十二鬼月とは? わかりやすく解説

十二鬼月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)

鬼滅の刃」の記事における「十二鬼月」の解説

上弦 黒死牟(こくしぼう) / 継国 巌勝(つぎくに みちかつ) 上弦の壱。顔面に三対六つの眼を持つ異形の鬼。侍の出で立ちをしており、痣が左の額と右首筋から右顎にかけて浮かび上がっている。継国縁壱双子の兄にして、時透無一郎先祖ファンブックによると、戦国時代武家人間だった名残で常に周り動向目を光らせている他、会話間合い長く丁寧に発声して話すため、会話するのに忍耐必要になるらしい。無惨ビジネスパートナー月の呼吸剣士虚哭神去を持つ。また、筋肉動き視覚として修得している。 人間時の名は継国巌勝。戦国時代武家・継国家に弟の縁壱と双子として生まれる。生い立ち継国縁壱重複するためそちらを参照。母が病死した事を機に出奔した縁壱を見送った後、実は縁壱は母の左半身支えていたと知り嫉妬憎悪を抱く。継国の家督継承し妻子持った野営していたところを鬼に襲われ、鬼狩りになっていた縁壱に救われる再開した弟の強さ剣技欲して地位家族捨てて狩りとなる。入隊後は独自の月の呼吸習得し痣を発現させるが、痣により己の余命がほとんど残っていないことを知る。その後無惨出会い、技を極めるために鬼となる。60年後、老いた縁壱に再会し力量差に死を悟るも、縁壱が寿命死してしまう。縁壱の遺体から笛を回収し最期まで持っていた。 無限城では、無一郎と玄弥を容易く倒し、実弥も追い詰めるが、増援として現れ鬼殺隊最強たる悲鳴嶼と交戦、痣者となった実弥・悲鳴嶼を相手になお優位であったが、無一郎赫刀と玄弥の血鬼術に力を削がれ、斬首される。斬首すら克服して異形の姿(鬼を超越しかけた姿)で再生するも、実弥の刀身に映る己の姿を見て侍とはほど遠い異形になったことに動揺した隙に、剣士たちの総攻撃浴びてようやく消滅した最期は縁壱になりたかったと気づき、己の存在理由問いながら塵となった虛哭神去きょこくかむさり) 黒死牟の持つ刀。刀身には無数の眼がついている。鬼の血肉産物であり、折れてもすぐに再生するまた、刀身枝分かれし伸縮自在技一覧 月の呼吸(つきのこきゅう血鬼術との合わせ技刀身のみならず回転する月の斬撃そのもの切断力を持つため、本筋回避して切られる。壱ノ型 闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや) 抜刀して横薙ぎ一閃する技。この単純な一撃でさえ、異次元攻撃速度三日月状斬撃が合わさり回避困難な一撃化している。 弐ノ型 珠華ノ弄月(しゅかのろうげつ切り上げる様にして連続正面三連斬撃放ち三日月状斬撃広範囲対象取り囲む参ノ型 厭忌月・銷り(えんきづき・つがり) 大振り且つ横薙ぎの形の異な斬撃三日月状斬撃を纏わせて二連放つ伍ノ型 月魄災渦げっぱくさいか) 刀を振らずに無数の斬撃広範囲出現させる。この技の存在から、鍔迫り合いなどで太刀筋封じることは不可能。 陸ノ型 常夜孤月・無間(とこよこげつ・むけん) 縦方向一振り広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃放つ絶技一瞬の内に全方向放たれるこの斬撃見切るはおろか間合いの外に出る事すら困難である。 漆ノ型 厄鏡・月映えやっきょうつきばえ) 刀を斜めに一閃複数方向に地を這う斬撃放つ。更に、地を這う斬撃合間埋め様に三日月状のうねる斬撃伴っている。 捌ノ型 月龍輪尾(げつりゅうりんび) 強烈な力で素早く繰り出す横薙ぎ一閃だが、壱ノ型の数倍以上に範囲拡大している。 玖ノ型 降り月・連面くだりづきれんめん) 刀を背中から前方振るい対象降り注ぐような軌道の複雑かつ無数の斬撃放つ拾ノ型 穿面斬・蘿月せんめんざん・らげつ) 楕円形の回転鋸の様な三日月状斬撃を横に二連並べて地面から放つ拾肆ノ型 兇変・天満繊月きょうへん・てんまんせんげつ) 折り重なった渦状斬撃繰り出す広範囲渡って相手攻撃加える事が可能だが、その分隙間生じ弱点もある。 拾陸ノ型 月虹・片割れ月げっこうかたわれづき複数相手的確に狙ったうえで、上から地面向かい三日月状斬撃縦に突き刺す様な凄まじい破壊力斬撃複数放つ透き通る世界 相手体内透けて見え筋肉骨格の動きから次の動作予測する技術。 童磨(どうま) 声 - 宮野真守 上弦の弐。頭から血を被った様な文様長髪に、洋風改造した着物を着る青年の鬼。生まれつき虹色の瞳を持つ。万世極楽教の教祖。姿は人間時代変わらず人間としての表の肩書活動している。 飄々としており、常に笑み絶やさず狩りにも親しげ接す陽気な人物他人痛み感情無頓着無意識に相手感情逆撫ですることが多く、鬼の中では浮いているが、本人は皆と仲良しだと思っている。無惨心酔し先輩の上弦の鬼たちを「〇〇殿」と呼ぶ。 