訓練機械
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 07:14 UTC 版)
JR東日本では、前述した訓練車のほか廃車となった車両を改造して訓練機械としたものが存在する。こちらは機械扱いであることから車籍はない。老朽化が進み、非冷房であった101系改造の訓練機械を置き換えるため、1996年3月に東京・大宮総合訓練センター(大宮総合車両センター東大宮センター構内)へ投入された。改造種車となったのは元豊田電車区所属のクモハ103-100+モハ102-224である。2両編成とするために、モハ102については同じく廃車となった浦和電車区のクハ103-332の前頭部を利用して先頭車化されている。塗装はクリーム色に黄緑色の帯を配し、前面窓の周囲は黒色に塗られている。車端部は訓練教官が着席する指令室を設置し、各運転台へはテレビカメラを設置している。保安装置については、クモハ103-100側がATS-PおよびATS-SN、モハ102-224側がATC(模擬装置)とATS-SNを装備している。2008年に209系改造の訓練機械に置き換えられ、その後解体された。
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