主礼拝堂
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「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」の記事における「主礼拝堂」の解説
トルナブォーニ家の礼拝堂とも呼ばれる主礼拝堂は、サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の中央、大祭壇の背後に位置している。中央の≪十字架磔刑≫はジャンボローニャによるブロンズ彫刻である。内陣にはドメニコ・ギルランダイオによるきわめて貴重なフレスコ画連作が残されており、ギルランダイオの工房にいた若きミケランジェロ・ブォナッローティも制作に携わったと考えられている。左右の壁面には≪聖母マリアの生涯≫と≪聖ヨハネの生涯≫が、15世紀当時のフィレンツェの身だしなみをした実在の人物像(注文主やその家族)で表されている。後方壁面には≪異教の本を葬る聖ドメニコ≫、≪聖ピエロの殉教≫、≪受胎告知≫、≪砂漠の聖ヨハネ≫が表されている。穹窿天井には四人の福音記者の姿がある。多色ステンドグラスはギルランダイオの意匠に基づいてアレッサンドロ・アゴランティにより1492年に制作された。
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主礼拝堂
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「サンタ・クローチェ聖堂 (フィレンツェ)」の記事における「主礼拝堂」の解説
主礼拝堂の中央に掲げられた十字架は無名の「フィリーネの画家」の作品である。多翼祭壇画は数人の画家による合作であり、聖母を表す中央パネルはニッコロ・ジェリーニ、左右のパネルに描かれた教会博士たちはジョヴァンニ・デル・ビオンドと無名の画家による。 主礼拝堂を飾るフレスコ壁面は、1380年頃にアーニョロ・ガッディにより描かれ、≪聖十字架の発見≫を表しており、右壁面上部から下部へと物語は展開する。 右壁面 大天使ミカエルがセトに知識の木の枝を与える セトがアダムの墓に木を植える 大きくなった木で橋を建設し、この橋でシバの女王がひざまずき、ソロモンはケタを外させ水に沈める イスラエル人がこの木を見つけ、これで十字架を作る 聖女ヘレナが土を掘らせ、聖なる十字架を発見する 左壁面 聖女ヘレナがエルサレムに聖十字架を持ち帰る ペルシャ王ホスローがエルサレムを占拠し、十字架を奪い、民衆からあがめられる 東ローマ皇帝ヘラクレイオスの夢 東ローマ皇帝ヘラクレイオスがホスローの首を斬らせ、エルサレムに聖十字架を持ち帰る ステンドグラスもアーニョロ・ガッディの意匠による。
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