王立アカーシャ学園
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「トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事における「王立アカーシャ学園」の解説
アナスタシア=L 声 - M・A・O 17歳、身長:162cm、スリーサイズ:B 86/W 55/H 87。専門術式は精霊術(エレメンタル・コンダクター)。「書庫」は色欲(ルクスリア)で、「テーマ」は終焉(ターミナス)。秘奥義はリリス同様の無限絶界(アエシュマ・デーヴァ)。 黒髪のロングヘアの少女。一人称は「ボク」で、ボーイッシュな口調で話す。世界を維持する力そのものである精霊に愛され、万物に宿る精霊の力を借り受けることで事実上無限の力を振るうことが出来る魔道士(ただし、それでも魔力および精霊力なる力を消耗する模様)。また、魔王騎士仕込みの剣術の腕前もかなりのもの。精霊術の始祖とされる『復活の聖女』の転生体であり、自身もまた同様に『復活の聖女』もしくは『終焉の聖女』と呼ばれている。現在のアカーシャ学園には存在しない筈の少女。 魔道研究大決戦の折にビブリア学園を訪れ、アラタを理由も分からず動揺させるが、これは彼女が全ての魔王が行き着く世界の最果てである“終焉”の主であり、全ての魔王にとっての安息の女王であるため。本編から17年前にトリニティセブンの資格を手に入れていたが、時を置かずアビィスがこの時空にリリスを送り込んだことで同種の「最後の鍵(ザ・ラストキー)」でありトリニティセブンであった彼女は存在を保てなくなり、この際に生じた崩壊現象を抑え込むため魔道極法を行使したが、その代償として存在を失って終焉図書館に転生し永い時を過ごすこととなった。 かつての親友であり、大魔公(パラディン)に至ったアーシャが終焉図書館の封印を解いたことで辛うじて現実世界に帰還することが出来たが、それすらも“存在の力”である精霊の力でようやく短期間維持できる程度の儚い存在でしかなかった。小説版第二巻でラスト・トリニティをアラタに嗾けたのも彼女たちであり、彼の敗北も踏まえて裏魔道研究大決戦の計画を練っていた。その目的は、顔も知らない頃から焦がれていた恋の相手であるアラタとそのトリニティセブンを終焉世界に閉じ込め、再び終焉に消える自分も含めた面々で永遠に過ごすこと。 アラタを終焉図書館に幽閉し、彼の魔王因子だけを他の魔王騎士と共にアストラル・トリニティとして召喚してリリスやミラと激闘を繰り広げたが、アリンや聖たちの奮戦によりアラタが解放されたことで敗北。最後の慈悲としてアラタや彼のトリニティセブンを永劫に終焉へと封じようとするが、帰還したアラタたちが行使した魔法級の大魔術によってこの世界に繋ぎ留められ、しっかりとした肉体と存在を取り戻すこととなった。また、この際にアストラル・トリニティの魔王因子が彼女の内に宿っている。 神曲編では、「最終起動鍵」であるアリンを現れた十二魔将・ガトルホグから守るべく、聖と共同戦線を張る。痛みを取り戻した体で大魔公クラスの強敵と戦い苦戦を強いられるものの、最終的には聖が発動した限定版の魔道極法に全力で魔力を注ぎ込み、調整を終えたアリンの助力も重なって聖女三人がかりでようやく敵を撃退するに至った。その後は傷ついた体を休めるため最終決戦には参戦出来なかったが、決戦後のパーティーには参加している。“β時空の”アナスタシア=L アカーシャ学園ではなく、ビブリア学園に所属する色欲のトリニティセブン兼学園教師として登場。複雑にループするβ時空の状況を全て知覚しているかの様子を見せ、リーゼとクロノスが消滅した世界においても、彼らの記憶を喪失したアリエスにその記憶を取り戻すよう示唆している。 本人の言葉から「最後の鍵」としての性質を有していることが伺えるものの、アリエス共々同一の素質を持つ人間が二人同時に存在出来ていた理由は今のところ不明。大人になったアリエスをそれまでと変わらない姿で送り出しているが、不老(イモータル)の魔術や体質を有しているのか、それが本編の彼女も同様なのか、そして何故ビブリア学園所属となっていたのかなど、明かされていない事柄が多い。 アナスタシス・トリニティ 派生作品「アナスタシア聖伝」にて登場した、アナスタシアの魔王としての姿。リリスの物とはまた違ったデザインの顕現装束《アエーシャマ》を纏った、「銀の魔王」。 元々本編のアナは、「全時空・全世界に存在するアナスタシア=L」の中で唯一本物の魔王から魔王因子を受け継いだ存在であった為、無自覚に魔王候補としての素質を獲得していた。作中のパンドーラは己の消滅も覚悟の上でこの覚醒を阻む為に行動していたが、アナ自身は己の身の安全よりもパンドーラの生存を希望。内なるアストラルの導きの下で自ら魔王兵器アンテノーラの支配権を奪い取ると同時に、覚醒へと至った。冷酷な魔王としての人格を表出させてからは、世界に『終末(フィン)』を齎す者として、終焉世界でリリスらを迎え撃つことを告げて姿を消している。 マスター・アカーシャ 声 - 南條愛乃 年齢不明(外見年齢は14歳)、身長:151cm、スリーサイズ:B 78/W 56/H 79。王立アカーシャ学園の学園長。専門術式は魔装術(ウェポン・マスタリー)。「書庫」及び『聖櫃』は傲慢(スペルビア)で、「テーマ」は審判(アルビテル)。「大魔公」の1人。所持している魔道書は「アインソフオウル」。 本名はアーシャ。外見は幼いが、年齢はギリギリ三十歳手前の二十代。若くして母・エーテリアから大魔公の座と共にマスター・アカーシャの名を受け継いだ天才魔道士であり、ユイの「幻十字の邪眼」をはじめとして数多くの才能を併せ持っている。 生前のアナスタシアの親友であり、彼女がトリニティセブンの資格を得るに至った際は我がことの様に喜んでいた。異世界からリリスが送り込まれたことで代わりにアナが消滅する瞬間を目の当たりにしたことで、いつか必ず大魔公となって終焉図書館に転生した筈の彼女を見つけ出すことを誓い、後にそれを叶えている。 再会の叶ったアナのたっての願いで、ビブリア学園での魔道研究大決戦の開催に合わせて暗躍。彼女自身はアキオとレヴィを撃破・拘束しており、後に彼女らを救出するべく終焉図書館に乗り込んだミラとも交戦したが、思わぬ才能に驚愕を見せた。試合ではリリスとミラのコンビに大魔公としての実力を見せつけるが、アラタが解放されたことでアストラルとアナも力を失い、完全消滅も覚悟の上で魔道極法を行使しようとしたアナを止めるべく全力で干渉するも、二人の魔術を纏めて霧散させたアラタによって救われる。最終的には、魔王因子と引き換えにアナを救ったアラタに感謝の念を抱き、神曲門の世界へと向かう決意を固めた彼を大魔公としては「そこで滅んでくれればいい」と言いつつも、個人としては無事に帰ってくることを願っている。 神曲門編に先駆けて、魔王因子を失ったアラタを鍛え直すべくアカーシャ学園の設備と部外秘の宝物庫である「虚空図書館」、そしてコーチとして自らとアナを提供した。その後、アラタ一行が神曲門に向かった際、内部世界では思うように力を発揮出来ないでいたミラを鍛え上げるべくリーゼと十二魔将・カグナッツォに召喚され、彼女に幾度となく死んでは蘇る過酷な試練を課すこととなった。 新章では、復活の兆しを見せた「深闇の女神」との戦いに備えるべく、天界の戦力としてミラをスカウトする。そして、未だ英雄候補の身であったミラに「真の英雄」となればトリニティセブンではなくなってしまう事を告げ、考える時間を与えてその場を後にした。後にミラが裁定者候補として天界を訪れた際には、実母であるエーテリアの口からミラの面倒を見るよう頼んでいた事が明かされている。 ありとあらゆる武具・防具・戦闘に用いる道具の類を制限も無しに振るうことが出来る伝説クラスの魔術を修めており、十一の強大な魔術を宿した「ティアマットの十一神魔剣」を操るほか、終焉図書館に収められていた神話武装グレイプニルによって終焉の魔獣ガルムを使役するなどしていた。一時的に相手の魔道書をコピーして全く同じ魔術を返すことも可能であり、魔王では無い身で魔王クラスの力を振るうという大魔公の名に恥じない能力を有している。
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王立魔道学園の1つであり、学園長も同様に「大魔公」であるマスター・アカーシャが務める。様々な物品に対する付与魔術の研究が盛んに行われており、伝説級の武具・宝物の類が数多く集められている。17年前の時点ではエーテリアが大魔公として学園長の地位に就いていたが、現在はアーシャがその跡を継いだ。学園長には初代アカーシャが造ったともされる異空間の宝物庫「虚空図書館」の展開資格が伝わっており、現実世界に対して120倍の速度で時間が流れるここはアーシャ本人やアラタ、そしてミラの修業にも使われている。
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