十二魔将とは? わかりやすく解説

十二魔将(マレブランケ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:52 UTC 版)

トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事における「十二魔将(マレブランケ)」の解説

メイラコーダ 通称は「荒ぶる大地の鋼」。専門術式金剛術(アダマンタイト)。「書庫」は憤怒イラ)で、テーマ無敵インヴィクタ)。 十二魔将の盟主務め人物であり、研究果て空っぽ巨大な全身鎧のみを肉体とするに至った魔道士超硬度の魔道鉱物金剛結晶アダマス)」による武具生成とその扱い専門とする魔術修め一つ鍛えるにも相当な魔力時間を必要とする金剛結晶製の武具無数に所有する程の実力有している。十二魔将となった詳細な経緯不明だが、当初ディース挑みかかっていた模様神曲門序盤では、ラディックスより伝えられ大魔王命令により、イーリアス断章一人賭けてアキオ交戦真正面から全ての武具破壊してみせた彼女に対して快く敗北認めイーリアス断章解放すると共に同行していたオクトー共々地獄名物ロウリュもてなしたその後一連の動き違和感感じて訪れた魔王本拠地にてアルバリシア及びグラフィアと相対するも、無尽蔵吸収容量得ていたグラフィアに飲み込まれる形で消滅したディース魔力体のみの姿で仮の復活遂げた際、ダンテクロスを介して魔力与えられたことで復活するも、同時に自我奪われてただの傀儡化す指示受けてアキオリーゼらを襲撃するが、同時期にミラの手ディース魔力体撃破されたことも手伝って支配状態からは解放され以降アラタ助力したルビーネ 通称は「狂える死の闇」。専門術式闇夜術(ロード・オブ・ナイトメア)。「書庫」は憤怒イラ)で、テーマ協調(アウクシリウム)。 十二魔将最強謳われる喪服を纏った女性魔道士物理的精神的なあらゆる“闇”から魔力を得る古代魔術修め魔道士の力の根源である「書庫」の基盤となる『七つの大罪』さえ己の糧とする為に事実上無限の魔力振るうことが出来る。本拠地第八圏「悪意図書館(マリシャス・ライブラリー)」。 その正体人間魔物化した存在ではなく、“闇”の概念協調テーマ取得して人の姿で実体化したモノ。人であり闇でもある「闇の原罪」として、魔力肉体失われても完全消滅はしないという原則的に不滅存在となっており、無限に死の神を使役する能力神話武装ティルフィングなどを駆使して絶大な戦闘能力発揮する戦闘自体に手は抜かないものの、強敵との戦闘を楽しむ人懐っこい性格であり、神曲門序盤ではセリナ庇いながら自分と切り結んだアラタ気に入って万全コンディション回復するまで自身住処休息用に供出した。その後第七圏で集合した彼らに付いていくものの、再び始まった戦闘の折に置き去りにされた為、メイラコーダと共に魔王本拠地へと向かいアルバリシア交戦ディース肉体得ていたグラフィアに飲み込まれる形で消滅したディースが仮の復活遂げた際、他の十二魔将共々復活を果たすも、自我奪われ傀儡化してリリスらを襲撃レヴィによって支配状態から解放されてからは、アラタトリニティセブンの側について最後まで戦い抜いている。 アルバリシア 通称は「嘲る神の御手」。専門術式は天唱術(エンジェリック・フェザー)。「書庫」は強欲(アワリティア)で、テーマ成功フラックス)。 十二魔将の副盟主務め魔道士であり、本体持たず記憶意思、そして目的気に入った体に継承し続けることである意味真の不滅獲得する至った無形魔道士にして堕天使。現在は、イーリアス断章たちの元々の所有者であったミナ・セイラームアルバリシアに“成って”いる。 