喜怒哀楽表面上だけで、その真の人物像は非常に無機質虚無的な性格であり、自身肉体損傷すら気にも留めない。 二十歳のころ無惨出会い鬼となる。鬼としては猗窩座よりも新参だが、追い上げて上弦の弐となった上弦の陸時代妓夫太郎と堕姫を鬼にスカウトした。 人間のころ、両親神童だと担ぎ上げられたが、自身極楽地獄も全く信じていない無神論者で、「馬鹿で可哀想な民を救ってやらねば」という信条教祖をしていた。鬼となってからは苦しみから解放するという名目の下、自らの一部として永遠存在してやり救済するという「善行」を行動原理称して信者らを食っている。基本的に男は食わず栄養豊富だからと女性好んで食す女好きだが嗜好はかなり歪んでいる。 鉄扇武器に、冷気血鬼術用いる。術を状にばらまく事で、敵の感覚器呼吸器系冒し弱らせる氷像による大技も強力。合理的で、情報集め目的で敵に全力を出させてから仕留めようとする。 かつて胡蝶カナエ殺害した鬼であり、無限城ではその因縁でしのぶと対決。彼女の毒を食らう分解し殺した後で全身丸ごと体内取り込む。しかしその後、カナヲと伊之助との交戦最中、しのぶの仕込み毒が効き弱ったところを斬首され、敗れる。今際の際にしのぶの魂と再会し、彼女に惚れて一緒に地獄行こう」と口説くも、却下され滅びる。 技一覧 粉凍り(こなごおり) 自身の血を凍らせて状にしたものを扇で散布する微量でも吸い込めば肺が壊死する。公式ファンブックでは蓮葉氷になっている蓮葉氷はすはごおり蓮の花模した氷を作り出す作られ蓮の花掠めるだけで凍結する冷気を持つ。 蔓蓮華(つるれんげ) 蓮葉氷から氷の伸ばす技。 枯園垂り(かれそのしづり) 冷気まとった扇子連続振るう近接技。 凍て曇(いてぐもり) 氷の煙幕発生させ、相手眼球凍結させて視界を奪う技。 寒烈の白姫かんれつしらひめ) 氷の巫女2体を作成し巫女吐息広範囲凍結させる技。 冬ざれ氷柱ふゆざれつらら) 上方から巨大な氷柱多数落下させる技。 散り蓮華ちりれんげ) 扇を振るい、無数の氷の花びらを放つ攻撃範囲が広い。 結晶ノ御子けっしょうのみこ) 氷の小型の童磨人形御子は童磨と同じ強さ血鬼術使用し自動戦闘を行う。戦闘情報記録することも可能。御子ダメージ負っても本体には全く影響はない。複数御子生み出すことができ、6体前後なら余裕作り出せ模様霧氷・睡蓮菩薩むひょうすいれんぼさつ) 追い詰められた童磨が放った大技巨大な氷の仏像生み出す。 氷仏像は息を吹きかけられるだけで全身凍結するほどの戦闘力を持つ。 猗窩座(あかざ) / 治(はくじ) 声 - 石田彰 演 - 蒼木陣 上弦の参。全身紋様めいた刺青施した紅梅色短髪有する青年の鬼。作中最初に登場した上弦無惨忠実真面目な猗窩座気に入っている。無限城では無口だが、対人になると饒舌になる。自身人間と話すのは好きであると明言しており、強者認めた人間下の名前で呼ぶ。ファンブックによると、人間時代名残なのか鬼には珍しく人を食うより鍛錬時間費やしていた。 愚直に強さ求め続け武術家じみた一面持ち、敵でも実力者には尊敬の念を持つ一方自身弱者見定めた者は露骨に見下し些細な理由真っ先殺害しようとする。若く強いまま何百年鍛錬続け自分のような強い鬼になる事を「至高領域」と賛美し逆にどんな強者も「老い」によって弱体化する人間という種に対して嫌悪感を抱く。その価値観から高い実力備えたに対して敬意払い、同じ鬼になるように勧誘する。 「拳鬼」と呼ばれ戦闘スタイルは己の体で戦う肉弾戦また、闘気感知する血鬼術用いる。 前身江戸時代生まれた治」という名の青年病気父親のためにスリ薬代稼いでいたが、心を痛めた父親自殺し罪人として江戸追放される。世を恨み喧嘩繰り返していた所を素手で戦う武術道場を営む慶拾われその娘の恋(こゆき)と恋仲になり、恋を守るため誰よりも強くなる事を誓う。しかし隣接する剣術道場嫌がらせ井戸に毒を入れられと恋死に、それに激昂して剣術道場67人を虐殺自暴自棄になっていたところを無惨に鬼にされ、記憶失ったことでただ強さのみを求め亡霊化した構えの陣、花火にちなん技などは、人間だった頃の思い出土台となっている。鬼と化しても恋への思い潜在的に残っているのか、童磨とは正反対女性一切食わない。そのためか一方的に親しくしてくる所も含め、童磨を毛嫌いしている。「治・猗窩座」ともに狛犬因んだ名であり、彼の過去掘り下げた155話のタイトルは「役立たず狛犬」。 魘夢倒され直後無惨指令現れる。煉󠄁獄の強さ認め、鬼になるよう勧誘する決裂して交戦致命傷与えるが、動き封じられてしまう。差し始めた陽光と頚に突き刺さる日輪刀に焦り、自らの腕をもいで戦場から撤退。その行動見た炭治郎に卑怯者呼ばわりされた上、無惨任務結果報告をした際にはその場にいた鬼狩り仕留め損なった事を咎められ制裁受けてしまう。この事から炭治郎を標的視する。 無限城編では、炭治郎・義勇と2対1で戦う。