世界皇帝及びその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:11 UTC 版)
「静かなるドン」の記事における「世界皇帝及びその関係者」の解説
実質的に世界を支配する二つの一族、グリードキン家とドレイク家の指導者の称号。グリードキン家は、アメリカを拠点に多国籍企業群をもち、海賊が先祖のドレイク家は、イギリスを拠点に世界の金融を支配している。両家とも何世紀も続く大財閥であり自らの利益のために戦争をおこし国家元首ですら抹殺する。 ジョン・グリードキン(強欲(greed)+金) 世界皇帝。グリードキンの長老。91歳。日本の上層部に圧力をかけて新鮮組と鬼州組の最終決戦をさせ利用価値のなくなった人工衛星で監視しながらヤクザを殲滅しようとしていた。しかし、途中からマイクロフィルムを手に入れた龍馬に脅されるようになり刺客を放つが失敗する。そのことでバベル・ザ・ドバイで主だった一族と会議をするが静子と異蔵が仕掛けた爆弾で爆死した。 大富豪であるが、守銭奴であり、ヤクザに対して日本で自分の所有する物件に占有屋が絡んだため、嫌悪している。 リチャード・ドレイク5世(フランシス・ドレーク) ドレイク家の嫡男。ジョン・グリードキン死後、世界皇帝になる。沈着冷静、頭脳明晰な青年で物事の本質を瞬時に見抜く「叡智の目」をもち、初対面のアレキサンダーですら震え上がらせ、静也に旧人類が新人類にであったような人間としての根源的な違いを思い知らした。生き残りのグリードキン一族を牽制し、静也を利用して世界中のマフィアを殲滅させようと、龍馬とのロシアンルーレットに敗れたアレキサンダーの遺体を実の親であるシシリアマフィアのメタボーニの組織のもとへ運ばせて実の母親であるアポロニアに復讐心を抱かせて組織を動かし、都心での新鮮組・鬼州組連合軍との血で血を洗う戦争を画策した。だが、この戦争の最中のほかの一族によるミサイル発射での龍馬殺害という妨害を機に、ドレイク家親族やほかの支配者たちに対してあまりにも正論を言い過ぎたことで睨まれてしまい、世界皇帝の座を追い落とされた上にドレイク家のすべての権力を剥奪されてしまった。その後は再起を図るためにやけ気味で自ら家を出るが、ある偶然から妻のマーガレット・ドレイクが彼の子供を妊娠している事実が発覚し、本当の意味で彼女と結ばれた。 マーガレット・ドレイク リチャード・ドレイクの新妻。夫が冷たく人工授精で妊娠するように迫られ悩む。生倉に唆される形で人工授精による妊娠を選択したことで、結果的にドレイクの子供の妊娠に成功し、本当の意味で彼と結ばれた。 チャック・グリードキン アメリカ軍需産業複合体の会長。次期大統領選の立候補を画策している。バベル・ザ・ドバイで父親を殺された報復として、ステルス爆撃機を鬼州組本部に墜落させた他、無人爆撃機プレデターからミサイルを発射させて白藤龍馬を爆殺した。 後に静也に襲われるが、逆に静也を捕まえて中東の収容所に送り込む。その際に婚約者を利用したため、右目を殴られる。その後秋野と交渉して、静也を解放する。
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