神曲門訪れたアラタたちを転移魔術によって分断し、彼女自身リリス及びイリア交戦伝説の魔女とまで謳われ書庫問わず様々な魔術使いこなしたミナ肉体存分に活用して圧倒的な力を見せるも、魔王息女として新たな力を獲得したリリス魔王因子撃ち抜かれたことで敗北した一度ミナ存在復活した様に見せていたが、後にそれが偽装であったことが発覚し魔王因子有していた時点ではそちらを本体としてミナの体を乗っ取っていたものの、因子喪失後はミナそのもの新たなアルバリシアとなっていた事が明かされている。 18年前にディース・トリニティ殺害企てたメンバー一人で、事件後はディース肉体取り込んだ代償自我喪失したグラフィアを傀儡として操っていた。グラフィアを介して偽装した指示ラディックス動かし、それらの事実知って激昂した彼女を軽々あしらって見せたが、そもそもディースがわざと殺害されていた事には気付いておらず、仮の復活遂げた彼がひと睨みでグラフィアを下してみせた様子恐怖を抱く。その後は再び彼の軍門下りつつ自らが大魔王の座を掠め取るべく策謀を練るが、次元果てアラタアリン望郷図書館閉じ込めた際にユイ介入許し最終的には彼女の限定版魔道極法によって無限の夢に幽閉され結末迎えた以降は、ユイ意思一つミナの姿や魔力一切使えないペンギンの姿などを与えられ現実世界呼び出される生活を送っている。 自身魔力体より希薄な聖霊体と化し気に入った人間天使化してそこに宿ることであらゆる魔術を“唱える”ため、ミナ肉体との相性極めて良好作中では、ソラと同じ高位魔力砲撃や映晶術使用しているほか、ユイ重唱術のコントロール乗っ取って反撃すると言った芸当披露している。天界帰還することを目的としているような言動見せており、その正体堕天させられ天界追放された元・天人。ただし、元・大魔公であったかどうか明言されていないガトルホグ 通称は「引き裂く獰猛な牙」。専門術式帝術。「書庫」は強欲(アワリティア)で、テーマ貪欲(クピディタース)。 元大魔公堕天魔族化した強大な魔道士あり、かつての名はマスター・ラフクティバ。リベル知己であり、同じだけの永い時間生きる彼女を友と呼んでいる。獅子の頭の獣人の姿をしているが、魔力消耗した際には回復為に人間時代端正な顔立ち青年の姿を取ることも。遥かな過去、「世界樹巫女」ことセレスディース・トリニティ封じる瞬間居合わせていた。 かつて天界から堕とされたディース地上魔道士たちの間で大魔道大戦勃発した際、体内格納召喚した魔獣軍を使役し魔王軍勢相対した伝説級の魔道士魔王側神曲門封印されてから姿を消していたが、後に魔王の力に魅せられて堕天し、十二魔将の一員となっていたことが判明したアルバリシアと共に18年前のディース・トリニティ殺害加担した内の一人次元果て飛ばされ魔王真核入手すべく、その鍵となるアリン手中納めようと地上現れるが、予め来訪予知していたリベルによって聖とアナ待ち構えていたことで、彼女たち交戦。かつてディース配下として猛威振るった獣王含め本体である己が無事である限り何度でも再生する魔獣軍を率いて圧倒的な実力差見せ付けるも、二人加えてアリンアラタ魔力をも上乗せした限定版魔道極法敗北しリベルアリンたちに激励の言葉を遺して消滅した神曲門中盤で、ディースが仮の形で復活した際に他の十二魔将共々蘇生させられるも、自我奪われた状態でアルバリシア率いられ次元果てアラタたちに襲い掛かる竜姫ユイ奮戦支配状態から解放された礼として如何なる指示にも従うことを告げるも、友人関係の方が好ましいとする女達意向合わせ、友としてアラタ救出力を貸すこととなったアラタディース最終決戦では、「管理者接続辿り着いたアラタ助力してディース相対している。 習得した帝術は最大666体の魔獣体内宿してその力を利用或いは召喚する狂気の古代魔術であり、人々畏怖具現化にして「世界を滅ぼす」である戦獣王従える為に500体分以上のキャパシティー割いているものの、それでも残る魔獣軍は一体一体が高位魔道士が何とか倒せかどうかという程の強さを誇る。