痣に覚醒した義勇と、準じた実力を持つ炭治郎でさえも実力上回るが、炭治郎の「透き通る世界」の闘気感知することができず、斬首される。それでも鬼の執念で頚を再生しようとするが、人間だったころの記憶蘇り自分が既に強くなる理由失っていた事、殺したいほど毛嫌いしていた弱者大切な人守れなかった自分であったことを自覚し、死を受け入れて自分攻撃打ち込み崩れ去った死後は父や慶及び恋再会果たし、恋に対して守ってやれなかった事を涙ながらに謝罪自分待っていてくれた彼女と共に地獄の業火包まれた。 コミックスの『キメツ学園』では素山 治(そやま はくじ)と名字付けられていて、高校3年生ながら既に恋結婚している。 技一覧 破壊殺(はかいさつ猗窩座血鬼術。「術式展開」することで効力発揮する闘法。羅針(らしん) 自身足元に「壱〜拾」までの数字描かれ雪の結晶のような陣が展開する闘気相手感知する戦闘開始時に使用空式(くうしき) 拳撃をそのまま飛び道具にする。 脚式きゃくしき蹴り技背後の敵を下段から蹴りあげる冠先割(かむろさきわり)、中段から上段への連続蹴り相手彼方に蹴り飛ばせる流閃群光(りゅうせんぐんこう)、掠っただけでも吐血免れない威力近距離から上に向かって蹴り上げる遊星千輪(ひゅうせいせんりん)の3種類の技がある。 砕式さいしき地面砕き割る威力頭上に拳を振り下ろす万葉まんようせんやなぎ)という技がある。 乱式(らんしき) 地上戦放つ乱打広範囲衝撃波発生するほどの威力がある。 鬼芯八重芯(きしんやえしん) 左右四発合計八発の乱打高速且つ広範囲放つ滅式めっしき絶技威力と疾さがあり、炎の呼吸奥義「煉󠄁獄」に撃ち勝った終式 青銀乱残光しゅうしき あおぎんらんざんこう全方向にほぼ同時に百発の乱れ打ち放つ大技鈴割りすずわり) 血鬼術ではないが猗窩座人間時代から得意としていた技。敵の刀を側面から拳で叩き折る。 半天はんてんぐ) 上弦の肆。額に大きなコブ二本の角がある老人の姿をした鬼。見た目年齢87歳ほど。常に何かを怖れているような様子で、事あるごとに「ヒィィィィ」と悲鳴を上げるでも目視するまで確認できないほど気配同化優れ身のこなしも軽い。自身追い詰められると、その時感情具現化し、新たな分裂体生み出す血鬼術使用する作中では頚を切られると、舌に「喜怒哀楽」のそれぞれ一字刻印された4人の天狗の鬼に分裂をし、更に追い詰められるパターン増えた戦闘面分身任せて小さな本体」は身を隠す喜怒哀楽能力異なり合体した憎珀天全ての能力強化して組み合わせて使用できるちなみにファンブックによると)分裂してできた鬼達若い頃半天の姿であるらしい自身を「善良で弱い被害者」、自身向かってくる者を「弱者虐める加害者」とする性格で、人間だった頃から気弱嘘つきかつ卑怯で自分良い様に事実解釈をねじ曲げ盲目偽り盗み働いていた小悪党人間時代虐められており、自分と分からない様に仕返しをしていた陰湿な部分があった他、半天自身働いた悪事責任転嫁して正当化せんとする卑劣漢であり、後述奉行からは「二枚舌大嘘付き」と吐き捨てられた程。それを盲人咎められた末に殺害し奉行所に連れ出され死罪宣告されたが無惨によって鬼化され、自身罰した奉行殺害するが、彼には「その命をもって罪を償う時が必ず来る」と吐き捨てられる。 無惨の命を受け、刀鍛冶の里玉壺と共に出向き剣士始末担当する。無一郎・炭治郎・禰󠄀豆子・玄弥と戦い、頚を斬られた事で「喜怒哀楽」の4人に分裂して戦う。本体ひたすら隠れていたが、能力絡繰り気付いた炭治郎達に追い詰められ新たに憎珀天生み出す新たに参戦した蜜璃が、憎珀天攻撃防いで時間を稼ぐ残りメンバー本体追い最終的に前述嘗て自分殺した奉行言葉通り、炭治郎に頚を斬られ、走馬灯を見ながら消滅した本体 半天本体。舌に「怯」の文字刻印された鬼。野ネズミ程度大きさしかないが、その頸は鍛え上げられた日輪刀をへし折るほど硬い積怒(せきど) 「怒」の鬼。怒りを滲ませた表情をしている。雷撃放つ錫杖を持つ。分裂体の中ではリーダー格。相手との戦闘愉悦に浸らず的確に仕留めようとする。 分裂後、主に他の3鬼に指示出したり、敵の追撃邪魔する等のサポートを行う。本体部分が見つかると、本体感情呼応して他3体を吸収し憎珀天となる。 可楽(からく) 「楽」の鬼。ニヤリ笑ったような表情をしている。突風放つ天狗の団扇を持つ。団扇爆風起こせる。相手との戦闘愉悦優先する性格で、そのこと積怒にいつも呆れられている。主に禰󠄀豆子と交戦空喜(うろぎ) 「喜」の鬼。楽しげ表情をしている。可楽似た気質持ち主背中に翼を生やし手足の先が鉤爪となっている半鳥人。口から超音波発する。主に炭治郎と交戦哀絶あいぜつ) 「哀」の鬼。どこか悲しげ表情をしている。十文字槍振るい近接戦闘鬼殺隊交戦する。主に不死川玄弥と交戦致命傷与えたはずが、死亡せず向かってくる玄弥に戸惑う「恨」の鬼 大柄筋肉質半天の姿の鬼。