 その正体はお調子者の青年。被り物をしている時は尊大な口調だったが、素は軽い喋りの人物。ある名家の末弟で、厳格かつ贔屓の凄い父親より常に罵倒されて育ち、兄達からもいじめられ続けたので自分に自信を持てない。 隠形の術として行使していたのは、小さな精怪たちを使役した情報収集によるものだった。 娟玉(けんぎょく) 可憐な雰囲気を纏った美女。自分が発した言葉通りに人の動きを操る術を使う。自身も美しい女性が好きで、一目惚れした廣天に近づこうとする。 周南(しゅうなん) 目元がパンダのように黒く縁取られた人物。予知能力があるらしく、やや正確さに欠けるものの地震や雨を予言し当てる。廣天の死も予言し、一行に警戒される。 謎の人 ヒゲを伸ばした褐色肌の男性。長い間名前も素性も不明で、どんな能力があるのか里の者たちも知らない。 一言も喋らず常に真正面を向いた姿しか描かれない、他のキャラがデフォルメされている場面でも一人だけ絵柄が変わらないなど、不自然な名称を含めた存在そのものがある種のギャグ的演出として機能している。
※この「道士たち」の解説は、「千年狐 〜干宝「捜神記」より〜」の解説の一部です。
「道士たち」を含む「千年狐 〜干宝「捜神記」より〜」の記事については、「千年狐 〜干宝「捜神記」より〜」の概要を参照ください。
- 道士たちのページへのリンク