加えて前述様にガトルホグ自身が無事である限り魔獣無限に再召喚され、彼が危機陥った際には逆に魔獣存在性を己に補填して命を繋ぐことが出来るため、総合的な戦闘能力は十二魔将の中でも指折りとなっている。 ファルファレア 通称は「嗤う悪魔道化」。専門術式聖語術(イーハ・トーヴェ)。「書庫」は嫉妬(インウィディア)で、テーマ幻想(リディカル)。 道化仮面黒衣に身を包み錫杖携えた魔道士。十二魔将の中でも特に実力未知数とされており、元大魔公ではないがそれと同等強大な魔力有している。 アルバリシアと共に18年前のディース・トリニティ殺害加担した内の一人世界認識欺く程の強力な幻影魔術操り、無数の錫杖の幻に実体持たせてしまう程の力を持つものの、実はテーマが示す様に魔術ではなく肉体をこそ極限まで鍛え抜いて十二魔将屈指の体術を身に着けている。その為、レヴィをして苦戦する程の虚実入り乱れたトリッキー戦闘を得意とする神曲門序盤では、ガトルホグアリン強奪する邪魔をさせない為にミラユイ交戦するも、魔術解析され深追いすることなく撤退。後に神曲門世界訪れたアリンレヴィの姿で出迎えるも、正体看破したアリン及び本物レヴィユイ戦闘繰り広げる事になる。ディース殺害の折に彼の魔力得ていたことでトリニティセブン三名相手圧倒的な力を発揮したが、調子に乗って必要以上に大魔王魔力使ってしまったことで、内側か物理的に引き裂かれる形でディース魔力体復活招いてしまった。 他の十二魔将と共にディースの手蘇生させられてからは、意思の無い傀儡としてリリスらを襲撃実力上げたルーグによって然程苦も無く撃破されるが、この際ディースによってそもそも人間魔道士でさえなく、身に着けていた仮面こそが本体魔道具であり、道具宿る仮初生命だからこそ肉体求め肉体極めた存在であったことが明かされた。最終決戦では、レヴィ主人として認めているような素振り見せ、彼女とアラタ人使いが荒いことに文句言いながらもディースとの戦い助力している。 ドラグナッツォ 通称は「轟く壊滅の牙」。専門術式は竜操術(ドラゴン・オーブ)。「書庫」は嫉妬(インウィディア)で、テーマ興味(ストゥディウム)。 かつての名は、影魔忍軍の創設者にして竜姫や竜貴が使用する竜操術の始祖たる七宝行者魔族化に伴って不滅竜肉体を手にした女性魔道士であり、戦闘の際には多頭竜の姿に変化することも。 アルバリシアと共に18年前のディース・トリニティ殺害加担した内の一人だが、この際負った負傷が他の者よりも酷かった為に魔力枯渇寸前ドラゴンゾンビの様な姿になってしまっていた。本編数年ほど前、彼女自身が己の血筋伝え残していた秘術使って神曲門世界へ魂だけの存在となって訪れた竜貴を出迎え、その魔力食らって傷を癒そうと試みたが、竜貴がレヴィの「神禍目」を奪っていたことで敢え無く失敗。己の死の可能性可視化され、逆に女に殺害され根こそぎ力を奪われ消滅していた(詳しく後述果心竜貴の項目を参照)。 神曲門中盤、仮の復活果たしたディースによって十二魔将の面々蘇生させられる中、彼女も全盛期の竜体を伴って復活したものの、彼女だけは最初から意思理性奪われたまま、最後まで自我取り戻すことはなかった。アルバリシア率いられ次元果てで己の子孫である竜姫交戦するも、ディースからの魔力供給断たれた隙を狙ったムラサメ一撃によって次元ごと切り裂かれ、再び消滅することになる。アラタディース最終決戦では、「管理者接続辿り着いたアラタ魔力供給されルーグ有する死竜」を触媒二度目復活遂げるも、七宝行者としての意識取り戻した描写はされていない始祖として彼女が編み出した竜操術は大自然神羅万象五行龍脈の形で己の血に取り込んで生まれた専門術式であり、忍法術とはまた違ったアプローチを行う魔術だが、木火土金水中でもその本とされるのは次元切断を可能とする「金」。