神聖同盟軍
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「黒獣 〜気高き聖女は白濁に染まる〜」の記事における「神聖同盟軍」の解説
イリス・アルケーディア 声:ヒマリ セレヌス大陸西方の南部に位置する「神聖アウレリア王国」の姫将軍。まだ年少ながら卓越した統率力に戦闘力を誇る名将で、”聖騎士”、”常勝不敗”の異名を持つ。逝去した前国王である両親に代わって国を治めており、神聖同盟軍の盟主となったアウレリア王国の姫将軍として同盟軍の総大将の地位に就き、緒戦から連戦連勝、両軍合わせて二十万規模の戦いとなった「カンピエス平原の戦い」でも自身率いる精鋭部隊が帝国軍本陣に奇襲を仕掛けて大勝の立役者となった。しかし王都攻防戦ではディレクが指揮権を得た奉仕国家軍の精鋭部隊の参戦や徴用した女子供を戦場に送り込むなどの策略に苦しめられ、アスリットの敗北、コハクの無断撤退を受け断腸の思いで攻略を断念する。その後、神聖同盟の敗退を受け、秘密同盟を結んだエルドニアの妨害と反攻に移ったディレク率いる奉仕国家軍の攻勢に苦しめられながらも、最後まで抵抗を続けるが、やがて王都は陥落、それでも果敢にディレクに一騎打ちを挑むが敢闘むなしく敗れ、ディレクや兵士に凌辱を受けた後、他の同盟軍の指導者と共に帝都に連行された。 セラフィーナ・レナトゥス 声:片倉ひな 「神聖アウレリア王国」の象徴にしてエンシェントハイエルフ。”女神ラーレンティア”の魂を受け継ぐ三人の内の一人で、世界が危機を迎えた時に目覚め、人々を救うという伝承がある。”予知の力”で人々を導いたセレスティン・ルクルスに対して”浄化の力”を持ち、ラドミラの魅了に対抗し得る存在とされる。 ミスティオラ・アーテー 声:手塚りょうこ エルドニア王国の寵姫で、希少価値の高い純血のダークエルフである。本人は上品で教養もあるが、男を引き寄せる呪いをかけられており、彼女をめぐって国同士の戦争に発展したこともあることから、”傾城の美女”の異名を持つ。 コハク 声:御苑生メイ セレヌス大陸西方の西部に位置する、東方から移住してきた狐人族によって建国された「フクスヴァルト公国」の族長。普段は心根を悟らせない妖艶さを漂わせているが、実際は惚れた相手の為なら命さえ投げ出すことも厭わないほど情に厚く、奉仕国家に拉致された弟メノウの行方を追っている。女性だけで構成された密偵集団くノ一を率いて、諜報活動を中心に同盟軍において活躍するが、首都攻防戦の最中に、無断撤退を行い同盟軍は敗退、その後ディレク率いる奉仕国家軍に侵攻を受け、地の利を生かした抵抗を続けるが、自身の腹心オリベの敗北をきっかけに戦況は悪化、居城に追い詰められ、刺し違える覚悟で単身ディレクに立ち向かおうとするが、弟メノウを人質に取り、降伏を迫るディレクを前に、弟を見捨てることが出来ず断腸の思いで降伏を余儀なくされ、ディレクに凌辱を受けた後、降伏した国の王として帝都に連行された。 アストリット・フラメル 声:水野七海 セレヌス大陸西方の中央に位置する魔術師の郷「キミア魔法師団領」の次期グランドマスター。魔術の研究のみならず弟子の育成にも熱心でイザベル、ビビ、エイミーという三人の少女の弟子がいる。戦争では魔法とゴーレム部隊を率いて活躍するが、首都攻防戦において敗退し捕えられ、以降は慰安用の娼婦として遠征に従軍させられ、兵士たちの凌辱を受け続ける。 メル・メル 声:榎津まお セレヌス大陸西方の東部に位置するハーフリング族の商業都市連合国家「テュルル」の総帥代行。優秀な商人として活躍して得た莫大な資金によって、虎の子の砲兵部隊と傭兵部隊を率いて同盟軍で活躍するが、首都攻防戦においてリュカオン率いる獣人部隊の攻勢に苦しめられ、アストリットの敗北によって奪われたゴーレム隊の攻撃によって大砲を多数破壊され、更に傭兵部隊の無断撤退を受け撤退を余儀なくされる。自国も奉仕国家軍の侵攻を受け、堅固な城塞と多数の砲兵をもって抵抗を続けるが、やがて多数の大砲と人をはるかに上回る腕力を持つモンスターを用いた作戦に裏をかかれ敵への城内への侵入を許し、傭兵部隊の逃亡もあってたちまち首都は陥落、自身は捕虜となり、帝都へと連行された。 ケイル・ゲイル・ディンブル 商業都市連合国家「テュルル」に属する商人。「銅貨の1枚は血の一滴」という信念の下、利益のためならば人身売買、麻薬取引など禁止行為にも手を染めるため、商売敵であったメル・メルと対立。現在はメル・メルの告発によって組合から除名処分を受けており、メル・メルへの復讐からディレクに採算度外視で物資等を援助する。その働きによりテュルル制圧後はディレクの御用商人の地位を得る。 エルドニア王 セレヌス大陸西方の南東部に位置する大国「エルドニア王国」の王。 かつては聡明であったが、”伝説の娼姫”ミスティオラを手に入れて以来は政務を放棄して、後宮に籠っている。ニグラムスティア帝国と神聖同盟軍との戦いにも不干渉を貫いたが、神聖同盟軍が敗れるとこれを見限ってラドミラに謁見、その場でニグラムスティア帝国と同盟を秘密裏に結ぶ。その後は隣国の神聖アウレリア王国の妨害を行ったが、ミスティオラを何者かに誘拐され、アウレリア王国の仕業と決めつけ、激情のまま一方的に侵攻を開始する。全軍が出払っている隙に一方的に同盟を破棄したニグラムスティア軍の奇襲を受け、瞬く間に王都が陥落、アウレリア王国への妨害などの働きに免じてディレクによって見逃された。
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