神聖同盟とは? わかりやすく解説

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しんせい‐どうめい【神聖同盟】

読み方:しんせいどうめい

1815年ウィーン会議ののちにロシア皇帝アレクサンドル1世の提唱により、ロシア・オーストリア・プロイセン3国の君主の間で結ばれた同盟キリスト教正義博愛・平和の原則に基づく相互協力平和維持をうたい、ウィーン体制維持目的とした。のちには、イギリス国王ローマ教皇トルコ皇帝を除く、ヨーロッパの全君主加入した


神聖同盟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 13:22 UTC 版)

神聖同盟の原加盟国(国境は1840年時点)

神聖同盟(しんせいどうめい、: Священный союз: Heilige Allianz: Holy Alliance)は、ロシア皇帝アレクサンドル1世の提唱で1815年9月26日に結成されたロシア帝国オーストリア帝国プロイセン王国間の同盟[1]ウィーン体制下における君主間の盟約であり、具体的な政治的・外交的拘束があったわけではない。もっともスイス教皇庁傭兵契約は即時再開されることに決まった。

1815年ナポレオン戦争が終結すると、ロシア皇帝アレクサンドル1世は、オーストリア皇帝プロイセン国王との間で神聖同盟を発足させた。11月19日にはフランスが加入[1]、のちにローマ教皇オスマン帝国皇帝イギリス王を除く全ヨーロッパの君主が加わった。これはキリスト教的な正義・隣人愛の精神に基づく君主間の盟約であり、各国を具体的に拘束する内容があったわけではなかった(軍事同盟である四国同盟、のちの五国同盟とは異なるものである)。神聖同盟諸国は、オーストリア帝国の政治家メッテルニヒの主導で、ウィーン体制下で諸国民の春など各地における自由主義ナショナリズムの抑圧を図っていくが、国内で自由主義的風潮が高まっていたイギリスラテンアメリカの独立を支持し、結局は独立を実現するなど、その思惑・方針がウィーン体制下で貫徹されたわけではなかった。

出典

  1. ^ a b Spahn, Martin (1910). "Holy Alliance" . In Herbermann, Charles (ed.). Catholic Encyclopedia. Vol. 7. New York: Robert Appleton Company.

関連項目


神聖同盟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 03:31 UTC 版)

重機甲乙女 豆だけど」の記事における「神聖同盟」の解説

陸上兵器 L1戦車“チャリオッツ” ガルマ戦車大隊主力戦車乗員2名の軽戦車で、通称豆タンク」と呼ばれている。装備52口径37mm一門のみと戦車としての火力非力な上、装甲最大18mmと薄く戦車砲一撃でも被弾したら大破する。しかし6.5tと軽量小柄なため、最大速力路上で64km/hと素早く船舶列車トレーラーなどの運搬が容易であり、また山岳や急こう配などの悪路走破できるほどの機動性と、多少横転して破損しない強度フレーム履帯持ちメーカー製造費を抑えるために民生用パーツ流用して製作した車輌なため、規格さえ合えば動力系一般車輌からも流用でき、戦地でも部品調達が容易という利点がある。 甲3型戦車 ナポリ王国主力戦車。47mm砲を備える。ダックイン戦法オスマン帝国軍迎え撃つが、オスマン帝国軍ヤウズIには至近距離ですら主砲弾を跳ね返され一方的に撃滅されてしまった。 M13/57“ビアンキ” ローマ第一戦軍団主力戦車ダヴィンチ設計に関わったと言われるヴェロッキオ工房デザイン流麗なデザイン持ち、65mmの装甲持ちながらも優れた機動力持ち、57mm戦車砲と75mm榴弾砲の2門を装備している。 T-44“ファランクス” ミラノ公国主力戦車。この時代流行していた「多砲塔陸上戦艦」の一種で、重装甲車体に152mm連装砲塔を2基搭載する同盟軍所属車輛の中では数少ないオスマン帝国軍ヤウズⅠを圧倒できる戦闘車輛だが、リアーリオは「前時代遺物」と評している。 マルクⅣ ランツィケネッキ師団主力戦車戦車と言うより駆逐戦車と言うべき車輛で、車高わずか2.16mの車体前面長砲身75mm砲を搭載し傾斜した装甲最大85mmにも達し砲弾弾き易い設計となっている。しかし、主砲砲塔ではなく車体固定式のため目標攻撃する際は車体ごと回転させねばならず、また低車高故に泥地などの悪路では走行性能半減するなどヤウズⅠ同様活動範囲狭くあまり機動戦向きではない。派生型に155mm短砲身榴弾砲搭載した「シュツンメル」がある。 海上兵器 ジュリオ・チェーザレ ドーリア旗艦で、地中海最大級戦艦排水量36000t。14インチ三連主砲塔後方背負い式の二連主砲塔搭載し、このほかにも二連副砲塔や機銃多数装備している。 ゴリッツィア/ガリバルディ ドーリア保有する海賊船で、「ポケット戦艦」とも称される艦首シャークマウスペイント特徴通商破壊主任務とする。三連主砲前後に各1基、主砲塔両脇連装副砲を各1基ずつ計4基装備している。 航空兵器 主力戦闘機G.50“トルッキーノ” 開放式風防特徴神聖同盟軍主力戦闘機武装機首の12.7mm機銃2挺のみとやや貧弱だが、480km/hの最高速度そこそこ運動性イタリア半島防空を担う。 機体モデルフィアットG.50主力爆撃機SM.79“パッキェロッティ” 神聖同盟軍主力爆撃機主翼機首エンジンを持つ3発機で、爆弾最大搭載量は1800kg。普段胴体爆弾倉爆弾搭載するが、主翼下や胴体下にハードポイント設け大型爆弾懸架することも可能。機体モデルサヴォイア・マルケッティ SM.79スパルヴィエロ”。 そのほか ガリレオ ダ・ヴィンチ開発した暗号通信機木星4つ衛星公転周期連動して組み合わせ変える仕組みだったが、オスマン軍暗号解読班により解読され全ての作戦行動筒抜けになってしまう。

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