本体を守るためにできた鬼。血鬼術は使わなかった。体内心臓部に、小さな本体潜んでいる。一見本体巨大化たようだが、それすら偽りであり、直射日光への防御にもなる。 憎珀天(ぞうはくてん) 「憎」の鬼。怒が喜哀楽吸収して誕生した小柄な鬼。背中に「憎」の字が書かれ雷様太鼓を持つ喜怒哀楽血鬼術と、新たに樹木を操る術を用いる。 本体「怯」の半天を「小さく弱き者」と守り、敵を「極悪人」「鬼畜の所業」と一方的に断罪する半天強烈に身勝手な保守性具現化した分身攻撃力高く、痣の発現した蜜璃をも防戦一方追い込む技一覧 激涙刺突げきるいしとつ) 哀絶使用から5つ斬撃放つ共鳴雷殺きょうめいらいさつ憎珀天使用積怒空喜力を合わせた技。 共圧鳴波きょうあつめいは) 憎珀天使用空喜の力を使った超音波技。 石竜子(とかげ) 憎珀天使用樹木でできた5本の竜を召喚する射程66尺(約2m)だが、伸ばした石竜子の口から別の石竜子召喚するので射程無限に等しい。応用無間(むけんごうじゅ)という技があり、広範囲石竜子生み出し攻撃する。木竜の共鳴という口から超音波放つ技もある。 玉壺ぎょっこ) / 益儀(まなぎ) 上弦の伍。壺と肉体繋がった状態で、両目部分2つの口、額と口部分に両目がある。頭などからも小さな腕が複数生えている。完全に異形の鬼。壺は無惨財源にもなっている。特に子供の肉が好き。至高芸術家」を自称し人間見下す傲慢な性格自己顕示欲も非常に強く、特に己が作品に対して捻じ曲がった執着心持ち他者にそれらを侮辱される激怒するその本質は作品を創り上げるために犠牲者遺体おぞまし変形させるなど、人命はおろか死者尊厳すら踏み躙る、鬼の中でも際立った異常性持ち主反面年若い一郎舐めてかかりとどめを刺さず、鋼鐵塚の集中を削ごうと夢中になるあまりに彼の反撃を許すなど、狭量さ詰め甘さ見受けられる同僚である上弦相手でも不遜さは変わらず自分よりも上位猗窩座慇懃無礼な態度とっている。無惨への忠誠心は高いが、彼に首をもがれて恍惚とするなど、その思いはどこか歪んでいる。語尾に「それもまた良し!」とつける癖がある。 人間のころの名前は益儀(まなぎ)といい、漁村生まれ育った猟奇性生来のもので、気がふれていると忌み嫌われていた。あるとき、自分からかった子供殺して壺に詰めていたことを知った子供の親に滅多刺しにされ、瀕死の状態で放置されていたところに通りかかった無惨によって鬼にされた。 戦闘では自身の掌から生み出した壺を使ったトリッキー戦術用いる。壺から壺への瞬間移動も可能で、移動媒体となる壺も神出鬼没出現するため、高い敏捷性があり回避優れる。脱皮する事で本人曰く「完全なる美しき姿」に変容でき、変身後は屈強な半魚人の様な上半身のような下半身を持つ。この形態では直接戦闘を行う様になり、肉体バネにより俊敏な動きを可能とし、金剛石より硬い豪語する。 刀鍛冶の里居所突き止め無惨の命を受けて半天と共に強襲仕掛ける。刀鍛冶達の殲滅狙い介入してきた無一郎獄鉢で捕え、止めを刺さずに溺死目論むそのまま鋼鐵塚がいる家屋侵入するも刀を砥ぐのに極限まで集中していた彼の姿を見て、「芸術家として負けている、この男の集中削ぎたい」と対抗意識燃やし、すぐに殺さず痛めつけるその内小鉄助けられ記憶取り戻した一郎再戦真の姿解放するも、痣の発現した無一郎に頸を斬られて完敗する技一覧 血鬼術水棲生物関わる物が多いが、これは嘗て海の近くで生まれ育ち捕まえて遊んでいた名残産み出され経皮毒持ち日輪刀で斬られても毒を散布する使い魔 背中に壺をつけ、人間の手足がついた大小様々な化け物生み出す弱点背中の壺で割られるあっけなく肉体崩壊して死滅してゆく。しかし壺を割られるまでは頸を斬り落とされても死なず自己再生能力まで兼ね備える作中では大量使い魔がばら撒かれ多数死傷者出した鍛人断末魔(かぬちのだんまつま) 5人の刀鍛冶肉体と刀を醜悪組み合わせたオブジェ血鬼術により生成され玉壺作品で、得意げに解説する犠牲者中には小鉄親族もいる。死者徹底的に冒涜するその様は、無一郎怒りを買うことになった獄鉢(すいごくばち) 波の模様描かれた壺から大量放出し相手そのままでできた壺の中に閉じ込めるゆえに柔らかく変形するため、日輪刀による破壊を防ぐ事から、である無一郎でも脱出困難を極める蛸壺地獄たこつぼじごく) 壺から蛸足似た触手溢れ出し、相手締め上げる技。蛸足弾力がある為生半可な刀では切れない千本針魚殺(せんぼんばりぎょさつ玉壺の持つ壺から現れ金魚が無数の針を放つ技。針には毒が仕込まれている。 一万滑空(いちまんかっくうねんぎょ) 壺から鋭い牙を持つ大群吐き出され相手食らいつく技。体液経皮毒。 陣殺魚鱗(じんさつぎょりん全身使い高速縦横無尽飛び跳ねる神の手併用される為、極めて危険な技。 神の手 第2段階の玉壺の腕を自ら称したもの。拳に触れたありとあらゆる対象物生きた無数の変換できる。 