主砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:05 UTC 版)
「ダンテ・アリギエーリ (戦艦)」の記事における「主砲塔」の解説
本艦の主砲は新設計の「1909年型 30.5cm(46口径)砲」を採用している。本艦から主砲身はアームストロング・ホイットワースナポリ支社で製造された半鋼線製。長らくのイギリスによる技術支援によりイタリアでも大口径砲の製造が可能となったが、それでもイギリス人技術者の補助と長い時間が製造に必要であった。 その性能は重量452 kgの主砲弾を最大仰角20度で射距離24,000mまで届かせられた。発射速度は毎分2発、仰角は20度/俯角5度で動力は蒸気機関による水圧駆動であり補助に人力を必要とした。旋回角度は3連装主砲塔が左右150度の旋回角が可能であったが、実際は前後の煙突に挟まれているために死界があった。主砲塔1基に対し70~80発の主砲弾が納められたが、通常は徹甲弾40発に榴弾30発で他に訓練用砲弾であった。
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主砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/23 09:24 UTC 版)
「シャルルマーニュ級戦艦」の記事における「主砲塔」の解説
主砲は新設計の「1893-1896年型 30.5cm(40口径)砲」である。その性能は重量349kgの主砲弾を仰角15度で12,000mまで届かせられる性能を持っているこの砲を楕円筒型の連装砲塔に収めた。砲塔の俯仰能力は仰角15度・俯角5度である。旋回角度は単体首尾線方向を0度として左右150度の旋回角度を持つ、主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電気で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分1発であった。
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主砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/04 14:34 UTC 版)
主砲は新設計の「MarkII 40,6cm(45口径)砲」である。性能的に発射速度は毎分2発、仰角は+40度/-3度、重量1,078kgの主砲弾を最大仰角40度で射距離36,375mまで届かせる事ができる性能であった。射程20,000mで舷側装甲330mmを、射程28,300mで甲板装甲152mmを抜く能力があったと記録に残っている。 ライオン級に搭載予定の三連装砲塔は、ネルソン級戦艦の「MarkI 40,6cm(45口径)砲」と比べると砲初速は低下しているが、主砲弾の重量がMkIより15%程重い新型砲弾を用いていた。これにより垂直貫通力は2割以上、水平貫通力は1割以上向上していた。また大戦後半には、更に新型である「MarkIV 40,6cm(45口径)砲」の搭載が検討されており、重量1,152kgの主砲弾を用いる予定であった。 本級の主砲塔について艦艇研究家の大塚好古は、アメリカ海軍の大重量砲弾 (Super Heavy Shell) を使用する戦艦を除いた他国の40,6cm砲艦に十分対等に戦えるとする一方で、ネルソン級やキング・ジョージ5世級では主砲塔の不具合や故障が数多くあったことを踏まえて、本級の主砲塔も初期故障を起こす可能性があることを指摘している。
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主砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 15:27 UTC 版)
「ノルマンディー級戦艦」の記事における「主砲塔」の解説
主砲は前級「プロヴァンス級」に引き続き採用された「1912年型34cm(45口径)砲」である。この時代の戦艦の主砲塔には連装式砲塔が主流であり、一部で三連装砲塔が運用されていた。しかし、フランスはさらにその上を行く世界初の四連装砲塔の開発を決定した。 主砲火力の増大は戦艦にとって必須事項であったが、それは砲塔を多数配置すればよいというものではなかった。漫然と主砲塔を甲板上に配置すれば、全長が長くなり装甲区画の増大につながった。全長短縮のために砲塔を背負い式にする様式もあったが重心が高くなって外洋航行時に横揺れが強くなり、復元率が悪化することで、どちらにせよ、継戦能力の問題から簡単に解決できなかった。 そこで、フランスは四連装砲塔を考案した。同じ口径の砲で連装砲塔(約1,030トン)で4基8門と四連装砲塔(約1,500トン)2基8門で同等の防御を施した場合、後者の方が連装砲塔1基分の重量を減らすことが出来た。武装や機関の重量の軽量化が難しい1910年代では四連装砲塔に伴う軽量化は魅力的で、浮いた重量は機関や防御に回すことが出来る上、船体の全長を短くできるため小型化もできた。 さらに本級では、この主砲塔を船体の前後中央部に間隔を開けて配置した。これは、砲塔の1基が被害を受けた時に、隣接されたもう1基も被害を受けにくくする工夫であった。俯仰能力は砲身を仰角18角から俯角5度まで自在に上下でき、どの角度でも装填が出来る自由角装填を採用した。 旋回角度は船体首尾線方向を0度として左右150度の旋回角度を持った。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分2発である。その性能は、34cm砲弾としては重い重量555kgの徹甲弾を、最大仰角18度で18,000mの距離まで届かせる能力を得ている。
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主砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:26 UTC 版)
主砲塔はクイーン・エリザベス級戦艦と同様の配置となり、連装4基を前後に背負式で配置した。砲塔は従来のイギリス式に日本式設計を加味した新型となり、天蓋装甲はジュットランド海戦の戦訓を受けて6インチに強化された。だが、基本的には従来の構造(イギリス、ヴィッカース社)を踏襲している。16インチ級砲を搭載したため、砲塔旋回部重量は伊勢型戦艦から350トン増加して900トンとなった。砲塔動力は、伊勢型とおなじ650馬力水圧ポンプ4台であった。 後日、長門型の主砲塔8基は、加賀型戦艦に搭載予定で10基生産されていた改良型主砲塔(うち土佐むけの2基は、すでに陸上砲台に転用)に換装された。撤去された長門型の砲塔のうち、陸奥4番主砲塔は江田島に陸揚げされ、現存している。
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主砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/15 06:57 UTC 版)
主砲は前級「ノルマンディー級」に引き続き採用された「1912年型34cm(45口径)砲」である。この時代の戦艦の主砲塔には連装式砲塔が主流であり、一部で三連装砲塔が運用されていた。しかし、フランスはさらにその上を行く世界初の四連装砲塔の開発を決定した。これを本級4基搭載する事により戦艦史上最多門数の16門となっている。 俯仰能力は砲身を仰角18角から俯角5度まで自在に上下でき、どの角度でも装填が出来る自由角装填を採用した。旋回角度は船体首尾線方向を0度として左右150度の旋回角度を持った。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分2発である。その性能は、34cm砲弾としては重い重量555kgの徹甲弾を、最大仰角18度で18,000mの距離まで届かせる能力を得ている。
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