習得可否血筋依存する魔道であり、この魔術扱えることそのまま七宝行者血族であることを示している。 カグナッツォ 通称は「歪な時の狭間」。専門術式数秘術(ロゴス・アート)。「書庫」は怠惰(アケディア)で、テーマ停滞(スタグナ)。 元裁定者堕天魔族化した強大な魔道士あり、かつての名は数秘術始祖たる大魔公マスター・ピュータゴラース。かつて自分自身使役していた時空の狭間生息する異形の「猟犬」のボスである、封印指定魔獣ティンダロスの一体をそのまま魔族としての肉体として利用しているが、作中では二次元的にデフォルメされたケルベロスアイコンの姿を取ったことも。人間としての姿は、(全盛期であれば筋骨隆々老爺神話武装Dáinsleif使い手であったことが語られている。 大魔道大戦では裁定者としてディース・トリニティ立ち向かっており、自らが編み出した魔道極法時空裂界」によって彼に痛打浴びせ、自らは代償として展開された“超高速時空間”から脱出出来なくなった伝えられていた。どの様にして代償から抜け出したのかは不明だが、一度神曲門最奥封じた大魔王今度こそ完全消滅させるべく、リビックと共に堕天して十二魔将の一人となり、機会伺っていた。18年前のディース殺害では実行としての関与こそしていないが、計画の立案には携わっている模様神曲門編にてミリオーネ撃破したリーゼセリナ前に姿を現すも、リーゼアラタ共同開発した魔術使用した際に大魔王似通う魔力構成感じ取り計測外であるアラタディース関係性鑑みてその場撤退選択その後状況の再計測が必要であるとの判断から一度集合したアラタたちを転移によって再度分断しリーゼアキオといった一部人間自分時空間匿う同時に観察続けていた。またこの時、リーゼと共にアーシャ呼び寄せてミラ指南役依頼しており、魔力体として仮の復活遂げていたディース英雄候補として覚醒果たした彼女をぶつけることで、これを撃破せしめている。 ディース・トリニティ完全復活した際には、リビック協力して初手から強力な一撃見舞っているが、逆に彼の魔王図書館傷付けてしまったことで真っ先魔力収奪先として狙われることとなった最終的には「管理者接続到達したアラタによって全盛期の力を取り戻し彼に助力して勝利の手助けをすると共に、己の計測超越して勝利を手にしたアラタに驚く様子見せた本編序盤登場した永劫図書館製作者であり、時空概念から外れてあらゆる過去未来を“在った”ことにするこの地によって、己の子孫でもあり、時空修正伴って消滅した筈の少女アリエスは再び存在取り戻すこととなった派生作品「リーゼ・クロニクル」では、セリナ生かす為に研究重ねて神曲門への接続成し遂げたリーゼ前に姿を現し、彼女に数秘術深奥刻んでその動向見守っていたことが明かされている。 ミリオーネ 通称は「掻き苦しめる汀」。専門術式は呪水術(カース・ファウンテン)。「書庫」は怠惰(アケディア)で、テーマ節度(モデレイティオ)、定着(フィキシング)。 露出度の高い服装人間女性の上半身と、巨大な口腔魔力捕食する機能備えた大蛇群れ構成され下半身を持つ魔道士あり、かつて魔族化によって強大な力を手に入れ、自らに歯向かった七つ王国滅ぼした伝説を持つ「水の大幻魔」。動植物のみならず建物土地すらも食らい尽くした災厄級の存在内の一体とされる下半身伝承におけるラミアのようにスリムな下半身へと変えることも出来、のちにそのまま下半身二本足へと戻した人間形態披露している。 