世界移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 05:33 UTC 版)
前述のワールドタイムゲートやワールドクロスを利用して、別の世界への移動が可能になる。ワールドタイムゲートを利用する移動法を可能性移動と言い、自身を情報化して可能性を他の世界に移すため、元の世界では存在した痕跡が異物としてその者に関する記憶なども含めて消去される。また移動先の同一存在も重複した存在として世界が消去する方向に動き、しばしば死に至る。ワールドクロスを利用する移動法をクロス移動と言い、長い時間がかかる物理移動という方法もある。 第1世界では世界移動存在による世界移動組織「世界調査局」が発足しており、第3世界に拠点を移して別の世界を調査していたが、後に解体していくつかの世界移動組織に別れている。その中でも「セプテントリオン」という組織は死の商人として様々な世界で暗躍しており、これに対抗するために他の別れたいくつかの世界移動組織が「神聖同盟」を締結して元の世界調査局を名乗って、セプテントリオンと戦っている。第7世界の「アルファ・システム」も世界調査局から分裂して後に神聖同盟に入った世界移動組織の1つであったが、セプテントリオンにより壊滅してただのゲーム会社になっている。 世界移動組織を作ったのは「オーマ」と呼ばれる世界移動存在たちで、「リューン」という世界の意識子である精霊を操って「絶技」という魔法を使える。オーマは技術や文化や思想などを含んだ総合的な体系で、白オーマ(リン・オーマ)から一部が分裂してさらに派生が起こり7つの派閥に別れている。それぞれ色名になっており白以外に、黒(ファウ・オーマ)、橙(ルン・オーマ)、黄(セマ・オーマ)、赤(ビアナ・オーマ)、緑(メル・オーマ)、青(ガンプ・オーマ)があり、各個人は例えば白オーマ所属なら「白にして○○」というオーマカラーを入れた形式のオーマネームを持つ。同じオーマなら思想も似通っているため、同じ世界移動組織に同色のオーマが多く集まる傾向がある。オーマ同士の争いをおさめるため「シオネ・アラダ」という調停役が勢力の一番小さいオーマから1名選出され、人類の代表役を務めることになっている。
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