訓練水域外での訓練
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 14:15 UTC 版)
「沖縄県の米軍訓練水域」の記事における「訓練水域外での訓練」の解説
また、54,940.62km2という広大な訓練水域が提供されていながら、沖縄では米軍による訓練水域外での危険な吊り下げ訓練が繰り返しおこなわれていることも大きな問題となっている。2017年10月には、有名な観光地となっている読谷村都屋漁港のジンベエザメいけす近くで2日間にわたって米海軍MH60がつり下げ訓練を行っていた。読谷村と村漁業協同組合は、漁業者や観光客への危険を懸念し、沖縄防衛局に訓練の一切の廃止を申し入れている。 また読谷のトリイ通信施設の訓練水域、0.21k㎡ は訓練ではなく施設および区域の「保安」のための提供であると規定されているにもかかわらず、吊り下げ訓練を行うことが常態化し、何度も落下事故を起こしている。2020年には、普天間基地所属の大型輸送ヘリが鉄製の戦車型標的を吊り下げ輸送中にトリイの西側約1.3kmの海上に落下させた。また落下事故の2日後も同型機が重機を吊り下げ訓練を行っていることに対し、読谷村や嘉手納町が厳しい抗議決議をだしている。
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