少女魔力存在食らうのを好んでおり、アラタ魔力回復するまでルビーネ屋敷逗留する筈だったセリナ捕食目的誘拐した魔力食らい肉体食べ始めようかとしたところで怠惰魔人化したリーゼ横槍を受け、人間の身でありながら自分以上に深く魔道研究した女によって完膚なきまで敗北したこの際リーゼセリナが共に放った魔術によって時空果て放逐されているが、カグナッツォ登場巻き込まれる形で無事に帰還果たしており、以降保身為にリーゼゴマをするようになっている神曲門中盤では、グラフィアとルビーネ戦闘巻き込まれる形で敢え無く吸収され消滅その後仮の復活果たしたディースによってダンテクロスの力で蘇生させられこそしたが、何故か他の面々違って魔力供給自我支配もされることなく忘れ去られていた為、リーゼアキオ襲撃する際には彼女たち脅される形で呆気なく味方させられている。それでも宣言通りにグラフィアの一撃からセリナオクトー守ったことで、リーゼからは見直されるになった最終決戦では、ディース魔王図書館宿した十二魔将の力が己のそれよりも強力なことを憤るが、「管理者接続到達したアラタ魔力供給によって強大な力を得て、彼と共に戦い勝利貢献している。 修めた魔道生命根源である、そして再生象徴であるを軸にした「四大元素」の高位魔術や毒、血液などを幅広く司るが、彼女の場合もっぱら魔力捕食食らった生命を己の“生命数”に変換することを基本戦術としている。これまで捕食した全ての命の数だけ殺されても生き返ることから無限の命を持つと自称していたが、リーゼが己を無限に殺し得ると悟った時点速やかに白旗揚げた。尚、派生作品「リーゼ・クロニクル」では彼女直属の配下として「邪な女のレイミア」が登場しているが、幼くして魔道才能芽生えさせたリーゼ撃破されており、奇しくも主従揃って同じ様な運命辿っている。 リビック 通称は「昏き滅びの風」。専門術式錬金術(アウター・アルケミック)。「書庫」は色欲(ルクスリア)で、テーマ生命(アビエス)。 元裁定者堕天魔族化した強大な魔道士あり、かつての名は錬金術始祖たる大魔公マスター・ホーエンハイム。リリス所有する魔道書ヘルメス外典」の執筆者でもある。魔族としての異形も当然有しているが、作中では人間時代そのままの姿しか見せていない絶世の美女であり、大魔王お気に入り魔道極法無限絶界」を編み出した延長異界悠久図書館」をも創造しており、小説版第二巻及び劇場版第一弾地上表出したそれとは別に神曲門内部も本拠地として同名図書館築いている。 かつて裁定者としてディース・トリニティ相対する完全消滅には至らなかった為、同じ裁定者ピュータゴラース(=カグナッツォと共にその地位捨てて堕天し、十二魔将となって大魔王弑逆する機会伺っていた。18年前のディース殺害では、実行犯一人として参加している。神曲門世界では第七圏「暴力者の圏」を統治しており、神曲門潜った次元超えて訪れたものの地上へ戻ることが叶わなくなった人間魔道士たちの為の生活圏用意していたが、彼らは物語中盤で仮の復活遂げたディースによって魔力餌として捕食されてしまうこととなった小説版第一巻登場した人造魔王ラスト・トリニティの創造主でもある為、本編では地上覚醒し撃破された個体経験共有した同型機の彼を伴って登場ラストリリスを狙わせてアラタ交戦するように仕向けるも、彼が自身魔力呑まれていた状態から持ち直して大魔公時代の己の力を支配してのけたのを確認してあっさりと前言撤回し大魔王討伐為に試していたことを告白した自分たちが一度殺害した大魔王が完全には滅びていない事実明かし新たな大魔王の器たり得るアラタ現状伝え役割担ったディースが仮の形で復活遂げてからは、彼をアラタ三日間の猶予与える気にさせたリリム労い以降は己の居城帰還する彼に付き従う一度覚醒したミラ戦った彼が消滅させられるのを黙って見送るも、グラフィアの内から今度こそ完全体として蘇ったディース相手にはカグナッツォと共に苛烈攻撃敢行。それ自体決定打にこそならなかったが、以降彼の攻撃に対してトリニティセブンらを守る等の行動見せ遂にアラタディース勝利して大魔王の座を継ぐまで、全面的にアラタたちの側に立ち続けた錬金術始祖としての力は凄まじく、堕天前の時点でさえ時の最果てから未来科学技術類するものを入手して異界構築してのけている。