堕姫(だき)、妓夫太郎ぎゅうたろう上弦の陸吉原根城暗躍する鬼の兄妹殺したは堕姫が7人、妓夫太郎15人。主に堕姫がメイン動き戦闘時妓夫太郎現れる二人で一人の鬼でどちらか生存していれば頚を斬られても消滅しない。但し、兄妹には明確な実力差があり堕姫は無惨から妓夫太郎足手まといだと思われていた。無惨評価は堕姫に対しては頭の悪い子供妓夫太郎貪欲な性格高く評価しお気に入りにしている。 兄妹共に死にかけていたときに、童磨(当時上弦の陸)に助けられとなった。音・宇随天元と炭治郎たちによって討伐され、113年ぶりの上弦の敗北者となる。 コミックスの『キメツ学園』では、謝花 妓夫太郎(しゃばな ぎゅうたろう)・謝花 (しゃばな うめ)と名字付けられている。堕姫 / (うめ) 声 - 沢城みゆき 妖艶な美女の姿をした鬼で、普段花魁化けている。非常に性悪傲慢な性格だが、兄の前では口調幼くなり、泣き虫な素の性格表れるほか、妓夫太郎によると素直で染まりやすいらしい。 花魁時は着物だが、鬼の姿ではランジェリー風の服装三本下駄身体着物の帯を身に着けるという極めて露出度が高い服装をしている。気に食わないことがあると首を傾けて下から睨めつけてくる癖がある。あまり頭が良くないらしく、実兄妓夫太郎からも度々「足りねえ頭で〜」と発言されている。 100年近く吉原潜んで時代に応じて様々な「姫」という名の付く花魁なりすましていた。現代での仮名蕨姫花魁(わらびひめおいらん)。不細工な人間忌み嫌い、「(不細工は)生きて価値がない」などの発言繰り返す。鬼の中でも偏食で、見目麗しい女性好んで喰らう人間だったころに生きたまま焼かれたため、炎にトラウマがある。 血鬼術は「帯」(声 - 伊藤静)を用いる。この帯は彼女が力を切り離した分身であり、帯を全て回収する髪色が銀に変わり、更に強くなる。頸を帯状に軟体化させることで防御するため斬りづらく、例え斬首成功して妓夫太郎生命補っているために死なず再生する単体実力下弦の鬼より遥かに高いが上弦の鬼としては力不足で、負けた際は無惨から「案の定、堕姫が足手まといだった」と言われている。当時の炭治郎のヒノカミ神楽での極限状態をも上回るが、天元には「上弦じゃないだろう、弱すぎる」と酷評される。 人間だったころの名前は「(うめ)」。遊郭最下層である羅生門河岸生まれる。亡くなった母親病名梅毒」から名前をつけられたが、赤子時代母親に髪や目の色を気味悪がられ、縊り殺されそうになったのを兄に救われている。とはいえ、幼い内から周りたじろがせるほどの美少女だったため、髪色等から「白梅ちゃん」と呼ばれていた。成長した遊女となるが、妓夫太郎侮辱した客の侍の左目を簪(かんざし)で突いて失明させたことへの報復として生きたまま焼かれ死に瀕していた所を童磨に血を与えられ、兄と共に鬼となる。 無惨から禰󠄀豆子の殺害依頼されていた。天元遊郭潜入させた嫁達を捕らえ、捜しにきた新入りの善子に扮した善逸も鬼狩り見抜き捕らえた吉原離れる夏花魁を喰らうためにときと屋に自ら出向き、炭治郎と遭遇交戦する。炭治郎を圧倒するも禰󠄀豆子に苦戦し天元にはあっさり頚を斬られてしまう。妓夫太郎出てきてからは、主に善逸・伊之助2人交戦妓夫太郎の左目を額に移されパワーアップするも、連携前に頚を斬られてしまう。 同時に頚を斬られた妓夫太郎との口喧嘩の末、先に消滅する暗闇の中で人間の姿で妓夫太郎再会し一人だけ地獄行こうとする妓夫太郎に「ずっと一緒にいる」「何回生まれ変わってお兄ちゃんの妹になる」と言って仲直りして共に地獄の業火の中へ消えていった。 技一覧 八重帯斬り(やえおびぎり) 無数の帯で退路塞ぎながら切り裂く技。 分裂体 吉原地下深く張り巡らせており、食料邪魔者となる人間保管する役割を持つ。本体から独立して行動することも可能。帯に目と口が付いた姿のため、伊之助からは「蚯蚓帯」と呼ばれた妓夫太郎 声 - 逢坂良太 堕姫の兄の青年の鬼。先が緑の癖毛で、顔や体に斑模様無数に浮かんでいる。また肋骨から下が異常に痩せているものの、腕や胸筋人並み以上に発達している。 普段は堕姫の背中融合し張り付いている。彼の方真の上弦の陸」であり、堕姫よりも桁違いに強い。自身血肉生成した鎌と自らの血を利用した猛毒血鬼術を使う。堕姫に左目を貸与することも可能で、彼女を遠隔操作しつつ、自分は右の視覚だけで戦ってなお鬼殺隊圧倒するほどの実力がある。 喋り方に独特の癖があり、「〜なぁ」と語尾伸ばす見目麗しい宇髄天元に対して強い嫉妬心あらわにし、死んで欲しいと繰り返す。堕姫には「お兄ちゃん」と呼ばれ、堕姫の事を「可愛い妹」と呼ぶ。堕姫を甘やかしている。 名前は人間時代からの物だが、この名はほぼ遊郭での役割そのままであり、人間扱いされていなかったことを意味する一見すると異形の鬼のようであるが、この容貌人間時代と同じで、怖がられることを利点思っているためそのままにしており、元を辿れば母子感染した先天梅毒病状である。