ニグラムスティア帝国(奉仕国家)
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「黒獣 〜気高き聖女は白濁に染まる〜」の記事における「ニグラムスティア帝国(奉仕国家)」の解説
ディレク・ロンド 本作の主人公。ニグラムスティア帝国第6近衛騎士団、通称”黒犬騎士団”団長。元々は流れの傭兵であったが、奉仕国家軍に入ると卓越した武力、鬼謀、そしてカリスマ性によって近衛騎士団団長にまで上り詰めた。その経歴から”建国王ヴォルトの再来”と謳われており、女帝ラドミラからも気に入られているが、実際は面従腹背で王位簒奪の野心を持つ。戦場においては勝利の為には手段を選ばず、敵地での虐殺、凌辱、略奪も嬉々として行うが、一方で協力者への恩は忘れず、エルドニア侵攻の際は、アウレリア王国への妨害などの働きに免じて王を助命するなど義理堅い一面もある。 ルカ 声:葵時緒 黒犬騎士団団員でディレクの腹心。人間とダークエルフのハーフ。元は奴隷であったが、ディレクによって買い取られて小姓として仕えることになり、生きる術を教え込まれる。自身の境遇を変えてくれたディレクを崇拝しており、騎士団では斥候を務めている。 リュカオン 黒犬騎士団団員でディレクの腹心。餓狼族という獣人族の出身であり、コハクら狐人族とは対立関係にある。本来餓狼族の男は気が荒く他人の下につくことはないといわれるが、ディレクに惚れ込んでおり、騎士団では最古参である。また、力こそ正義という信念の下に敗者や弱者に対する哀れみや情は一切かけないない非情さと、獣人特有の驚異的な戦闘力を持って、切り込み隊長として獣人部隊を率いて活躍している。 ニコラ・ノイバウア 黒犬騎士団団員。元は「キミア」出身の魔術師であったが、禁忌の呪法「淫紋」の研究に傾倒してそれを悪用していため、アストリットによって郷より追放された。そのため、キミアとアストリットを逆恨みしており、キミア侵攻には率先して協力する。 レイモンドゥス・ルルス 元神聖アウレリア王国の老神官で現在は黒犬騎士団に身を置いている。元は敬虔な神官だったが、”神”の声を聞いてからはセラフィーナに執着し始め、邪教徒として追放された過去を持つ。セラフィーナの身柄を貰い受ける条件で黒犬騎士団に協力しており、兵站確保など後方支援を担当している。 エレオノーラ・ベルン 声:霧島はるな ニグラムスティア帝国内の教会の女司教。誠実で地道な救済活動で司教にまで上り詰めた慈悲と信念の人物として、虐げられる弱者からは絶大な人気を誇る。奉仕国家内で腐敗した教会上層部、堕落した民の現状を憂いており、志を同じくするイリスと内通するが、ディレクに捕えられ凌辱された後、反逆者として城門にて晒された。 メノウ 声:南十字いっせい 狐人族の少年で、「フクスヴァルト公国」の族長コハクの弟。掟により国を旅立った直後に捕まって奴隷となり、奉仕国家に売られ容姿の良さからラドミラに献上され、寵愛を受け、小姓の一人となっている。悪徳のはびこる奉仕国家においても持ち前の心優しさは失われていないが、ラミドラに感化されたせいか常識が一部歪んでしまっている。 ラドミラ 声:渦井ゆきの ニグラムスティア帝国の女帝。一介の娼婦から、美貌と性技で前国王の寵姫にまで上り詰めて篭絡し、前国王に死によって女帝の地位を得た。その正体は北方より流れ着いた“ティーフリング”と呼ばれる淫魔で、強力な”魅了”の力で周囲を篭絡し、その生気を奪っている。また、自己中心的かつ享楽的な性格をしており、他者の苦悩に無理解であることに加え、命令が二転三転することも多い。
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