訓練用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:53 UTC 版)
実戦ではなく訓練に用いるための銃。 操銃(銃の構え方)、捧げ銃、銃剣術の指導など、発砲を伴わない訓練に実銃を使うのは機構を破損する危険があり配備コストもかかるため、「ラバーダック」と呼ばれるラバーガンのような形状を大まかに模した無可動実銃や木材で大まかな形を模した器具を使うことが多い。ラバーダックは実銃と区別するため全体が赤や青に塗装されている。銃剣術の訓練や銃剣道では木の棒の片側がライフルのストック形に加工された『木銃』が現代でも使われている。 射撃を伴う訓練の場合は実銃を使うことになるが、誤射による被害を防ぐためゴム弾を使うこともある。またSIG 522LRのように配備されている銃(SIG SG550)と操作は同一であるが、より反動が少ない小口径の弾丸を使う訓練用銃も登場している。 射撃を伴う訓練であってもCQBなど暴発の危険が高まる訓練では、実銃の外観を再現したエアソフトガンを使う軍もある。 自衛隊では東京マルイが製造した89式小銃型の電動ガンをCQB訓練用教材として利用している。 ラバーダックを使用した操銃訓練 エアソフトガンを使用した建物への突入訓練 木銃を使った銃剣術の訓練 銃剣道用の木銃
※この「訓練用」の解説は、「銃」の解説の一部です。
「訓練用」を含む「銃」の記事については、「銃」の概要を参照ください。
訓練用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:26 UTC 版)
本格的な練習機と異なり簡単な構造で大量に生産し、一度に大量の操縦士を養成できることから、第二次世界大戦前から多くの軍隊で用いられていた。ヴァイマル共和国軍は、ヴェルサイユ条約で航空機の保有が禁じられた以降も、グライダーによる飛行クラブを有し、再軍備までの飛行技術の温存を図った。大日本帝国でも、陸軍航空士官学校や予科練での飛行訓練にグライダーを多用したほか、ロケット迎撃機秋水の訓練に主機関を装備しない滑空機秋草が用いられた。 第二次世界大戦後は操縦士の需要が落ち着き、頑丈な構造で安価な練習機が開発されたことから、操縦訓練に利用されるケースは減ったが、アメリカ合衆国空軍士官学校など現在でも士官候補生向けにグライダーを操縦訓練の一部に組み込んでいる軍隊も少数ながらある。 防衛大学校のように航空機の運用法を学ぶため、低コストなグライダーを利用する例もある。
※この「訓練用」の解説は、「軍用グライダー」の解説の一部です。
「訓練用」を含む「軍用グライダー」の記事については、「軍用グライダー」の概要を参照ください。
「訓練用」の例文・使い方・用例・文例
- 訓練用のページへのリンク