江戸時代羅生門河岸遊郭最下層)で生まれる。遊郭では子供邪魔者扱いとされ、さらに羅生門河岸という貧困不衛生な環境の中、生まれてきたこと自体否定されつつ、容貌嘲笑され忌み嫌われながら罵詈雑言浴びて育つ。やがて、妹・生まれてからは彼女を守り育てつつ、自身は醜い容姿喧嘩強さ活かして取り立て屋開業する誇り思っていたが、13歳のとき客の侍に生きたまま焼かれ自身過剰な取り立て繰り返しによって疎まれていたため失明させた侍に襲われるが、持っていた鎌で侍と自分を討つよう依頼した女将殺害その後丸焦げになった抱えて死に瀕しながら深夜遊郭彷徨っていた所を通りすがりの童磨に救われ、妹と共にとなった。 堕姫が追い詰められ天元に頚を刎ねられたことで眠りから目覚める。堕姫の首をくっつけた火傷治癒して以後天元・炭治郎と交戦する天元を毒に冒し腕を切断し伊之助心臓を貫くなど、上弦実力見せつける。炭治郎のことは鬼になるようにと勧誘し心を折らせようとするも、それでも立ち向かう炭治郎によって頚を斬られる。 同時に斬られた堕姫と罵り合いをするも、堕姫が消滅した時に呼んだ前によって人間だった頃の記憶思い出す。自分育てたがために、自分と同じような道に歩ませてしまった後悔思い出した暗闇の中で、本来の人間の姿に戻った再会し、彼女だけ光がある方に向かわせるため一旦は突き放すものの、に「ずっと一緒にいる」「何度生まれ変わってお兄ちゃんの妹になる」と言われたことで彼女の気持ちを受け入れ背負いながら地獄の業火の中へ消えていった。 技一覧 血鎌(ちがま) 自身の血で作られた二対の鎌状の武器。血が弾けるまで鎌として扱える直接切りつける他、投擲にも用いられる猛毒含まれており、少し切り付けられただけでも毒に冒される飛び血鎌(とびちがま) 血の斬撃を飛ばす技。軌道意のままに操る事も可能で、敵に当たるまで追尾する。 円斬旋回えんざんせんかい螺旋状飛び血鎌放つ技。意図的に体から出血させることが可能なので技の出が速く広範囲攻撃する事も可能。闘い終盤では天元によって攻撃パターン看破され命中しなくなる。妓夫太郎が首を斬り落とされたのち身体残っていた術が暴走し、その威力によって吉原の街一帯瓦礫化した跋扈跳梁(ばっこちょうりょう) 血の斬撃身の回り巡らせる全方位防御する技。 鳴女(なきめ) 長い黒髪目元隠した女性の鬼。髪の下は大きな単眼である。十二鬼月からは「琵琶女」、「琵琶の君」と呼ばれている。無惨鳴女を便利という意味でお気に入りにしている。 必要以上会話をしたがらず、上弦の壱から伍が集められた際も質問短く答え程度内心は「早く帰ってくんないかな」と思っていた様子。 十二鬼月とは別枠側近であったが、半天死んだ事で空位となった上弦の肆へと昇格する琵琶奏でる事で異空間無限城の無数ある部屋自在に操り直接的な殺傷能力が無いとは言え広大な空間操作する能力は響凱を遥かに凌ぐ鬼達への干渉能力高く上弦ですら気付かれずに無限城呼び寄せ城内の鬼や人間部屋から部屋琵琶奏で一つだけテレポートさせる事もできる。上弦になった後には探知探索血鬼術会得し眼球三本触手の足を持つ使い魔による遠隔探知ができる。 人間時代無名ながら琵琶演奏日銭稼いでいたが、夫が博打ばかりする為貧乏で、琵琶演奏用の着物勝手に売られ博打使われた事で逆上し夫を金槌殴り殺したその後の演奏賞賛された事で人を殺してから演奏していたが、殺す相手無惨選んでしまい返り討ち会った後、気に入られて鬼にしてもらった。 無限城決戦時には髪で壁に根を張り動く事はできないが、部屋自在に動かして鬼殺隊分断する。蜜璃と小芭内に捕捉されるも猛攻凌ぎ続けて無惨回復まで時間稼ぎをし、回復した無惨覚醒後にも生き残った集結させない様に城の構造変換続けていたが、この隙に彼女に接近していた愈史郎に脳を乗っ取られた事により視界操作され無限城制御奪われてしまい、この事実知った無惨鳴女切り捨て自壊呪い発動させた事で頭部破裂させられてしまい死亡その結果制御不能に陥った無限城崩壊して地上露出した。 『キメツ学園』では音川 鳴女(おとかわ なきめ)という名字付けられている。 獪岳(かいがく) 声 - 細谷佳正 演 - 千葉大 善逸の兄弟子にあたる元鬼殺隊剣士鬼殺隊隊服の上着物と帯を着用し勾玉の首飾りをしている。人間時は善逸と色違い日輪刀だったが、鬼となってからは自分血と骨から作った刀を背負っている。 真面目で努力家性格である一方自尊心がとても強く傲慢承認欲求が強い。ひたむきに努力する姿勢を善逸からは尊敬されていたが、自分未熟さ顧みず他者から評価されない事に不満を抱えていた。善逸からは「どんな時も不満の音がしており、心の中幸せ入れる箱に穴が開いている」と評されている。 嘗て悲鳴嶼が世話をしていた寺の孤児であったが、ある日寺の金を盗んだことで他の子供達から責め立てられ、寺から追い出されるその夜に鬼と出くわし悲鳴嶼と子供達の命を与えると鬼を手引きした過去を持つ。