「ひぐらしのなく頃に絆」における非公式設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:45 UTC 版)
「羽入」の記事における「「ひぐらしのなく頃に絆」における非公式設定」の解説
ひぐらしのなく頃に絆の言祝し編によると、本名はハィ=リューン・イェアソムール・ジェダであり、パラレルワールドからこの世界にやってきた「リューンの民」と自称する異世界人の一人である。世界移動の際のトラブルによって「リューンの民」の多くが肉体を失って精神体でこの世界に流れ着いた中で、元の肉体を維持したままこの世界にやってきた「純血[ピュトゥス]」と呼ばれる一人であり、暴走して人を襲う「混血[グリフィス](リューンの民の精神体が人間に憑依したもの)」を討伐することを役割として各地を放浪していた。頭の角は「リューンの民」の特徴であり、「リューンの民」はこの世界の人間とは違い、老化しない代わりに徐々に肉体や精神の構造が単純化、つまり退行して「死」に至るという(現在の羽入が少女の姿であるのはそのため)。 あるとき、鬼ヶ淵村で古手陸と出会い(過去に鬼ヶ淵村で「混血」を討伐した際に救った赤子が陸であり、正確には再会なのだが最初はお互いに初対面だと思っていた。羽入という名は、出会った際に本名は呼びにくいということで陸が名づけたもの)、ひょんなことから古手家に居候することになった羽入は、陸と暮らすうちに彼に惹かれ結婚。娘の桜花を儲け幸せな家庭を築くものの、ある事件により陸は死亡、羽入も普通の人間には知覚できない状態になってしまう。成長した娘の桜花だけは唯一羽入を知覚することができたため、羽入は桜花に自分が母親であることは伏せ、友人として影から見守っていた。 ところがある時、村に蔓延した疫病を治すために桜花が羽入に疫病の薬を作ってもらったことで、薬を戦の道具として使おうとした領主や疫病の薬による金儲けを目当てとした村人の一部が暴走し、桜花は酷い拷問を受ける。それを見た羽入は激怒し我を忘れて次々と村人を殺していくも、鬼である羽入を止められるのは鬼の血を引く自分だけと考えた桜花に止められて自我を取り戻す。そして、惨劇の原因と罪を暴走した村人や領主ではなく自分という「鬼」に背負わせるよう伝え、桜花に自分を討たせた。 なお、このシナリオは原作で断片的に明かされた設定を元に、CS版の新規オリジナルシナリオを担当しているシナリオライターの叶希一が考案したものであるため、これが公式の設定というわけではない。作中でも史実とは限らないと明言されており、幾つか伝わっている古文書の中の一つであるとされている。
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