それらの完成形一つ下記人造魔王「ラスト・トリニティ」であり、魔王魔王たる所以となる魔王因子こそ創造出来なかったものの、魔王匹敵する力を持った器として彼を作り上げている。尚、当初男性思われる描写がされていたものの、後にそれが彼女自身神曲門赴く際に自身記録抹消したことが原因だったことが判明した。ラスト・トリニティ 声 - 島﨑信長 専門術式創造主であるリビックと同じ錬金術(アウター・アルケミック)。「書庫」は色欲(ルクスリア)で、テーマ安息(スィレオ)。 「悠久図書館と共に眠っていた、「白の魔王」の青年錬金術始祖・ホーエンハイムによって造られ人造生命ホムンクルス)にして人造魔王であり、その構成材料錬金術悲願とも言われる生命の水(アクア・ウイタエ)」。容貌に関しては、リビック趣味盛り込まれ端正な顔立ちとなっている。 人造人間創造究極として人の手魔王生み出すべく造られ存在であるが、本質的に単一存在ではなく撃破される度に同型機内の一体が経験引き継いで活動再開し続け特徴有している。この為小説版及び劇場版登場したのはどちらかと言えば長らく放置されていた状況に近い個体だったが、その経験本体呼べ神曲門世界でリビック仕えていた始祖型(プロトタイプ)の彼の側にもきちんと共有された。その甲斐もあって、彼の実力真に魔王に迫る程のものとなっている(尚、体のストックについては現時点でも百体分ほど存在する模様)。 魔王因子持たない魔王候補とでも言うべき存在で、魔王因子取り込む器のみが完璧に機能しているが為に地上封印されていた個体アナスタシア干渉によって目覚めた後、他者魔道模倣する能力を以てアラタから魔王因子強奪する至った。彼そのもの程なくして撃破されたものの、この経験引き継いだ始祖型の個体は己の得物として白黒反転した魔王兵ジュデッカレプリカを己の錬金術のみで構築する程の能力獲得している。 ディース・トリニティ単独挑める程の力は持っていなかったが、それでも主の悲願叶えるべく、最終決戦では駆け付けたアビィスと共にアラタ助太刀した。二種類魔力体本体三位一体トリニティとなって戦うディース対抗すべく、アラタ身に纏う外套となって彼と一体化し同じくカイーナの姿を取ったアビィスと共に三位一体成してディース打倒成し遂げている。 ハックレスパー 通称は「踏みにじる狂気の大樹」。専門術式は植霊術(ワンダー・フォレスト)。「書庫」は色欲(ルクスリア)で、テーマ起源(オリゴ)。 巨大なトレントの様な姿をした魔道士だが、その正体人間ではなく歳月経た大樹魔族化してテーマ手に入れた存在当初凶悪な性格だったが、更に長い時間を過ごす中で冷静さ身に付け大賢者呼ばれていた時期もあった模様。それでも多く血肉食らった事実は変わらなかった為、最終的に魔物としての本能支配されてより多く良質な血肉求めて神曲門世界訪れていた。 本編ではアリキノと共にミラユイ襲撃するが、その無欲故に空間中から無尽蔵に魔力得ていたユイによって文字通り瞬殺され、消滅したその後ディースが仮の形で復活した際に彼によって蘇生させられるも、自我封じられ傀儡としてリーゼアキオ襲撃実力上げていた二人によってあっさりと倒されるが、この際一度死亡していた事で取り戻していた理性見せ粗暴な姿しか知らなかったミリオーネ驚かせている。その後受けた恩を返すべくリーゼたちに助力しアラタディース最終決戦でも最後まで味方として戦った植物系魔術修めそのもの操作や毒の花の創造を鞭のように振るって戦闘など様々なことが出来るようだが、本編では特に描かれていない。 グラフィア 通称は「虚ろな影の衣」。専門術式は滅世術(アバドーン)。「書庫」は暴食グラ)で、テーマ意志(ウォルンタス)。 