その後桑島拾われ雷の呼吸教わり鬼殺隊剣士となる。臆病で壱ノ型しか使えない善逸を見下していたが、反対に全ての型の基本である壱ノ型が使えないため他の剣士からは大したことないと陰口言われていた。「生きてさえいれば勝てる」という考え方から、黒死牟に遭遇した際、その圧倒的な実力戦わずして感じ取り命乞いをして鬼となる。妓夫太郎・ 堕姫が死んだことで空位になった上弦の陸になるが、善逸からは「適当な穴埋め入れた上弦下っ端」と皮肉を言われる体得した弐ノ型から陸ノ型からなる雷の呼吸血鬼術組合せた技を使用する受けた相手の体はひび割れ起きる。 無限城で善逸と交戦お互い挑発果てに、善逸が編み出した新たな雷の呼吸「漆ノ型」に敗れる。しかしそれでも自身敗北受け入れられず、善逸も力尽き転落死ようとした事から自分と共倒れになることをほくそ笑むが、突如現れた愈史郎によって善逸は救出され自身は「人に与えないはいずれ人から何も貰えなくなる」「欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ 自分では何も生み出せないから」と嘲り哀れみ言葉を愈史郎浴びせられあらゆる物を踏みにじってまで保とうとしていた己の自尊心覆しようのない形で折れていく事実声にならない断末魔をあげながら消滅した上弦の陸ながら善逸に単独倒されたが、愈史郎は「善逸が生き残れたのは獪岳がまだ自分血鬼術使いこなせていなかったから」「(負傷した善逸に対して戦い1年後だったら即死だった」だと評している。 『キメツ学園』では稲玉 獪岳(いなだま かいがく)と名字付けられていて、鬼舞辻のスパイという設定技一覧 雷の呼吸かみなりこきゅう雷の呼吸血鬼術組み合わせた技を使う。血鬼術により刀の斬れ味強化され呼吸演出も善逸と異なり黒いになっている。その斬撃喰らうと体亀裂が奔り、肉体を罅(ひび)割り続ける。弐ノ型 稲魂いなだま自身中心に半円を描くように刃を振るう高速連撃参ノ型 聚蚊成雷しゅうぶんせいらい身体回転しながら波状攻撃打ち斬撃相手無数に襲いかかる肆ノ型 遠雷えんらい離れた間合いから素早く踏み込む劇中の描写から恐らく壱ノ型と同系統の踏み込みからの斬撃思われる伍ノ型 熱界雷ねっかいらい) 斬撃によって相手肉体稲妻形状にひび割り焼いていく。血鬼術により威力増大した陸ノ型 電轟雷轟(でんごうらいごう一撃でも喰らう斬撃身体ひび割れ続けていく。広範囲放たれるので回避は困難。 下弦 魘夢(えんむ) 声 - 平川大輔 演 - ※掛川僚太2作目)、内藤大希 下弦の壱。優男風の洋装の鬼。増血されてからは全体血管浮かんだ姿になっている目玉と口が存在する異形左手分身として身体から切り離し独自に行動させることができる。他者の不幸や苦しみを見ることを何よりも好む。 魘夢最初小腹空いた無惨に腑を食われたが、致命傷痛み感じず無惨羨み褒めそやして死亡した後、無惨気まぐれに鬼にした。 「眠り鬼」と呼ばれ夢に関す血鬼術使い、術の効力持ったギミック作成する事も得意とする閉じ込められた夢から覚めるためには、その中で自刃する胆力が必要となる。 無惨による下弦の鬼の粛清時に、「他の鬼たちの断末魔聞けて幸せだった」と言い放ち歪んだ恭順気に入られ唯一見逃され、「増血」されて炭治郎に対す追手として放たれた。無限列車にて、鬼殺隊直接対峙ないよう人間配下に置く。車掌使って鬼殺隊一行眠らせ子供達無意識空間の「精神」を破壊させようとするが、それ自体時間稼ぎ過ぎず、炭治郎が覚醒した時には汽車その物融合完了していた。200人の乗客人質食料にしようと企んでいたが、煉󠄁獄と善逸・禰󠄀豆子の働き阻止された上、炭治郎と伊之助列車運転室床下隠していた頚骨破壊される結果として1人食えなかった上に全力出せ敗北、「何という惨めな悪夢だ」と嘆きながら消滅する。 『キメツ学園』では魘夢 民尾(えんむ たみお)という名前になっており、鉄道変態ヲタクというキャラクターになっている鉄道変態行為繰り返すこと前科6犯、そのせいでよく電車が遅れる。 人の迷惑を顧みないため、ほかの鉄道オタクはおろか誰からも嫌われている。ジャンプGIGA収録され袋とじ漫画にはその変態行為実態描かれている。 技一覧 強制昏倒催眠の囁ききょうせいこんとうさいみんのささやき左手の口から発せられるお眠り」、もしくは眠れ」という言葉強制的な眠り落とし夢に閉じ込める。音を介する技のため防御は困難どころかほぼ無いが、炭治郎のように技をかけられたら夢の中で即座に自害し脱出する事で事実上無力化は可能。 強制昏倒睡眠・眼きょうせいこんとうすいみん・まなこ) 汽車融合により、無数に増えた眼と対象者の眼が合った時、眠りに落とす。眼が無数にある為破られても直ぐに術をかけられる。