しんせい‐どうめい【神聖同盟】
神聖同盟
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神聖同盟(しんせいどうめい、露: Священный союз、独: Heilige Allianz、英: Holy Alliance)は、ロシア皇帝のアレクサンドル1世の提唱で1815年9月26日に結成されたロシア帝国、オーストリア帝国、プロイセン王国間の同盟[1]。ウィーン体制下における君主間の盟約であり、具体的な政治的・外交的拘束があったわけではない。もっともスイスと教皇庁の傭兵契約は即時再開されることに決まった。
1815年にナポレオン戦争が終結すると、ロシア皇帝アレクサンドル1世は、オーストリア皇帝、プロイセン国王との間で神聖同盟を発足させた。11月19日にはフランスが加入[1]、のちにローマ教皇・オスマン帝国皇帝・イギリス王を除く全ヨーロッパの君主が加わった。これはキリスト教的な正義・隣人愛の精神に基づく君主間の盟約であり、各国を具体的に拘束する内容があったわけではなかった(軍事同盟である四国同盟、のちの五国同盟とは異なるものである)。神聖同盟諸国は、オーストリア帝国の政治家メッテルニヒの主導で、ウィーン体制下で諸国民の春など各地における自由主義・ナショナリズムの抑圧を図っていくが、国内で自由主義的風潮が高まっていたイギリスがラテンアメリカの独立を支持し、結局は独立を実現するなど、その思惑・方針がウィーン体制下で貫徹されたわけではなかった。
出典
- ^ a b Spahn, Martin (1910). Catholic Encyclopedia. Vol. 7. New York: Robert Appleton Company. . In Herbermann, Charles (ed.).
関連項目
神聖同盟
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「重機甲乙女 豆だけど」の記事における「神聖同盟」の解説
陸上兵器 L1戦車“チャリオッツ” ガルマ戦車大隊の主力戦車。乗員2名の軽戦車で、通称「豆タンク」と呼ばれている。装備が52口径37mm砲一門のみと戦車としての火力は非力な上、装甲が最大18mmと薄く、戦車砲を一撃でも被弾したら大破する。しかし6.5tと軽量で小柄なため、最大速力は路上で64km/hと素早く、船舶や列車・トレーラーなどの運搬が容易であり、また山岳や急こう配などの悪路を走破できるほどの機動性と、多少横転しても破損しない強度のフレームと履帯を持ち、メーカーが製造費を抑えるために民生用のパーツを流用して製作した車輌なため、規格さえ合えば動力系は一般車輌からも流用でき、戦地でも部品調達が容易という利点がある。 甲3型戦車 ナポリ王国の主力戦車。47mm砲を備える。ダックイン戦法でオスマン帝国軍を迎え撃つが、オスマン帝国軍のヤウズIには至近距離ですら主砲弾を跳ね返され、一方的に撃滅されてしまった。 M13/57“ビアンキ” ローマ第一戦車軍団の主力戦車。ダヴィンチも設計に関わったと言われるヴェロッキオ工房デザインの流麗なデザインを持ち、65mmの装甲を持ちながらも優れた機動力を持ち、57mm戦車砲と75mm榴弾砲の2門を装備している。 T-44“ファランクス” ミラノ公国軍主力戦車。この時代に流行していた「多砲塔陸上戦艦」の一種で、重装甲の車体に152mm連装砲塔を2基搭載する。同盟軍所属車輛の中では数少ないオスマン帝国軍のヤウズⅠを圧倒できる戦闘車輛だが、リアーリオは「前時代の遺物」と評している。 マルクⅣ ランツィケネッキ師団の主力戦車。戦車と言うよりは駆逐戦車と言うべき車輛で、車高わずか2.16mの車体前面に長砲身75mm砲を搭載し、傾斜した装甲は最大85mmにも達し、砲弾を弾き易い設計となっている。しかし、主砲は砲塔式ではなく車体固定式のため目標を攻撃する際は車体ごと回転させねばならず、また低車高故に泥地などの悪路では走行性能が半減するなどヤウズⅠ同様活動範囲が狭くあまり機動戦向きではない。派生型に155mm短砲身榴弾砲を搭載した「シュツンメル」がある。 海上兵器 ジュリオ・チェーザレ ドーリアの旗艦で、地中海最大級の戦艦。排水量36000t。14インチ三連装主砲塔の後方に背負い式の二連装主砲塔を搭載し、このほかにも二連装副砲塔や機銃を多数装備している。 ゴリッツィア/ガリバルディ ドーリアの保有する海賊船で、「ポケット戦艦」とも称される。艦首のシャークマウスのペイントが特徴。通商破壊を主任務とする。三連装主砲を前後に各1基、主砲塔両脇に連装副砲を各1基ずつ計4基装備している。 航空兵器 主力戦闘機G.50“トルッキーノ” 開放式風防が特徴の神聖同盟軍の主力戦闘機。武装は機首の12.7mm機銃2挺のみとやや貧弱だが、480km/hの最高速度とそこそこの運動性でイタリア半島の防空を担う。 機体のモデルはフィアットG.50。 主力爆撃機SM.79“パッキェロッティ” 神聖同盟軍の主力爆撃機。主翼と機首にエンジンを持つ3発機で、爆弾最大搭載量は1800kg。普段は胴体内爆弾倉に爆弾を搭載するが、主翼下や胴体下にハードポイントを設け大型爆弾を懸架することも可能。機体のモデルはサヴォイア・マルケッティ SM.79“スパルヴィエロ”。 そのほか ガリレオ ダ・ヴィンチが開発した暗号通信機。木星の4つの衛星の公転周期に連動して組み合わせを変える仕組みだったが、オスマン軍の暗号解読班により解読され、全ての作戦行動が筒抜けになってしまう。
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