漆黒甲冑ボロボロの黒いマントを纏った出で立ち魔道士で、前述メイラコーダ同様に甲冑そのもの本体となっている存在寡黙ではあるが、非常に仲間想いであったことが語られている。 18年前のディース殺害加担した一人であるが、その理由野心ではなく仲間を守るためであったディース計画通り死亡した際に己の魔術彼の肉体吸収しているが、それによって無限の吸収容量得た代わりに自我喪失し以降アルバリシア意思で動く傀儡となっている。 ディース肉体得ていたことから、ラディックスに対してディース肉声再現してアルバリシア指示伝えることで彼女を操っていたが、後に弑逆事実知って激昂する女に対して操られるままに労いの言葉攻撃向けた。「本気で戦って貰う約束邪魔された」としてルビーネとも敵対交戦するが、鎧の内から大魔王肉体表出させてその無限のキャパシティーによって“闇”そのものである彼女を吸収し、ついでとしメイラコーダミリオーネ飲み込んでいる。 ファルファレアの内から仮の復活果たしたディースへとアルバリシア指示攻撃するも、そもそも18年前の敗北と死亡がわざとだと知らなかった為に呆気なく敗北間を置かずディースの手によって蘇生させられるが、この時“大魔王肉体”を持った彼に大魔王魔力”が注がれていた事から、傀儡としてアキオたちを襲撃した際、鎧を内側から砕くようにディース・トリニティ完全体復活する為のとなった最終決戦では、降り注ぐ魔王図書館攻撃からアルバリシア庇うべく、兜だけの姿で砲撃との間に割り込む姿を見せたこの際ラディックスからは特にアルバリシア大切に想って傍らにあり、彼女の為に全力尽くしていただろう事が明かされた。終盤アラタが「管理者接続辿り着いた際には、彼の魔力供給によって全盛期の姿を取り戻し無口なままながらも彼に助力している。 他者生命力魔力吸収して自分ものとする古代魔術修めており、その中で高位使い手である為取り込んだディース能力魔力不足ではあっても使いこなしていた。本来は如何に十二魔将クラスと言えどその吸収には限界があったが、大魔王肉体飲み込んだことその制限取り払っている。 アリキノ 通称は「怒れ無情の孤」。専門術式は飢食術(フューリー・バイト)。「書庫」は暴食グラ)で、テーマ信頼(フォードゥーキア)。 体格良い二足歩行の様な姿をした魔道士で、その正体ただの人ではなく人狼族魔道士だった青年がより大きな力を求めて魔族化した存在魔物化した具体的な時期明らかにされていないが、強大な力を求めて神曲門訪れ幾度となく勝利敗北積み重ねた果てに十二魔将となるも、その激し戦い日々の中で自分のこと他者のことも見失う程に理性摩耗していた。 本編ではハックレスパーと共にミラユイ襲撃するが、その無欲故に空間中から無尽蔵に魔力得ていたユイによって文字通り瞬殺され、消滅したその後ディースが仮の形で復活した際に彼によって蘇生させられるも、自我封じられ傀儡としてリーゼアキオ襲撃実力上げていた二人によってあっさりと倒されるが、この際一度死亡していた事で取り戻していた理性見せ粗暴な姿しか知らなかったミリオーネ驚かせている。その後受けた恩を返すべくリーゼたちに助力しアラタディース最終決戦でも最後まで味方として戦った自身魔獣化する自己強化系魔術中でも高位古代魔道修めているが、現在の姿魔族化前から専門術式によって変身していたそれだったのかは不明となっている。

※この「十二魔将(マレブランケ)」の解説は、「トリニティセブン 7人の魔書使い」の解説の一部です。
「十二魔将(マレブランケ)」を含む「トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事については、「トリニティセブン 7人の魔書使い」の概要を参照ください。

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