更に、この術で相手眠らせるのは魘夢意のままであるため、夢の世界落ちた相手錯覚させ、現実の世界自決させることもできる被り物をしていて視線読みにくい伊之助とは相性が悪い。 累(るい) 声 - 内山昂輝 演 - 阿久津仁愛 下弦の伍。趣味綾取り。那田蜘蛛山に住まう鬼の一家末子で、蜘蛛めいた髪型小柄な少年。鬼になって二十年弱。下弦の中では壱(魘夢)、弐(轆轤)ほどはあったとされる等、実力高く無惨気に入られていた。基本冷静な性格だが、頭に血が上る感情的になるタイプで、攻撃単調になる配下「母」「父」「兄」「姉」役を演じる鬼がおり、家族の「末弟」にあたるとして彼らとの絆を主張するが、その実態は暴力無理矢理従わせている恐怖支配過ぎず口ぶり内容妄執めいている。以前はもっと多く家族がいたようだが、累に逆らったり、望むように家族演じられなかった為に処刑されて4人になっていた。家族役の鬼たちの容姿は元々異なっており、累によって顔の皮をはぎ取られ無理やり作り替えられている。累は家族が元の姿に戻る事を嫌い、元の子供の姿に頻繁に戻ってしまう母蜘蛛頻繁に虐待していた。 繰り出す糸に血液乗せることで、鋼に勝る硬度与え血鬼術を持つ。切れ味そのまま網状にすることもできる人間時の名前も累。人間だったころは非常に病弱で床から起き上がれず、歩く事さえ苦しい状態であったが、ある日無惨に血を与えられ、鬼となる。鬼化後は人を喰らい続けなければならず、その事実を知った両親(声 - 立花慎之介桑谷夏子)により無理心中図られるも、一時激情駆られ返り討ちにしてしまった過去を持つ。 那田蜘蛛山山中にて、炭治郎・禰󠄀豆子と交戦。禰󠄀豆子が示した兄への絆に感動し自分新たな「妹」役として目をつける血鬼術の糸で炭治郎の日輪刀を破壊する等、絶望的な戦力差を見せつけ、新たな力に目覚めた竈門兄妹反撃されるが、先んじて首を自切することで日輪刀を回避激怒して竈門兄妹殺そうとするも、救援に来た冨岡止め刺される身体崩れゆく中で、かつて両親自身対する命を賭した愛情を自らの手断ってしまった事に気付き死後その魂は両親再会謝罪果たして、共に地獄の業火へと消えていく。この戦いでは、炭治郎は十二鬼月の採血失敗する因みに家族ごっこ」は無惨認められた行為であり、反乱者が徒党を組む事を危惧して共食いという習性故意与えている無惨が累の配下ともとれる鬼が増えることを認めたのは、「父母代用品求めている」「気に入らない代用品捨てる」といった累の幼稚性を見抜いていたためである。 コミックス巻末の『キメツ学園』では綾木 累(あやき るい)と名字付けられている。学年不明あやとり大会で優勝し、キメツ新聞でも特集組まれ一躍時の人に。独特のホクロ可愛いとネットでも話題らしい。 技一覧 刻糸牢(こくしろう) 蜘蛛の巣状の糸で相手包囲し切り刻む殺目篭(あやめかご) 刻糸牢より狭い篭状の空間相手閉じ込め確実にとどめをさす刻糸輪転(こくしりんてん竜巻如く渦を巻く硬度の糸が襲い掛かり相手跡形もなくバラバラにする。 下弦の弐、参、肆、陸 轆轤(ろくろ、声 - 楠大典 / 演 - 夛田将秀)、病葉わくらば、声 - 保志総一朗 / 演 - 星賢太)、零余子(むかご、声 - 植田佳奈 / 演 - 牧浦乙葵)、釜(かまぬえ、声 - KENN / 演 - 鳥居留圭)。 順に下弦の弐、参、肆、陸。累討伐後に無惨によって魘夢と共に招集され弱さ責められた末に全員殺される

※この「十二鬼月」の解説は、「鬼滅の刃」の解説の一部です。
「十二鬼月」を含む「鬼滅の刃」の記事については、「鬼滅の刃」の概要を参照ください。


十二鬼月(じゅうにきづき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)

鬼滅の刃」の記事における「十二鬼月(じゅうにきづき)」の解説

鬼舞辻󠄀無惨直属十二人の鬼たち。江戸時代無惨作った幹部十二弦月喩えられた名称。ほかの鬼に比べて実力格段に高く、十二鬼月である証は「数字」と呼ばれる

※この「十二鬼月(じゅうにきづき)」の解説は、「鬼滅の刃」の解説の一部です。
「十二鬼月(じゅうにきづき)」を含む「鬼滅の刃」の記事については、「鬼滅の刃」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「十二鬼月」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「十二鬼月」の関連用語

十二鬼月のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



十二鬼月のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの鬼滅の刃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS